ヴァレリー 芸術と身体の哲学

ヴァレリー 芸術と身体の哲学

1,375円 (税込)

6pt

4.0

習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。
膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。作品が装置であるとはどういうことか。時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは?
ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。
著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。

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ヴァレリー 芸術と身体の哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分が所有している機能以上の機能を引き出し知覚する行為としての詩に対しての考察はとても興味深かった。ヴァレリーの詩やテクストを全く読んでいない状態で読んだが十分に楽しめた。

    0
    2022年01月02日

    Posted by ブクログ

    68 読者を行為させる 装置

    74 ヴァレリーにとって詩とは「詩として表現された…生理学的生」

    「創造的誤読=読みの複数性」は「不可避の副産物」にすぎない

    109 反復や同化
    「他者と同じ状態になる」という私たちの衝動が、コミュニケーションの可能性を作っているとヴァレリーは考えている。

    13

    0
    2022年10月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ようやく読めた伊藤亜沙さんの著書。
    1900年あたりの詩人であるポール・ヴァレリーの詩感をまとめてくれている本。人間の感覚論・身体論のような生理学みたいなところから芸術を定義して、詩学へと発展する過程がわかりやすくまとめられ、身体-芸術を繋げる1つの考え方が書かれている。
    芸術を考えるスタンスとして

    0
    2025年01月15日

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