バフチン

バフチン

924円 (税込)

4pt

4.0

文学研究者として知られるバフチンだが、実は美学、哲学から言語学、記号論等々をまたぐ、領域横断的な知のありかたが本領。その根幹を貫く「対話原理」に透けて見えるのは、全体主義へと向かう窮屈なイデオロギー状況に対峙し、境界線上を行き来しながら格闘した思想家の姿である。

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バフチン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年02月18日

    バフチンの半生とその間の思索の流れについて書いている。

    対話性や笑い、カーニヴァルやグロテスクなどの語句については、小説以外の場面にも応用可能なものであり、それらへの導入的説明が書かれているため、初心者にも分かりやすいものになっているし、とても参考になる。

    バフチン年表や文献目録もついていて便利...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月07日

    尊敬する方にバフチンを読みなさいと言われ、読んでみた一冊。とってもおもしろかった。原典にもできれば触れたいところ。
    ドストエフスキーを読んだことがあったので、ポリフォニーは思ったよりもなんとなくつかめたような気がする。

    声の多層性は人間誰にでもあると感じた。

    ステキな友人に小島信夫の『残光』をオ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月20日

    ロシアの文学評論家であるミハイル・バフチンの生涯を追いながら、
    彼の主要な概念・用語・理論枠組みなどを解説していく書籍。
    新書というメディアでバフチンの書籍が出版されるとは思っていなかったので、とても驚いた。

    バフチンは文学評論家ではあるが、おそらく、広くコミュニケーションについての考察を残した人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月10日

    少し読む時期が飛び飛びになってしまったこともあり、咀嚼しきれていない。
    だがバフチンの思考は、人間の根源的な社会性をドストエフスキーやラブレーの文学の徹底的な読解から導き出しているのだということは把握できた。


    教育学研究の観点からすれば、溶解や一致をみることなく複数の独立した多声が響きあうポリフ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年01月28日

    著者である桑野さんご自身もおっしゃられている通り「バフチンの全体像をできるかぎり簡潔した」本となっている。新書というジャンル(?)のイメージに違わずかなり読みやすく、その割に、けっこうディープな(公刊されていない)ノートやメモなどのテキストも引用されたりしていて面白い。新書で読んで「このテキストいい...続きを読む

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