macさんのレビュー一覧
レビュアー
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生きるが故の宿業
一部ご紹介します。
・歴史を振り返れば、生き残るのは正しい者ではなく、戦う意思のある者だけだった。
犠牲と罪に手を汚すことを恐れ、戦うことを厭う者は、永遠に奪われ隷従を強いられる。
口を開け、誰かがえさを運んできてくれるのを待つだけの者には、滅びの運命しか残されてはいない。
・敵や味方の血を流すことを恐れる者は、自分の身すら守れはしない。
・誰かが危険に身をさらすことで得られている安全の恩恵に浴している限り、直接手を下していなくても、その手は誰かが流した血によって穢れている。どうあっても、この手は汚れ続け、その汚濁は厚みを増していく。
反省も後悔も、禊には決してならない。
これは終生考えていくべき、生きるが故の宿業なのだから。
我々ができることは、加害者として、その罪を背負うこと。
そして、何かしたいと思うなら、どうしたら『最も少ない犠牲』で済むか考えることなのだ。
・資源禁輸をちらつかせた恫喝外交と、移民を用いた間接侵略はチャイナの得意技だ。
・まともにやって勝てないのならば、戦力劣性側の選ぶ戦術は、堅牢な防塞を構築してこれを守るか、身を隠して隙を突くゲリラ戦しかない。
・身近なところにありふれているものの貴重さに気付かないことが、我が身を危うくする。『情報』然り、『技術』然り。
・学問、技術、あらゆる分野の進歩が、戦いの悲惨さと直接的、間接的に繋がっているのだ。
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愛すること
一部ご紹介します。
・誰かを好きになるのに理由など必要ない。
なぜなら、理由のある想いは、その理由が失せれば、消えてしまうものだから。
強さも美しさも、時とともに色褪せ、知性ですら老いとともに冴えを失ってしまうから。
そうした理由で人を好きになると、必ず幻滅の思いを抱くようになってしまう。
幼いころは誰でも好きという気持ちに、素直に従うことができる。余計なことを考えないからだ。
けれども、それは長じると共に失われてしまう。
本当に大切なことは、相手の魂を見て、何を感じるかなのに、それが分からなくなる。
誰かを好きになるということは、それ自体、奇跡といってもいい。 -
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人間の在り方
一部ご紹介します。
・長い歴史のある民族、国家というものは、選民意識、自民族優位論(国家的、民族的な中二病期)にとらわれた時期をもつものだ。
成熟した社会を作り上げるためには、そういう恥ずかしい時期を乗り越える必要があるのだ。
無論、成熟した社会といっても、それは理想郷ではない。
色々な問題を抱えつつも、相対的に何とかやっていける程度のものだ。
とはいえ、理想を追い掛けるあまり、極端に走ってしまうと、多くの人間が不幸になるのが現実である。
『中二病』が見果てぬ夢であることを理解することで、民族も国家もようやく成熟していけるのである。
・人間の在り方として健全なのは、自分の欠点に気づかされた時、それをきっかけに改めようとすることである。
だが多くの場合、長年こびりついた習慣を切り替える踏ん切りがつかず、逆にそれは『欠点ではない』と主張し、周りをこき下ろす方向に進んでしまったりするのだ。
・どんな種類のものでもいい。低俗なものでもいい。金銭欲、名誉欲、性欲、何でもいい。
己をそれで満たすのだという欲望、それだけは絶対にあきらめられないという渇望こそが、人間にとって最後の力となるのだ。
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休暇取得の重要さ
一部ご紹介します。
・人間というものは、目に見えない格差はあまり気にしない。
目に見える、自分視点の格差にこそ不快感を抱く。
例えば、主婦が、自分が忙しく食事の後片付けを頑張っているというのに、その目の前で夫がのんべんだらりと、横になってテレビなんかを見ていれば、夫が昼間忙しく働いて疲れていると分かっていても、腹を立ててしまうものである。
従って、仕事がないのなら休暇を取り、暇そうにしている姿を皆に見せないように過ごすべきだ。
そして戻ってきたら、リフレッシュしたことを示すべく全力で働く。
それこそが大人の休みの取り方で、働き方なのだ。
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経済の乗数効果
一部ご紹介します。
・金銭というものは、川のように流れていることが望ましい。
使わずに、その流れを堰き止めてしまうことは罪なのである。
金は使ってこそ生きる。
富豪がメイドを雇えば、メイドとその家族が暮らせる。
豪華な食事を楽しめば、腕の良い料理人とその家族が生きていける。
良質な食材が必要となれば、それに応える力を持つ農家や漁師の暮らし向きが良くなる。
つまり、満ち足りし者が、豪奢な生活をするのは義務なのだ。
そうしなければ失業者が溢れ、社会に歪みを生んでしまう。
実力の範囲でなされる限り、贅沢は大いに奨励されるべきだ。
円滑な金の循環こそが、多くの人間を幸せにし、多くの人間を潤わせる道のりである。
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自助論
一部ご紹介します。
・能力に欠けた人間を、相応しくない地位に置くような国家、組織、家は確実に衰退する。それが現実だ。
・環境が違えば、同じだけ努力しても得られる結果は異なる。代々繰り返されることで格差はできていくかもしれない。
けれど、どんなに優秀な教師がついていても、当人にやる気がなければ何も身に付かない。学問や技術に王道はない。これは真理である。
・夢物語のような理想を説いたところで、靡いてくるのは精神の幼い者か、現実がよく見えていない夢想家だけだ。
・共産主義を始めとするグローバリズムの由来は一神教だ。すべては唯一神から恵まれるものとされる教えだ。
それ故、悦びも幸せも神から与えられる、ということになる。
けど、神にも感情があり、好き嫌いがあるなら、贔屓したくなる人間がいる。それにあぶれた人間に湧き上がる感情は、嫉妬心と憎悪だ。
「なぜ神は俺よりもあいつに多くの恵みを与えるのか?」と。
そうして神と世界を呪う。世界を憎み、世界の理を組み替えたいと思うようになる。
グローバリズムの行き着く先は、神を捕えて拘束し、その恩寵を乳牛のごとく搾り取って、皆に「平等」に分け与える社会だ。
その社会の仕組みは、分配を担当する者(独裁者)が、殆どを搾取した残りかすをそのほかの人々に「平等に」与えるというものだ。
・知識も教養も才能も、自分で積み上げるもの。自分の人生は自分で切り開くもの。幸せは、与えられるものではなく成るもの。
誰しも生まれた時から持っているものは異なる。
性別も、容姿も、頭の良し悪しも、身体が健康かどうかも、生まれた時の貧富も、運の良し悪しも、全員違っている。
そもそも魂からして全く違う。
ならば、人生の価値とは、与えられた条件の中でどれだけ頑張れたか、どれだけ己を高めたかによる。
鳥は深海に辿り着くことはできないが、空の高みを目指すことはできる。
獣は大空を飛ぶことはできないが、広い大地を駆け抜けることはできる。
魚は大空も大地も知ることはできないが、海の潤いを味わいつくすことはできるのだ。
・自殺は必ずしも悪とは言えない。強くなる意欲がない者が生きるには、この世界は厳しすぎるから。死ねば神のもとに召されるか、転生の機会はあるだろう。
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騙されないために
一部ご紹介します。
・人間の脳は、他の臓器と違って未完成のままである。なぜなら、生きていくための戦略変更を柔軟に行う必要があるからだ。
それ故「ココロのスキマ」は常に心の中に存在する。逆を言えば、「ココロのスキマ」が存在することそのものが「心」の条件だ。
・人間は誰でも、完璧ではなく、常に何かが欠けている。ココロもスキマだらけにできている。そして、喪黒福造は、そういったターゲットに近づき、欠落を即座に埋める魔法のアイテムを授けると同時に、絶対に守ることのできない約束を課して、最後には地獄に突き落とす。これが『笑ゥせえるすまん』という作品の基本構造。
・能力の不足は努力によって、一定の効率で補える。だが、地味な努力を品行方正に積み重ねるだけのトレーニングは、それが明らかに自分のためになることがわかっていても、続かないものだ。同じテーマの書籍が並んでいるという事実そのものが、こうしたトレーニングを人間は継続できない、という現実を証明している。
・集団でなければ生き延びる事の難しい人間という種にとっては、特に追加のコスト無しに協力を要請できる相手は、極めて重要な存在なのである。孤独であることは、人類の歴史において長らく、直ちにその人が脆弱であることを意味した。
・人間の「我慢の総量」は予め決まっている。ぎりぎりの我慢をしている人ほど、誘惑や罠に陥りやすい。満員電車による通勤などで、そのキャパシティを使っている場合は、ほんの少しのストレスが加えられるだけで、満杯のコップに水を一滴垂らしただけで溢れるように、忍耐の防波堤が決壊してしまう。我慢を続けている人間は、詐欺師にとって絶好のカモなのだ。
・過剰な緊張を緩和する手段。①深呼吸、②手のひらを温める、③甘いものを摂る。
・詐欺師が好むターゲットは、高齢者、経済的弱者、心理的に追い詰められている人。
・詐欺師に騙されないためには、「人間は騙されやすい生き物だ」ということを弁える事。そして「自分だけは騙されない」などと思わない事。
・騙されにくくなるには、「自分自身を客観視する」習慣をつける事。それには、日記(自分がその日、抱いた感情や出来事のメモ)をつけることだ。後々、そのメモを見返すことで、自分の性格や傾向も把握できるだろう。
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日本を取り戻す
一部ご紹介します。
・ディープ・ステートが中国共産党と組んで、非合法な手段で、ドナルド・トランプを大統領の座から引きずり降ろした最大の理由は、ディープ・ステート最大の利権である通貨発行権を喪失する(FRBを潰される)ことを恐れたからだ。
・アカデミーは、ディープ・ステートに握られている。彼らの気に食わない歴史解釈をする者は、「歴史修正主義者」のレッテルを貼られ、学界から出てこられない仕組みになっている。
・検事と裁判官と弁護士が仲間だったら、自分たちで罪を作っておいて、弁護士も自分たちの弁護士が出て、みんなで儲ける。
日本企業がアメリカに進出すると、必ず訴訟を起こされる。政府機関が罠をかけ、司法省が訴え、新聞がそろって日本企業を非難し、議会が不買運動をほのめかせていたぶる。
・GHQの戦後処理は、紀元前3世紀にローマが最大の敵であるカルタゴの牙を抜くために、ポエニ戦役でやったことに瓜二つである。
ローマは負けたカルタゴに対し、カルタヘナなど植民地の没収、交戦権の放棄、軍の解除と軍艦の焼却、膨大な賠償金の支払いを要求した。
憲法9条の軍隊の不保持と交戦権の放棄は、ローマがカルタゴに示した降伏条件そのものだ。
ローマ史を読めば誰でも、”日本を叩き潰す”というアメリカの意図がよくわかる。日本から、統治していた台湾、朝鮮、南洋諸島を没収し、永世中立国のスイスに対してまで、膨大な賠償金を支払わせ、戦力不保持と交戦権放棄を明記したマッカーサー憲法を呑ませた。
ルーズベルトは日本人を4つの島に閉じ込めて滅ぼすつもりだった。トランプは、そんな東アジアレジームを壊そうとしてくれた。
日本封じ込めの基盤は崩れた。ところが、日本だけがいまだに封じ込め体制にしがみついている。
・第二次世界大戦を再評価して今を考える。それが日本人が目覚めていく道筋。
・日本という歴史を尊重し敬意を払い、日本の価値を大切にし、
そしてそこから生まれた日本の文化を守り育てていく。
それこそが、日本を守り日本を繫栄させることになる。
逆に言えば、歴史を否定したり、伝統的な価値を否定したり蔑ろにすることは国家存続の危機につながる。
日本を繁栄させるのは、世界に合わせて標準化することではないのだ -
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狂気の時代を生き延びるには
一部ご紹介します。
・本を読む習慣がないと、あらゆる文化に対して薄っぺらくなる。そうして「取り返しがつかなくなっていく」。精神的な余裕がなくなり、余計に忙しくなる。仕事にも差し障りが出て不幸になる。教養がない人間はなんとなく警戒されてしまう。
・古典を熟読すれば、「答え」に辿り着くまでの「見え方」「思考回路」が見えてくる。そうなると応用が利く。
・頭の中に、いくつかの詩や句が残っているだけで、将来どこかで救われる可能性がある。
・文学を読むということは、悪に接近するということ。文学は、市民社会において隠蔽されている人間の正体をあからさまにする。子供はそういうものに触れて大人になるしかないのだ。
・多読の時期(子供の読書の時代)は必要だ。ただ、いつかは精選の時期(大人の読書の時代)に移らねばならぬ。精選の時期になったら、『世界文学全集』『ゲーテとの対話』を読むべし。なぜなら、誰もが知っている本だからだ。それは「誰もが読んでいて当然」という前提が存在するからだ。
・古典的名著のエッセンスや、偉大な人間の思考回路、思考パターンの部分だけを抽出したプリントを繰り返し読み返す。常日頃持ち歩く。
・時間は作るものだ。「忙しくて本を読む時間がない」?「子育てに精いっぱい」?OK。それなら無駄な時間を減らそう。一番無駄なのはテレビと新聞だ。なぜなら本当に大事なことを報道してないからだ。株価欄に乗った株価は何の参考にもならない。社会面は他人の不幸を楽しむだけのもの。社説を読んでも読書能力をスポイルされるだけ。
・しっかり読んだはずの本なのに、忘れていたり、きちんと理解しなかった部分は残る。だからこそ、書くのは大事だ。アウトプットする目的があれば、読書の集中力も高まる。
・近代は、ぼんやりしていると人間が汚れていく時代である。正気を維持し、人間として生きるのにも努力が必要だ。人間として生き延びるには、自己啓発本とは全く違う別の意味における「スキル」が必要になる。それは、自分を救えるのは自分ではないと気付くことだ。自分の力などたかが知れていると思い知ることだ。偉大なもの、崇高なものは、それを教えてくれる。人類が到達した場所と、そこに至る「思考回路」を振り返らないと未来はない。くだらないものと距離を置き、価値あるものに触れ続けなければ、家畜として死ぬだけだ。 -
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法の下の平等
一部ご紹介します。
・「法の下の平等っていうのは、法律は誰に対しても平等に作っているから知ろうとしないお前が悪いっていう意味なんだよ」
・会社からクビをちらつかされたら、会社側からの書類には絶対にサインしてはいけない。
・自分が会社からされていることを記録すること。会社は第三者からすれば密室だ。たとえこちらの言い分が正しくても、証拠がなければ、会社の違法行為を追求することはできない。
・証拠=①上司から解雇を迫られた際の録音データ、②会社から渡された書類、③上司とのやり取りの記録
・対処=①弁護士(最強、コスト高、80万円くらい)、②労働基準監督署(無料、時間かかる)、③労働組合(無料、当たり外れあり)
・セクハラと言われないために=①プライベートについて尋ねない、②身体的な接触はしない、③仕事以外の行動の制限をしない、④仕事上の命令や依頼は合理的に。
・身に覚えがないのにセクハラ告発をされたら、絶対に謝罪してはならない。なぜなら謝罪は裁判で「セクハラした証拠」になるからだ。
・上司の『不正な指示』は従っても見逃してもアウト。共同正犯、幇助犯にあたるため。出社拒否して警察に駆け込むこと。
・冤罪を跳ね返すための原則=①逃げない、②可能な限り早く弁護士に連絡する(日弁連の当番弁護士)、③警察官には個人情報を隠さない、④供述調書には絶対に署名捺印してはならない(罪を犯した証拠にされるから)
・交通事故を起こした→救護措置→救急車を呼ぶ→警察へ通報→弁護士に依頼して示談を進めてもらう→弁護士から保険会社に連絡してもらう
・事前に説明のない請求はすべて無視していい。脅迫されたら消費者センターか警察へ
・わが子がいじめ被害にあった→いじめは犯罪(暴行罪、傷害罪など)→学校も教育委員会も頼りにならない(問題をもみ消す傾向あり)→法務省の人権擁護委員へ連絡→警察に被害届を出す→いじめが発生してから現在までの経緯、どのような被害を受けているかをまとめた資料を用意→医師の診断書→告訴状による検挙を選ぶなら、作成と警察への提出は弁護士に任せる→問題が解決を見るまで子どもを学校から遠ざける→学習は塾のオンライン授業、通信教材を活用。ほかの学校へ転校するのも可(いじめを放置している時点でその学校は教育機関失格) -
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目標に通じる歩み
一部ご紹介します。
・「誰でも自分自身が一番よく知っていると思い込んでいる。それで多くの人が失敗し、長いこと迷わなければならない」
・「いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩と進んでいくのでは足りない。その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値あるものでなければならないよ」
・「どの詩の下にも、いつ作ったという日付を書いておくことだね。そうしておけば、それがまた同時に君の心の状態の日記として役立つことになる」
・「趣味というものは、中級品ではなく最も優秀なものに接することによって作られる」
・「沈んではいくがいつも同じ太陽だ。年を取ると、ときには死について考えてみないわけにはいかない。死を考えても私は冷静でいられる。なぜなら、我々の精神は絶対に滅びることのないものであり、永遠から永遠に向かって絶えず活動していくものだと強く確信しているからだ。それは太陽に似ている。太陽も地上にいる我々の目には沈んでいくように見えても、実は決して沈むことなくいつも輝き続けているのだからね」
・「重要なことは決して使い尽くすことのない資本、すなわち実力を作ることだ。実力をしっかり身に付け、有用な仕事に力を集中して、君にとって何の成果にもならないこと、君にふさわしくないことは全て放棄したまえ」
・「人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ」
・「今や歴史批評などというものが現れて、英雄的人物など存在しなかった、単なるフィクションか寓話として見なすべきだ、というのだね。しかし、そんなつまらないことを聞いたところでなんになるのか。昔の人がそういうものを創作するほどに偉大であったのなら、我々にだって、せめてそれを信ずるだけの偉大さがあってしかるべきだろうに」
・「自由とは不思議なものだ。足るを知り、分に安んじることを知ってさえいれば誰だってたやすく十分な自由を手に入れられる。誰でも健康に暮らせて、自分の職にいそしむだけの自由があれば、それで十分なのだ」
・「我々はただ黙々と正しい道を歩み続け、他人は他人で勝手に歩かせておこう。それが一番いいことさ」 -
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ひとかどのもの
一部ご紹介します。
・「君に打ち明けておくのだが、私の作品は世にもてはやされることは無かろうよ。そんなことを考えてみたり、そのために憂身をやつしたりすることは間違ってる。私の作品は大衆のために書いたものではなく、同じようなものを好んだり、求めたり、同じような傾向を取ろうとしている、ほんの一握りの人たちのためのものなのだ」
・「ひとかどのものを作るためには、自分もひとかどのものになることが必要だ。ダンテは偉大な人物だと思われている。しかし彼は、数百年の文化を背後に背負っているのだよ。ロスチャイルド家は富豪だ。けれども、あれだけの財宝は一代にして築き上げたものではない。こういうことには、どれ一つとっても、人が想像するよりもっと深い根があるものだ」
・「我々は素質を持って生まれてくるのだが、しかし我々が成長していくのは、広い世界の数知れぬほどの影響のおかげであり、この世界から、自分にできるものや、自分にふさわしいものを身に付けるからなのだ。大事なことは真実を愛する魂、真実を見出したら、それを摂取するだけの魂を持っていることだよ」
・「経験を積むとなると、先立つものは金だよ。私が飛ばす洒落の一つ一つにも、財布いっぱいの金貨がかかっているのだ。今自分の知っていることを学ぶために、50万の私の財産が消えていったよ」
・「才能があるというだけでは、十分とは言えない。利口になるには、それ以上のものが必要なのだ。自分への投資、すなわち経験を積むことが必要だね」
・「人間の到達できる最高のものは、驚異を感じるということだよ」
・「自分自身を知るのは、楽しんでいるときか、悩んでいるときだけだ。悩みと喜びを通してのみ、自分が何を求め、何を避けねばならぬかを教えられるというわけだね」
・「どんな年齢にも、その前後の年齢と比べて一長一短があるものだ。それは植物が、緑の葉の時期から、花の時期に移り、やがて種子や実の時期へ行き着くのと同じことなのさ」
・「年をとると若いころとは違ったふうに世の中のことを考えるものだ。そこで私は、デーモンというものは人間をからかったり馬鹿にしたりするために、誰もが努力目標にするほど魅力に富んでいて、しかも誰にも到達できないほど偉大な人物を時たま作ってみせるのだ、というふうに考えざるを得ないのだよ。ラファエロやモーツアルト、シェークスピアのようにね」 -
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探求と過ち
一部ご紹介します。
・「ある外国の改革を導入しようとする試みは、自国民の本質に深く根ざした要求でない限り、全て愚かなことだ。そうした故意に企てられた革命などは一切成功しないものだよ。なぜなら、そこには神がいないからだ。神はそういったいい加減な仕事には手を出されないからだ。しかし、ある国民の中に、大きな改革への真の欲求があるのなら、神はその国民とともにあり、その改革は成功するだろう」
・「私はあらゆる暴力的な革命を憎む。その際、良いものが得られるとしても、それと同じくらい良いものが破壊されてしまうからだよ。私は革命を実行する人々を憎むが、またその原因を作り出す人々も憎む」
・「暴力的なことや、突飛なことは全て私の性に合わないのだ。それは自然に適っていないからね」
・「探求と過ちは結構なことだ。探求と過ちを通して人は学ぶのだからね。しかも、単に事実を学ぶだけでなく、その領域全体に明るくなる」
・「偉大な先人と交わりたいという欲求こそ、高度な素質のある証拠なのだ」
・「何も詩や芝居を作ることだけが生産的なのではないよ。行為という生産性だってあるのだ。多くの場合、この方がはるかに有意義なのだよ」
・「私が勧めたいのは決して無理をしないことだ。生産的でない日や時間には、いつでも、むしろ雑談をしたり、居眠りでもしてた方がいいよ」
・「本物の自由主義者は、自分の使いこなせる手段によって、いつもできる範囲で、良いことを実行しようとするものだ」
・「私の考えでは、誰しも、自分自身の足元から始め、自分の幸福をまず築かねばならないと思う。そうすれば、結局間違いなく、全体の幸福も生まれてくるだろう。『全体の幸福のために働かねば、個人の幸福は築くことはできない』という考え方は、全く非実際的で実行できないことのように思うね。もしめいめいが個人として、その義務を果たし、めいめいがその身近な職業の範囲内で有能であるなら、全体の社会福祉も向上するだろう。私の言いたいことは、父親は家のために、職人はお得意先のために、牧師は人間同士の愛のために、力を尽くせ!そして警察は、我々の喜びを妨げるな!ということさ」
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救いの手
一部ご紹介します
・「兄(喪黒福蔵)は人の心の奥に潜む欲望を駆り立て、その人を破滅に追い込む、という魔性の行為を働いてきましたが、私は違います。私の仕事は人を助けることです。それもふとしたことから人生の落とし穴に落ち込んだ人に救いの手を差し伸べ、落とし穴から出してあげるのが仕事です」
・「たまには道草もいいですけど、あんまり知らない脇道には入らないで下さいね」
・「天知る地知る己知る、人は騙しても、自分を騙すことはできません。自分自身に軽蔑されるなんて一番恥ずかしいことですものねえ」
・「たとえ酔っぱらっていても約束は破ってはいけません。特にあなたのようなスタアが約束を破ると社会的信用にかかわりますよ」
・「私もこのホテルが好きでしてねえ。時々意味もなく泊まりに来るのですよ。こうやって下界を見下ろしていると、毎日の生活のくさくさが飛んでしまいますものね。どんな煩わしいことがあっても、ここへ泊っていればその間は別世界にいるようなものですから」
・「しかし、ずっとここにいるわけにはいきません。必ず下へ降りて、現実の生活に戻らなければならないのです。あなたもそろそろ現実に戻った方がいいんじゃありませんか?」
・「ホテルというのは、なんとなく夢がありますねえ」
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薬にまつわるあれこれ
一部ご紹介します。
・喘息の薬「テオドール(テオフィリン)」は、喫煙によって代謝が促されてしまう。そのため、喫煙患者にはそのことを考慮して処方量が調整される。従って、喫煙患者自身が、禁煙したことを医師に伝えないと、処方量が減り、代謝量が減るため、テオフィリンの血中濃度が高くなりすぎて中毒を起こしてしまうのだ。だからこそ、体調の変化を医師に伝えることが重要となる。
・抗生物質のクラリスロマイシンは、かなり苦味の強い薬である。子供の味覚は敏感なため、一度苦手意識を持つと、なかなか飲んでくれない。
・苦味をカバーするために甘味料でコーティングされた薬剤の場合、オレンジジュースや酸性のものと一緒に摂ると、せっかくのコーティングが剥がれて、本来の強い苦味がでてしまう。柑橘類やヨーグルトと一緒でも同様である。そういう時は、チョコアイスに混ぜると、ほとんど味が気にならなくなる。
・アナフィラキシーショックとは、血圧低下や意識障害が起こる重症化したアレルギー反応であり、時に生命の危機を伴う。蜂に刺された場合など。
・アナフィラキシーショックにおける血圧低下に対処するために、血圧を上げるアドレナリンを使うのだが、高血圧患者の場合、日常的に降圧剤であるβブロッカーを服用していることがあって、アドレナリンの効果が相殺されてしまうことがある。
・降圧剤を服用している患者には、グルカゴンを投与することがある。
・心臓マッサージはかなりの体力を消耗するため、数分ごとに交代してもらう。
・心臓マッサージは1分間で100回のペースで行うため、100bpmの曲を頭の中で流すとよい。アンパンマンのマーチなど。
・薬剤師は、薬剤の専門家である。そのため、薬にまつわる疑問がもしあったら、迷わず質問してみた方がいいのである。
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医療におけるお金の現実
一部ご紹介します。
・接遇の対象は、自分以外の人間全て。
・過剰在庫のリスクは、経営の悪化につながる。
・棚卸と在庫管理:在庫の数を数える→入力→データ化→各試薬の動き(発注量と消費ペース)や廃棄量の分析→今後の発注量の調整。まともな物流が期待できるなら、10日以内に消費できる量が理想となる。
・医療において、昨日通用したことが、今日通用しなくなることは有り得る。そのため、常に技術、知識のアップデートに努め、ガイドラインに目を通すことが望ましい。
・仕事は経験を重ねて覚えていくしかない。それ故まず、自分が職場内を整えることを徹底する。組織に囚われて、それぞれができることを失う必要はない。互いに補い合って個人の力を発揮する。そのための組織。自分の意見を持つことでチームとしての議論に参加できる。
・包括医療等支払制度(DPC):症例ごとに国が定めた一定額が、治療費として請求される制度。出来高(手術、麻酔、リハビリ、内視鏡など)+包括評価(一日当たりの金額が決まったパック料金。入院費、検査、投薬、注射、画像診断など)。医薬品の種類や検査の回数で金額が変動しない。入院中は薬代によって治療費は左右されない。
・外来で治療を続けていく場合、自己負担がかかってくる。ただ、ジェネリック医薬品で薬代を抑えることは可能。
・高額療養費制度:医療機関や薬局でかかった医療費の自己負担額がひと月で一定額を超えた場合、その超えた金額が支払われる制度。
・「生活と向き合うのを怖がっていたな。…俺、がんばるから。地道にがんばる」
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鳥取の飢え殺し
一部ご紹介します。
・時は戦国時代。後の戦国の覇者、豊臣秀吉が鳥取城を攻めた時のことである。彼は兵糧攻めによる攻略を選んだ。4ヶ月にわたる城の包囲、物流は完全に遮断された。城内の食べ物は尽き、最後には共食いとなり、城の中は地獄絵図そのものだったという。降伏後、飢餓状態の兵士たちに粥が出されたが、それを一気に食べたところ、せっかく生き延びた兵士たちのほとんどが死亡した。後に「鳥取の飢(かつ)え殺し」といわれた事件である。
・兵士たちのその状態は、リフィーディング症候群と呼ばれている。
・長期の飢餓状態に、急速の高カロリー投与は危険である。なぜなら、飢餓状態に身体が順応しているため、急に糖を負荷した場合、血糖値の激しい変動を惹き起こすからだ。急激に大量の糖が入った場合、大量の糖を細胞に取り込むためにインスリンも大量に分泌される。血中の糖とイオンが一気に細胞に入っていき、血中から一気に消失する。最悪、心停止を起こしてしまう。心臓は糖で動き、イオンでコントロールされるからだ。
・長い間、動きが止まっていた胃腸にいきなり物が放り込まれると、胃腸が激しく運動したり痙攣したりする。消化吸収には全エネルギーの2/3を使う。それが全力で暴れたら、地獄のような苦しみが何十分も続くだろう。
・体内のエネルギー代謝を買い物に例えると、エネルギーは通貨である。糖は1万円札のようなものだ。そのままでは使いにくいため、細かくくずす必要がある。このときできるATP(アデノシン三リン酸)は千円札のようなもの。毎日の買い物(エネルギー代謝)には千円札(ATP)のほうが、一万円札(糖)よりも実用的である。
・大量の糖が入ってくると、ATPをつくるためにリン(P。核酸やリン脂質の材料)が急激に消費される。長期飢餓により、リンが不足している状態で、さらにリンが使われると、低P血症による意識障害を起こす。
・長期飢餓においてはビタミンB1も不足している。脚気やウェルニッケ脳症も起こってしまう。大量の糖負荷からのビタミンB1欠乏による乳酸アシドーシスもあり得る。
・ゆえに飢餓状態への栄養補給は徐々にカロリーアップ、同時にP、ビタミンB1も補給した方がいいのである。
・鳥取城の兵士に対しては、最初は少量の米で、段階的に日数をかけて米の比率を増やしていくべきだったのだ。 -
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生理痛
一部ご紹介します。
・生理痛によるひどい痛みが続く場合、子宮内膜症や子宮筋腫の可能性がある。我慢することが当たり前とは思わずに、早めに婦人科を受診した方がいい。
・はっきりした疾患でなくても、生活に支障が出るレベルの生理痛は「月経困難症」といって治療の対象なのだ。
・低用量ピルは、ホルモンを調節して排卵を抑えることで、生理痛やPMS(月経前症候群)を改善するとともに、子宮内膜症の進行を防ぐ効果もある。毎日服用するため、費用はかかるが、保険適用のピルで勧められる。今すぐ妊娠を望んでいるのでなければ、その都度、鎮痛剤を呑むより過ごしやすくなる。
・サプリメントやお茶は医薬品ではない。そのため、副作用について特に調べられていないものも多々ある。飲み続けられている以上、ある程度の効果は期待できるのかもしれない。ただ、それは何かしら体に作用するわけで、害が全くないとは言い切れない。「クスリはリスク」でもあるのだ。薬と毒は表裏一体なのである。そのため、自己判断せず、薬剤師への相談はした方がいいのである。
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薬物の光と影
一部ご紹介します。
・「その湿布は岩下さんの腰痛の治療薬として処方された岩下さんのためのお薬なんですよ。ほかの方に譲ってはだめです」「いや、でもさあ」「でもはないです」
・良かれと思って続けていた投薬で重い副作用に悩まされる。医薬分にはつきものだ。
・医薬品はリスクと規制だらけ。でも、それによって生活が助けられている人がたくさんいる。一つの薬を開発するのにも様々な人の努力と時間と費用が掛かっている。そういった医薬品を守るためにも、適正に使われるように薬剤師が目を光らせているのだ。
・「回り回って患者さんに不利益になるようなことは絶対に避けたい」
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予防接種その一
一部ご紹介します。
・「私たちはチームで治療にあたっています。医師、看護師、薬剤師、それぞれが患者さんと向き合うことで、よりよい治療が出来るからです。そしてとくに小児科では、お母さんやお父さんもチームの一員だと思っています。一緒に頑張りましょう」
・衛生環境がよくなって、今の日本では見かけない感染症もあるのに、なぜ子供の予防接種は増えているのか。それは、今の日本では発症が報告されてなくても、世界では現在でも流行している地域があるからだ。世界中の人々の往来が当たり前になった今だからこそ、予防接種をやめてしまったら再流行する危険性があるからだ。完全に根絶されない限り、予防し続けることが重要なのである。
・ワクチンが開発された感染症は、発症したら対症療法しか治療法がないものが多く、重症化や後遺症のリスクも高い。ワクチン接種の意義は、発症および重症化を予防することにあるのだ。
・ワクチンは大きく分けて3種。生ワクチン(弱毒化した病原体由来)、不活化ワクチン(感染力を失わせた病原体由来)、トキソイドワクチン(病原体から取り出され、無害化した毒素由来)だ。(新型コロナでは、ウイルスの遺伝子を、脂質の膜や、別のウイルスに乗せて細胞に侵入させ、そこで出来たウイルス蛋白を抗原として免疫させる方法がある)。
・それぞれのウイルスや細菌の性質に最も適したものが、ワクチンとして作られる。そして、ワクチンの開発、製造は薬機法で厳密な基準が設けられている。
・ワクチンに使われる添加物として、安定化剤(主成分の損傷防止)、不活化剤(病原体の殺菌)、アジュバント(抗体獲得補助)、主成分を培養するために使われたヒトや動物の細胞などがある。どれも、添加量はごくわずか。安全性が高いものが採用されている。
・ワクチンに使われる水銀は、水俣病の原因となったメチル水銀ではない。エチル水銀であって、メチル水銀より早く体内から排出される。水銀は魚介類にも多く含まれる(妊娠中は要注意)。本マグロの刺身なら1週間で80g食べた場合、水銀は0.04mgだ。インフルエンザワクチンでは2回接種で0.01mg以下である。
・「メーカーや病院が儲けるためにワクチンがある」わけではない。そもそも、ワクチンの管理は大変なため、一般診療だけしてた方が、数をこなせて結果的に儲かる。
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予防接種その二
一部ご紹介します。
・おたふくかぜの病原体はムンプスウイルス。成人では睾丸炎や卵巣炎を、小児では髄膜炎や難聴を惹き起こすことがある。
・麻疹は感染後、数年してから脳炎を発症することがある。
・風疹ウイルスに妊娠中の女性が感染したら、胎児が先天性風疹症候群になる可能性がある。
・麻疹も風疹も発症したら治療法はない。だが、2回の予防接種を受ければ、ほぼ100%の免疫がつく。
・ワクチン接種で期待されるのは、免疫反応を起こし、感染症を防ぐ働きである。
・これに対し、望ましくない反応もある。副反応である(ほかの医薬品では副作用。どちらも同じside effect)
・免疫がつく=人の体の中で病原体への防御機構ができる→炎症反応発生=熱が出たり、注射したところが腫れる等々=副反応。
・副反応は主反応(期待された効果)の別側面。どんな医薬品も、人の体に作用する限り、副反応や副作用が全くないということはあり得ない。
・副反応のほかに有害事象がある。薬物投与後に生じた望ましくない事象全て。科学的な因果関係は問われない。例えば、ワクチン接種後に転んでけがをしたとする。これがワクチンのせいなのか、たまたまなのかはわからない。
・特に多感な時期では、心の葛藤やストレスが引き金になって、痙攣のような動きを見せる心因性非てんかん発作や、原因不明の歩行困難など、心因性と思われる症状が珍しくない。
・有害事象で苦しんでいる人たちがいるのは事実。その人たちが回復することは重要。しかし、ワクチンに疑問を投げかける人々の声や、有害事象ばかり大々的に取り上げる報道は、その病で亡くなった人たちの遺族や重い後遺症を背負った人たち、そして、その治療に向き合ってきた医療従事者たちの声をかき消してしまうことが多々ある。予防接種で防ぐことができる感染症は、ほんのわずか。自然は恐ろしいものでもあるのだ。
・注射に嫌なイメージがあるのは子供も大人も変わらない。だからこそ、「痛いけれど体を守るために必要なこと」だということを伝え、終わったら思いきり褒めてやるとよいのである。
・予防接種は義務ではない。自分や家族、周囲の人たちを守るための権利なのだ。 -
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パフォーマンスを上げるために
一部ご紹介します。
・睡眠と覚醒はセット。コンディションを整える良質な睡眠をとれば、仕事でも勉強でも最高のパフォーマンスを得られる一日となる。
・睡眠の質は、眠り始めの90分で決まる。
・睡眠の時間(人生の1/3)が覚醒(残りの2/3)を決める。
・睡眠負債=睡眠が足りてない状態。気付かないうちに貯まっていく眠りの借金。生活習慣病や認知症の危険因子。
・瞬間的な居眠りは、脳の防御反応である。これが出たら、脳への悪化が酷くなっていることを示す。
・短時間睡眠は遺伝。生体リズムを司る時計遺伝子の変異。そのため、普通の人が短時間睡眠者の真似をすることは自殺行為だ。
・「寝だめしたい」は、脳からのSOSサイン。
・毎日40分の睡眠負債を完済するには、14時間睡眠を毎日、少なくても3週間かける必要がある。「週末の寝だめ」では慢性的な睡眠負債を解消できないのだ。
・体重が重くがっちりした体格なら、硬めの寝具を使う。体重が軽くほっそりした体格なら、やわらかめの寝具を使う。
・睡眠の役割は①休息、②記憶の整理と定着、③ホルモンバランスの調整、④免疫力の確保、⑤脳の老廃物を除去
・寝る前の目薬はお勧め
・見たい夢を見るのは不可能だ。
・腹式呼吸の習慣化が、睡眠時無呼吸症候群を予防する。
・「深部体温」と「皮膚体温」の差が狭まると眠くなる。
・運動やマッサージで手足の血行を日頃から良くしておく。
・寝るときは室温を整える。
・気道の確保を考えたら、枕は低い方がいい。
・「いつもの環境で、頭を使わない」のが、眠りへのスイッチだ。退屈は睡眠のよき友である。
・寝床でのスマホは慎む事。寝る前の運動は眠りを遠ざける。受け身になって、リズムに身を任せることが眠りへの道だ。
・「明日は一時間早く出かけなくてはならない」なら、「いつも通り寝て、睡眠時間を一時間カットする」ほうが、「一時間早く寝る」より効果的。
・光の刺激が、脳の活性化に影響を与える。朝は太陽の光を必ず浴びる事。そのあと、洗顔をする。
・朝食をとる事は、「体内時計のリセット効果」と「肥満防止効果」がある。
・食べ物をよく噛むことは、神経新生(ニューロン再生)につながる。
・20分程度の仮眠が、脳のミスを大幅に防止する。
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男のたしなみ
一部ご紹介します。
・基本は、動物性脂肪と塩分を控えた栄養バランスの良い食事。適度な運動。睡眠。禁煙。節度を守った飲酒。ストレス解消だ。
・毎日の歯磨きを忘れずに。
・食事はよく噛む。
・人と会っておしゃべりをする。
・パソコン作業中は意識して瞬きをする。
・目が疲れたら、瞼の淵を洗う。蒸しタオルを目に当てるのも可。
・乾燥肌対策には、保湿。加湿器。熱い長風呂を控える。保湿クリームを使う。
・外に出るときは、紫外線対策を。帽子や日焼け止めを使う。
・温泉につかる。
・運動は「有酸素運動」と「筋肉トレーニング」。
・仕事と全く関係ない習い事をすることで、気分転換を図る。
・「朝立ち」しない(勃起しない)=「男の更年期障害」疑い→放置すると脳卒中や心筋梗塞の危険性あり→メンズヘルス外来にて、男性ホルモンを補充してもらうべし。
・加齢臭対策として、①汗のにおいを残さない(汗は早めにふき取る。まめにシャワーを浴びる。同じ服を長時間着続けない。)、②むやみやたらに香水を使わない、③早寝早起き、④禁煙、⑤抗酸化作用の強い食品やサプリメントを摂る(緑黄色野菜がお勧め。他、ビタミンC、コエンザイムQ10、アスタキサンチン、レスベラトールなど)。
・摂取カロリーと活性酸素の発生量は比例する=食べ過ぎはNG。
・血糖値を急激に上げないように、最初に食物繊維の多い野菜から食べる→ご飯など炭水化物は後から食べるようにする。
・スムージーを毎朝飲むのも良い。
・健康診断はまめに受ける事。生活の中で少しでも体を動かすべし。
・辛いカレーやサプリメントで、積極的にクルクミンを補充するとよい。
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「福祉国家」という甘い罠
一部ご紹介します。
・国家が「ゆりかごから墓場まで」というと、そんなに面倒を見てくれるなら自由などいらない、という人が出てくるものだ。しかし、これは悪魔の声に他ならない。国家が本当に魅力的なことを言い出した時は警戒せねばならない。
・全体主義者は、目的は手段を正当化すると考え、目的さえよければ嘘でも何でもかまわないと考える。だから、彼らは平気で約束や条約を破る。独ソのポーランド分割然り、ソ連の対日参戦然り。
・「社会」と「国家」の区別がはっきりしているかどうかというところに「社会政策」と「社会主義政策」の違いがある。
社会がやるというのは、ボランティア、福祉団体などが担い手になる。
一方、国家は強制的に税金で取り上げてばらまく。
その違いは、社会が「お互い様」という関係でやるのに比べ、国家は徴税権という伝家の宝刀を持ってやるということだ。だから、社会と国家の区別がなくなるというのは、とても恐ろしいことなのである。
・地獄への道は善意で舗装されている。「悲劇排除されるべし」「かわいそうな人がいない社会を」などと正義を盾にしたとたん、国家が全てを握る全体主義に踏み込む危険性があるのだ。「自分たちの正義」に賛成しない人には福祉を与えないということになるからだ。
・教育組織を「人文学」から「現実科学」へ移行させることは、その国家に致命的な悪影響を与えてしまう。何かを発明することで、産業に貢献し、貿易が増えるといったように自然科学の方は確実に役に立つ。一方、人文学の方は一見役立たずに見えるかもしれないが、実はそうではないのだ。人文学の伝統が軽視されることは深刻な堕落を招いてしまう。人文学は人間形成に不可欠だからだ。
・全体主義者が唱える「歴史は科学的法則に従うものだ」という主張は誤りである。「科学的」とは、ある理論を出して、それを実験し、検証することが誰でも同じにできるということだ。だから「社会科学」というのは本来ならばおかしいのである。社会を対象にしてそんなことはできないのだから。それなのに、全体主義者たちは、意見が違うと、自分たちは科学的に正しく、相手が間違っているという論法で弾圧したのである。
・理屈で分からないものを潰していく共産主義国家は凄絶な環境破壊を引き起こした。東欧然り。ソ連然り。そしてチャイナ(中華人民共和国)然りである。 -
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革命思想にご用心
一部ご紹介します。
・「革新」に憧れる精神とは、身勝手で浅はかなものだ。自分たちの祖先を顧みない者が、自分の子孫のことを思いやるはずがない。
・人は自由や権利を相続財産のように看做せば、「前の世代から受け継いだ自由や権利を大事にしなければならない」という保守の発想と、「われわれの自由や権利を後の世代にきちんと受け継がせなければならない」という継承の発想が生まれることをわきまえる。そしてこれらは「自由や権利を、より望ましい形にしたうえで受け継がせたい」という進歩向上の発想とも完全に共存しうる。
・社会が複雑なものである以上、「多くの目標が不完全に、かつ途切れ途切れに達成される」ほうが、「いくつかの目標は完璧に達成されたが、そのせいで残りの目標は放置されたか、悪化した」よりもましだ。
・長年にわたって保たれてきた価値観や慣習が失われることの損失は計り知れないものだ。それは航海中の舟が羅針盤を無くすことに等しい。われわれは自分たちが正しい方向に進んでるかは無論、そもそもどんな方向を目指しているかさえ分からなくなり、沈没してしまう。
・誰であれ、いずれは神の御前に立ち「自分の行動について申し開きをしなければならない」とわきまえていれば、無責任な行動や恥知らずな言動をしようとは思わなくなるものだ。
・民主制が機能するためには、民衆はエゴイズムを捨てなければならない。宗教の力が無ければ不可能なことだ。
・国家というものは、今生きている者と、墓石になった祖先と、これから産まれてくる子孫とで育まれる精神の共同体なのである。
・私有財産無くして自由はなく、自由無くして美徳はない。
・民主制には暴政との共通点が数多くある。民主制において、多数派は少数者に対して最も残酷な弾圧を加えることができる。
・われわれは歴史から正しい教訓を学ぶとは限らない。気を付けていないと、人々の目を曇らせ、争いを惹き起こすために歴史が悪用されることもある。
・あらゆる変更の目的は、これまで享受してきた幸福を今後も維持すること、すなわち保守に置かれるべきだ。そして、変更を行う際も、「問題のない箇所はそのまま残す」ほうがいい。古くなった建物の補修工事を行うように。付け加えたいものがあるならそれも結構だろう。しかし、祖先が残していった大切なものだけは守っていくべきだ。
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牧野の過去
一部ご紹介します。
・「自分の判断基準でしか相手を診ない。それ以外の言葉は切り捨て。ただ事務的に進める。ここ(小児科)に来る患者はそんな診療を疑うということだ。」
・「あんたは疑っていたのか?止められなかったのか、こうなる前に。あんた医者だろ?助けるのが役目だろ!」
「全てを止める?進行する病気を全てくい止めろと?診断結果は病院の責任?訊くが、何故今日病院に来なかった?あの家に子供を一人残していた?治療を受けるのは患者だ。あんたは事実を受け入れたくないだけで…」
「あんたに何が分かるっていうんだ…でもそうだよな。全部止められるなんてそんな神様みたいな力があれば誰も苦しまねえよな、そらそうだ。あんたの言う通りかもな。父親失格なんだ。だから必要なんだよ。家族を助けられる場所が今度こそ」
・「患者を不安にさせてどうする?病院の信用問題になるようなことをなぜ言った?」
「あまりの無理に説明しただけで、そういう事では…それに間違いは言ってません」
「そうか…それは責められた自分への言い訳だろ!患者の言葉を聞くのも寄り添うのも、全ての理解が治療に繋がる。自分の考えを押し付ける医者がどれだけ危険かわかるか?お前の言葉は小児科医の言葉ではない!大切な人が病床に臥すことの恐怖…想像もできないか。だからお前は人の心がわからないのか。…知るつもりもないなら関わるな!」
・「お前はどこまでも”患者”としか言わないんだな」
・「先日お話ししましたよね?あいつの数々の…」
「それで君が彼の異動を相談してきたんじゃないか」
「なんで学校なんですか?私はあの男を患者に、特に子供たちに関わらせたくないのに、それだと本末転倒です。あいつはいつか訴訟だって起こされかねない。医療面に問題なくても、あいつの人間性が問題を根深くさせている。基礎レベルいやそれ以下!横暴で医者の品性の欠片もない人格破綻者です」
「君が彼を嫌いなのはよくわかった」
・「病院の名に傷がつかないですか?」
「うちがいち早く参加することに意義がある。ほかに現場を抜けられる適任者がいるか?」
「……」
「彼の行動は評価に値しないが、少し望みも感じる。まあ彼にとって、いい研修にもなればと思うんだ」 -
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ヒーローになりたくて
一部ご紹介します。
・「たった数分待つだけだ。ちゃんと診断を付けられる可能性がある。」
・「僕はヒーローになりたくて医者になったんです」「ヒーロー」「そう、どんな患者も救う。今日だって僕は一人救いました」
・「たった数分待たなかっただけで、あの患者は余分なリスクを取らされた」
・「まあ、100点中95点ですね」「あとの5点は?」「自信過剰」「ありゃりゃ、あいつの純情は報われないねえ」
・「話しててもきりがないんですよ。ずっと質問責めで」「それをあえて言葉にするのが教育ですよ」
・「何もわからず何もできずに人が死ぬ。それを少しでも減らしたいだけです」
・「こういうのは毎日顕微鏡に向かう、それ以外ないんだよ」
・「朝加先生、患者に携帯の番号を教えるなんて…外来やカンファ、ご飯の時、寝てる間に電話がかかってきたらどうするのさ」
「もちろん出ます。医者は患者の体と心を全力で支える。患者は心から医者を頼る。
それが医者と患者の正しい関係じゃないんですか?」
「そりゃ言葉でいえばそうだけど、安請け合いして裏切れば逆に信頼を失うだけだから」
「そうですね、何もしなければ信頼を裏切ることもないでしょう。
失敗した時の予防策を張り巡らせて曖昧な物言いではぐらかす医者、苦しんでいる患者と距離を取って自分を守る医者を、
僕は何人も見てきました」
・「私が思うにね、抗がん剤を乗り越えるコツは考え過ぎないこと。
ただただ目の前にある1日を乗り越えていく。
地道な繰り返しの日々が次の道を拓くの。ずっとそうしてきた」
・「君の邪魔をするつもりはないけど、2つだけ約束してほしい。
無責任な言葉や理想を患者に押し付けないでほしいんだ」
「僕はそんなことしない!たくさん話してやっと天羽さんの表情がほどけた。
やっと少しだけど弱音も話してくれるようになった。
何も知らずに決めつけてかかるあなたの言葉は無責任ではないんですか。
あなたは僕だけじゃなく、天羽さんも侮辱してる」
「…ごめん。でもお願いだ。大事な話をするときは僕も同席させてほしい。お願いします」
・「…もう、データしかみないような外野に無責任に言われるの、うんざりなんです」
「朝加先生、ちゃんと目の前の患者を見た方がいいですよ」
「…見てます。誰よりも」
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ひとりじゃない
一部ご紹介します。
・「おかしいですよ!こんなやり方。だって、その診断が出た後だって患者さんの人生はずっと続いていくわけで。俺…俺はもうこんなの続けられない。俺…何か間違ったこと言ってますか?」
・「先生、疲れていらっしゃいます?」
・「…あのさ、ひとりで抱えすぎてない?」
・「プリンって隣町に売ってるんだ?」
・「患者に気を遣って、応援して、希望を叶えて、それで助けられるなら医者って仕事はどれだけ良い仕事だったろう」
・「診断の成否確認、それを積み上げ続けた厚みが先の診断の根拠になっていく。必要なんだよ。患者の人生を決めるのはとても怖いことだから。病理も臨床医もそれは同じだ。そう思わない?」
・「医師免許は持っているけど、まだ医者じゃないんだ」
・「このまま自分が頑張ればすべてが万全に回る、なんて思わせたまま大きな事故が起きてしまったら、取り返しがつかなくなるかもしれないんですよ」
・「ねえ、先生、同じ病気でも治る人と治らない人がいるのはどうしてですか?…わかんないよね、飛生くんガキだもん」
・「使えない男」
・「君は誰よりも患者を優先していたんじゃないのか?守ろうとしていたんじゃないのか?」
・「助けたいです。あのままあんな暗いところに彼女をひとりにしておけない」
・「助かるとは思えない。なのに僕が決めなくちゃいけない。…怖いです」
「僕と一緒にやろう」
・「使えないなんて言ってごめん。便利だったよ」
「…そこは暗いよ。冷たいし息もできない。ひとりになりたくて、ひなたちゃんが僕を切り離そうとしているのは分かるよ。僕もひとりで乗り越えようとしてた。…ガキって言われても、便利でも何でも言ってくれてもいいよ。でも、こんなところに君を一人ぼっちにしておけないんだ。僕は医者になったんだから。ひなたちゃんが頑張らなくても今日は終わらないんだよ。続くんだ。明日も明後日も。ひなたちゃんが頑張れない分は僕たちが頑張るから。まだ負けじゃない。…おいで」 -
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・オスグッド病:激しい運動による膝の伸縮の繰り返し→筋肉の付着部分に炎症→軟骨が剥離突出
=成長過程の軟らかい骨や筋肉に発症するスポーツ障害。かかったらいますぐ運動をやめて病院で検査を。悪化すると直すのに時間がかかる。
サポーターで痛みを抑える(筋肉の動きを抑える)。周りの筋肉を伸ばすストレッチ。
・鉄欠乏性貧血:血液中の鉄分不足→体内の酸素供給量低下→動悸や疲れやすさ、食事のときに痛み、嚥下障害。
進行が徐々で自覚症状が少ない=知らずに悪化させるリスク。中高年なら消化管の出血(大腸癌など)も考える。
「どれだけ隠していても気持ちは体長に現れるんだ」
・バセドー病(甲状腺機能亢進症):
・若い女性の心房細動(Af)が認められた場合、バセドー病(甲状腺機能亢進症)を疑う。
・TSH低下、FT3とFT4の上昇。甲状腺ホルモンが過剰に作られ体の新陳代謝が活発化する。
・じっとしていても常にエネルギーを消費する。エネルギーの空焚き状態。
疲労、動悸、息切れ、痩せ、手足の震え、皮膚のかゆみ、情緒不安定に。
体内リズムも狂いやすく、急激なだるさや眠気に襲われる。
・きちんとした治療をせずに悪化すれば、甲状腺クリーゼなど合併症の危険がある。
甲状腺クリーゼ=重い感染症、外傷、手術、ストレスなどにより、バセドウ病が悪化した状態。
意識不明、高熱、激しい頻脈など。命にかかわることがある。
・「さっき話したことを家族に話せますか?俺が事情を知ったところで、それが悪化の原因と憶測するしかない。
ただ、少しでも可能性を解いていったほうがいい。そうしないと、この先も不安に縛り付けられる」
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・反復性腹痛:へそ周囲に差し込むような痛み。1時間以内に治まる。
3か月以内にわたり、少なくとも月に3回以上、日常生活に支障をきたす腹部の痛み。
検査で異常を発見できない。経過観察して、さらにこの症状が続くようなら、この病気。
心因性。試合やテストなど、何かのイベントの前に発症することが多い。
・場面鍼黙(ばめんかんもく):家では普通に話せるが、学校など社会的な場面でのみ声が出せなくなる。
小児期の不安障害の一つ。発症の多くは幼児期から小学校入学低学年までに発覚。
人前で話したり、見られることに不安を感じると、自分の意思に関係なく声が出せなくなる。
・生まれつき人より不安になりやすい体質。
脳の扁桃体(危険を察知する部位)の過剰反応により体が身を守る状態に
鍼黙時、本人は一時的だが緊張や不安から解放されるため、表情に不安は現れにくい。
そのため、周囲には平気そうに思われてしまう。
・なぜ話せないかは、ほとんどの場合、本人もわかっていない。
鍼黙児にとって、学校は一日中、不安にさらされる場所。
いくら話したいと思っても声は出せない。
長引くと、話せるようになっても、人に関わらなかったことで、社会的な能力が伸ばせず、不登校など二次的な問題で苦しむ。
・質問は「はい」「いいえ」で答えられるものを。
話すことを強制したり、治療の目的においてはいけない。
意識させてしまうと緊張して、話せなくなってしまうからだ。
・一つずつこなして徐々に環境に慣らす。自信をつけさせる。
遊びを取り入れた行動療法、交換日記。
治療は保護者、学校、専門家との連携が必須。
・「まあ、ゆっくりやろう。こんなことできなくてもいいんだ。活躍の場はたくさんある。成功の思い出を作っていこう」 -
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セロトニン
・セロトニンは神経伝達物質のひとつ。不安やイライラを軽減させ、安らぎを与える作用。
・セロトニン症候群:セロトニンの薬などと別の薬との併用による副作用。
サプリの多量摂取で起きることあり。発熱、吐き気、下痢、異常発汗、頻脈、体の震え、筋肉の痙攣、足の引きつり。
不安、錯乱、興奮などの精神症状。
・「とりあえず、体調を整えてからだ。いまの精神状態は薬のせいかもしれない」
・「愚痴を言う元気が出たのなら大丈夫だ。やはり薬のせいだったな。よかった」
・「好きなことがある。そのために努力している。それのどこが”なにもない”んだ?
立派な目標で夢だ。それが叶ったら、次の目標ができて、、また、それをかなえるために頑張れる。
その繰り返しだ。それが本当の夢に繋がっていく」
・「体調管理は受験の基本だ。徹夜で勉強すると逆効果だ。
眠ることで脳も覚えることができるし、体もリラックスできる。
後は運動もいいんだぞ。適度に体を動かせば、脳の回転や血行が良くなって、記憶力も集中力も高まる。
休み時間ぐらい外で遊んだっていいんだぞ」
・「歩いてもいい。ゆっくりでいいからゴールを目指そう」
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・成長痛による足の痛みや寝不足→風呂で温めてマッサージすべし
一般的に成長期には、成長ホルモンGHが骨と骨の間の骨端線の軟骨部分に働きかけ、その軟骨が成長することで背が伸びる。
GHは睡眠と食事をしっかりとり、運動することで分泌が促進される。
・成長期の始まるタイミングは性別や個人差で異なる。
女子の場合、小学生高学年では、男子より背が高いことも珍しくない。
その時期、急激に伸びても、初潮を迎えれば、背の伸び方はゆっくりになる。
15歳ごろには軟骨は硬い骨になって成長が止まるため、いつまでも伸び続けるわけではない。
・「自分の評価を他人にゆだねるな。周りを気にして縮こまるほうがよっぽど変だ。
腹が立てば、友人の前でぶちまければいいし、笑っていたければ堂々と胸をはっていればいい。
どうありたいかは自分が決めることだ」
・難聴:早く直さないと聞こえの悪さで学習に支障が出る。
鼻水が奥に溜まっていると滲出性中耳炎になりやすい。
滲出性中耳炎:耳管が閉じて、鼓室内の気圧が低下し、鼓膜が内陥(ないかく)する。
→その状態が進むと鼓室粘膜から水分が滲み出る。
鼓膜の内部と滲出液によって、鼓膜の動きが制限されて、難聴に。
・プールの中で音を聞いているような聞こえにくさがあるが、
痛みや耳垂れがないため、子供からの訴えはほとんどない。
・「自分にも相手の気持にも敏感なのは、やさしくいられるってことです。」
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ADHDその1
・ADHD(注意欠陥/多動性障害):脳の一部の機能不全が原因とみられる発達障害のひとつ。
特徴その1=不注意:集中力が持続せず、気が散りやすい。忘れ物が多い。人の話をじっと聞けない。
物事を順序立てて進められない。最後まで何かをやり通すことができない等
特徴その2=多動性:じっとしていないといけない場面でも、つい体が動いてしまう。
一人でしゃべったり歩きまわったりと、落ち着きがない。
力の入れ方がわからず、過激になる。
特徴その3=衝動性:結果を考えず、行動に出る。
順番を守らず、割り込む。
人の言葉を遮って話し出す。
些細なことで怒ったり、手が出たりする。
・人によって様々。軽度~重度まである。学習障害や、他の障害を伴うこともある。
子ども一人一人、サポートは違ってくる。
・集中が長続きしない一方で、好きなことには集中しすぎて、切り替えができない。
だめだとわかっても、自分の行動をコントロールすることができない。
短期記憶能力(ワーキングメモリ)が十分に働いていないため、注意しても同じことを繰り返す。
周囲からは「自分勝手な人」としか映らない。
・「多動」「衝動」に関しては、脳の成長に伴って、思春期頃までには少なくなる。
二次的な問題(孤立など)を防ぐためにも対応が必要。
・患者の得意とすることに目を向ける。
・エジソンもアインシュタインもADHDだったという説がある。
彼らは人の気がつかない所に興味を示し、その分野を極める能力に秀でていた。
・自己肯定感を子供のころに育むことはとても大事。褒められたり、役に立てたり。それが自分を守るための力になる。
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ADHDその2
・ADHDその2:周りの状況や、相手の気持ちが読みにくい子の場合は、
言葉よりも絵などで、シュミレーションをして説明すると理解しやすい。
うまくできたらすぐ褒める。
・自分の痛みや気分を察しにくい子、伝えにくい子には、数値化して考えさせる方法もある。
長い説明では、最初に聞いたことを忘れてしまうため、言葉は簡潔に。
集中が続くように声掛けなど。
・ADHDの薬は、効果は半日程度。特性そのものを治す働きはない。
脳の神経伝達物質に作用し、心身を安定させる補助的な役割のもの。飲むと落ち着いて本人も楽になる。
・「必要なのは、社会に適応するために自分を抑えることじゃない。自分の力に自信が持てることだ」
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心停止
・生命活動を維持するには、生体エネルギー(ATP)の産生が必要
ATPの産生には、酸素とブドウ糖の供給が不可欠
酸素を取り入れる仕組みが呼吸
全身の細胞へ酸素とブドウ糖を供給する仕組みが循環
呼吸を調節する中枢(呼吸中枢)は延髄にあり、脳・呼吸・循環の三つが生命維持の基本
・脳は酸素不足に最も弱い器官。心臓が止まれば10~15秒で意識消失
・心肺停止=心停止+呼吸停止
心停止には、心室細動/無拍性心室頻拍、無脈性電気活動、心静止がある。
突然の心肺停止の原因には、心疾患、脳卒中、各種中毒などいろいろ
感電、熱中症、溺水、ボールが胸に当たることでも起こる
・心停止の予防→119番通報→心肺蘇生法(CPR)→除細動→医師による救命措置
まず、周囲の安全確認、肩を叩き意識の確認、人を呼び119番通報とAEDの手配を指示
呼吸は胸腹部の上下で確認する
・心肺蘇生法=胸骨圧迫、気道確保、人工呼吸=根本的な治療のための時間稼ぎ
・「おまえは助けようとした。生きると信じて動いた。それがお前がした人命救助だ。
助けたかった命を、救おうとしたことを忘れるな」
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いただきます
・朝ごはんを食べると、集中力と体力がつく。良い排便でおなかがすっきりする。
・一回の食事で足りてない栄養は、他の食事で補う必要がある。
・給食は1日の摂取量率の1/3を目標に作っているけど、給食を食べればいいという話でもない。
・人は人生の最後まで、何かを食べ続けている。それはいろんな生き物の命の上で成り立つもの。
・成長期に必要な栄養素を摂らなければ、健康でも綺麗でもなくなってしまう。
・命を頂くから「いただきます」という
・「みんなが頂くのは大切な命です。
命って目に見えないし、出来上がった食品ばかりを目にしている現代人はそのことをつい忘れてしまいます。
では、私たちは何のためにごはんを食べるのでしょうか?
私たちの体は食べたものでできています。
この体が動くのは、頂いた命が、今度は、私たちの中でもう一度生きるからです。
「いただきます」はその命へ、「ごちそうさま」は食材を育て、集め、調理してくれた人への感謝の言葉です」
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不器用さ
・発達性協調運動障害:検査結果では、筋肉や骨に異常は認められない。
協調運動とは、なわとびで手と足を同時に動かすように、手と手、目と手など、
それぞれの個別の動作を同時にする運動のこと。
身体能力に問題はないのに、日常生活での協調運動が、本人の年齢に比べ、著しく遅れや困難がある障害。
赤ちゃんの時、ハイハイが苦手だったり。
・適切なリハビリで不器用さは改善できる。
・「やれと言われたり、怒られたら子供はやる気にならないが、自分で決めた目標なら頑張れるはずだ。」
・不器用さの原因:両手がうまく使えない…鋏が苦手、ご飯茶わんを上手く支えられない
感覚の未発達…ブランコや滑り台を怖がる。糊やご飯などべたべたしたものを嫌がる
力のコントロールが苦手…おもちゃを力任せに壊す。卵を上手に割る動作が苦手
物を見る力が弱い…キャッチボールがうまくできない。動くものを上手に見られない
身体イメージが捉えにくい…体操やダンス、手遊び等が不得意、道具の扱いが苦手
・不器用さは、発達障害の有無にとらわれない。
・一つの苦手な行為にもさまざまな要因があり、何が苦手かを分析して、段階をつけて練習していく
・粘土や折り紙、物をつまむ遊びで強化する。手首の安定性を高めるためにジャングルジムやうんていの遊びも良し。
・いろんな環境で体を動かすことで、身体イメージを育てる。
・ダンスは、見本の人と鏡で動きを確認しながら練習してみるとよい。
・なにより楽しくで自信を持ってできるように、周りがサポートすることが必要だ。
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放課後カルテ
・「お前は治る、絶対に」
・「遊ぶ約束をしよう。治ったら何がしたい?」「ん~おにごっこ」「おお、いいぞ」
「あとサッカーと野球!」
・「小さな子供でも手術に向けて理解と覚悟を持たせる必要はある。
病気を治して元気になりたいという気持ちを持つか持たないかでは、術後の回復に影響が出る可能性だってある」
「だから、先生に励まして欲しかったんですね。絶対に治るって」
「いや、あれは…医者が簡単に言うことじゃない。医療に絶対などない」
「何言ってるの?お医者さんじゃなくて牧野先生の言葉でいいじゃないですか。
心細いときに誰にでもくれる答えよりも、たとえ無責任でも自分だけにくれる言葉が欲しいの。
きっと直明君が一番欲しかった言葉ですよ」
・「病院では一人一人と長く関わることはない。
ここで見ていると、昨日まで泣いていたと思ったら、今日は笑っていて…
体を治すということがどういうことか、あいつらを通して実感できている。
ここから先も自分で歩いて生きていくんだし」
・「もし、みんながいる場所に戻れなくても、どこへ行くかを自分で決められるなら、
その子は大丈夫だと俺は思います」
「そうですね。選んだ道の先に来たら、風景は全然違って見えますからね」
・「医者は命の力に手を貸すことしかできない。患者の生きる力を俺たちは絶対に信じ抜くしかない。
命をつなぐことは、お前の言う未来を創る」
・「大人と子供では、体のつくりやなる病気も違う。
それに言葉でうまく伝えられない分、周りの情報や観察で、その子供の中で何が起こっているのか、
なんで苦しんでいるかを探すんだ」
・「子供の貧困、生活習慣病、心身症、虐待、暴力、受診にまで至らない見過ごされる問題。
子供を取り巻く社会環境は年々悪化している」
・「子供の主訴の背景に潜む問題を、医療従事者だけじゃない、この地域で考える意識が必要だ。
無関心で、孤独に慣れる社会をなくしたい。大人たちが手を取り合わないと、子供たちは守れない。
子供たちに未来を見てほしい」
・(あの頃、想像しなかった、今は目指す光景は、はっきりと見える)
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お金にまつわる心構え
・歴史は繰り返さない。繰り返すのは常に人間の心理。
・「知っている」ということと、「実際にやっている」ことは全く別の話。
・「運動したんだから、好きなだけ食べていいだろう」と、「稼いだんだから、好きなだけ買っていいだろう」は似ている。
・若いころから節約してお金を貯める→優良株に投資→福利効果→莫大な資産に
・「幸福」=「結果」-「期待値」
・優秀な人間が失敗するのは、たいてい傲慢さが原因だ。
・失敗は成功のもと。
・物事がうまくいっているときは慎重に、うまくいかないときは寛容に。
・エゴを減らせば、豊かになれる。
・「富」=「将来、より多くのものや選択肢を手に入れるために、今買う物を抑えることで生まれるもの」。
・夜、安心して眠れることを優先して、お金の管理をするべし。
・投資で結果を出すための最大の秘訣は、時間軸を長くすること。
・個々の投資ではなく、常にポートフォリオ全体を見て、成果を測ること。
・自分の時間をコントロールするために、お金を貯めて、使う。
・尊敬と称賛が欲しいなら、高級車を見せびらかすより、優しさや謙虚さの方が効果的だ。
・人生では、最悪のタイミングで、予期せぬ出来事が起こる。
目的のない貯蓄は、そのリスクに対する備えとなる。
・お金を増やすうえで生じる代償(不確実性、疑念、後悔など)は、罰金(避けるべきペナルティ)ではなく、
手数料(支払う価値のある代償で、代わりに素晴らしいものが得られるもの)と見なさなければならない。
・何が起こるかわからないと想定しておくことで、予想外の出来事に耐えやすくなる。
・目標は、望みや時間の経過と共に変化するため、あまり極端な経済的判断は避けた方がいい。
・リスクとリターンは表裏一体。
・身を滅ぼすようなリスクには、細心の注意を払うべきだ。
立ち直れないほどのダメージを負ってしまえば、長期間で得られるリターンのためのリスクを、それ以上取れなくなるからだ。
・人は人、自分は自分。
・いろいろな意見を認めること。
・インデックスファンドを、ドルコスト平均法で運用する。
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国力に直結する科学力
・人や組織が、世界に通用する仕事をするために必要なのは、第一に使っている言語での「流暢さ」であろう。
言語を自由に使いこなせないと、アイディアは枯渇し、コミュニケーションもうまくいかず、
多大なストレスが生じ、大きな成果が生まれることはない。
・社内英語公用化の弊害は、(英語で思考することが普通でない場合)
常に頭の中で、日本語と英語の直訳作業を強いられることにある。
ハンデが大きすぎて、本領発揮とはいかないのだ。
人間の脳がいくらマルチタスクに向いているといっても、
直訳という、常に余計な作計な作業をすることに何の意味があるだろう。人間の論理的思考の大部分を司る言語は、
付け焼刃でこなせるほど甘いものではない。
・流暢な日本語できっちりと発音し、それを一流の通訳が、
世界向けに流暢な英語で発信した方が、よほど格好いいし、実益にも繋がる。
・今の日本で、科学が人気がない理由は、あまりにも周囲の評価を気にしすぎていて、
科学の原点である、素朴な疑問の追及や、わくわくドキドキ感をどこかに置き忘れてしまったからかもしれない。
・エネルギー問題は根が深い。日本人の多くが再生可能エネルギーに対して幻想を抱いている。
だが、科学者やエンジニアの間では、再生可能エネルギーの「限界」が常識となっている。
火力発電や原子力発電は「濃い」エネルギーである。
それに対し、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーは「薄い」エネルギーなのだ。
原子力発電が金脈であるとすれば、太陽光発電は川で砂金を掬うようなものだろう。
・太陽光発電の場合、夜間や雨の日に備えた充電設備が必要だ。
風力発電なら、風のない日をどうするか考えなくてはならない。
家庭も工場も、再生可能エネルギーで電力を賄うためには、これからの研究開発を待つ必要がある。
・人間のすることにはミスや失敗がつきものである。
問題は、そこからいかに次を導き出すかだ。
結局、どんなことが起きても、自分の仕事を見つけて一生懸命やるしかないのである。
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宿主と微生物のせめぎ合い
・宿主と微生物のせめぎ合いは軍拡競争に似ている。
人類は病気を抑え込むために次々と新たな手段を開発してきた。
微生物は薬剤への耐性を獲得することで、ヒトが繰り出す新たな兵器を巧みにかいくぐる。
宿主側はさらに対抗手段を強化しなくてはならない。
・菌が耐性を身につけたということは、抗生物質から生き残った耐性菌が大増殖して猛威をふるうだけでなく、
耐性のない菌までも「耐性遺伝子」を受け取って、耐性菌へと変身する可能性が高まることでもある。
・われわれ人間も、耐性菌を作り出すのに知らず知らずのうちに貢献している。
服用された薬は、全てが体内で代謝されるわけではない。
効果を維持したまま排泄され、トイレを通って下水へ流れ込む成分も多い。
これが河川や海水を汚染する。
・「病気の不快な症状」と忌み嫌っているものの多くが、実は進化の途上で身につけた体の防御反応だ。
「発熱」は微生物を「熱死」させるか、患者が「衰弱死」するかの「我慢比べ」である。
「咳」「吐き気」「下痢」は病原体を体外に排出する生理的反応だ。
「痛み」や「不安」は病気の危険信号なのである。
・戦争が勃発するたびに、兵士も一般市民も食糧不足、不衛生などに苦しめられ、これに感染症が追い打ちをかけた。
特に軍隊は均一的な集団であり、長時間生活を共にするために感染症が蔓延しやすい。
・地球は微生物で満ちていて、年間200万トンを超える細菌やウイルス、5500万トンの菌類の胞子が霧雨のごとく振り注いでいる。
微生物は地表40キロ上空から海面下10キロの深海底まで生息している。
・人体も「常在菌」とよばれる微生物に満ち溢れている。常在菌は体内で互いに排除したり共生したりしながら
一定の調和を保って共存共栄している。
・何らかの原因により、常在菌が本来のすみかでないところに入り込んでしまうと、炎症を起こしてしまう(異物として認識される)
飼いならされていない「野生菌」が入り込んだり、人体が免疫を失って無防備状態に陥ってしまったとき、突如として牙をむく。
・「感染症かアレルギーか」。感染症にかかりにくくなったら、今度はアレルギーに悩まされることになった。
両者はシーソーのような関係であった。
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日記の効用
・日記の効用:寝る前に1日を振り返る→落ち着いて思い出そうとする→呼吸が良くなる
・思い出す=検証作業→認知機能の改善
・明日が来るというのが、一番の原動力。「明日は何をしよう」と思うと、希望が生まれる
・書く(今日やったことを1行、日記に)
→振り返る(「自分にとってどんな意味がある?」→「気づき」→「行動する」)
・日々の出来事から学ばないと、人生を無駄にしてしまう。
出来事は意識しないと、忘却の海に消えてしまう
・人の成長を決めるのは、持って生まれた才能ではなく、
毎日起こる出来事を題材にして、どれだけ沢山の気づきを得られるか、その回数を重ねていけるかだ。
・知らない場所に出かけてみたり、やったことのないことに挑戦する。
・書いて、振り返ることが、メタ認知(自分を客観視する)能力を培う。
・客観視することで、具体的な改善点が見えてくる。
・「自分にとって、どういう意味があるか」という視点で学び続けることができれば、何歳になっても成長できる。
・1分くらいの振り返りの時間を確保することが、自分の時間を作ることにつながる。効率化の糸口が見つかる。
・振り返りの繰り返し→過去と現在をつなぐ線の可視化→未来への指針の構築
・言葉にする=自分にとって必要な体験や情報の取捨選択
・改善するための気づき=具体的な改善策 + 抽象度の高い内容
・自分を変えることができるのは、毎日の地道な行動の積み重ね
・習慣こそが、いつでも自分を変えられる手段
・毎日の振り返りそのものが、行動を生み出すエンジン
・「この山を登りたい」というのが、長期目標
日々の振り返りで、足元のコンディションを固めながら、一歩一歩近づいていく。
中期目標は、ひとまず、どこの山小屋を目指すのかを決めていくということ。
・人は「心」からの言葉でないと動かない。
・仲の良い同僚や友人に、定期的に自分の話を聞いてもらう。
・意識的に日常から離して、毎日の仕事から切り離した時間と場所を作る。
・自分を信じて、過去を振り返り、自分を理解して、未来を考える時間を作る。その繰り返し。
・習慣化をして、一度ルーティン化したら、どんなに忙しくても、何の仕事をしていても、
時間を取ってやるようになる。やることが当たり前になる。
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健康の大切さ
・立ち技で戦うこと。複数を相手する時、一人を組み伏せても、残った者に背後から狙われるからである。
・頭を低い位置に置くほど、頭部を一撃される。
・足は最も重要。腕力が強くとも、行動中にスタミナを使い果たして、動けなくなったら意味がない。
・剣:敵の足首~膝の間に蹴り、または剣で突くか斬る。あるいは柄で殴る。
・前蹴り:押し倒されそうになった時、相手の股間や脛周辺を蹴る。
・膝蹴り:体が密着したときに
・組み伏せられた時:掌底で相手の肋骨の一番下を突く→頭突きで顔面を潰す→何でもいいから武器を手にし、頭部を強打→とどめを刺す
・「他人は他人。我は我なり。我が事について後悔せず」。他人が何をやっていようが、皆が何に熱中してようが、自分には関係ない事。他人の助言で何か始めても、結果が悪いと、誰も責任など取りはしない。それくらいなら、初めから自分の信じる道を選んだ方が、失敗してもまだ納得できる。
・人生はゴールの判然としない長距離レース。健康でさえいれば、何とか追いつける。
・漢字を書く能力は、常時続けていないと錆びついてしまう。あまり、携帯電話やパソコンに頼ると漢字が書けなくなる恐れがある。
・学歴はたいして重要ではない。それより良書を精読する方が大切。
・苦しい局面を迎えた時、「ここで脱落したら、いままでの努力は水の泡になる」と言いきかせる。
・戦いに入ったら、敵(戦わなければならない相手)に対して憎しみを持つ。
・常に最悪のケースを考える。
・大きく深呼吸して、脳に酸素を送り込み、頭をクリアにする。
・きわめてわずかな健康上の違いが、戦いにおいては、直ちに、その人の生命を左右する。
・試合展開を予想する直感力。
・視力を保つには、①朝起きて緑を見る、②起床直後の目薬一滴、③遠くの文字を見る、④ビタミンA(人参や鰻など)を摂るとよい。
・勝利の女神は、準備万端怠りなく、鍛えに鍛えた人にしか微笑まない。
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状況の中に組み込まれた行為
・ロボットにお掃除してもらうのはうれしいけど、ほんの少し手助けになれているという感覚も捨てがたい。
・「とりあえず動いてみよう」→周囲のものや制約を生かしつつ、一つの物事を成し遂げる。
偶然の出会いを、一つの価値に変えている。
・行為は、状況の中に組み込まれている。
・わたしたちは目の前にある対象の振る舞いを引き起こした原因を探るとき、
その対象の内側で起こっていることに帰属させやすい。
・自分の立場から考えるとき、今度はその要因を、自分の外に求めている。
・自分の内側からは、その身体の一部や、自分の顔は見えない。
しかし、とりあえず動きだすことで、初めて自分の姿がそこに立ち現れる。
・クルマを動かすには、その景観の流れを動かし、クルマを止めるには、その流れを止める。
・クルマを運転するコツは、自分の力だけでクルマを操りたいというこだわりを捨てて、自分の行為をいったんは周囲に委ね、
結果として、その周囲からナビゲートしてもらうこと。
そこでのポイントは、周囲と一緒に「一つのシステム」を作りながら、クルマを操るというスタンスを取れるかどうかである。
・言葉を繰り出そうとするときというのは、自らクルマを操ろうとする場面によく似ている。
それを繰り出す瞬間において、その発話の意味や価値は、必ずしも完結したものではない。
そこで伝えたいことも漠然としている。
それでも、なにげなく言葉を繰り出す中で、その言葉の意味や役割がおぼろげに見えてくる。
漠然としたイメージを、とりあえず言葉にしては、自分で表現したかったこととの差異や、
相手の関心の具合を参照しながら、そこで足りないところを補足していく。
「言い直し」を繰り返すことで、次第に伝えたいことが精緻化されていく。
なにげない発話を繰り返すということが「思考の道具」となっている。
・なんでもできるロボット→まかせきり→どんどん高値に。融通利かなくなる→ディスコミュニケーション
・弱いロボット→共同作業→コミュニケーション
・文章を書くこととは、その文脈の中に、とりあえず言葉を流し込んでいくということ。
地面になにげなく一歩を踏み出すように、文の断片を一つ一つ文脈の中に流し込んでみる。
個々の表現で全てを伝えようとするのではなく、むしろ文脈の力を借りながら伝える。
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・麻疹:麻疹ウイルスの空気感染、飛沫感染、接触感染。
・10~12日の潜伏期→白色の小斑点(コプリック斑)→赤~暗赤色の発疹→回復期へ
・回復しない場合、肺炎や脳炎の恐れ。
・ウイルスはリンパ組織で増殖→一時的な免疫抑制→他の感染症による合併症の危険あり。
・脱水防止におかゆや果物
・喉への異物→気管閉塞→ハイムリック法(腹の突き上げ)→無理なら外科手術
・湿度を保つ→痰を出しやすくする
・はしかにならない。はしかにさせない。はしか(麻疹)は感染力が大変強い感染症。
=自分が感染しないだけでなく、周りの人に感染を広げないためにも、予防接種は有効だ。