amieさんのレビュー一覧
レビュアー
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面白い
これは面白い。
まず、設定自体はよくある異世界転生もの。
本作は、「現世で死んで転生」と並んでメジャーな、「ゲームの世界に入り込む」というパターン。
ここまでならよくあるものだが、本作はそこからさらに話を膨らませている。
①ゲーム時にNPCだったキャラが実在しており、かつかつてゲームであったことを認識している。
②ゲーム時より500年ほど経過しており、つまりは「生の世界」として500年存在している世界。
ゲーム時の強キャラクターは神に等しい扱いを受けている。
③ゲーム時のプレイヤーも他に転生しており、複数登場する。
これらの要素が今までなかったもので、非常に新鮮かつ、本作を特徴づける -
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良いんだけど…
お約束の新キャラ登場。
ハーフ、金持ち、ツンデレ系…、まあいわゆる「アスカ」キャラ。
宇宙からの侵略者という事で、こういう新キャラをいくらでも出せるのはストーリー的に楽でしょうね。
あと、後半のアイドルユニットもどきのシーン。
目が完全に「推しの子」のアイになっているのに笑った。
推しの子の連載開始より7年も前なので、偶然の一致だろうけど。
全体的に好きな流れではあるんだけど、当初ぶっ飛んだキャラだったヒロインが、比較的まともになってきたのは少し残念。
「人間的になった」という事なのかもしれないが、それじゃ多作品との差別化ができないんだよね。
でも、好きです、この作品。 -
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好きな感じ
これはなかなかの良作。
まず絵がかわいらしく、いい感じ。
高校生にしては皆幼いが、あだち充あたりを思えば十分ありな範囲内。
「地球に溶け込んだ異星人」という設定はよくあるが、新キャラを出しやすいなど展開がやりやすいのだろう。
「転校生キャラ」でアスカっぽいのが出てくるところまでお約束の範囲内か?
主人公は性格の良い少年だし、ヒロインはかわいい。
相応に今後に向けての伏線も見え隠れするし、「シリアス過ぎない、ラブコメ風作品」としてはかなり良いと思う。
敢えて不満を言うとすれば、登場時あまりにもぶっ飛んでいたヒロインのキャラが、次第に「普通の変わった子」くらいになってきたところかな?
こ -
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ほんわか
まったり、ほんわか、ほっこりという作品。
少女マンガかと思ったら、マガジン系なのね。
とにかく、登場人物たちがいい人過ぎる。
ヒロインはかわいいし、本当にいい子。
主人公もまたその相手にふさわしい人物。
その周囲の人物もまたいい人たち過ぎて、現実味がないくらい。
絵は…少女マンガっぽい雰囲気も出し、悪くない。
ただ、ヒロインの友達は目が大きすたりして、作画が安定していないかな?
主人公は…、途中から虎杖悠仁に見てて仕方なかった。
話がまったり進みすぎて、この先の展開をどう引っ張っていくかちょっと不安な面もあるけれど、ほっこりできる作品です。
ところで、設定の元ネタは芸人の「千鳥 -
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作り込みがすごい
よくある異世界転生もの。
ただ、「つよくてニューゲーム」の作品が多い中、本作は弱小段階から極めて地道に主人公が強くなっていく。
その過程をここまで丁寧に描く作品は他にはないんじゃないだろうか?
原作者はRPG好き、それも「先へ進む前にとにかくじっくりレベルを上げるタイプ」なんじゃないかと思う。
絵は少し雑な面があるが、コミカルかつデフォルメもされており、ジャンプ系にあってもおかしく無いようなもので、悪くはない。
ストーリー展開は、この先どのようにも膨らませる事が出来そうで、これまた期待が持てる。
また、これまでのところ「悪人」が全く出てきていないのも、ストーリー的には気持ちいい。
と -
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良い感じ
冒頭、あまりにもありきたりな「強いパーティーを追放される」という流れから始まり、正直がっかり。
が、その先の展開はかなりいい感じ。
まず、絵がキレイ。
内容も緻密に煮詰められており、作者がよく研究しているのがわかる。
主人公も、復讐劇に走るという事もなく、キャラとして悪くない。
ダンジョン内の話という事で、ストーリーの「深み」に欠けると思われるが、クランの裏事情や「夢」で出てきた過去の話などで今後もまだ膨らますことができるのだろう。
トータルとして、この手の「異世界ダンジョン探求モノ」としてはかなりの出来に仕上がっていると思う。 -
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悪くない
よくある異世界もの。
現実でのゲームで仮想異世界に入るという点も、特殊な事情で能力が抑えられ、ひどい扱いをしてきたものに復讐をするという展開もまた他にもあるパターン。
が、本作は設定が練られており、単純な「よくある異世界もの」ではない。
この辺り、作者が現実のゲームの世界や、他の作品をよく研究しているんだろう。
という事で、何の予備知識もなく読み始めたが、意外と面白い作品。
ただ、巨漢で太った状態はそこまで弱くはないのでは?(チビの方が普通に考えてキツイ)という思いはあるけれど…。
弱肉強食の異世界に相撲取りがいたら、強そうだもの。
これ、アニメ化されてもおかしくないくらいの出来では -
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悪くはないけど、短い
5巻(5話?)まで無料で読んだ感想。
色々設定に無理はあるものの、アングラ系のマンガとしては悪くない。
「外道の歌」とか「スモーキング」などが好きな人にはいいと思う。
ただ、実質単話販売の為、1巻が短すぎる。
それでこの値段はちょっと高いかな。
また、5巻まで読んでも物語の導入部分に過ぎず、この先どう展開していくのか全く不明。
今の敵をずっと引っ張るのか、背後に黒幕がいてそれと戦うのか、または復讐屋的に生きるのか、「鬼退治」になるのか…。
それらによって評価は大きく変わると思う。
という事で、まだ何とも言えない段階かな。 -
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バランス的に一番
個人的に、岡本倫の作品で2番目に好きな作品。
内容的には「エルフェンリート」が一番なんだけど、さすがに絵が厳しすぎる。
本作は「エルフェンリート」に似た要素が多く、かつ絵もかなりまともになっていてバランスがいい。
久々に読み返すと、エルフェンリートの後異能要素の無い「ノノノノ」を経ているのだが、まだ絵は完成されていない感じ。
今の「パラレルパラダイス」と比べるとまだまだという感じがする。
それでもまあ普通に読める絵にはなっているし、内容も「エロ・グロ・青春・仲間・異能」という岡本倫の5大要素をすべて満たしている。
岡本倫ワールドの入門編としていい作品なんじゃないかと思う。 -
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先が気になる
かなり多くのマンガを読んできたつもりだけど、やはりまだまだ知らない名作は多い。
本作もそう思わせる作品。
設定は「約ネバ」のような感じ。
もっとも、実際は「サタノファニ」とか「レオン」のような感じの展開になるんだろうか?
特殊な環境で育てられたという事と、眠る度に記憶を失うという事。
この2点が上手くまじ合って、謎が謎を呼ぶ展開となっている。
正直、かなり好きなジャンル。
もっとも、無料の1巻だけではこの先もこのスケール感を維持できるかどうかちょっと不明。
風呂敷を広げるだけ広げて先細りになる作品も多いしね。
という事で、この先も有償で購入して読んでから最終的な判断をしようと思います。 -
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なかなか興味深い
限定無料で3巻まで。
現代社会における巨大生物(怪獣)の出現をリアルに描くという事で、マンガとしてはなかなかないジャンル。
ハリウッドの映画のようなイメージ。
描写もリアルで、このまま映画化してもいいんじゃないかというくらい。
ただ、気になる点もいくつか。
最大の点はやはりキャラ。
主人公は防衛大を卒業したての女性だが、最初のうちの描写は「あおざくら-防衛大学校物語」を愛読している身としては精神的に弱いのでは?と思ってしまった。
一方で、活躍し始めてからは超人的な身体能力を見せるという点も違和感を感じる。
また、このストーリーではどうしてもそうなるものだが、自衛隊を美化しすぎている面 -
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嫌いではない
読み始めは、様々なアニメ・マンガ・映画の影響が非常に強い作品と感じた。
ガンダムシリーズを始めとして、マクロスやらエヴァやらスターシップトゥルーパーズやら、いろんな作品が混じっている感。
そして、良くも悪くも「オタク」としての作者の嗜好が際立っている感を強く感じた。
その考え自体は3巻まで読み進めても変わっていない。
が、主人公の謎(これ自体は比較的容易に予測可能)や敵の謎(こっちは多作品の影響が大きそう)などが出てきて、話に深みが出始めるようになってきた。
こうなると、なかなか好きなジャンル。
絵は正直ヘタだし、戦闘シーンも分かりづらい。
現時点で秀作とはまだ言えないけれど、今後の展開次 -
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太っ腹
10年以上の連載を経て全30巻がついに完結したからか、30巻中20巻が期間限定無料という太っ腹サービス。
これは読み応え十分。
内容は、よくある不条理系で、主人公が主に知力で乗り越えるタイプの作品。
これにジャンプ系でよくある「異能(シギル)」が加わることでバトルの展開が大きく膨らんでいる。
さらに、比較的早い段階で初期の不条理系を超越し、世界観に至るまでの壮大なストーリーへと発展。
絵もきれいで内容もどんどん続きが気になるタイプであり、この時点で高評価。
ただ、満点評価ではないのは、途中での作品スケールの急展開と、細かい初期の設定がそれに付いて行っていない感があるところ。
例えば主人公 -
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雰囲気がいい
もうかれこれ10年ほど前に連載されていた作品。
アニメ化、テレビドラマ化もされ、それなりに話題になった作品ではあるが、今更ながら1巻のみ初読。
まず絵。
比較的シンプルではあるが、女の子が皆かわいい点はポイントが高い。
物語の核心となる設定はさすがに現実味に欠けるが、これはこれでマンガなので構わない。
で、主人公2人の微妙な気持ちの揺らぎが良く描写されており、双方のキャラも立っている。
これに、各人の独白的語り口が出す独特の味が加わり、かなり雰囲気のある作品。
これは人気出てもおかしくないなと思わせる内容でした。 -
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普及の名作!
今更言うまでもない、「うる星やつら」「らんま1/2」「犬夜叉」などと並ぶ高橋留美子の代表作の1つ。
連載開始は1980年秋。
作者にとっては1978年に「うる星やつら」の不定期連載が始まり、1980年春より週刊連載となった半年後に始まった作品。
そして、両者とも連載終了が1987年であり、高橋留美子の最初期にほぼ同時に連載されていた作品といえる。
後に「らんま1/2」「犬夜叉」「境界のRINNE」と続くなんでもあり路線の「うる星やつら」とは異なり、本作はラブコメディという大きなジャンルこそ同じと言えるが、内容はいたって現実的。
作者の作品としては、「1ポンドの福音」と並んでやや異色の系統と -
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作品として面白い
比較的レアなジャンルと言えど、一定のニーズのある将棋マンガ。
正攻法ではマンガとして成立しないという事か、各作品趣向を凝らしている印象がある。
その中で本作は、「女性」「中学2年生」「将棋を始めたばかり」「天才」というテーマで攻めてきている。
将棋を初めて数日~数か月でのこの結果はさすがにあり得ない。
この辺りは、他の将棋マンガと比べても飛びぬけて現実味が薄いと言えると思う。
が、作品としてはそれで面白くなっており、読み物としては良い感じ。
絵はずば抜けてうまいとは言えないが、読みづらさは全くなく、気にならない。
一方、プロ棋士だけはさすがに立てる為かけた違いに強く、そして威圧感のある存 -
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意外といいかも
ウェブマンガ「ピッコマ」発の「復讐の毒鼓」の外伝的な作品。
本篇も見てみたが、そちらは展開が「いかにも」的でダメだった。
一方、こちらは最初こそクセのある絵と人物相関図が複雑で戸惑ったが、読み進めるうちに引き込まれていった。
絵は決してうまくはないが、独特の味がある。
展開も、よくある高校同士の戦いに加えて高校に行っていないグループや、この手としては珍しい女性の戦いなどもあって新鮮。
不良マンガと言えば高橋ヒロシ系か、関東連合をもじったような作品が多い中、独自の存在感を発揮している作品だと思う。
こっちが本篇だったら…とは思うけれど。
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興味深い
ご存知、安彦良和氏の最新作であり、最後の作品になると本人が言っている作品。
今さらだが、氏は元々アニメーター。
「ガンダム」のキャラデザインなどをした後、マンガを描き始め、「アリオン」「ナムジ」「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」「麗島夢譚」「ヤマトタケル」などの作品を描いてきた。
本作とガンダムでは、「戦争もの」という大きなくくりでは同じではあるものの、設定が全く異なり、不思議な感じがする。
が、近年の作品は歴史ものも多く、その流れではなっとくか。
絵はややゴチャゴチャしているものの、キャラ絵は慣れ親しんだものであり、違和感はない。
もっとも、本作と「ガンダム」等ではキャラの雰囲 -
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悪くない、良作
無料で6巻まで読んだ感想。
ちょっと毛色の違うバトル漫画。
1巻の入り方こそ特殊で読む人を選ぶ気がするが、先へ進むにつれて仲間との連帯や笑える要素、感傷的な要素などが出てきていい感じになる気がした。
ヒロインのドミノは見た目も性格もなかなか良いキャラ。
その他の登場人物も悪くない。
(狩野京児だけはどんどんギャグキャラ化し、まるでアイシールド21の蛭魔のようなキャラになっていくが)
むしろ主人公が一番不可解で、見た目も80年代の格闘マンガの主人公のよう。
読み進めていくと、わかりやすいバトルマンガのようになってくる。
後は主人公がどう化けるのかというところか?
ちょっとクセはあるけれ -
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良作
TVドラマ化もされた有名作で、連載開始から既に10年近く経つ作品だが、今回初めて読んでみた。
社会問題の深いところに切れ込んでいて、非常に良い作品だと思う。
また、個人的に作者の柏木ハルコの作品はデビュー作から知っているだけに、「絵がうまくなったなあ」「いい作品を描くようになったなあ」と感慨深い。
生活保護に関する役所の部署は、本当に本作のように大変なんだろうか?
だとしたら、非常に厳しい職場だと思う。
そういう点も含めて、社会でもっといろいろ考えるべきではないかとも感じた。
テーマが深いだけに重い作品ではあるが、一読の価値があるというか、一読すべき作品だと思う。 -
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すごく味がある
「ザ・ファブル」のような殺し屋が主人公の作品。
この手のマンガは数多く、主人公が若い女性というのもまた複数存在する。
が、本作のようなキャラが主人公の作品は、今まで見たことが無い。
絵は、お世辞にもうまいとは言えない。
キャラ絵も時々崩れるし、車の絵などひどいもの。
が、ゴチャゴチャせずスッキリしており、読みやすい。
そして、掴みどころのない主人公のキャラがすごく良い。
時々見せる悩んだ表情や物憂げな表情と、その描写の間がいい。
セリフも独特の雰囲気があり、これもいい。
ありがちなジャンルではあるが、その中でもどんどん続きが読みたくなる作品の1つと言えるだろう。
この先、どういう展開に -
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怒濤の巻
今回はあらすじ自体には変化がなく、その中で目まぐるしい動きがあった巻だった。
そのせいか、1~3巻くらいまでは読み終わるのに時間が掛かっていたのが、直ぐ読めた印象。
さすがにこの早さは…と思って調べたところ、1~3巻は195pあったのに対して、4巻はわずか163p、5巻165pでこの6巻は171pだった。
それで1巻あたりの価格は同じなので、ちょっと複雑な気分。
巷と同じく、マンガの世界も「値上げ」と共に「分量を減らす」事もしているのだろうか?
ストーリーはなかなかスケールの大きな話になってきており、興味深い。
ただ、物語の根っこに「12モンキーズ」がやはりあるんじゃないかなという気はす -
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これは新しい発想
いわゆる「コロナ禍」を膨らませた世界の話。
この発想自体は(当然でもあるが)新しく、新鮮。
もっとも、コロナ禍が既に終わったと言ってもいい今となってはやや微妙ではあるが。
絵は非常にきれいで、悪くない。
世界観も細かいところまでよく練られている。
今のところ、独特な世界観の中での甘酸っぱい恋愛ものという感じであり、それも悪くない。
が、既にそれを超える伏線が張られており、今後の展開次第ではさらに大化けする余地もあるんじゃないかと思う。
出来れば、「壁の向こうの真実」を追求するようなスケールの大きいSFに発展してもらえればうれしいが、現段階では何とも言えないところ。
が、現時点でも絵と言 -
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1巻だけでは何とも言えないが
「ホーリーランド」「自殺島」「創世のタイガ」などの作者森恒二の最新作。
この作者、キャラ絵に少しクセがあるが、本作ではそれが「独特の味」くらいに昇華されており、読みやすい。
もっとも、20年以上前の最初の「ホーリーランド」では普通の絵だったので、狙って味を出したという事ではないかと思うが。
肝心のストーリーだが、特殊能力を使ったサイコサスペンスという雰囲気。
特殊能力とはいえ無双するわけではなく、あくまでもリアル路線。
今のところ、非常に良い感じだが、1巻だけでは何とも言えない面もある。
最終的なオチは、おそらく自分の親を殺した犯人との対決という流れなんだろうが、そこまでどう導くのか、期 -
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懐かしい、この感じ
1970年代-80年代にかけて、世の中は「超能力」全盛期だったと思う。
「地球へ…」「AKIRA」「幻魔大戦」「時をかける少女」「七瀬ふたたび」「超人ロック」「天よりも星よりも」「きまぐれオレンジロード」「エスパー魔美」等々、挙げればキリがないくらい。
それが90年以降は急激に減り、現代では完全に超能力をテーマにしているのは「エルフィンリート」「極黒のブリュンヒルデ」「アライブ-最終進化的少年-」「斉木楠雄のΨ難」など、かなり少数となっている。
一部で超能力が出てくるという作品は他にもあるが、時代は超能力より完全に「異能力」の方に移っている感がある。
そんな中、本作は完全に従来タイプの -
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すごく不思議な雰囲気
現代日本ではありえないような「殺し屋」のマンガは数多くある。
「ザ・ファブル」「今日からヒットマン」「外道の歌」「スモーキング」「殺し屋1」等々で、今や人気ジャンルと言えるかもしれない。
が、本作はそれらとは圧倒的に毛色が異なる。
主人公を見ればそれは明らか。
一方で、内容自体はかなりリアル路線であり、「SPY×FAMILY」などとも全く異なる。
15歳以下には見させたくないような内容。
とにかく主人公の独特な雰囲気、表情、「間」が何とも不思議な雰囲気を出している。
キャラがキャラだけに現実味は無いが、描写はリアルでそこがいい意味の違和感を感じさせる。
ストーリーは基本的に1話完結で、 -
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良い
平安時代の貴族を舞台にした、推理ものといった趣の作品。
私の好きな「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」(倉田三ノ路版)の舞台を日本に移し、男性中心としたような雰囲気の作品。
要は、よくある推理ものの1つではあるが、舞台設定と、在原業平・菅原道真というこの時代きっての有名キャラを出している点が新しい。
両者とも、現代でも名の知られた人物であり、なかなかクセがあり、エピソードに事欠かない存在。
宮廷闘争も絡めればいくらでも話を膨らませることも可能であり、なかなか良いところに目を付けたなと思う。
(もっとも、業平の死は道真の父の死と同年であり、道真が権力の中枢に入るのはその10年後。この -
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ザ・チャンピオン
いかにも「チャンピオン」連載作品らしい作風。
そして、思った以上に引き込まれる作品。
特に、2巻以降キャラが安定してきて、3巻からはコメディ要素もかなり増えていい感じ。
絵も、当初よりきれいだが、巻が進むとよりキレイになってきた印象がある。
ストーリーは比較的ありがちだが、妙な正義感を出すわけでもなく、また妙な寸止め感も無く、「とことんまでやる」というキャラはなかなか爽快。
出てくる脇役達もぶっ飛んだキャラが多く、みな「やりすぎるまでやる」感。
このあたりは、絵の作りと同じチャンピオン系という事もあって「バトル・ロワイアル(マンガ版)」を彷彿とさせる。
もっとも、あちらの方がずっとグロい -
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作風大転換
「華麗なる食卓」「妖怪少女-モンスガ-」「すんどめ!!ミルキーウェイ」の作者ふなつかずきの最新作。
直前まで「すんどめ…」を連載しており、また読んでいただけに正統派学園空手ドラマにまず驚く。
絵のタッチも「すんどめ」とは少し変わった感じ?
エロ要素はほぼ感じさせず、極めて真っ当な仕上がりとなっている。
という事で、絵は上手く、また普通に面白い。
が、特別な個性があるわけでもなく、「もういっぽん!」や「あさひなぐ」などの学園女子格闘技系との差別化が出来ていない感じ。
初心者でドジで不器用な主人公が、動体視力と観察眼という個性を生かして才能を開花させていくという流れも、この手によくある話。 -
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良くも悪くも、そのまんま
本作の原作者は東周斎雅楽。
これはもちろんペンネームで、本名は長崎尚志。
そう、以前小学館の編集者として浦沢直樹とコンビを組み、「MASTERキートン 」等の作品に携わった人物。
そして本作は、長崎氏が小学館を退社した2001年7月の半年ほど後に「ビッグコミックオリジナル(小学館)」で連載が始まっている。
この頃は、「MASTERキートン」の原作者の扱いを巡って後に様々な憶測が為されている時期。
ただし、色々検証されてはいるが、何が真実なのかは明確ではない。
とにかく、そんな時期に連載の始まった本作は、もうまんま「MASTERキートン」。
ファンならすぐわかると思うが、各話の入り方や構図 -
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2巻程度では判断不能
何とも不思議な作品。
スケールが大きいのか、小さいのか。
その判断が付きにくい。
過少に評価するなら、訳わからない作者の理論を滔々と押し付けている怪しい作品となる。
一方で、見方によっては、また今後の展開次第では非常にスケールの大きな大作ともなり得そう。
この感覚は…昔味わったことがある気がする。
そう、平井和正の「幻魔大戦」シリーズのような感じ。
スケールが大きいのか、単に訳わからないのか不明なまま話が進んでいくという…。
作者は初めて知ったが、かなりの大御所らしい。
2015年には大英博物館で取り上げられたほどの。
その作者の比較的最近の作品という事になる。
背景画の書き込みなど -
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興味深いテーマ
リアルな「元寇」の話だけでも少ないのに、対馬という最前線かつ辺境の場所(失礼)での話は、おそらく初めてだろう。
歴史好きにはそれだけで興味深い。
キャラ絵はかなりのレベルで、悪くない。
細かい所まで書き込まれているが、一方で白地の部分も多く、これがちょっと見づらいかな?
主人公はチート的に強いが、「正義感溢れる元御家人」という事もなく、ちょっと斜に構えた感じが面白い。
そしてストーリー。
辺境の地を舞台に選んだのは、それだけ情報が乏しく、ストーリーを膨らませてもリアリティを失わないからだろう。
実際、大まかな流れは正確でも、主人公周辺細部は史実とはかけ離れた設定が見られる。
展開とし -
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なかなか良い
「呪術廻戦」と「鬼滅の刃」に「BLEACH」、それに「彼岸島」などのサバイバル・シチュエーションホラーが混じったような作品。
こう書くと「寄せ集めか?」と思うけれど、上手く組み合わせて新鮮味がある。
絵はちょっと「呪術廻戦」系の細い線の多いタイプ。
独特の味わいがあるし、キャラ絵も悪くない。
なにより、ストーリー展開で先が全く見えないというのがいい。
このあたりは脱出後の「約ネバ」などにも通じるところがあるかも。
という事で、面白そうな要素を寄せ集め、高いレベルで融合している作品。
これは人気が出るのもうなずける。
有償で買ってでも先を読みたくなる作品。
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まあまあ
よくある「黒社会」で生きる事になった人物の話。
絵はキレイで読みやすい。
話は、「関東連合」をまんまパクった感じでありきたり感あり。
特に前半10話くらいまではその感が強い。
ただ、主人公が完全にこの世界に染まってからはスケールが大きくなり、独自の展開を見せ始める。
こうなるとなかなか面白い。
という事で、読むならある程度じっくり読んでみて欲しい。
「新宿スワン」あたりと描いている内容は被るが、あちらほどエンタメに振った感はない。
「HEAT-灼熱-」「闇金ウシジマ君」あたりが好きな人なら、面白く感じると思う。
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これは面白い
名前だけは知っていたが、読むのは初めてでかつどんな内容かも知らなかった作品。
でも、これは面白いね。
絵はゆるーい感じ。
手作り感満載で、大手雑誌の連載レベルではないとも言える。
笑いのセンスが良く、内容も基本は緩いが、ストーリーはしっかりしており、巻が進むごとになかなかスケールの大きな話になっていく。
1巻2巻と読んでいけば、この安住紳一郎か日村勇紀に似た主人公に思い入れが芽生えると思う。
登場するその他のキャラもかなりの者。
根っからのワル、悪党が今のところ存在せず、皆根はいいやつか、心が弱いやつ。
こういう所もいいね。
アニメ化、ドラマ化されたのももうだいぶ前の話で、今さら感もあ
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