あらすじ
調査任務を帯びて特地各国を回っていた海上自衛隊の江田島五郎一佐と凄腕料理人の徳島甫二曹に対し、特地で拉致された米国籍ジャーナリストの奪還に関わる特命が令される。二人はおやしお型潜水艦に乗り込み異世界の海に船出するが、碧海周辺は列島諸国と海賊とが群雄割拠する混乱の渦中にあった――
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経済の乗数効果
一部ご紹介します。
・金銭というものは、川のように流れていることが望ましい。
使わずに、その流れを堰き止めてしまうことは罪なのである。
金は使ってこそ生きる。
富豪がメイドを雇えば、メイドとその家族が暮らせる。
豪華な食事を楽しめば、腕の良い料理人とその家族が生きていける。
良質な食材が必要となれば、それに応える力を持つ農家や漁師の暮らし向きが良くなる。
つまり、満ち足りし者が、豪奢な生活をするのは義務なのだ。
そうしなければ失業者が溢れ、社会に歪みを生んでしまう。
実力の範囲でなされる限り、贅沢は大いに奨励されるべきだ。
円滑な金の循環こそが、多くの人間を幸せにし、多くの人間を潤わせる道のりである。
Posted by ブクログ
ゲートの新たなシリーズは海上自衛隊編。
外伝をまだ読み終わってないから、門が再開してからの流れがわからないけど、とにかく前シリーズでは陸自の駐屯地に間借りしている状態だった海上自衛隊がしっかり乗り込んできている様子。
特地の陸や空に異界の怪物が居るように、海にも怪物が存在していましたよと。
そんで、それらと対峙するのは海上自衛隊。
冒頭から潜水艦で正体不明の怪物と戦ってます。
なかなか緊張感があっていい。
再開後に一般人もある程度が特地に入り込んでるようで、
今回は米国のジャーナリストが彼の地で捕虜にされてるので、他所の国がそれを口実に特地へちょっかい出させない為にも日本がその人物の奪還交渉にあたっているとさ。
しかも、今度の相手は海洋国家なので必然的に海上自衛隊の出番。
既に外伝でもおなじみの江田島とその部下の徳島コンビを軸に物語が展開していく。
なかなかこのコンビ面白いな。 江田島さんの切れ者っぷりはすでに分かってたけど、徳島の能力ってとてつもなく役立つよな。 食事で栄養補給する限りおいしい食事を提供できる奴は強い。
その能力を悪魔の狡猾さで有効利用する江田島さんすごいw
中盤前はなんやかんやで面白さの方が強かったけど、終盤は緊張感に溢れてた。 しかもこの終わり方。
続きが気になって仕方ない。