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バトルアクション
超能力者たちによるサバイバルバトル!
組織とか超能力とかさまざまな要素で面白くなってるバトルアクションマンガ!
懐かしい、この感じ
1970年代-80年代にかけて、世の中は「超能力」全盛期だったと思う。
「地球へ…」「AKIRA」「幻魔大戦」「時をかける少女」「七瀬ふたたび」「超人ロック」「天よりも星よりも」「きまぐれオレンジロード」「エスパー魔美」等々、挙げればキリがないくらい。
それが90年以降は急激に減り、現代では完全に超能力をテーマにしているのは「エルフィンリート」「極黒のブリュンヒルデ」「アライブ-最終進化的少年-」「斉木楠雄のΨ難」など、かなり少数となっている。
一部で超能力が出てくるという作品は他にもあるが、時代は超能力より完全に「異能力」の方に移っている感がある。
そんな中、本作は完全に従来タイプの超能力がテーマであり、「アライブ-最終進化的少年-」などと並んで古典的ともいえる作品。
これが、一周廻って新しい。
絵は、一部でまだ雑な面も感じるが、総じてきれい。
特にキャラ絵がよく、読みやすい。
ストーリーも古典的かつ他の作品の様々な要素を取り入れている感があり、目新しさはない。
一方で、奇をてらった余計な要素もなく、あくまでも現代風正統派超能力もの。
久々に見る「超能力ものの王道」的作品に、わくわくする自分がいる。
本作は配信専用との事で、大手雑誌が仲介しているわけではない。
調べたところ、作者の大沢俊太郎は「スーパージャンプ」「グランドジャンプ」「漫画ゴラク」で連載歴があり、「DIVER-組対潜入班-」は2020年に福士蒼汰主演でドラマ化もされているが、一般的にはそれほど知名度が高いとは言えない人物。
そんな作品だけに、「発見」できたことがうれしい。
超能力ものが好きな方、かつて読み漁った方には特におすすめしたい作品。