【感想・ネタバレ】撃墜王・坂井三郎から学んだ戦いの極意と技術のレビュー

あらすじ

撃墜王・坂井三郎が数多の戦闘で培った戦略眼、直観力、思考法、そして精神力、心得とは? 「我がことについて後悔せず」「勝負の女神は準備万端怠りなく、鍛えに鍛えた人にしか微笑まない」「禁令を破るも可なり」「身体の健康・知能の健康・精神の健康」――著者を感激させた坂井三郎の名著。その教えを自らの人生に活かした体験的戦闘法のすべて。地上戦闘を専門にしてきた私が、戦闘技術を撃墜王――坂井三郎から学んだという話をすると、多くの人が驚いた表情を見せる。陸戦と空戦では全く畑違いだと思っているからである。しかしながら戦いに際して、事前の準備や戦闘に入る直前の心構えなどは、いささかの相違もない。肉体を限界まで鍛え、気力を充実させて戦場に突入してゆくあたり、地上も空も全く変わりないのだ。……本書では私がどのような軌跡をたどって戦術を学び、戦う技術を向上させていったかを、詳らかに述べてゆきたい。(「まえがき」より)

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ネタバレ

健康の大切さ

・立ち技で戦うこと。複数を相手する時、一人を組み伏せても、残った者に背後から狙われるからである。
・頭を低い位置に置くほど、頭部を一撃される。
・足は最も重要。腕力が強くとも、行動中にスタミナを使い果たして、動けなくなったら意味がない。
・剣:敵の足首~膝の間に蹴り、または剣で突くか斬る。あるいは柄で殴る。
・前蹴り:押し倒されそうになった時、相手の股間や脛周辺を蹴る。
・膝蹴り:体が密着したときに
・組み伏せられた時:掌底で相手の肋骨の一番下を突く→頭突きで顔面を潰す→何でもいいから武器を手にし、頭部を強打→とどめを刺す
・「他人は他人。我は我なり。我が事について後悔せず」。他人が何をやっていようが、皆が何に熱中してようが、自分には関係ない事。他人の助言で何か始めても、結果が悪いと、誰も責任など取りはしない。それくらいなら、初めから自分の信じる道を選んだ方が、失敗してもまだ納得できる。
・人生はゴールの判然としない長距離レース。健康でさえいれば、何とか追いつける。
・漢字を書く能力は、常時続けていないと錆びついてしまう。あまり、携帯電話やパソコンに頼ると漢字が書けなくなる恐れがある。
・学歴はたいして重要ではない。それより良書を精読する方が大切。
・苦しい局面を迎えた時、「ここで脱落したら、いままでの努力は水の泡になる」と言いきかせる。
・戦いに入ったら、敵(戦わなければならない相手)に対して憎しみを持つ。
・常に最悪のケースを考える。
・大きく深呼吸して、脳に酸素を送り込み、頭をクリアにする。
・きわめてわずかな健康上の違いが、戦いにおいては、直ちに、その人の生命を左右する。
・試合展開を予想する直感力。
・視力を保つには、①朝起きて緑を見る、②起床直後の目薬一滴、③遠くの文字を見る、④ビタミンA(人参や鰻など)を摂るとよい。
・勝利の女神は、準備万端怠りなく、鍛えに鍛えた人にしか微笑まない。

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2022年09月30日

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