あらすじ
突如皇帝が病に倒れ、皇太子ゾルザルによる恐怖の暴政が始まった――その報せを受けた日本政府は、和平推進派の帝国要人を保護するため、帝都に自衛隊空挺団を派遣し、大規模な特殊軍事作戦を決行する。上空を無数の落下傘が舞い、瞬く間に帝都を制圧する自衛隊。一方、急ぎ駆けつけた伊丹や異世界の美少女達も、孤立する皇女ピニャを救うべく、戦火の中に飛び込んでいく!
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生きるが故の宿業
一部ご紹介します。
・歴史を振り返れば、生き残るのは正しい者ではなく、戦う意思のある者だけだった。
犠牲と罪に手を汚すことを恐れ、戦うことを厭う者は、永遠に奪われ隷従を強いられる。
口を開け、誰かがえさを運んできてくれるのを待つだけの者には、滅びの運命しか残されてはいない。
・敵や味方の血を流すことを恐れる者は、自分の身すら守れはしない。
・誰かが危険に身をさらすことで得られている安全の恩恵に浴している限り、直接手を下していなくても、その手は誰かが流した血によって穢れている。どうあっても、この手は汚れ続け、その汚濁は厚みを増していく。
反省も後悔も、禊には決してならない。
これは終生考えていくべき、生きるが故の宿業なのだから。
我々ができることは、加害者として、その罪を背負うこと。
そして、何かしたいと思うなら、どうしたら『最も少ない犠牲』で済むか考えることなのだ。
・資源禁輸をちらつかせた恫喝外交と、移民を用いた間接侵略はチャイナの得意技だ。
・まともにやって勝てないのならば、戦力劣性側の選ぶ戦術は、堅牢な防塞を構築してこれを守るか、身を隠して隙を突くゲリラ戦しかない。
・身近なところにありふれているものの貴重さに気付かないことが、我が身を危うくする。『情報』然り、『技術』然り。
・学問、技術、あらゆる分野の進歩が、戦いの悲惨さと直接的、間接的に繋がっているのだ。
Posted by ブクログ
えー、記憶が怪しくなってきたのでア〇ゾンの説明を参照。
突如皇帝が病に倒れ、皇太子ゾルザルによる恐怖の暴政が始まった―その報せを受けた日本政府は、和平推進派の帝国要人を保護するため、帝都に自衛隊空挺団を派遣し、大規模な特殊軍事作戦を決行する。上空を無数の落下傘が舞い、瞬く間に帝都を制圧する自衛隊。一方、急ぎ駆けつけた伊丹や異世界の美少女達も、孤立する皇女ピニャを救うべく、戦火の中に飛び込んでいく!超人気の自衛隊×異世界ファンタジー、文庫化第三弾・後編!
そう、そんなハナシだった。たしか。
動乱編〈下〉を読んで
どんどん伊丹達が異世界に混ざりあってると、いうのか、関わり深いようになってると言うのか…
異世界と現代が混じりあってるのが、始めは違和感あったのが、だんだん馴染んで来た感じです(笑)
Posted by ブクログ
(上下巻共通)
実のところ、もっと早く政治的ないざこざが起きていても良かったんじゃないかとも思いますね。
正式には国家間の関係が交戦状態から改善していないわけだし。
主人公と異世界側のレギュラーが中心になってしまったので、分隊メンバーの活躍が減ったのがちょっと残念。
隊単位で活躍する方が自衛隊ものらしかったと思うんだけれど。