amieさんのレビュー一覧
レビュアー
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いいね
作者ふなつかずきが「華麗なる食卓」の後、「すんどめ!!ミルキーウェイ」の前に連載していた作品。
「すんどめ!!ミルキーウェイ」とかなり似た要素が多く、こちらの方が少し対象年齢層が下で、エロ要素もマイルドにした感じというところか。
登場する女性キャラが皆かわいい点や、メインヒロインと言える存在が2人いる点、そのうちの片方が人間ではないという点などはすんどめと重なる。
この作者の作品、絵のかわいさやエロ要素はもちろん、セリフの自然さ・かわいさがすごくいい感じ。
このノリにハマると、エロだけでなく普通にギャグとして楽しく読めると思う。
一方、「すんどめ」の方は主人公キャラが強烈 -
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独特な世界観
独特な世界観に引き込まれてしまう。
他の作品で言うなら、「ドロヘドロ」の様な感じだろうか?
格差社会という基本設定自体はありがち(特にハリウッド映画などで)ではあるが、この描写は独特。
一方、ストーリーは2巻まで読んだ時点ではどうなっていくのかわからない。
ただ、「平凡な主人公と、チートな強さを持つ個性的な相手役」という組み合わせ自体は、他の作品でもよくある流れではある。
つまり、世界観の描写がキモであり、ストーリー自体は特別斬新ではないという事だろうか?
まだまだ導入部分で、今後の展開が読めないので評価はまだ微妙。
ただし、この世界観に合う人なら、強烈な印象を残す作 -
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悪くない
「月間マガジン」で7年ほど連載されていた作品。
原作者の河島正さんは連載終了直後に亡くなられていますが、作画のあだちとかさん(女性2人組らしい)は後に「ノラガミ」を連載されていますね。
絵は非常にキレイで、少年マンガっぽい。
ただ、当初は各キャラの「目」の描き方にちょっと違和感を感じた。
だんだん気にならなくはなったけど…。
ストーリーは少年~青年マンガっぽい、独特の世界観で「異能力」を用いて戦ったりするというもの。
ベース自体はよくあるものだが、肉付けの仕方は新しい。
先が読めない展開はなかなか引き込まれるものがあり、良い作品だと思います。
各キャラもそれなり -
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ちょっとアラが目立つ
ここにきて、ちょっと色々細かいアラが目立つようになってきた気がする。
まず、1つ前の6巻あたりから、WBの正規軍人がやたら増えてきた感。
宇宙に居た時、あれだけ人手不足だったのに、なぜここにきて急に??
しかも、少尉とかの士官クラスもいつの間にかかなり増えている。
あと、黒い三連星。
WBがカリフォルニアからアンデスに向かう間に、彼らは宇宙から黒海沿岸のオデッサに降下し、さらに遠く南米までたどり着いている。
いくらWBが戦闘等で時間を取られていると言っても、この移動速度の差はなに??
これは、マクベの副官であるウラガンにも言えるかな。
ザンジバルの受領とその後の連絡 -
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1巻より良くなった
「1巻」で感じた絵の違和感が減り、ストーリーも「カイメモ」と似たような深いものに変わってきた。
アムロやシャア、セイラと言った大物キャラも登場し、1巻よりも良い印象になった感がある。
一方、やはり「劇場版Zガンダム」をもとにしているというのはちょっと違和感があるかな。
見知っているTV版と違う面が多いので。
あと、「カイメモ」と絡めて気になる点が1つ。
本作の後半に、若き日のナナイ・ミゲルが登場するが、これは「劇場版:逆襲のシャア」での名前。
これはこれで問題はない。
一方、本作の後に書かれた「カイメモ」の方は、「閃光のハサウェイ」のマフティー動乱の話が少し出 -
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カイレポ
同作者の「デイアフタートゥモロー」の、「カイ・シデンのレポートより」の方。
いわゆる、「カイレポ」と呼ばれる作品ですね。
内容は映画版「Zガンダム」に沿っており、それがテレビ版を見ていたものからすれば少し違和感を感じてしまう。
また、映画版に時系列を合わせようとするあまり、少し強引な展開も見られるかな。
個人的に大好きな「マスターキートン」を意識したという第一話は秀逸ですが、そこからしばらくはキャラ絵のイメージ違いに苦しむことになりました。
アムロとシャアは別にいいんですけどね。
という事で、個人的には「カイメモ」版の方が好きです。
ただ、外伝として秀逸で、「カイ -
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なかなか斬新
大空を駆け巡る人たちの物語。
「ラピュタ」や「空挺ドラゴンズ」のようなイメージではあるが、本作は飛行能力そのものに独特のアイデアが用いられている。
この発想は未だかつてないものであり、非常に斬新。
また、他の作品でもそうだが、やはり大空を自由に駆け巡る「空賊」的な存在には夢がある。
これらの設定だけでドキドキワクワクするような内容。
絵は、下手ではないが、線が細かすぎてちょっとゴチャゴチャしている感がある。
また、主人公コンビの絵はちょっと独特でクセがあるかな?
さらに、古典的かつベタな「悪役」や「ライバル」の登場と、ストーリー自体にはあまり新鮮さがない。
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設定が新鮮
大坂の陣の後、傭兵としてヨーロッパに渡った日本人が、銃士=スナイパーとして活躍するという物語。
このような設定の物語は初めてであり、新鮮で興味を惹かれる。
内容もリアル路線であり、戦場の緊迫感や迫力が伝わってくる。
絵も普通にキレイで読みやすい。
一方で、細かく見て行くと詰めの甘い点も見えてくる。
実在の人物であるスピノラの件は後でカラクリがあるので良いとしても、重要人物であるスペインの王子やその軍隊など、実在ではない人物が普通に出てくる。
(実際は、物語開始の1620年時点のスペイン王はフェリペ3世で、翌1621年に死亡して息子のフェリペ4世が16歳で即位しているし、 -
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待ってました!
大好きな作品の最新刊。
前巻の発売が4月だから、実に9ヶ月も首を長~くして待っていました。
おかげで、深夜0時の配信開始直後に購入、その後30分かけて0時半過ぎには読破してしまいました。
9ヶ月待って味わう、30分の幸せ。
この9巻は作中でアシャフも言うとおり、前巻までのアンジェラとの戦いが一段落し、次なる展開への下準備となる巻。
新たなキャラクター?の登場もあり、冒頭は静かに始まります。
その後、中盤に入ってからは主人公コンビ抜きの激しいバトルの連続。
それが終盤まで続き、「以上が今から10日前に起きた出来事でした」という終わり。
完全に、下準備ですね。
一 -
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いい作品
全巻読破。
まあ、ラストは落ち着くべきところに落ち着いたという感じですね。
10巻からの、答え合わせのような伏線の回収は見事でした。
過去の巻を見ても、確かに伏線となる表現が使われている。
つまり、「物語序盤から全ての伏線を意識していた」=「連載開始時からほぼストーリーが決まっていた」という事だと思われます。
たしかに、そのくらい練られた伏線だったし、余分な話が少なく、必要なものだけに絞られていた感が強いので、そうだったのでしょう。
(ラスト付近のひげオヤジの話などは完全に余分だったと思いますが)
総括として、五つ子のかわいさが非常に引き立つ作品でした。
最初はキツ -
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今さらながら読み始めました
もう原作が完結した今、遅まきながら読み始めました。
キャラ絵も設定もかなりベタであり、週刊少年マガジンの「美少女シリーズ」(本作、かのかり、ランウェイで笑って)の中では一番平凡に感じていたから…。
が、読み始めると五つ子たちのかわいさにやはりのめり込んでしまう。
また、基本同じ顔なのに5人の違いを上手く描き分け、さらにはたまに入れ替わるというトリックを用いるところも良くできている。
そもそも結婚相手が誰なのかというメインの謎自体、このトリックを使ったものだし…。
という事で、たぶん全巻購入すると思います。
良作! -
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少年マンガらしい良作
19巻まで読み進めてきました。
ファッションショーなど、主人公にとってターニングポイントとなる場面の描き方は素晴らしい。
思わず見入ってしまうし、こちらにまで感情が伝わってくる感がすごく、涙が出そうになるくらい。
一方で、そうでない日常パートは相変わらず徹底的に端折っている印象。
完結まで残り3巻であり、既に連載終了を見据えた展開となっているんじゃないかと思うくらい展開が早い。
人気作でよくある、無駄な引き延ばしは好きではないが、この作品の場合はもう少し細かいところを丁寧に描いた方がより読者が作品に入り込めるのではないかと思った。
具体的には、高校卒業前の数か月間のエピソー -
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やはり作者の代表作の1つ
1979年に漫画家デビューしているという細野不二彦の、中期以降の代表作の1つだと思う。
(初期はやはり、アニメもヒットした「さすがの猿飛」「Gu-Guガンモ」があるので)
絵としては既に完成されており、十分キレイ。
2010年以降の比較的新しい作者の作品と比べても、全くそん色ない。
また、何と言っても主人公フジタと助手かつヒロインのサラのキャラがすごくよい。
この2人のキャラは、この作者の長いマンガ歴の中でも屈指のコンビと言えると思う。
連載開始は1994年と古く、ところどころに時代を感じる描写もあるが、テーマが普遍的な「美術品」という事もあり、大筋では古さも気にならな -
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結構好きかも
白黒の対比の絵がなかなか独特で印象的。
また、キャラ絵はキレイで、好感が持てる。
(ただし、とにかくキレイな絵というよりは、抜くところを抜いており、慣れている絵という感じ)
アンドロイド?に乗り移って戦うというのも、他に例がない訳ではないがなかなか新鮮。
特に、操縦者?の性別を含め、真の姿を隠せるという使い方は面白い。
一方、キャラ絵の描き分けが微妙であり、特に3巻あたりで登場キャラが増えてくると判別が難しくなるというマイナス面も。
何となく、全体の雰囲気として「BLEACH」に似ている気がした。
漢字名かつ古風ないでたちのキャラ達、〇〇班だ班長だという呼び名等々。( -
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王道的少年マンガ
未成年を主人公に据え、謎のあるヒロインや仲間たち出会い、冒険し、戦うという流れ。
キャラが綾波レイっぽいミステリアスな存在をヒロインに据えるなど、抑えるところも抑えている。
勧善懲悪が基本という所も含め、まさに王道的少年マンガと言える。
個々のキャラの絵はキレイだが、20年近く前の作品という事もあってか線が太く、ゴチャゴチャとした印象を受ける点はマイナスか。
余りにも王道的なストーリーではあるが、その分安心して読めるし、良作だと思う。
少年ジャンプやマガジンで連載されていれば、かなりの人気を得ることができたんじゃないだろうか?
「FAIRY TAIL」や「ワールドトリガ -
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発想がすごい
数ある異世界転生ものだが、まさか異世界チートで野球が出てくるとは…。
この発想を思いついただけでもすごい。
絵はデジタル系らしいキレイさ。
また、この手のデジタル系としては、味のあるキャラをうまく表現していると思う。
普通に野球マンガにしても面白いんじゃないかな?
一方、まだ1巻しか読んでいないので、この先どう展開していくかは不明。
現時点ではリアル追及系であり、異世界とのギャップがまたいいのだが、この先もこの路線のままだと「ただの野球マンガ」となりかねない。
異世界らしさとリアル路線をどう並立させていくか、そこがポイントになると思う。
あと主人公、高校生にしては考 -
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今まで知らなかったことを後悔
これは面白い!
クズだけど見た目は憎めない悪魔たちを使った探偵業というギャグマンガ。
この発想は新しい。
人間のキャラの場合、あまりにもぶっ飛んだ個性は浮いてしまう事も良くあるが、このキャラなら違和感ない。
言葉遣いも面白いし、悪魔界?での真の姿とのギャップもまた良し。
ギャグマンガでありながら、既に2期分もアニメ化されてるんですね。
それほど(一部で)人気という事も納得。
この手のギャグマンガにありがちな、勢いだけの雑な絵という事もなく、よく見るとなかなかキレイな絵。
ギャグマンガにありがちな、現実や他のマンガ等をパロディにしてふんだんに用いるやりかた。
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最終巻を迎えて、トータルの感想
個人的に、いい「人間ドラマ」作品は「主人公とその仲間たちの織り成す輪の中に自分が入り込んだような気持になれるか」が大事だと思っていますが、この物語も主人公とヒロインを始め、心などの主要キャラ、さらにはもっと脇役たちの織り成すストーリーに自分も参加できているかのような気持ちにさせてくれる良作でした。
まずは絵がキレイ。
これは、ファッション業界、モデルがテーマという事もあって、普通の作品以上に重要な点となるでしょう。
後半、特にキャラの目や髪型などの画風が変わってきた点は少し気になりますが、これも「ファッション業界としてのオーラを出すためには、普通の少年マンガ的なシンプルな絵では足りな -
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発想が素晴らしい
2010年以降、映画化およびTVドラマ化された作品の原作マンガ。
男女が逆転し、将軍が女性になるという発想がすごい。
(まあ、少女漫画ならではと言えなくもないが)
また、その結果生じる変化を、大奥の「せつなさ」に絞っている面も新しい。
吉宗編となる映画もキャストが豪華で、かなり良かった記憶がある。
その後の家光編のTVドラマと、綱吉編の映画続編もまた豪華キャスト。
(ちなみに、堺雅人と菅野美穂のビッグカップルの誕生も、この2作目の映画がきっかけだそう)
その思いがあった上での原作初読だが、想像以上に良かった。
映像版が好きな人でも納得できる内容だし、また映像版を -
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章区切りの回
芸華祭編が完結する回。
ドキドキする展開が続いた後、ドラマチックな結末を迎える。
この流れはかなり良いし、その後のエピローグ的な話もなかなか良い。
が、最後の、次の新章への布石の所がちょっと…。
連載のタイミングもあったのか、高校3年最後の時期という割には、あまりにも駆け足すぎる展開。
高校の卒業、千雪との関係、心との関係、そもそも大学はどうしたのか、芸華祭で名刺をくれた人はどうなったのか、等々。
後で振り返りとして触れられるのかもしれないが、かなり重要なポイントも多く、それらを端折ってわずか40P程度で春まで進むというのはさすがにどうかと思う。
この点が非常に残 -
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良い作品
「時をかける少女」や「富豪刑事」などで有名な筒井康隆が、1972年~で執筆した「七瀬ふたたび」を原作にしたマンガ作品。
作画は「マイナス」「はるか17」「シマシマ」「サイレーン」などの作者である山崎紗也夏。
2001年の作品であり、「マイナス」の連載終了後4年、「はるか17」の連載開始の2年前に描かれたものである。
絵は山崎紗也夏の真骨頂ともいうものであり、美しく近寄りがたい感じの主人公を見事に描いている。
その他の絵もキレイで、絵に関しては文句のつけようがない。
原作が書かれたのがほぼ50年前であり、超能力ブームの待っただ中。
この点が現代の感覚とはやや異なるものがあ -
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作者の出世作
「マイナス」で良くも悪くも話題になった山崎紗也夏の出世作。
とは言え、絵柄も内容も今の山崎紗也夏とは少し違った趣。
本作より2年前に描かれた「NANASE」では後の「シマシマ」や「サイレーン」に似た絵になっているので、毛色のやや違う本作だけ画風を少し変えたという事だろうか?
ヒット作だけあり、「芸能界デビューのシンデレラストーリー」をかなり地で行く王道展開で、おなじみのタチの悪い芸能事務所や業界関係者などもふんだんに出てくる。
もっとも、主人公の年齢という面では多少ひねりを加えているが。
このひねりの分、主人公がより純朴な感じがして、そのあたりが共感を呼ぶ要素となっている -
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バレーってところが新しい
スポーツマンガで最近増えてきた、監督やコーチの視点からの戦略をメインにするジャンル。
バレーではまだ珍しく、新鮮さを感じる。
主人公以外はそこまで強烈すぎるキャラはおらず、あくまでも「駒」(悪い意味ではなく)として使うというのもやや新しいかな?
一方で、「かと言って弱小バレー部の、それもレギュラーでもなかったメンバーがここまで急に変わるのか?」という疑問は大いにある。
これが野球などメジャーなスポーツなら誰もが感じる事でもあるだろう。
(弱小野球部が、抜きんでた才能無しにはどうあがいても1年で甲子園を目指すなんてできないという事)
バレーという、野球やサッカー程にはスポ -
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言うまでもない作品
今さら言うまでもない、あだち充の代表作で国民的アニメにもなった「タッチ」と同じ世界観で、約30年後の物語。
多くの読者は「タッチ」を意識し、達也や南の登場を期待しているのだろうが、18巻まで物語が進んでもこの両名は直接的には登場していない。
一方で、脇役…というか主要サブキャラクターあたりをチラホラ登場させているところが、読者の気持ちをくすぐるうまいやり方と言えるかも。
内容は「あだち充」の典型的パターンであり、往年のファンは安心して読めるもの。
中には飽きたという人や、既視感ありありという人もいるかもしれないが、作者自身もそれを狙ってのものなのでこれはこれでOK。
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さすが
初読みでしたがやはり人気作、さすがの出来です。
(ほぼ)女性ばかりの環境で、すごく気持ちよい人間関係が出来ている。
また、この手の話は、主人公に何らかの「センス」があるパターンが多いですが、本作品の主人公はそれが無い。
とにかく不器用に、ひたすらまっすぐと言うのが良い。
登場人物たちのキャラもいい感じ。
ともすればうざくなるような主人公のまっすぐさも、すごく気持ちよく入ってくる。
周囲のキャラも立っており、いい感じ。
人間関係的には、少し「とめはねっ!」に似たところがあるかな?
あちらは主人公が男性だし、相応の「センス」持ちではあるけれど。
(主人公のキャラは -
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面白い
中原裕の、現在までのところ「奈緒子」と並ぶ代表作と言える作品。
監督というポジションにスポットを当てている点が珍しい。
(ただし、原秀則の「やったろうじゃん!!」など、前例がない訳ではない)
今なら、競技は違うが「GIANT KILLING」のような感じと言えばわかりやすいか?
練習方法や、個々の選手の個性をどう扱って伸ばすか、また試合中の采配など、なかなか見どころが多く、面白い。
一方で、「そこまでズバズバ読みが当たるかよ」という点や、主人公である監督が一見ワルっぽいという所などは、この手のマンガとしてはよくあるパターン。
このあたりがちょっとマイナスかな?
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秀作!!
「ラストイニング」の中原裕の次回作。
この作者、陸上選手が主人公の「奈緒子」で有名にはなったが、デビュー作の「ぶっちぎり」以降、野球マンガを多く手掛けている人。
前作「ラストイニング」は高校野球の指導者を主人公に据えて新しい視点での物語を書き、ヒットした。
本作は、高校野球終了直後からストーリーが始まり、独立リーグを経てプロ野球への道を進むという、これまた新しい視点。
挫折して自棄になるという展開は、多くのマンガでよくあるストーリー。
そこから気持ちを入れ替えたら、即活躍して第一線に復帰するのもまたありがちなパターン。
本作はそうではなく、主人公は才能あふれるよ -
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The 少年コミック!!
これぞ少年マンガ。
作者の言っている通り、王道(的?)少年マンガと言えるでしょう。
謎があり、チートな強さかつ、どこか抜けた天然キャラの主人公。
ぶっ飛んだ登場キャラ達の個性。
ギャグ要素の有る展開。
敵の一味でも、個々では結構いい奴たち。
どれをとっても王道的要素と言えるでしょう。
「ONE PIECE」や「RAVE」などに通じる要素満載と言えます。
一方で、現代的なひねりは少なく、あくまでも王道一本道。
新たな要素が少なく、どこかで見たような雰囲気に終始する点が、他の最新作と比べるとちょっと物足りない気もします。
まあ、それでもこの手の王道マンガが好きな -
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良作!
これは良作。
まず、設定がいい。
現実で操縦するロボットものより、本作のような遠隔操作の方が、これからの時代よりリアル感があるとも言える。
また、軍隊や抵抗組織などと言ったありきたりな設定ではなく、会社員という設定もいい。
勤務時間が終われば、平穏な日常生活に戻れるというギャップも良し。
いろいろな意味で従来のロボット系とは違う感じ。
しいて言えば、「パトレイバー」あたりが日常と絡めているという点で似ているかな?
ストーリーは、展開も細かく、また仲間内での絆を大事にするという面では王道的。
こちらは多少のひねりも欲しくなる気がするが、(例えば身内に裏切りものがい -
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全巻読破しての感想
無料で3巻まで読んで、先が気になって結局有償で全巻一気に読破してしまいました。
トータルの感想としては、
1~3巻の日常感あふれるちょっと特殊な戦闘現場
4~5巻の衝撃的な展開
6~7巻途中のスケールの大き(すぎる?)展開
7巻途中~8巻のラストへの流れ
という大きな流れがあるかと。
4巻の流れは、それまでの流れを大きく覆す、衝撃的ともいえる内容。
1~3巻とはある意味別の物語と言っても良いくらいであり、この作品はここまで読まないと評価ができないと思います。
一方、6~7巻途中までは正直ストーリーのスケールが大きくなりすぎ、逆にリアリティが損なわれているよ -
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内容は良いが、売り方がダメ!!
無料で6巻までを読んでみた。
人間と人造人間の確執、更には政府と軍隊の確執、そして末端の兵士の境遇…。
SFっぽく描いてはいるが、現代の紛争地帯の世界情勢を如実に反映した作品です。
特に、戦地での戦闘シーンのリアルな描写はすごい。
ここまでの細かい描写とやり場のない気持ちの描写は、無数にあるマンガの中でもかなりのもの。
おそらく、この先は「政府と軍部の争い」がメインになり、SF要素が高くなるとは思うが、よくできた海外の映画のようなこの描写はすごいと思う。
マンガとしてはかなりの秀作と言える。
一方で、3巻までは200ページ程度と十分なボリュームだった作品が、4 -
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内容が安定してきた
当初、厨二病の主人公のもと、ひねくれた異世界ものとして始まったこの物語。
当時から相応の面白さはあったが、まだ他と比べて特に光る面はなかったように思う。
それが、5週目あたりから「現代社会の負の部分を異世界に描写する」というパターンが出来、ストーリーが安定すると共に一定の深みが出てきたように思える。
現実に問題となっている事なので、深みがあるのは当然。
一方で、今後の周回のネタにも困らなくなるというメリットもあるだろう。
(次は、人権問題かネット社会の闇か、はたまた温暖化対策か??)
下地となる設定もかなりオープンになってきており、当巻では現地世界のキーマンとなるであろうフ -
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あはは
タイトルで笑い、内容に驚いた。
なかなか斬新な切り口。
「食」系ではアリがちな視点だけど、まさか銭湯でくるとは…。
肝心な内容は、基本東京の銭湯の紹介マンガ。
地方在住の身としては、癒されはするけど参考にはできないなあ。
一応、銭湯紹介以外の裏ストーリーもあるにはあるが、この先銭湯ネタが詰まってきたらどうするんだろう?
その時が完結ということか?
あと、内容的に仕方はないけど、主人公の説明口調が少し気になる。
もう少し裏ストーリーを盛り上げていけるかどうかがカギかな。
でも、斬新な発想と、緩い展開は嫌いじゃないです。 -
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人気も納得の出来
アニメ化もされた、週刊少年マガジンに連載されていた人気作。
初めて読んだが、雰囲気が良い。
「ちはやふる」にも通じるような、素直に頑張る若い男女の物語は、好感度が高い。
絵も十分キレイであり、ファッション関係がテーマという事もあってオシャレな感じもする。
この手の作品に重要な要素である、「読み進めていくうちに自分もその世界観にどっぷりつかっていく」という感じを得られるのではないかと思われるのも好ポイント。
テーマ自体は平凡(ただし、冒頭からヒロインに致命的な欠点があるという点は少し新しいか?)だが、先が気になるし、応援したくなるような良作だと思う。 -
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これは…よさげ
個人的に嫌いな、マイナー雑誌の、分冊版マンガ。
多くが適当に書かれた作品と言うのが嫌いな理由だが、中には秀作も眠っている。
今作は、佐藤さくらの小説「魔導の系譜」のコミカライズ版。
原作もそれほど有名ではないと思えるが、話はしっかりしており、立場の違いや夢破れた者の気持ちなど、現代社会にも通じるものがある。
マンガとしては、まず絵がキレイ。
主人公は浦沢直樹風で、「MONSTER」の主人公テンマに似ている。
女性キャラも美しく、子供もかわいい。
そして、作品自体も丁寧に書かれている事が感じられ、非常に好感が持てる。
ストーリー的に「先が気になって仕方ない」という -
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いい!
奇才、岡本倫の短編集。
とは言え、「メモリア」以降の後半4作は、エルフェンリートの単行本の巻末にそれぞれ収録されているので、既読作でしたが。
いずれも、岡本倫っぽい「エロ・グロ」は控えめで、切ない悲しさの感じられる作品が主体。
それぞれの作品後の作者のコメントを見ても、感受性豊かな方なんだろうなというのが伝わってくる。
ちょっと毛色の違う岡本倫の世界に浸りたい方はぜひ。
もちろん、彼らしいSF的要素はたっぷりで、この作者らしさは十分感じられます。
ファンはぜひ読むべきでしょうし、そうでない方も一見の価値はあると思います。 -
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物語は佳境に…か?
原作は既に完結済。
単行本も次の9巻でおしまい。
という事は、当然物語は佳境に入ってくる…はずなんだけど、7巻8巻と小さなエピソードを連ね、本筋の進展がほとんどない感じ。
敵であるジェイトとの関係の変化、真地底教会の暴走、タイターニアの真の姿?が垣間見られるなど、相応の進展はあるものの、これで本当に次で終われるのか?と不安になる。
実際、打ち切り?との話も出るような怒涛の展開のラストではあるそうなんだけれども、どうまとめる気なんだろう?
一方、8巻まで読んでくると、この独特の世界観にどっぷりハマってしまった感じ。
冗長的とも言えるここ2巻の展開でも、愛しさを感じ -
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物語は佳境に!
仙石秀久というマイナーかつ、世間的に嫌われているものを主人公に据えた壮大な物語、その第四部。
このシリーズでは、ついに仙石秀久の最大のポイント、戸次川の戦いが描かれていきます。
(もっとも、それが描かれているのは6巻~11巻でまだまだ先ですが)
第一部で15巻、第二・第三部も各15巻。
つまり、この第四部までに既に45巻もの長き物語が語られています。
第一部の連載開始は2004年なので、この四部(2015年スタート)まで実際に10年以上の年月が流れていることに。
その間、主人公の仙石権兵衛秀久を始め、登場人物がどんどん成長し、大きな物語となっていくのが非常に興味深い -
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この先が気になる
世の中にあふれる異世界転生もの。
この作品は現実社会からの転生ではないが、異世界の中での転生という意味では、派生タイプと言えると思う。
この手のジャンル、最初は「転生チート」から始まり、それが飽和した今では「異世界スローライフ」系と、本作品のような「異世界復讐劇」が増えつつある。
「異世界復讐劇」ものは基本メジャー作品が少なく、陰湿な展開もあって安易な駄作が多い印象。
が、この作品の冒頭部分は一味違う。
最初から経緯をしっかり描き、大きな破綻も無い。
一人称で説明が多いのは、この展開である限りは仕方ないだろう。
この先、どう展開していくのか。
おそらく主人公はまず肉 -
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興味深い!
私自身、2年前に上の子の中学受験を終え、来年下の子の中学受験を控えている立場。
その立場から見ても非常に興味深いし、参考になる。
もちろん、個々の状況は色々であり、東京と地方ではかなり状況が違うという感じも受ける。(私は地方)
また、中学受験の塾で進路を塾側が提案したり、個別の子に対してあそこまで詳細に把握するなんてことあるのかな?という思いもある。
ただ、それぞれの親と子の立場・考え方などは非常に参考になり、また実際に考えさせられた。
中学受験を目指す子を持つ親に、ぜひ読んでもらいたい作品。
ところで話は大きく脱線するが、受験って親のプライドや意地?等が影響す -
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いまさらだけど、すごい作品
今さらだけど、すごい作品。
今でこそ、不条理設定を乗り越えるという作品はたくさんある(そしてほとんどが駄作)だが、その走りと言える作品なんじゃないだろうか?
そして、煮詰めた設定やスケール感(これは中盤以降だが)もすごい。
ただ、それだけにラストがなあ…。
風呂敷広げ過ぎて、まともに回収できずに終わったパターン。
ラストの展開と、吸血鬼のオチだけはきちんとして欲しかった。
(このあたり、アイアムアヒーローも同じ感じ)
でもそれを除けば、先が読めずどんどん引き込まれるという点ですごい名作と言えると思うので、読んでみる価値はあると思います。 -
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おおっ
いわゆる「南総里見八犬伝」。
ただ、基本的な登場人物や背景などはそのままだが、ストーリー展開はかなりアレンジしてある模様。
話しが進んでくると、西洋の悪魔の名が出てきたりする。
そんなことより、この作者。
石川優吾といえば、「よいこ」「格闘美神 武龍」「スプライト」などで有名な作者。
正直、今までは「かわいくてちょいエロなgdgd展開」なマンガばかり書いていたというイメージ。
つい先日レビューした「スプライト」でも「無駄にキャラがかわいく、エロい。余計な要素で現実感が無くなる」という趣旨の事を書いたばかり。
それがこの作品ではどうだろう。
今までのキャラタッチは -
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深い
うーん、なかなか深い話。
1つの話が長く、それだけに深く掘り下げられている。
登場人物のキャラ設定も煮詰められており、心理描写が深い。
主人公はさえない感じの女性だが、単に真面目なだけではなく、これまた味のある性格と考え方。
見た目でかわいいより、こういう作品には合うし、その方が(人間として)魅力的。
(そう言う意味で言えば、今度始まるドラマ版の有村架純じゃ本質が出せない気がする)
また、2巻から登場するみどりが非常にいいキャラで、すごく魅力的。
一方、2巻からの話はストーリーの多くの人物が登場して複雑に絡み合い、ちょっと「狙い過ぎている」感も感じた。
確かに話 -
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今までにないジャンル
サッカーマンガ…ではないな、これ。
サッカーを題材にした、ゼロサム監獄ゲーム。
今まで、サッカーも含めて、スポーツとゼロサム監獄ゲームを結び付けた作品があっただろうか?
その目の付け所だけでも★4つに値すると思う。
肝心の内容はそれなりに現実のサッカーの要素も取り入れており、単なるハチャメチャな話というわけではない。
ただ、現代の基準のサッカーマンガとして考えればやはり無茶な設定も多く、現実離れはしている。
そのあたりのバランスを取るのが難しいと思われ、作者の苦労も感じる。
少なくとも2巻までの段階では、設定自体は無茶苦茶だが、「サッカー」のツボは抑えていると言える。 -
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やっぱりいいな
以前、無料で1巻を読んでかなり気になっていた作品。
今回、2巻まで無料となり、1巻再読も含めて読んでみた。
やっぱりいい。
現代の世界社会情勢に鋭く迫っているという点で言えば、「ゴルゴ13」に少し通じる点がある。
が、あちらは対象が要人中心で、スケールがより大きい。
そもそも暗殺だし。
もっと小さな出来事を、職業として対象にしているという点では…、私の大好きな「マスターキートン」に一番似た感じかな?
1巻冒頭では主人公のちょっと癖のあるビジュアルが気になっていたけれど、2巻あたりになるといい意味でこなれてきていい感じに。
デフォルメされた絵も増えてきて、かわいさ
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