amieさんのレビュー一覧
レビュアー
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やっぱりいい!
待ってました新刊!
今回はエピソードのほとんどがスキー合宿であり、防衛大が舞台ではない。
合宿中は作中で登場人物たちが言うほど「天国」でもないが、少なくとも部活の合宿並程度には自由もある環境。
という事で、「自衛隊らしさの薄い」巻だったと言える。
自衛隊らしさが薄いという事で、話の内容は常代と付き合い始めた後の近藤と乙女の関係性、そして近藤と土方の関係を中心とした同期たちの結束という所が主流となっている。
そして、ここまで読んできて完全に登場人物たちに感情移入している身としては、これがすごくいい!
特に乙女が非常にかわいく描かれており、これは卒業までのあと2年間でまだワンチャンあるのでは...続きを読む -
このノリ、いいね
よくある異世界チート系の話。
ただ、現実味を考慮せず話を膨らませており、予想のナナメ上を行く展開が心地よく、面白い。
「王道」っぽく見せておきながら全く「王道」ではない、狙った上でのハチャメチャさ。
それがすごく良い感じ。
例えて言えば、古い作品だが「カメレオン」のような「狙ったありえなさが面白い」という感じか。
これは原作者の狙いがズバリとハマったという事だろう。
マンガ版はCG絵ではあるけどキャラ絵が良く、読みやすい。
これは個人的に「リゼロ」や「転スラ」「このすば」並の秀作と言えるんじゃないかと思う。
ただ、アニメを見た後だとキャラ絵やストーリー上の細かい違いが気になってしまう...続きを読む -
これはすごい!
無料で3巻まで。
初めて読んだ際の新鮮さ、これは「怪獣8号」に匹敵する。
(あちらは先へ進むにつれて普通のジャンプマンガになってきた感があるが)
戦隊ものの悪役が主人公というのは、ゲームではたまにあるが、マンガではなかなか例がない。
一方、正義の味方であるはずのヒーロー側が実はドロドロで悪も混じっているというのは、「異世界勇者」などではよく見るパターン。
でも、これらを結び付けた発想にまず拍手を送りたい。
絵もきれいで、ゴチャゴチャしておらず読みやすい。
(たまにセリフや状況の把握が困難なシーンもあるが)
ギャグ要素を多分に織り込みつつも、各キャラの内面の狂気や信念に迫る点はすごくい...続きを読む -
これ、いい!!
無料で1巻を読んで気に入り、直ぐに全巻購入。
ラストの余韻も含めて、めっちゃいいです。
ラピュタを始めとする宮崎アニメ等の影響を強く感じるものの、そんなことは些細な事。
2人の物語にキュンとなり、最後は読んでいて涙が出そうになりました。
小川麻衣子の絵がまたいい感じ。
最近彼女の作品を読み漁っており、本作もその関連で読み始めたのですが、本作や代表作「ひとりぼっちの地球侵略」の頃の素朴な感じの絵がすごく好きです。
(最近の作品は絵がこなれ過ぎていて、却って味が無くなってきている感がある)
長さも全4巻と一気に読むのにちょうどよく、値段も最近としては安め。
ぜひ多くの人に読んでもらいたい、名...続きを読む -
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待ちに待った最新巻!
待ちに待った…とはいえ前巻から3カ月、最近の単行本の刊行ペースからすれば比較的早い方か?
今回は、畿内の日下、九州の北部、そして対馬・朝鮮半島と、広い地域で話が同時進行している。
膨らんだ地域・人物関係を把握するには、過去に遡って読み直すことも必要になると思われる。
展開はスリリングで、やはり面白い。
一方、「どこまでがある程度真実で、どこからが完全に創作か」がこの手の作品ではわかりづらく、歴史ものとして読むのならば読者が各自調べて把握する必要があるだろう。
(単なるおもしろいマンガとして読む分には必要ないが)
個人的には、この作品独自の解釈である「卑弥呼=日見子」が個人名ではなく役職...続きを読む -
秀作!
無料で10巻まで読んだ感想。
「防衛大学校」という特殊な場所をテーマにした作品。
このテーマだけで非常に新鮮。
絵は十分キレイで、特に女性キャラがかわいい。
ストーリーも、4年間の学生生活を丁寧になぞっており、非常に読みごたえがある。
これが青年誌ではなく、「少年サンデー」で連載されているのが不思議な感じ。
実際、1巻毎の内容が充実しており、1巻528円という少年誌水準の価格が割安に思えてしまう。
20歳前後の男女の友情や成長、そして男女の恋愛要素もあり、ポイントは全て押さえている。
よくできたスポーツマンガのような出来であり、「モンキーターン」などに近い作品だと感じた。
当初は安易...続きを読む -
希望通り、いい!
単話版の方で無料で4話まで先に読んで、この先どういう展開を見せるのか気になっていた作品。
単行本を見つけ、もう少し先まで読み進めると、希望通りのスケールの大きな話になってきた。
これはいい!
コロナ禍の発展したような近未来の話で、序盤は高校生の甘酸っぱい恋愛話に始まり、「世界の真実を探る」というようなスケールの大きな話へと発展しそう。
絵はきれいであり、発想は新鮮。
細かい設定もきちんと煮詰めてあり、これは大作・秀作と言えるんじゃないかと思う。
近々既刊全てを買って読んでみようと思う。
--追加--
単行本での4巻まで読んでみた。
期待通り、スケールの大きな話になってきて、非常に...続きを読む -
絵がきれい!
絵がきれいで、キャラクターも魅力的で生き生きとしています。
一方、ストーリー自体はほのぼのしたキャラとは異なり、かなりシビア。
この手のSF系が好きな方には十分お勧めできます。
☆☆
2年半ぶりに再読。(1-10巻無料だったので…)
細かいところは完全に忘れていたが、やはりいい。
ロボットマンガの常として肝心のバトルシーンがわかりづらいという面は本作にもあるが、本作では色分けをおそらく意図的にしていることもあって敵味方の区別自体はしやすい。
(ただ、どこのパーツのアップなのかわかりづらい面はある)
キャラ絵はみなキレイで味がある。
この絵だけでアニメ化もうなずけるレベル。
ストーリ...続きを読む -
これは凄い
マリー・アントワネットのモード商だった実在の人物、マリー=ジャンヌ・ベルタンを主人公にした物語。
各話末のコラムでわかるように、作者がとにかく歴史を調べ、当時の雰囲気を忠実に再現している。
もちろん、マンガなので創作の部分も多いが、緻密な時代考証によってウソくささが全くない。
そして、ストーリー自体はこの手の王道であるマリー・アントワネットを巡る話。
これは、歴史好きと多くの女性にウケる作品になっていると思う。
その分、随所に「暗い未来」を暗示させる描写があり、それが悲しいが。
絵も非常にキレイで、かつデフォルメされた際のキャラも良い感じ。
マリー・アントワネットも非常に魅力的な少女とし...続きを読む -
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これは面白い
無料で4巻まで読んだが、これは面白い。
邪馬台国の卑弥呼となる人物が主人公という珍しいストーリー。
さらにその卑弥呼が、おそらく劇中1~2を争う人でなし(でも自分に正直で、魅力的)という設定が面白い。
ストーリー自体は、卑弥呼となる人物が機転を利かせて成り上がっていく話。
策略の仕掛け合いや戦闘シーンなど、「墨攻」などの戦場マンガを思わせる面白さがある。
また、少女マンガのような絵も美しく、書き込まれた背景も太古の昔を連想する趣があって良い感じ。
強いて言えば、細部の設定に煮詰めの甘さがある点が気になるが、ストーリーの面白さの前では些細な問題。
(当時「後漢」とは言っていないだろうとか...続きを読む -
輝いてる
無料キャンペーンで一気に10巻まで。
キャラ絵は当初若干癖を感じたが、すぐに慣れる。
ベテラン漫画家に多い、独特の味のある絵で、女の子ばかりで数多いキャラを描き分けている印象。
ストーリーは王道のスポーツ部活もの。
青春青春しており、登場人物たちがキラッキラに輝いている。
特に主人公、このキャラは良い。
読んでいるだけでこちらまで元気が出てくるようなキャラ。
また、ここまでのところ「悪いキャラ」が1人も出てきていないのがいい。
あと、1巻あたり数度のウルっと来る場面がある。
それほど感動する場面でも、泣かすような場面でもないのに何度もウルっと来るのは、柔道ならではの1本が決まった際の印...続きを読む -
予想外
ドラマ化もされた話題作だけど、今回無料で初めて3巻まで読んでみた。
1巻の展開だけ見ると、変な女の子に惚れたドタバタ恋愛ストーリーという感じ。
キャラ設定も現実感がなく、まあ「マンガでありがちな話」というもの。
要は、全然好きなタイプではない。
ヒロインの表情もちょっと不気味でそんなにかわいくないしね。
が、読み進めると様相が変わってくる。
結構深いストーリーがありつつ、かつどこまで真実でどこから嘘なのかわからない状況に。
ヒロインも本音が垣間見え、かわいさがどんどん出てくる。
ちょっとひねった恋愛ストーリーなんかではなく、もっとサスペンス的な展開。
押見修造的というと言い過ぎだろうか...続きを読む -
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待ちに待った最新巻発売!
8ヶ月間待ち続けた最新巻がようやく発売。
ここまで間が空くと、最新巻を読む前にまず1つ前の巻の冒頭から読み返さないと細部を忘れてしまっている。
結果として、2巻分のボリュームを味わうこともできるんですけどね。
前巻から新章に突入した物語は、今巻でようやく主人公のターンに戻る展開に。
とはいえ、やはり半分くらいは並行エピソードなんだけれども。
前巻からは、過去に出てきたキャラクターが総動員されて復活している。
個人的に大好きなヘルガやハルベル、ファノーラと言った味方サイドの魔女たちに加え、前章で出てきた味方コンビも登場。
また、敵陣営も色々核心に近いキャラが増えてきて、いよ...続きを読む -
いい感じ!
今まで謎を広げるばかりだったこの物語、本巻で急展開し、(一旦)回収パートに入ってきた感じ。
「2度目のタイムリープ編、完結」と言ったところだが、かなり情報に進展があった。
正直、もうしばらく謎を広げるばかりかと思っていただけに、これはうれしい誤算。
そしてその謎解きも、なかなかエグくて良い感じ。
これが「最終解」とは思っておらず、伏線はむしろ広がった感もあるスケール感もいい。
ラストは1巻同様、また次巻からのリスタートを示唆させるもの。
このあたり、「東京卍リベンジャーズ」と同じで、次巻でどこに戻り、どう新たに展開していくのかがワクワク・ドキドキする。
タイムリープで話を...続きを読む -
最後まで読んでみて
当初、あだち充の「野球マンガ」としては既視感が多く、ちょっとインパクトに欠けるかなという印象だった本作。
最後まで読んで、その方向性の違いが少しわかってきたような気がします。
本作は、「H2」や「ラフ」などの名作のような恋愛ドラマ要素は少なめとなっています。
これは、主人公とヒロインの双方にとって大事な存在がいたという事と、ヒロインが男の子っぽい考え方という事にもよるでしょう。
主人公はあだち充作品定番の「やや天然キャラ」で、ヒロインも「主人公に非常に似ている」という面もあるかも。
結果として、揺れる心の描写というのは少なめで、どちらかというと「恋愛感情の見えない、性格の良さ...続きを読む -
やっぱり一番の名作
久々に通しで全巻読み、やはりあだち充の最高傑作だと改めて思いました。
代表作は「タッチ」であり、もっともあだち充らしい名作は「H2」だとも思いますが、作品として最も惹かれるのは本作の方。
ツンデレ系で非常に魅力的なヒロイン亜美、真面目一辺倒ではなく適度に抜けている点が素晴らしい主人公圭介、そして魅力的なサブキャラクター達が非常にいい味を出していると思います。
これは、あだち作品では珍しい「寮生活」という舞台によってより濃くなっているのかもしれない。
一つ屋根の下で生活を共にしているからこそ生まれたエピソードも多いですしね。
ちなみに本作のヒロイン亜美は、個人的にあだち充作...続きを読む -
国民的作品
ご存知、あだち充の代表作にして、国民的と言える作品。
アニメの最高視聴率31.9%は日本のアニメ単話として歴代7位、平均視聴率も25.6%と今では信じられない数字を記録した。
久しぶりに読み返してみると、さすがに言い回しや表現等で古さを感じる面も多い。
が、後のH2やMIXの原点ともなったやり取り・展開は、まさにあだち充の王道とも言えるもの。
時代からくる違和感はすぐに無くなると思う。
結果として、今でも十分通用する偉大な作品という評価には何の変わりもない。
連載開始は1981年で、今から40年以上も前。
それでこの内容は凄いの一言。
(そのさらに40年前と言えば、戦時...続きを読む -
この作者の作品で一番好き
「ルックバック」に続く、今最も話題になると言っても過言ではない藤本タツキの最新作。
実は、春に無料で公開された時点で既に3回+α(断片読み)していたのですが、単行本化されてまた読みたくて買ってしまいました。
「ファイアパンチ」「チェンソーマン」といった過去作でも、主要キャラが映画好きという設定があり、かなり踏み込んだ見解が語られていましたが、本作はまさにその「映画」をテーマにした作品であり、藤本タツキの映画愛と映画への見方がよく分かります。
実際、この作品の中にある「映画という完成された映像は、それがドキュメンタリー作品であったとしてもどこまで事実を表しているかは録った人にしかわ...続きを読む -
なんか、すごい!
これは、すごい作品。
「チェンソーマン」の藤本タツキが、同作の直前に連載していたのが本作。
正直、私はチェンソーマンがあまり好きではない。
絵も雑だし、勢いは認めるが展開もなんか雑。
登場キャラは味があるが、これまた雑。
本作も、確かに似たところはある。
が、宗教観や人生観のようなものも感じられ、アチラよりはオトナ向けという感じ。
1巻はなかなかシリアス、2巻でトガタの登場でぐちゃぐちゃになり、3巻以降ではまたかなりシリアスに。
5巻などはかなり感動的で、その後また流れがガラッと変わって壮大なエンディングへ…。
正直、ストーリーは突拍子の無い面が多く、「マトモ...続きを読む -
今一度読み返すべき作品
連載時もちょこちょこ読んでいたし、各種検証サイトもかなり見ていた。
細かいところはともかく、自分なりに「進撃の巨人」をある程度読んでいた気になっていたが、今回この超合本版が出たのを機にまた全て読み返してみた。
読んでビックリ。
素晴らしい。
一気に読むと、月1回の連載ではわからなかった線が繋がり、その細かな伏線が非常によくわかる。
エレンのやろうとしていたこともまたよくわかる。
各種検証サイトに書かれている事もよくわかり、かつそれに従うだけではない、自分なりの考えもきちんと出てくる。
これ、私のように「進撃の巨人」を深く読み込まずして分かった気になっていた人は、ぜひも...続きを読む -
内容はお墨付き
単巻売りで462円、5冊分まとめた超合本版で2,310円。
変則構成の合本版7集も含め、価格は単行本と全く同じです。
となると、コレクター的価値で言えば単行本を買い込んだ方が良いかもしれません。
一方、読み返すときなどは5巻まとめてある超合本版の方が戻って探しやすいという面もありますね。
本当は、1割程度でも超合本版を安く売って欲しいところですが。
(BookLiveの「〇〇%値引、✕✕巻まで」というクーポンを使う場合、巻数が少なくて利用しやすいというメリットはありますね)
内容は今さら言うまでもないでしょう。
「GANTZ」などと並んで、特殊な設定・環境を描いたマンガの...続きを読む -
いい味が出ている
ご存知、「チェンソーマン」「ファイアパンチ」で知られる藤本タツキの長編読み切り作品。
ラストの一部を除き、今までの作品とかなり雰囲気を変えており、静かに情緒的に物語が進む。
正直、「こういう作品も書けるんだ」と驚くと共に、作者の懐の深さに感心した。
登場人物の表情を丁寧に描くところなど、少し押見修造の「血の轍」などにも似ている?
過去の連載2作が少し崩したようなキャラ絵だっただけに、このちょっとした表情(特に目)の違いでキャラの心情を描き分けるところは感心したし、素晴らしかった。
また、相変わらずコマ割りが特徴的。
セリフの無い絵だけで情景を語る手法はかなりいい味を出し...続きを読む -
懐かしい
浦沢直樹の代表作の1つ「MONSTER」、ようやく電子書籍版が登場ですか。
連載時から読んでおり懐かしい…というか、今でも単行本全巻持っているんですけどね。
(さらに言えば、公式外伝的な「ANOTHER MONSTER」も持ってます。大ファンだったので)
前半の展開は、ちょっとどこかで見たような流れ。
ぶっちゃけ言うと、連載開始の前年に公開されたハリウッド映画「逃亡者」ですね。
(2012年のフランスでのJapan Expoで作者本人が「逃亡者」のドラマ版と「フランケンシュタイン」からこの作品の着想を得たと語っています)
また、主人公の恋人役が浦沢直樹の女性キャラの中で...続きを読む -
ネタバレ
1年戦争からF91まで、多くのガンダム作品が伏線として出てくるので、ざっと読んだだけでは理解できない面も多い。
ガノタとしては、この作品を何度も読み込んで、答え合わせをする楽しさもありますね。
例えば、2巻の「モンキーハウス」。
1年戦争中、WBの独房に入ったカイが、そこでラクガキを発見するという流れだが、結局誰が書いたのか、また何を書いたのかも明示されないまま。
調べたところ、文章はジオン・ダイクンの「新人類たちへ」という演説の後半部分。
また、このエピソードの少し前、ランバラル隊のコズンが捕虜になっていた際に、セイラも独房に入っていた事実がある。
つまり、セイラさんが独房内...続きを読む -
良作!
ネタバレありですのでご注意を。
宇宙世紀105年…、つまり1年戦争の終結から25年、第二次ネオ・ジオン抗争(逆襲のシャア)終結から13年、ラプラス事変(ガンダムUC)終結から9年、そしておそらく、「マフティー動乱」(閃光のハサウェイ)の終結直前の時系列に位置する物語。
(マフティー動乱の直後という意見もあるが、2巻の某人物の発言からすると、まだ水面下の段階で大事件は起こしていなさそう)
物語はジオンの本拠だったサイド3で開催される、「1年戦争WB展」を中心に進む。
それにゲスト及びアドバイザーとして招かれた元WB隊クルーのカイ・シデンが、実際の1年戦争当時を振り返りつつ、現...続きを読む -
これはすごい
なんか見たことある絵だと思ったら、「医龍-Team Medical Dragon-」の絵の人の作品。
瞬間瞬間の絵がキレイなだけに、余計不気味さ、凄みが際立つ感じ。
一方、ゆるい時の主人公など、なんか「土竜の唄」の菊川玲二のような雰囲気なんだけどね。
(そういえば、悪そうなタイプで固めの職業といい、本当の姿を偽っている点といい、共通点あるかも)
で、肝心のストーリーですが、今のところ非常にいい感じ。
何とも深そうで、かつダークな雰囲気の心理戦。
この先どう展開していくかが全く読めない。
一方で、ダークな展開ではあるが怖さはない。
主人公が明るく、めげそうにもないタイ...続きを読む -
シリーズとして最高評価
1年戦争…いわゆる「ファーストガンダム」の新訳作品。
オリジナルのTV版とは大まかなストーリーこそ同じだが、細かい点はかなり違っている。
が、オリジナルが1979年という大昔の作品で、設定にも色々無理があることを考えれば、修正は当然だろう。
それを承知の上で、「ファーストガンダム関係者の1人であった安彦良和が、現代風に再デザインした1年戦争」と捉えて読むなら、素晴らしい作品だと思う。
もちろん、「正史」的位置づけのTV版とは相違点があるし、元の設定が強引過ぎる分この作品でも設定に破綻が生じている面は確かにある。
(そもそも、ファーストガンダムのストーリーが僅か3ヵ月強の出...続きを読む -
かなり好きなエピソード
帝国中期を舞台にした外伝的エピソード。
ロック自体は、本編にはちらほら登場するのみ、さらに本編よりかなり後(帝国末期~新銀河連邦時代?)の「今」を舞台に過去の本編時代を振り返るという内容。
今作の実質主人公は、「永遠の旅人」「魔術師の鏡」などにも出てきた帝国中期の名宰相ブリアン・ド・ラージュ。
さらには、帝国初期~中期の重要人物の1人であるマイノック公テレーズ(初代皇帝ナガトの孫)が準主役といった役どころで登場。
ロックがメインの作品ではなく、あくまでも脇役であり、かつ外伝的な内容という事でシリーズにおいて重要な位置を占めているエピソードとは言い難いが、出来は秀逸。
...続きを読む -
良作
ディスレクシア(読み書き困難症)の天才少年マジシャンと、その保護者となる青年との話。
ディスレクシアは海外ではかなり有名で、トム・クルーズやキアヌ・リーブス、オーランド・ブルームなどのハリウッドスター、スティーブン・スピルバーグやさらにはエジソン、ダヴィンチ、アインシュタインと言った人々もこの症状だったと言われているもの。
日本では文字自体の違いや、おそらく教育環境の違いもあってあまり有名ではないが、実は総人口の5~8%程度がこの症状を持っているとの事。
いわゆる特殊能力の「ギフテッド」とは違うものであるはずだが、欧米でのそうそうたるメンツを見る限り、やはり代わりに何かの特殊...続きを読む -
言わずと知れた名作
言わずと知れた名作。
非ジャンプ系でこの手のマンガの中では一番なんじゃないだろうか?
ジャンプっぽいけどジャンプでない分、ジャンプの呪縛からも逃れていて、非常にいい感じ。
登場キャラも非常に濃く、バラエティに富んでいて良い。
世界観も、基本ゆる~い雰囲気も、ギャグも、全てがあざとくないレベルで心地いい。
ジャンプの某超大作に雰囲気は似ているが、絵のタッチも、内容も、個人的には本作の方が上だと思う。
ルーシィとナミの比較でも、ルーシィの方がいい味を出しているし、かわいいと思う。
もっとも、似ているのは事実であり、連載開始は本作が2006年からに対してアチラは1997...続きを読む -
やっぱりいい!
大好きな作品の最新巻。
日付が変わって電子版発売直後に購入し、寝るのも惜しんで読んでしまいました。
やっぱりいい!
なにがそこまでいいんだろう?
このゆったりと流れる空気感かな?
それと、その裏にあるそこはかとない哀愁感だろうか?
具体的にどうこう説明しにくいけれど、とにかく、このゆるーいテンポ感がすごく好きです。
バリバリのファンタジー物で、戦闘シーンも多々あるけど、戦闘での人の死は(ユーベル絡み以外は)最小限。
派手なアクションもシュタルク絡みくらいでこれまた最小限。
そして、やはりフリーレンとフェルンの独特な雰囲気がすごく心地よい。
そういうところ...続きを読む -
最高(笑)
連載でちらちら見てはいたが、まともに読むのは初めて。
これ、作者のセンス最高ですね。
まず、女の子がかわいい。
見た目はもちろんだが、性格もgood!
メインで出てくる3人の子が皆かわいいってなかなかない。
そして鬼畜な主人公。
妙にいい奴じゃなく、突き抜けて性欲に忠実で鬼畜なところがまた憎めなくてすごくいい。
シリアスな時は無駄にカッコいいのも笑える。
イメージとしては、「うる星やつら」の諸星あたるのような感じ。
あたるよりエロ度でかなりパワーアップしているが、それはグランドジャンプと少年サンデーの違いか、40年の月日の違いか、男性漫画家と女性漫画家との違い...続きを読む -
インパクトの強い作品
久しぶりに読んでみて、連載当時を思い出した。
ヤングジャンプで突然連載開始、圧倒的な内容で短期集中連載し、直後にトム・クルーズ主演でハリウッド映画化…。
なにもかも規格外の作品でしたね。
今回読み返して、その出来の良さに改めて驚かされました。
作画はあの小畑健さんだったとは、当時は気が付きませんでした。
(ヒカルの碁やDEATH NOTE等の作画)
ストーリーも、ラノベの原作に忠実との事だが、非常に練り上げられている。
ループでやり直すという展開は今ではさほど珍しくないが、ここまで執拗なタイプは少ないのではないだろうか?
個人的には、(死が契機ではないが)まどマギの...続きを読む -
最新4巻まで読んでの感想
一言で言うと、「おもしろい!」。
個人的には、チェンソーマンよりずっと上、いや、最近の話が迷走し始めた呪術廻戦よりも上かもしれない。
絵は決してうまくはないが、線が太く、勢いが感じられる。
また、各キャラクターが魅力的で、キャラの絵も親しみやすく、万人受けするのではないかと思う。
ストーリーは怪獣討伐という基本的な設定が新しく、興味深い。
一方で、気になる点も多くある。
まず、多くの要素で過去の様々な作品を連想させる点。
怪獣の強さをフォルティチュードで数値化する点は、ドラゴンボールのスカウター(以降のジャンプ系定番)を連想させるし、防衛隊の基本装備は進撃...続きを読む -
やっぱり良い!!
ネタバレあり
今回は日々人達の打ち上げ~月面到着まで。
日々人の懐かしいノリが堪らない。
例によってスムーズにはいかず、いくつかのトラブルが入る。
最終的に、「この先でついに!?」「いやいや、さらに腰に絡むトラブルか?」という展開から、最もこの作品らしい形での締めくくり。
涙が出てきました。
ようやく作品タイトルの段階にたどり着いたという感じ。
ここまで本当にいろいろあったなあ…。
問題は刊行ペース。
前巻から7ヵ月は長すぎるよ…。
ついに佳境に入ってきた感のあるこの物語、大団円にたどり着くまではあと何年待つ必要があるのでしょうか?
とは言...続きを読む
表示されていない作品があります
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