ボキャブラリーがとっても豊富…!
現役時代は勉強は疎かにしていたというが、本当なのか?
現役時代のインタビューの時から、ワードチョイスが面白いなと思っていたので、素養はあったのかも??
ミラノ・コルティナオリンピックの解説、とても面白かったので著作を手に取ってみました。
元選手がここまで競技・スポーツ界の仕組みに疑問を抱き研究し、対応策を考えていることに脱帽。
資格はないけれど人脈だけある謎なつながりではなく、アカデミアに所属して論文を書いているところが好感度大大大大大。
論理的に意見が展開されていくので読んでいて心地よかったです。
アーカイブ化はとても良いと思う。
でも、振り付けの著作権化はどう作用するのか、気になる。
というのも、選曲は同じ映画・ミュージカル・クラシック作品のものでも、編曲が異なり完全一致しない印象で、滑る選手のパーソナリティや強みが出てその選手ならではのプログラムになる気がしているので、別の人が滑っても魅力が担保されるかどうか。
振り付けしてもらう金銭的余裕や実力がない層が、パターン化された振り付けを利用する、などガチの競技会ではない層での利用ならなんとなくわかるかも、と思う。
あと、プログラムの曲について、作曲者を明記することは私も大賛成。
昨年末のグランプリファイナル、初めて現地観戦した。
せっかくなのでジュニアから観戦。全然最近の選手は追えていないので、プログラムの使用楽曲から見たい人を決めていった。
ジェレミーサンプター主演の2003年の『ピーターパン』の映画の曲を使用するというのを見て、この映画と曲が大好き(DVDもサントラも購入した)だったので楽しみにしていた。
でも2003年映画の曲だけでなく、王道のディズニー版の曲も編曲で後半くっついてきて驚いた。
それならクレジットとして明記すべきでは!?と。
あと、ロードオブザリングの曲も楽しみにしていたら、映画にない編曲が入って、個人的には良さが消えてるというか、リスペクトを感じなかった。
元の曲そのままでつなぎ方だけ変えているならまだ良いですが、曲調をポップなど元の雰囲気から変えているのであればそれもクレジットで記載してほしいと思いました。
それとこれは余談ですが、
木下MAOアカデミーの小さな選手が映画シカゴの楽曲を使用していたのはちょっと引いてしまいました。有名なシニア選手も使用しているため、その曲の雰囲気からのイメージだけなのかコーチや周りの大人が勧めたのかわからないですが…。私個人としては作品から拝借する立場であれば原作を履修すべきだと思っております。
でも年端も行かない子どもに「シカゴ」の映画を見せるのは反対です。刺激が強すぎるため。
映画を見せないとしても、ただあの曲のノリだけ使用するのは映画の曲の理解が足りないと思うし、そもそも小さな子どもが「シカゴ」の曲で踊るのはどうなの?とモヤモヤしています。
リトルマーメイドの子がいたので、小さい頃はそういう子ども向けのものにして、大人向けの物は大きくなってからね、と周りの大人がセーブすべきではないかと思っています。
まっちー(現役からそう呼んでいたので)がこの中で触れているように、
内からの視点と外からの視点両方を持っている強み、そして論理的思考は奇跡のようなもので、彼みたいな人が今こうしてフィギュアスケート、スポーツ界の改善(?)に尽力しているのは素晴らしいことだなとしみじみ。
彼の思いが結実することを願います。
098、裕福な子どもの方が環境が整えられて、スポーツの上達がはやいという話、ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で読んだ水泳の話を思い出した。