amieさんのレビュー一覧
レビュアー
-
やっぱりいい!
待ってました新刊!
今回はエピソードのほとんどがスキー合宿であり、防衛大が舞台ではない。
合宿中は作中で登場人物たちが言うほど「天国」でもないが、少なくとも部活の合宿並程度には自由もある環境。
という事で、「自衛隊らしさの薄い」巻だったと言える。
自衛隊らしさが薄いという事で、話の内容は常代と付き合い始めた後の近藤と乙女の関係性、そして近藤と土方の関係を中心とした同期たちの結束という所が主流となっている。
そして、ここまで読んできて完全に登場人物たちに感情移入している身としては、これがすごくいい!
特に乙女が非常にかわいく描かれており、これは卒業までのあと2年間でまだワンチャンあるのでは...続きを読む -
-
-
-
予想外
ジャンルからすると、単なるエロマンガなんだと思う。
が、他の作品のようにロクなストーリーも設定もないものと異なり、意外としっかりしたストーリー。
2巻の初め方など、少し感動してしまったくらい。
この意外性と、少女マンガチックな絵に対して星4つ。 -
-
ストーリーが…
17巻の発売が8月1日なので、5カ月ぶりの新巻。
16巻が3月1日、15巻が10月1日なので、ここのところきっちり5カ月で次の巻が出ていることになる。
が、この内容で5カ月ぶりはキツイ。
毎回、最低1巻、下手をすればその周の最初から読み直さないと付いていけない。
今回の内容は8週目の完結と、9週目までの現代での幕間。
周を追うごとに構成が複雑になり、かつ原作者の(独自の)主張が強くなる傾向にあるのはちょっと、いやかなり気になるところ。
今回も、「一般人にそんなポンポン案が出てくるわけないだろ」とか思ったし、8周終了後の原作者のコラムや、幕間の劇の内容も気になった。
あくまでもマンガなん...続きを読む -
待ちに待った最新巻!
待ちに待った…とはいえ前巻から3カ月、最近の単行本の刊行ペースからすれば比較的早い方か?
今回は、畿内の日下、九州の北部、そして対馬・朝鮮半島と、広い地域で話が同時進行している。
膨らんだ地域・人物関係を把握するには、過去に遡って読み直すことも必要になると思われる。
展開はスリリングで、やはり面白い。
一方、「どこまでがある程度真実で、どこからが完全に創作か」がこの手の作品ではわかりづらく、歴史ものとして読むのならば読者が各自調べて把握する必要があるだろう。
(単なるおもしろいマンガとして読む分には必要ないが)
個人的には、この作品独自の解釈である「卑弥呼=日見子」が個人名ではなく役職...続きを読む -
-
面白いのは面白いが…
絵はキレイだし、キャラも個性的だし、展開も面白い。
ただ、今やもう、完全に「普通にジャンプの面白いマンガ」になってしまった感が強い。
1巻にあった、「ちょっと今までとは違う感」が全然無くなってしまった。
いや、確かに面白いんだけど、別にこの作品でなくても良くない?という感じ。
他のジャンプの人気作を読めばたいてい似たような面白さはある。
今回は「鬼滅の刃」的な、「首を切られた敵が、意識が亡くなる前にじーんとくる回想をする」というシーンまであった。
もう一度、本作ならではの個性を復活させて欲しい。
でないと、別に本作を読む意味がない。
「たまたま途中まで読んでいるから、惰性で読み続けてい...続きを読む -
1巻だけでは何とも言えないが
「ホーリーランド」「自殺島」「創世のタイガ」などの作者森恒二の最新作。
この作者、キャラ絵に少しクセがあるが、本作ではそれが「独特の味」くらいに昇華されており、読みやすい。
もっとも、20年以上前の最初の「ホーリーランド」では普通の絵だったので、狙って味を出したという事ではないかと思うが。
肝心のストーリーだが、特殊能力を使ったサイコサスペンスという雰囲気。
特殊能力とはいえ無双するわけではなく、あくまでもリアル路線。
今のところ、非常に良い感じだが、1巻だけでは何とも言えない面もある。
最終的なオチは、おそらく自分の親を殺した犯人との対決という流れなんだろうが、そこまでどう導くのか、期...続きを読む -
怒濤の巻
今回はあらすじ自体には変化がなく、その中で目まぐるしい動きがあった巻だった。
そのせいか、1~3巻くらいまでは読み終わるのに時間が掛かっていたのが、直ぐ読めた印象。
さすがにこの早さは…と思って調べたところ、1~3巻は195pあったのに対して、4巻はわずか163p、5巻165pでこの6巻は171pだった。
それで1巻あたりの価格は同じなので、ちょっと複雑な気分。
巷と同じく、マンガの世界も「値上げ」と共に「分量を減らす」事もしているのだろうか?
ストーリーはなかなかスケールの大きな話になってきており、興味深い。
ただ、物語の根っこに「12モンキーズ」がやはりあるんじゃないかなという気はす...続きを読む -
今後に期待
グランドジャンプで連載中の作品。
中国唐の時代の武則天を題材としているという事で、ヤングジャンプの人気作「キングダム」を意識していると思われる。
もっとも、あちらが明確な戦い、それも主に野戦が主なのに対し、本作は女性ばかりの宮中が舞台。
武則天は有名人だが一般的な知名度はいまひとつであり、どこまで読者に受け入れられるかはその描き方次第となるだろう。
冒頭から史実をベースにしつつもかなりの脚色が入っており、リアル路線ではありながらもあくまでも「マンガ」なのだと意識させられる。
(もっとも、キングダムの方がそれはずっと強いが)
あとは今後の展開次第だろう。
人間としては恐ろしく、権勢欲の塊...続きを読む -
今のところ…悪くはない
集団自殺者が天国と地獄の狭間「煉獄」に転移され、不条理試験を課されるというストーリー。
いわゆる「不条理系」の新たなパターンという感じか。
もっとも、最初の入りや細かな演出が違うだけで、中身は他の作品と大差ない。
この手の作品に辻褄を求めても仕方ない話。
後は謎解きや各キャラの個性がどうかという所だと思う。
取りあえず絵はそこそこキレイで、読みやすい。
この点は悪くない。
試練に関しても2巻までだとまだ1つ目が出てきた程度であるが、それなりに練ってはありそう。
主人公の過去や謎の少女の登場など、今後への伏線・深みもありそう。
という事で、今のところ「この手としてはまあまあ」という感...続きを読む -
-
話盛りすぎじゃない?
なかなか興味深いテーマではあるが、底が浅い。
そもそも、「今のあいりん地区はYouTubeなどで話題」「外国人も増えた」「でも、あの頃体験した西成はひと味違う」などと書いているので、30年くらい前の話かと思いきや…2018年!
たったの5年前じゃない。
インバウンド全盛期で既に外国人が大挙して押し寄せていた時期じゃない。
何かの間違いかと思って何度か確認してしまったくらい。
話の内容も、嘘くさいというか、そんなに大したことじゃない事をさも大げさに表現している感が強い。
この作者、過去に1年間東南アジアを放浪していたそうだけど、その体験があればそれこそたいしたことないと感じると思う。
...続きを読む -
-
ようやく新刊
ようやく新刊。
11巻が昨年7月1日発刊だから、今回は13ヵ月ぶり。
ついに年1刊以下のペースになってしまった。
今回の新キャラたちは、(今のところ)過去にないくらい気持ちのいいキャラたち。
「んなちゃん」や「んなそす」などの呼び方もすごくいい。
もっとも、今後どうせ大きな秘密が隠されているんだろうけど。
物語は終盤に突入、7層が2巻くらいでラストが1~2巻と考えると、あと4年くらいで完結するんだろうか?
それが「意外と早い」と感じるところが凄いところ。
ストーリーには文句ありません。
今回はいろいろな根源的謎に迫るキーワードも出てきて、いい感じ。
ただし、例によって幼児趣味のシーン...続きを読む -
-
-
現代の王道作品
ちょっと絵がゴチャゴチャしている感があり、特に肝心の義鎧がわかりづらい点はマイナスだけど、キャラ絵はソツない。
そして内容。
何というか、凄く王道。
今の時代の「流行る要素」を全て押さえている感がある。
体の一部を変化させて戦う点や、それに小難しい名前を付けている点など、完全にジャンプの流れ。
ちょっとダークな面が強いので、「少年ジャンプ」ではなく、「ジャンプ+」や「ジャンプスクエア」の作品っぽさがプンプンする。
それゆえ、読む分には面白い。
一度注目を浴びれば、それなりに流行るんじゃないかと思う。
が、新しさはないかな。
商業的にはこれで十分なのかもしれないけれど、「すごいマンガが出...続きを読む -
つまらない
絵は最近多い韓国風デジタル描画。
きれいではあるんだけど、個性がなく、なんかちゃちな印象。
もっとも、本作はさすがに日本産?
肝心のストーリーだが、深みが感じられない。
しょっぱなからかなり核心に迫る展開で、ハラハラドキドキ感がゼロ。
この先の展開も何となく読める気がして、ツマラナイ。 -
これはすごい
これは凄い手法で興味深い。
まんま「オッドタクシー」の話を、別の人物によって別の角度から見ている話。
もちろん、本作は全員が人間。
前作を知っている人に取っては非常に興味深い反面、知らない人はなにも気づかず普通の話としてみるんだろうなあ。
前作の伏線の答え合わせにもなっているのがすごい。
マンガでは他に類の無いような手法ではあるけれど(全くない訳ではない)、よく考えたら数年前に流行った「カメラを止めるな」と同じようなカラクリとも言える。
このまま前作と完全リンクしつつ話が進むのか、はたまた途中で分岐してオリジナルの展開になるのか、そこも興味深い。 -
淡々と、じわじわと
同居生活編も2巻目に突入。
相変わらず淡々とした煮え切らない生活が続くが、感情の変化は明確に。
この作品は、このくらいの距離感が一番しっくりくるような気がする。
なぜ今回距離感がちょうどよく感じるかといえば、「みに」がいるから。
煮え切らない主人公とヒロインの間で、読者のフラストレーションを代弁するかのようなみにが関係促進装置として作用し、進展を引き出してくれている。
彼女の存在が無ければ、またお互いうだうだ考えているんだろうなと思われるだけに、これは大きい。
今回は久々の墨ちゃんと登場。
こんなにかわいかったっけ?と思って12巻あたりを見返したら、当時からかわいかった。
すっかりレア...続きを読む -
これは秀作
これは思わぬ掘り出し物、秀作と言える。
全体的な流れはジャンプ系もしくはサンデー系の派生雑誌かマガジン系のよう。
(つまり、ジャンプ本誌ではない)
いわゆるジャンプ王道とは少し違う毛色だが、それに近い雰囲気がある。
絵も、線が太くて少しゴチャゴチャしているが、キャラ絵も含めて悪くない。
これ、有力な雑誌で連載されていればかなり人気が出たんじゃないだろうか?
設定もどこかで見たような流れではあるが、クラゲという要素は新しい。
契約という要素は、この手の作品で取り入れられることが少なく、それもいい。
話の深みもありそうで、まだまだ作品を広げられそう。
という事で、非常に良いです、これ。
...続きを読む -
え?まじで⁉
「君が獣になる前に」全8巻、ついに完結!
って、まじですか??
この内容でおしまい??
さすがにこの終わりはないでしょう。
やっぱりさの隆は風呂敷を広げるまでは最高だが、たたみ方がダメだと思う。
ラスト自体は悪くない。
ただ、もう少し盛り上げ方があったんじゃないの?
主人公の闇がもう一度爆発し、それも解決させるとか。
最後の余韻ももう一声欲しかった。
浦沢直樹の「MONSTER」のラストシーンのような後に引くラスト、どうにかうまく作れなかったんだろうか?
結局、物語を始めから思い起こすと、序盤はぐいぐい引き込まれる展開で、中盤は謎が謎を呼ぶ展開、終盤に来て「いつまでこの流れは続くの?...続きを読む -
-
-
-
評価が難しい
人気の「東京都北区赤羽」のような、独特な雰囲気を放つ街「蒲田」を紹介する作品。
それは良いが、なぜかそれに「異世界」を融合させたもんだから…、もう何が何だかという感じ。
メインはあくまでも蒲田の紹介であり、異世界はオマケ要素。
蒲田だけではちょっと弱いという事で、無理やり異世界を融合させたんだろうか?
発想は非常に奇抜で、新しい。
異世界居酒屋ものを始めて呼んだ時の様。
ただ、この組み合わせ、必然性は無い。全く無い。
蒲田の街紹介として読む分にはいいが、異世界ものとして見たらガッカリするだろう。
その蒲田にしても、イメージだけではなく、もう少し掘り下げてリアルさも見せて欲しかったとこ...続きを読む -
ちょっと変わってきた?
前巻の発売から5か月。
いつもと同じペースではあるが、なんか理解が難しかった。
作戦的な内容でいろいろややこしいというのも要因だが、そもそも以前とキャラ絵が変わってきてない?
グレンダなんて、「こんな男いたっけ?」と思ってしまった。
衣宇も、以前はもっとかわいかったような…。
そもそも、周回数が増えてプレーヤーキャラも多くなり、全員をうまく活用するのが難しくなって「何もしないプレーヤー」や「描かれないプレーヤー」が増えてきた感じ。
もっとも、もうラストが近いのでこれ以上どんどんキャラが増えるという事はないのかもしれないけど。
個人的には、カハベルさん絡みのエピソー...続きを読む -
またまた新展開⁉
ここに来てまた新たなる展開突入?
少しづつ分かってきた面もある一方、どんどん新たな謎が出てくる。
どうなんだろう、ちゃんとこの大ぶろしきをきれいに回収できるんだろうか?
作者の前作「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」は、前半一気に展開を進め、後半は余韻で見せるという感じだった。
その前作は全14巻、本作は現時点でまだ7巻、必ずしも同じ長さとはならないだろうけど、まだまだようやく中盤に差し掛かってきたという事なんだろうか?
怒涛の展開はすごいと思ったが、こうも謎が謎を呼ぶ流れが続くと、さすがに心配になってくる。
キチンと大ぶろしきを回収して欲しい。 -
-
「いつもの」流れ?
急展開だった前巻までから、またスローダウンした感。
もっとも「いつもの」流れであり、これこそこの作品と言えるのかも。
ちょっとキャラのタッチが変わった?
まつ毛が太くなり、白っぽくなったことでいつも眠そうなように見える。
あと、257話と次の258話の展開、おかしくない?
257話では比較的さらっと風呂の話をしているのに、258話になって急に大慌て。
あれ?さっき普通に風呂の話してなかったっけ?と何度か見返してしまった。
「風呂ネタは引っ張れる」と急に気が付いて展開を変えてきたかのよう。
今回は久々登場のキャラもいて、今後また混沌としてきそうな感じ。
さらに周囲に...続きを読む -
思ったよりは良い
冒頭はよくある身内に裏切られるパターン。
が、その後の展開は少し違う。
ダンジョンマスターとなり、ダンジョンを作っていく側になるという発想は、(今までも皆無では無かったが)新鮮。
その作り方も、SLGでよくあるような分かりやすい形で、なじみやすい。
絵は基本的にキレイ。
が、動きのあるシーンでの表現はダメダメで、何がどうなっているのか非常に把握しづらい。
また、頻繁にデフォルメモードになるなど、全体的に「かわいらしさ、幼さ」を感じすぎる点もマイナスかな。
全体として、ストーリーが一貫している大作、という雰囲気では決してないが、気楽に読む分には悪くないし、先も気になる。
思ったよりは良かっ...続きを読む
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。