あらすじ
高度1万メートルを飛ぶ旅客機内で、急病患者が意識不明に!その時、機内に居あわせたのは3人の医師。ベテラン眼科医、血気盛んな後期研修医、そして病理医・岸京一郎!医療器具、薬品、患者の情報、すべて不利な状況で、直接患者と会う事のない医師・岸の判断は…!新章「ヒーロー見参!編」開幕!
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ヒーローになりたくて
一部ご紹介します。
・「たった数分待つだけだ。ちゃんと診断を付けられる可能性がある。」
・「僕はヒーローになりたくて医者になったんです」「ヒーロー」「そう、どんな患者も救う。今日だって僕は一人救いました」
・「たった数分待たなかっただけで、あの患者は余分なリスクを取らされた」
・「まあ、100点中95点ですね」「あとの5点は?」「自信過剰」「ありゃりゃ、あいつの純情は報われないねえ」
・「話しててもきりがないんですよ。ずっと質問責めで」「それをあえて言葉にするのが教育ですよ」
・「何もわからず何もできずに人が死ぬ。それを少しでも減らしたいだけです」
・「こういうのは毎日顕微鏡に向かう、それ以外ないんだよ」
・「朝加先生、患者に携帯の番号を教えるなんて…外来やカンファ、ご飯の時、寝てる間に電話がかかってきたらどうするのさ」
「もちろん出ます。医者は患者の体と心を全力で支える。患者は心から医者を頼る。
それが医者と患者の正しい関係じゃないんですか?」
「そりゃ言葉でいえばそうだけど、安請け合いして裏切れば逆に信頼を失うだけだから」
「そうですね、何もしなければ信頼を裏切ることもないでしょう。
失敗した時の予防策を張り巡らせて曖昧な物言いではぐらかす医者、苦しんでいる患者と距離を取って自分を守る医者を、
僕は何人も見てきました」
・「私が思うにね、抗がん剤を乗り越えるコツは考え過ぎないこと。
ただただ目の前にある1日を乗り越えていく。
地道な繰り返しの日々が次の道を拓くの。ずっとそうしてきた」
・「君の邪魔をするつもりはないけど、2つだけ約束してほしい。
無責任な言葉や理想を患者に押し付けないでほしいんだ」
「僕はそんなことしない!たくさん話してやっと天羽さんの表情がほどけた。
やっと少しだけど弱音も話してくれるようになった。
何も知らずに決めつけてかかるあなたの言葉は無責任ではないんですか。
あなたは僕だけじゃなく、天羽さんも侮辱してる」
「…ごめん。でもお願いだ。大事な話をするときは僕も同席させてほしい。お願いします」
・「…もう、データしかみないような外野に無責任に言われるの、うんざりなんです」
「朝加先生、ちゃんと目の前の患者を見た方がいいですよ」
「…見てます。誰よりも」
新章。またしても面白くて引き込まれていく内容!新しく出てきた新米内科医は熱意ある若者、だからこそこれから起こるであろう出来事にハラハラしつつも、岸先生の凄さに期待しちゃう。楽しみです。
Posted by ブクログ
意外にも、飛行機内でのドクターコールからの語り起こし。なるほど、そこでの邂逅が、新入内科医の物語へと繋がっていく訳だ。そして、その彼の何となく危うい感じを出したりが絶妙。展開は何となく予想されるけど、それよりも読んでみたい!って気にさせられるもの。続きが楽しみ。
熱血医師と岸先生の回
医療現場の実情、人としての想い、違う立場の人たちの衝突、テーマを損なわないレベルでのギャグと、バランスが素晴らしい漫画。何巻になってもクオリティが落ちないのもすごい。今回の危なっかしいけど熱い医師についての話も、理想と現実の間での医療現場での一人一人の考え方の違いの中で、医者と患者のあり方など考えさせられる。次巻以降の展開が楽しみ。
すご腕の病理の先生が
飛行機での救急患者と処理について言い合いになった若い医者は、そのままそう望会にて働くようになる。そして必然の流れで主人公と再会する。さあ、ただで済むはずのない難しい症例の対応にどう対処するのかがお楽しみです。病気のことだから甘くは見てられないのだけど。
毎回、新刊発売を心待ちにしています。とても切ない気持ちになると同時に、今を懸命に生きなきゃ…って気持ちにさせてくれます。早く続きが読みたいです。
Posted by ブクログ
診療科によるマウントの取り方、やっぱり外科が一番上と思われている所からの内科が病理医をバカにするのが何となく分かる
教師でも体育教師は下に見られがち
会社だと出身大学なのか
実力で人を見ない事がまかり通る社会を批判しているように思う
岸先生はいつもフラットだから気持ちいい
深いところにメスを入れていく展開が益々面白い、次を楽しみにしている
Posted by ブクログ
新キャラ投入で新エピソードのスタート、期待できる。新薬開発にからむもろもろは正直難しくてうやむやのまま読んでいたところもある。その点これは入りやすいかも、次巻楽しみ。