【感想・ネタバレ】放課後カルテ(16)のレビュー

あらすじ

夏休み直前。終業式を迎えた校内は浮き足立っている。産休中の岩見先生の復職が決まり、任期が終わった牧野は引き継ぎ業務に追われる中、心臓病の直明が夏休みに根治手術をすることを知って励ます。1年間の保健室勤務がもたらした変化。牧野が子供たちと触れ合い、学んできたこととは!? 子供たちの心と体を照らし、見えない病気に挑む小児科医・牧野はついに小学校を去る。感動の完結巻!!

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放課後カルテ

・「お前は治る、絶対に」
・「遊ぶ約束をしよう。治ったら何がしたい?」「ん~おにごっこ」「おお、いいぞ」
「あとサッカーと野球!」
・「小さな子供でも手術に向けて理解と覚悟を持たせる必要はある。
病気を治して元気になりたいという気持ちを持つか持たないかでは、術後の回復に影響が出る可能性だってある」
「だから、先生に励まして欲しかったんですね。絶対に治るって」
「いや、あれは…医者が簡単に言うことじゃない。医療に絶対などない」
「何言ってるの?お医者さんじゃなくて牧野先生の言葉でいいじゃないですか。
心細いときに誰にでもくれる答えよりも、たとえ無責任でも自分だけにくれる言葉が欲しいの。
きっと直明君が一番欲しかった言葉ですよ」
・「病院では一人一人と長く関わることはない。
ここで見ていると、昨日まで泣いていたと思ったら、今日は笑っていて…
体を治すということがどういうことか、あいつらを通して実感できている。
ここから先も自分で歩いて生きていくんだし」
・「もし、みんながいる場所に戻れなくても、どこへ行くかを自分で決められるなら、
その子は大丈夫だと俺は思います」
「そうですね。選んだ道の先に来たら、風景は全然違って見えますからね」
・「医者は命の力に手を貸すことしかできない。患者の生きる力を俺たちは絶対に信じ抜くしかない。
命をつなぐことは、お前の言う未来を創る」
・「大人と子供では、体のつくりやなる病気も違う。
それに言葉でうまく伝えられない分、周りの情報や観察で、その子供の中で何が起こっているのか、
なんで苦しんでいるかを探すんだ」
・「子供の貧困、生活習慣病、心身症、虐待、暴力、受診にまで至らない見過ごされる問題。
子供を取り巻く社会環境は年々悪化している」
・「子供の主訴の背景に潜む問題を、医療従事者だけじゃない、この地域で考える意識が必要だ。
無関心で、孤独に慣れる社会をなくしたい。大人たちが手を取り合わないと、子供たちは守れない。
子供たちに未来を見てほしい」
・(あの頃、想像しなかった、今は目指す光景は、はっきりと見える)

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ある小学校に赴任した態度の超悪い学校医が、いろいろな子供たちの問題を解決していく。
体調そのものとかもあるけど、家庭環境など生い立ちのところまで突っ込んでいくって言う、なかなか現実では踏み込みにくい領域まで行くのは面白い。
ドラマにしたのも納得。(そっちは見てないのですが)
と思ったら続巻も出てたので後で読もうかと思います。

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2025年10月25日

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