あらすじ
岸京一郎(きし・けいいちろう)、職業・病理医。病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。各診療科の医師は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。医師たちは彼について、口をそろえてこう言う。「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。
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ドラマもおもしろかったので読んでみました。劇中にも出てくるように病理医は黒子のごとく脚光を浴びることは少なくとも、とても責任の重い仕事で、煙たがられても正論で論破する岸先生がかっこいい。
後悔
一部ご紹介します。
・「後悔するのは、今だったらもっとうまく出来るからですよ。その進んだ分を積み重ねたのが人生なんだって」
・「自転車に二人乗りしたの楽しかったです。秘密を明かし合うなんて恥ずかしい事したことなかった。癌になんてなりたくなかったけど、でも、いいこともありました。緩和に移るんです。その前に直接お礼を言えてよかった」
・「よくわかりませんけど、これからだって医者になれるんじゃないですか?それでも今の仕事を辞めないのは、今を気に入ってるからなんじゃないですか?」
・一曲だけ曲を書いた。あの子を助けた。たった一人だけど友達ができた。どうだい、十分でしょ?
すごく惹き込まれます。単なるヒューマンドラマじゃない、なのに心にしみてくる、そんなストーリーです。どこが悪いの?性格。治らないの?の一連のやり取りには笑ってしまいました
ドクター
無料だったから、お試しで読んで見たが、まんまとはまってしまった。。。
傲岸不遜、腕は確かな岸先生。どの病院にも岸先生みたいな人が居ると良いなー
Posted by ブクログ
病理医をメインとした医療マンガである。
黒いスーツという医師の格好とはかけ離れた岸先生と新しく病理医に移転する宮崎先生が魅力的。
本格的な医療マンガなので、難しい話、専門用語が続くが、人間模様などもよく描かれており、面白い。
特に、小早川君の話は2話に渡って描かれたが、人間の儚い命に切なさを覚えた。
2巻以降の進み方が楽しみである。
Posted by ブクログ
病理診断を行う専門の医師、病理医にスポットをあてた作品。
本誌(公式サイトにて1話無料購読可能)のアオリに書かれているように、医療"ドラマ"です。
主人公で大病院の病理医の岸先生、岸先生の同僚で病理技師の森井くん、
そしてヒロインで若手女医の宮崎先生を中心に話がすすみます。
科学名称や難しい病名などもでてきますが、気後れなく読むことができます。
医療現場を細部までリアルに描いているわけではないので、入りやすく読みやすいです。
なんといってもキャラクターが魅力的。
岸先生のイラァッとする話し方も一生懸命な宮崎先生も好ましいです。
全部で4話収録。1話、2話はヒロイン視点。3話、4話は森井くんの視点でのお話しです。
森井くん視点のお話しは2話構成。心に刺さる場面が多くて参りました…
続きが楽しみです!