あらすじ
岸京一郎(きし・けいいちろう)、職業・病理医。病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。各診療科の医師は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。医師たちは彼について、口をそろえてこう言う。「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。
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もう少し難しい話かな、と恐々読み始めたけどめちゃくちゃ面白かったです。そして色々考えさせられました。医者であること、技師であること、病気になること、人生色々ありますよね。
匿名
フラジャイル、こわれもの。彼はとびきり優秀だが、そこに同じ大きさでベクトルの異なる性質が存在している。取り扱い注意の男の物語は、その危うさと不完全さによって目を離すことのできないものとなっている。
Posted by ブクログ
病理医というマイナーな医者を描いた作品。作中でも評判が悪いという設定の病院ではあるが、主人公を際立たせるためにか院内の医師が軒並みクズ。医療ミス(紛い)を起点に主人公が正しい病名を暴き患者を救うと言った方向のエピソードが多いが、クズ医師達の態度や思考にイライラすると同時にこんなのが実在しそうという少しのリアリティから現実の病院通いを不安にさせるような一面も。医師ではないMRや経営コンサルが現場を混乱させるエピソードなどは彼らなりに一応の正義をもっているせいで読んでいてヤキモキする。そう言った極端な悪い例のおかげもあって主人公がそれはもう魅力的にみえる。
面白い
医者のシンボルである白衣を着ない病理医の主人公の話という情報のみで読み始めましたが、絵が綺麗なのは勿論、内容的にも面白かったです。大学病院内の診断と検査の過程といかにその流れを覆すのが大変かがよく分かる話でした。
匿名
病理医とは。
患者と直接関わらない病理医という存在。病理医はどんなことをするのか。病院の裏側を垣間見ながら理解することができる良書。このような先生がいる病院にかかりたい。本巻ラストに胸がギュッとなった。
めちゃくちゃ面白い
いっぱい文字があって疲れるかと思いきや
スラスラ読めてしまう不思議。
専門用語も多い、難しい。でも勢いとテンポがいいのでどんどん読めます。
とっても面白いのでかなりおすすめ。
しかし1巻最後、あの終わり方はずるい....。涙なしで読めませんでした。
しかし医療漫画を読んで、こういう先生がいるんだろうなと思って病院行くと後悔しますよね。なんにもしてくれなくて。笑
料理医ではありません
おそらく無料版を読んで引き込まれた後一気購入して現在も発売日に購入するほど好きな作品。
この本を読んでから病院に行きましたが、ついつい病理医があるか探してしまいます(何故かは読むとわかります)。
と、そんな話は置いといて
病院の中でも黒子の分類になる病理診断医にフォーカスした作品。
診断に関してはパーフェクト。人間性が壊滅している岸先生
ひょんなことから転科してきた病理見習いの宮崎先生
仕事に関してパーフェクト。睡眠時間が壊滅している森井くん
普段病院に行って診断をつける(風邪とかインフルとかそういうのは除く)際に必要な病理診断医
その判断をもとに治療が行われるから間違えたらさあ大変。
だけど岸先生は自分の診断は10割と言い切る。
納得されなければカチコミ
カンファでは荒らしと恐れられる。
それは標本の先にいる患者を考えて曲げてはいけないと分かっているのでブレない。
とことんブレない。
熱い外科系の漫画が好きなあなたも。
医療系漫画が好きなあなたも。
是非一度無料版から読んでみてください!
自分の仕事にプライドと責任をしっかりもったタイプの病理医。こういう医師がいる病院が現代に少しでも居てほしいなと思えるストーリーです。
私のかかりつけ医の診断は
医療マンガでありながら、
患者と言葉を交わすことはほとんどなく。
私のような素人の思う医療行為、
手術や投薬治療も無い。
顕微鏡で患者の体組織を観察して、病気の種類を特定するのが仕事。
それを基に私たちがお世話になっている臨床医が診断・治療する。
そういうお医者さんがいるのは知っていたけれど、こんな風にやってるのかって興味津々です。
ドラマもおもしろかったので読んでみました。劇中にも出てくるように病理医は黒子のごとく脚光を浴びることは少なくとも、とても責任の重い仕事で、煙たがられても正論で論破する岸先生がかっこいい。
めちゃくちゃ面白い
一気に引き込まれます。医療漫画って、熱い主人公。周囲の常識を打ち破って命を救う!みたいなのが多いですが、フラジャイルはものすごく現実的なお話です。病理部なんて全く知りませんでしたが、一つ一つ勉強になります。最後まで買います!
匿名
病理医という聞き慣れない職種。
内容は医療専門用語がビシバシ出てくるがそれをも凌駕するものがある。
決してというか全然甘くないストーリーだけど読ませる。
上っ面じゃない血の通った人間を感じるからかもしれない。
令和のブラックジャック
主人公が令和に舞い降りたブラックジャックと表現するのが一番似合ってると思わせてくれる人間性を持っており目が離せなかなること必死です。
医療系によくあるような、お涙頂戴ものの話ではありません。 普段だとスポットがあたらない、病理医が中心となった医療系ドラマ。 病院のなかだけではなく、MR、製薬会社、様々な利権も絡み合うので、奥が深くて何度読んでも楽しめます
天才、熱血外科医系が医療物で多い中、主役が病理医って所が魅力です。特定の患者を持たない医師からの医界への目線は新鮮です。 読んだ部分までは絶賛しております。この雰囲気、流れでお話が続くことを祈ります
普段自分が引け目に感じている事が言葉にされたような感じがして、胸に刺さりました。岸先生の責任感、それを持てるだけの努力をしているということがすごく格好良いです。文字数が多いですが面白いので読めるし、その分一冊の読み応えがあり良かったです
病理って地味な目立たない仕事だなと考えてました。この本を読むと、病理医がいなくては治療も診断もできないんだなと。細胞をみてるだけではなくその先にいる患者も診ていることがわかりました。おもしろい
この作品で初めて病理医という職を知りました。患者に感謝されないお医者さん。けれども、診断に対する責任は発生するお医者さん。こんなかたがいらっしゃるんですね。病気や、それに付随する死が、誰にでも起こり得るという当たり前のことを、再認識させてくれた作品です
難しい描写が多いにも関わらず構図やキャラクターが崩れることなく綺麗なままなので安心して読めます。 医療モノにありがちな「大変な状況の患者も天才〇〇医のおかげで全員助かりました!」みたいな流れではなく、助けられず亡くなる方もいて、ストーリーがよく練られているなあと感じます。 医師だけでなくMRや検査技師にもスポットライト当たっててその辺りも好きです
医療関係者が読めばすごくおもしろいと思う。でもちょっと知識ないと難しく感じるかもしれない。 病理医を扱う漫画に初めてあったけどこれは良作。ブラックジャックによろしくが好きならこれもいけると思います。しかも絵が上手
岸先生はもちろんですが、ほかのキャラクターも個性的で濃い人たちばかりです。続きが気になって仕方ない。専門用語がバンバン出てくるのでちょっと難しい部分があるかもしれませんが、この先どうなっていくのか楽しみです
とても面白いです。きれいごとだけではない裏の世界を見せてもらっている気持ちで読んでいます。癖のある人がたくさんいて、これからの展開も楽しみにしています
療モノでも病理医ってこんな仕事してるのか、と勉強になります。そして物語がいつもハラハラさせられて(シリアスとギャグどちらでも)人がちゃんと書かれているのがとても好きになりました。患者さんもお医者さん側も登場人物たいてい好きです。良かったら読んでほしい作品です
病院にかかる事の多い私としては病理医の世界を、医者側の世界を知れて良かったし、なにより面白いです! 浅はかかもしれませんが、本物の病理医や医師にも読んでもらいたいです。
自分的には一番面白いこと漫画です!どの話読んでもグッときます。医療系の漫画で泣いたのも久しぶり。違うタイプの腹黒さのキャラクターが大勢(と言うかほぼ全員)居てとてもいいです
こんな仕事もあるのかー!と興味深く読みました。 どんな仕事なのかというのもしれますが、病院が抱えてる問題、社会的に問題にしなければならないような事なんかも描かれてて、とっても面白いです。 そして、いつかこの方々にお世話になる日が来るのかもな、と思いながら読んでます。その時、診断をミスされたくないなーと
絶対に媚びない、いつも原因を突き止めることだけに集中して、仕事する。 まわりの人間を巻き込んでまで探そうとするが、まわりの人間は知らない間に救われます
医療もので自分も関連した職を目指しているので、医療知識や用語で面白く感じます。それだけでなく病気の人、その家族の心情など様々なドラマがあり、泣ける話でもあります。主人公の飄々とした態度の中の信念がカッコイイです
面白い。病理医を中心に据えた医療物は非常に珍しいと思います。何より病理医、検査技師、各科の医師、製薬会社、そして患者といった登場人物たちはどの人も良くも悪くも魅力的です
医療従事者にもオススメの漫画です。病理の側面を多くの方々に知ってもらいたい。そうすることでさらに良い診療、診断ができると思います。 キャラも濃いので展開を予想しつつ、軽く裏切られつつ、サクサク読めます
この漫画を読んでこういう仕事があるんだ、と初めて知りました。 医療ものの漫画は好きですが、子供の頃に読んでたら人生変わったかも!なーんて思う程、興味深い職業の話です。 岸先生もクセが強くて好きですね〜
医療ものの漫画といえば、圧倒的に外科医が主役のものが多いですが、こちらは縁の下の力持ち:病理医の話です。EBM(根拠に基づいた医療)の要をにぎる病理診断の面白さ、大変さがわかります。意外にも主演:長瀬智也のドラマ版の方がシリアスでした
医療漫画はよくあるけれど、病理医が主役ということでなかなかないなと思い読み始めました。変人偏屈ながら腕は確かな岸先生の魅力にどっぷりハマりました。登場人物も個性あふれ、皆それぞれに色んなものをしょってるなー、と
岸先生は顔も個性も損し過ぎ。苦手な人多いだろうに、患者第一を貫き通す姿勢にズキューンと打ち抜かれ…病理医、検査技師、MRなど医療に携わる方々の熱い思いが伝わってきます。
病理というと診断の基本だけど、一般的な病院ではまず設置していない部署で、おもしろかったです。ドラマを先に見たんですが、漫画の岸先生も魅力的でした。
Posted by ブクログ
ヤンデル先生が推していたので
迷わず買って読み始めたら
もう夢中になってしまいまして
で、こんどは 読み終わりたくなくて
毎日毎日ちょびちょび読んでまして
とりあえず1〜16巻までは買いまして
今ようやく9巻
自分の知らない医療の世界
まして
病理医の世界など想像もできない世界
マンガや小説に夢中になるのは
知らない世界を
ほんのひととき知った気にさせてくれるから
知らない世界の物語なのに
時に感情が揺さぶられ
涙してしまうんですよね
岸先生を取り巻くひとたちは
どこかキョーレツでいてあたたかい
最初で最後のシンフォニー
音楽をつなげるタクト
自転車の後部座席で見上げた空
感じるスピード
生きている実感
自分の感情を表現することの難しさ
でも
みんな自分の中に確かにある感情
いろんな医療マンガ読んできたけれど
天才医師が出てくるわけでもなく
ただ自分の仕事に向き合う姿を描いて
これだけ読ませてくれる作品
ありがたく尊い
読み終わりたくないなぁ
ドラマから
昔ドラマ見てました。病理医の仕事って職人技。病気になると主治医のことを頼りにしてしまうけど、病理医が診断してこそ。人間模様や葛藤が垣間見えて面白い。
あまり馴染みのない病理医という職業のことが色々分かって興味深い。
病院の裏舞台的なエピソードが様々な形で語られ、とても読み応えがあります。
後悔
一部ご紹介します。
・「後悔するのは、今だったらもっとうまく出来るからですよ。その進んだ分を積み重ねたのが人生なんだって」
・「自転車に二人乗りしたの楽しかったです。秘密を明かし合うなんて恥ずかしい事したことなかった。癌になんてなりたくなかったけど、でも、いいこともありました。緩和に移るんです。その前に直接お礼を言えてよかった」
・「よくわかりませんけど、これからだって医者になれるんじゃないですか?それでも今の仕事を辞めないのは、今を気に入ってるからなんじゃないですか?」
・一曲だけ曲を書いた。あの子を助けた。たった一人だけど友達ができた。どうだい、十分でしょ?
無料のタイミングで是非!
入り口はドラマ化がきっかけでしたが、原作が至高でした。
こんなに何度も読み返して反芻することになるなんて…
病理について知るきっかけに出会えてよかった。
すごく惹き込まれます。単なるヒューマンドラマじゃない、なのに心にしみてくる、そんなストーリーです。どこが悪いの?性格。治らないの?の一連のやり取りには笑ってしまいました
アツさとクールと両方ある
医療マンガだけどよくあるアツさと涙と奇跡の手術で塗り固めた人情ドラマじゃないところがいい。
合間のギャグマンガみたいな空気感が好き。絵も好み。人間模様も上手く描いてて好き。いつでも仕事と患者に誠心誠意臨む岸、森井、宮崎が好き。
Posted by ブクログ
私は医療とは全く別畑で仕事をしていますが、主人公の岸先生含め、本作品に登場する人たちの、仕事に対しての向き合う姿勢は非常に感心させられます。
自分もこうあらねば。
もう一回ドラマ化して欲しい!!
病理の先生に日常で会うことは無いけど、こんな先生方がいるんだ…と知れました。
社会科見学的に読んでも面白い漫画ですが、キャラクターがそれぞれ面白くて普通にストーリーも面白いです。
紙のコミックで買い直ししました(笑)
ドクター
無料だったから、お試しで読んで見たが、まんまとはまってしまった。。。
傲岸不遜、腕は確かな岸先生。どの病院にも岸先生みたいな人が居ると良いなー
現代社会における戦場
戦場での指揮官は自分の判断により多くの部下の生死が決まってしまう。
その判断に対し、責任といい意味での諦観を持たなくてはいけない。
現代社会においてこれに類似するものが医療 とりわけ病理医の仕事だといえる。
あまり世の中には知られていない病理医の仕事を実に生き生きと描いている傑作コミックと思う。絵はやや癖があるが登場人物の性格や気持ちを実によく描き分けている。
読み返しました。
随分と前に読んでいるんですが、今でも続きを読み続けている作品なので、最初の方から読み返してみようと読んでみました。
やはり、最初から面白いです。
院内の黒子、病理医の物語。超優秀だけど人間的に問題…特徴のある病理医。押しかけ新米病理医。苦労人の臨床検査技師。この3人だけの少数精鋭?の病理科を話の中心に医療関係者と患者の群像劇。
勉強になる
病院に通うことはあっても、病院内の事はほとんど知らないので、この漫画で内部ではこんな事があるんだというのを知って引き込まれた。難しいところもあるかもしれないけど、読み出すと止まらない。続きが待ち遠しくなります。
Posted by ブクログ
中央)BT-DONDEN 14(04-A) 「裁判長に物申す」
5巻まで読み終わった。
以前から読みたかった医療マンガ。しかし特筆すべきは、医者の中でも希少な「病理医」が主人公なところ。
いやー、病理医なんてオペ場にほぼはいらず、ガンが対象疾患でない精神科医にとっては、もう天然記念物級の想像上の生き物ですわ。
そうはいっても、学生時代には病理学の講義があったので、病理医の先生方に授業を受けてましたけどね。
このマンガにもあるように病理医は「奇人、酒好き、貧乏」らしいですが、たしかに顕微鏡職人みたいな薄汚ーい白衣着て、いかにも酒好きっぽい、粗野な先生はいらっしゃいました。
んでまたいうことが職人みたいというか「ほら、このスライドのガン細胞『悪い顔つき』しとるやろ?」みたいな。
ンなのわかるかいな!!!!って学生当時は思ったんだけど、まぁ、いまなら「プロの勘」ってそういう表現しか取り得ないこともわかります。いまなら。
「病理医」という、圧倒的なマイノリティ側から、実際に治療を施すマジョリティーである「臨床医(いわゆる『お医者さん』)」を診ると、同じ「医療」という現場を共有しているぶん、臨床医の持つ不安や傲岸さが逆によく浮かび上がってきます。
医学的な内容の検証云々もだけど、そういう視線の鋭さもこのマンガが気に入った理由の一つです。
あと、めずらしいところで実際の臨床現場では以外に重要なMR(製薬会社の営業さん)もサブキャラに据えられているところが、けっこう個人的にもツボでした。
いや、大事よMRさん。病院やDrってなにかと個人として完結しがちなところに情報とか持ってきてくれるんで(たんに、私が井戸端会議的な話が好きというわけではないです、たぶん・・・)。
Posted by ブクログ
やべえ…面白カッコいいぜ…
キャラも立ってるし、医療系でも目立ちづらい分野の話で興味深い。
Twitterでフォローしている「ヤンデル先生」もこういう仕事してらっしゃるのかー、という意味でも面白い。
性格が悪いことといい、背が高いことといい、私の好きなドラマのヒュー・ローリーを思い出します。めんどくさい人は見てるのは楽しいのよね、近くには居たくないけど。
Posted by ブクログ
病理医の岸京一郎、変人だけど完璧人間…なのかと思ったら、そうでもなくて面白いw
病理医および担当医の関係って、こんな感じなのか。
各キャラの持ち味もいいし、この先のドラマが楽しみです(^^)
病院を舞台にした人間ドラマ
これを読むと医者言ってもいろいろな役割の人がいることが分かる。
普段は表に(患者の前に)出てこない、病状の診断(病名を特定)をする医者の物語。
命を救うというよりも、命と向き合うことでどう生きるかを描いている感じがする。
Posted by ブクログ
病理医をメインとした医療マンガである。
黒いスーツという医師の格好とはかけ離れた岸先生と新しく病理医に移転する宮崎先生が魅力的。
本格的な医療マンガなので、難しい話、専門用語が続くが、人間模様などもよく描かれており、面白い。
特に、小早川君の話は2話に渡って描かれたが、人間の儚い命に切なさを覚えた。
2巻以降の進み方が楽しみである。
ドクターでも色々いますね
病理検査を受けたことがありますが、こんなにも結果を出すまでの過程が大変だとは思いませんでした。一人の患者の命がかかっているからこその大変さなのですが。確かに病理の方とお会いしたことはないなあと考えました。岸先生は、なかなかいないタイプであるとは思います。それでも、私や家族がかかっている病院にいてくれてら、姿こそ見えないけど、頼もしいですよね。
Posted by ブクログ
病理医と呼ばれる、血液やレントゲン図などの情報から直接患者と接触せずに診断をする医者を主人公とした物語。
専門用語の連発でほぼ意味がわからない箇所も多々あるがそこをスルーしても物語としては理解できる。もちろん患者のストーリー描写はあるが、一般的な医療ものとは違った角度で切り取っているのは面白い。
1巻は病理医である岸のもとに新米医者・宮崎が飛び込んでくる話。リアルさを重視している医者なのでおっちょこちょいな描写は難しいのだと思いますが、もう少し可愛げがある描き方をしても良いかなぁと感じました。
Posted by ブクログ
医療関係者が「面白い」と名前を出す率が高い作品の1つ(他に「コウノドリ」「アンナチュラル」もよく名前が挙がる)。話の構造は「妙なヤツだけど頭は切れる系の変人が独自の切り口で色々解決」型のまああるあるだわな、なところがあるけれど病理学の切り口という観点は勉強になることが多い。
漠然と病理、とか、臨床検査、とかそういった言葉を捉えている人は読むといい
新しい
医療従事者です。病理診断の大切さ、重要さをしっているからこそ、病理医にスポットを当てるなんてそれだけでこの作品の評価は高いです。内容は、ちょっと死亡フラグ見えてしまったくだりはありましたがそれもよしです。
Posted by ブクログ
ドラマ化とのことで読んでみました。
お医者さんの話は色々あるけど、こちらはその中でも病理医を扱ったもので、医学にはまったくシロウトな身にもこういうお仕事なのねと理解しやすく興味深いストーリーでした。
臨床医さんとは違って患者と直接対するのではなく、患者の病変の組織やら細胞やらから診断する専門医なんですね。
細胞レベルで癌かどうかの最終的判断などを行うのは病理医さんなんだなと知りました。
宮崎先生や森井君の心情もすごく伝わってきて、専門的な部分とヒューマンな部分がうまく結合した展開で、引き込まれました。岸先生強烈な個性の持ち主で、読んでるうちになんだかカッコイイなと思ってしまいましたw
Posted by ブクログ
購入
病理医1人、検査技師1人の病理部を舞台にした漫画。
多分、だろう、で診断をつけていく医師たちに対して病理医岸先生が確固たる証拠(検査結果)をもとにふっかけていく、という話だと思う。
医療ものは重苦しくて苦手な作品もあるのだけれど、これはスピード感があってわかりやすくて続きが気になって面白いと思う。
Posted by ブクログ
病理診断を行う専門の医師、病理医にスポットをあてた作品。
本誌(公式サイトにて1話無料購読可能)のアオリに書かれているように、医療"ドラマ"です。
主人公で大病院の病理医の岸先生、岸先生の同僚で病理技師の森井くん、
そしてヒロインで若手女医の宮崎先生を中心に話がすすみます。
科学名称や難しい病名などもでてきますが、気後れなく読むことができます。
医療現場を細部までリアルに描いているわけではないので、入りやすく読みやすいです。
なんといってもキャラクターが魅力的。
岸先生のイラァッとする話し方も一生懸命な宮崎先生も好ましいです。
全部で4話収録。1話、2話はヒロイン視点。3話、4話は森井くんの視点でのお話しです。
森井くん視点のお話しは2話構成。心に刺さる場面が多くて参りました…
続きが楽しみです!
Posted by ブクログ
医療漫画といえば「ブラックジャックによろしく」をイメージします。正直、ちょっとぐろいところもあり、途中で読むのをやめてしまいましたが、こちらは「病理医」というまた違った切り口で面白い。(ちょうど1月から長瀬智也主演でドラマもスタートしたみたい)
で、臨床医と違って、病理医は黒子的な役回り。でも、その判断一つで人の命が助かるかもしれないし、助からないかもしれない。その責任は重い。がしがし、医療現場の実態はいかほどのものか?もう少し読み進めてみよう!(すでに5巻まで発売済み)
Posted by ブクログ
病理医に焦点。宮崎役は松岡茉優というツイートを見かけたが同感。こうやって様々な作品で医療現場のリアルを描写することは、短期的には神秘性・絶対性を剥いで小賢しい患者を増やすのかもしれないが、長期的にはお互いにとって良い事なんだと思う。言い方は悪いが医療はネタの宝庫だな。