【感想・ネタバレ】ゲート―SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 2.謀濤編のレビュー

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自助論

mac
2022年09月30日

一部ご紹介します。
・能力に欠けた人間を、相応しくない地位に置くような国家、組織、家は確実に衰退する。それが現実だ。
・環境が違えば、同じだけ努力しても得られる結果は異なる。代々繰り返されることで格差はできていくかもしれない。
けれど、どんなに優秀な教師がついていても、当人にやる気がなければ何...続きを読むも身に付かない。学問や技術に王道はない。これは真理である。
・夢物語のような理想を説いたところで、靡いてくるのは精神の幼い者か、現実がよく見えていない夢想家だけだ。
・共産主義を始めとするグローバリズムの由来は一神教だ。すべては唯一神から恵まれるものとされる教えだ。
それ故、悦びも幸せも神から与えられる、ということになる。
けど、神にも感情があり、好き嫌いがあるなら、贔屓したくなる人間がいる。それにあぶれた人間に湧き上がる感情は、嫉妬心と憎悪だ。
「なぜ神は俺よりもあいつに多くの恵みを与えるのか?」と。
そうして神と世界を呪う。世界を憎み、世界の理を組み替えたいと思うようになる。
グローバリズムの行き着く先は、神を捕えて拘束し、その恩寵を乳牛のごとく搾り取って、皆に「平等」に分け与える社会だ。
その社会の仕組みは、分配を担当する者(独裁者)が、殆どを搾取した残りかすをそのほかの人々に「平等に」与えるというものだ。
・知識も教養も才能も、自分で積み上げるもの。自分の人生は自分で切り開くもの。幸せは、与えられるものではなく成るもの。
誰しも生まれた時から持っているものは異なる。
性別も、容姿も、頭の良し悪しも、身体が健康かどうかも、生まれた時の貧富も、運の良し悪しも、全員違っている。
そもそも魂からして全く違う。
ならば、人生の価値とは、与えられた条件の中でどれだけ頑張れたか、どれだけ己を高めたかによる。
鳥は深海に辿り着くことはできないが、空の高みを目指すことはできる。
獣は大空を飛ぶことはできないが、広い大地を駆け抜けることはできる。
魚は大空も大地も知ることはできないが、海の潤いを味わいつくすことはできるのだ。
・自殺は必ずしも悪とは言えない。強くなる意欲がない者が生きるには、この世界は厳しすぎるから。死ねば神のもとに召されるか、転生の機会はあるだろう。

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Posted by ブクログ 2019年02月13日

物語の前半は前巻から引き続き、鎧鯨と潜水艦きたしおの死闘が描かれています。 潜水艦の戦闘ってこんな感じなのかな。視界がない分スリリング。 
プリメーラの気持ちもわからんくもないけど、よくあれに徳島は耐えられたなぁ。
中盤は自衛隊が来たことによる特地の辺境の変節が少し書かれていて話的には小休止的な感じ...続きを読むだけど、後半が怒涛の展開。
今作品は現状の日本を取り巻いている某特定アジアの国々、無責任特定野党やマスコミとそのような国々との裏の関係を暗に示唆している感じが強い。 
スリーパーセルにまで言及しちゃってるしね。
特定野党の国会での無責任質疑やそれを煽るマスコミ、そして某サンライズ新聞のような記事だったり、ネットでも日和見主義的な連中の発言とそこで炎上させようと蠢く左巻きの連中を風刺していて、あまり政治に興味のない人も現実の自衛隊の立場が如何に諸いのか気付けるんじゃないかな。
そんなこんなもあり、最後の不審船への対応で少しスカッとした。 現実でもこんな風に対処できたら良いんだけどなぁ。 
あっ、season1の方の登場人物たちもちらほら出てきているのでこうご期待。 

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Posted by ブクログ 2018年05月01日

前作の登場人物がちょいちょい出てくるのは嬉しい。しかし、前作の方が圧倒的に面白かったのは何故なんだろう。

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