amieさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
ようやく新刊
ようやく新刊。
11巻が昨年7月1日発刊だから、今回は13ヵ月ぶり。
ついに年1刊以下のペースになってしまった。
今回の新キャラたちは、(今のところ)過去にないくらい気持ちのいいキャラたち。
「んなちゃん」や「んなそす」などの呼び方もすごくいい。
もっとも、今後どうせ大きな秘密が隠されているんだろうけど。
物語は終盤に突入、7層が2巻くらいでラストが1~2巻と考えると、あと4年くらいで完結するんだろうか?
それが「意外と早い」と感じるところが凄いところ。
ストーリーには文句ありません。
今回はいろいろな根源的謎に迫るキーワードも出てきて、いい感じ。
ただし、例によって幼児趣味のシーン -
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やっぱり絵
「サンクチュアリ」「HEAT -灼熱-」等々、池上遼一の20世紀の多くの作品を読んできた身とすれば、彼が現代で違和感のない絵を描いている時点でまずビックリ。
どう見ても「池上遼一」ではあるが、劇画調ではなく、砕けた表情も見せるところなどは凄く新鮮。
もっとも、既に80歳近い年齢だけに、どこまでご本人が描かれているかは微妙な気がするけど。
ストーリーは王道的なモノ。
最初に成功後の「現在」から見せている点は小説などではよくあるが、マンガとしては新しいと言えるかも。
一方、その他の流れやキャラ構成などはあまり目新しさがあるとは言えない。
ただ、各キャラが生き生きとしており、作品としては面白く -
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淡々と、じわじわと
同居生活編も2巻目に突入。
相変わらず淡々とした煮え切らない生活が続くが、感情の変化は明確に。
この作品は、このくらいの距離感が一番しっくりくるような気がする。
なぜ今回距離感がちょうどよく感じるかといえば、「みに」がいるから。
煮え切らない主人公とヒロインの間で、読者のフラストレーションを代弁するかのようなみにが関係促進装置として作用し、進展を引き出してくれている。
彼女の存在が無ければ、またお互いうだうだ考えているんだろうなと思われるだけに、これは大きい。
今回は久々の墨ちゃんと登場。
こんなにかわいかったっけ?と思って12巻あたりを見返したら、当時からかわいかった。
すっかりレア -
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時代を考えるとすごい
いわゆる不条理デスゲーム系。
本作は特に「ゲーム」のテーマ等から、「神様の言う通り」や「イカゲーム」などと同様のジャンルと言えると思う。
ポイントは、本作の連載開始日。
2010年秋からであり、これはイカゲームはもちろん、神様の言う通りよりも少し早く、この手の先駆けの作品の1つと言える。
その点だけでも評価できると思う。
内容は、特殊な環境へ飛ばされるという舞台設定は同様でも、先駆けだからか後進のものとは一味異なり、「LIAR GAME」等のように登場キャラクターの人間模様の描写も多い印象。
これが今ではかえって新鮮に映る。
一方、特に第一話の冒頭などは「昭和の時代の作品?」と思ってしま -
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何ともすごい世界
何ともエロい、凄い作品。
キャラ絵はややロり系だが十分きれいだし、この内容でリアル路線の絵だとさすがに行き過ぎてしまうと思う。
ただし、手の指が細長すぎていたり、足の指も細かく描画しようとするあまり長すぎるという点は不自然。
また、スタイルのバランスがおかしかったり、服装や髪形が前のコマと異なるという点もいくつかあり、そういう点ではもっと丁寧に描いて欲しかったという思いはある。
一方、特に主人公のファッションが非常に良く、ちょっとノーブルな雰囲気を出しており、作品のキャラにはピッタリ。
(主人公の友人のファッションではこの作品は成り立たない)
内容が非常に濃い為、1巻あたりがかなり長く -
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「いつもの」流れ?
急展開だった前巻までから、またスローダウンした感。
もっとも「いつもの」流れであり、これこそこの作品と言えるのかも。
ちょっとキャラのタッチが変わった?
まつ毛が太くなり、白っぽくなったことでいつも眠そうなように見える。
あと、257話と次の258話の展開、おかしくない?
257話では比較的さらっと風呂の話をしているのに、258話になって急に大慌て。
あれ?さっき普通に風呂の話してなかったっけ?と何度か見返してしまった。
「風呂ネタは引っ張れる」と急に気が付いて展開を変えてきたかのよう。
今回は久々登場のキャラもいて、今後また混沌としてきそうな感じ。
さらに周囲に -
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新章突入
衝撃のラストだった前巻の続きかと思ったら、思わぬ方向に話が膨らみ始めた感。
壮大かつややこしいストーリーがさらに複雑に。
ただね、現時点では琴音の理論は多くの読者が付いていけていないと思う。
そこがどうなのよ、という印象あり。
もっとも、この先さらに大どんでん返しがある可能性が高そうで、結局は主人公の闇がすべてだったとなりそうな気はするけど。
そのあたり、上手くまとめ切れるのかどうかが少し不安かな。
前作「君が獣になる前に」も、後半息切れ感が感じられただけに、気になるところ。
取り合えず、今後を見守るしかないでしょう。 -
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この構想だけでもすごい
「ジュラシックパーク」のように恐竜を飼育する園の物語。
ありがちな「復元プロセス」や「アクシデントによる危機」という流れではなく、あくまでもゾウやライオンなどを飼育する現実の動物園のような流れを取っているのが非常に新鮮。
この構想だけでも評価できる。
また、恐竜の生態の細かいところまで考察し、描写しているのもすごい。
本家「ジュラシックパーク」でも一部そういう場面があったが、その比ではない細かさ。
一方、「動物園」同様各地に恐竜を飼育する場所があるというのはさすがに無理があるか。
江の島という場所で72頭もの恐竜を飼育し、かつブームが去って人気がないというのは、現代の動 -
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良作かも
無料で2巻まで読んでの感想。
タイトルからしてよくある異世界転生ものかと思ったが、元々異世界の住人、それも大国の王子という立場からの転生だった。
一方で、「奴隷」という立場はすぐに全く意識しないような展開となる。
ストーリーの流れは、普通にファンタジーものの謎解き冒険譚に。
その話自体は普通ではあるが、それなりに面白いのも事実。
一方で、最初は強烈なツンデレキャラかと思われたヒロインが、すぐに単なるデレな痛い子になってしまったのは残念。
主人公がタメ口を使うのも含め、ここはもっとツンデレを突き通し、かつ主人公も敬語くらいは使い続けた方が良かったのではないかと思う。
ま -
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時代を考えるとすごい
後に「へうげもの」で有名になった山田芳裕の作品。
時系列的には「デカスロン」の次回作にあたり、本作の後舞台をモーニングに移して2作描いた後、「へうげもの」が同誌でスタートすることになる。
個性的なキャラ絵が特徴の作者だが、「デカスロン」と比べればかなり現実的になっており、むしろ「へうげもの」よりも常識的。
寡黙で正直な主人公のキャラも含め、読みやすいと思う。
その内容だが、「宇宙兄弟+SF要素」と言った感じ。
宇宙飛行士になる為の選抜試験の過程なども描かれており、またNASAがダメでもロシアから…という展開も含め、宇宙兄弟とかなり似ている。
これを、宇宙兄弟の連載がスタ -
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なかなかよさげ
「転生」ではない「異世界もの」の作品。
魔王を倒した後で主人公が干されるというパターンは、他にもチラホラ見られ、特別あたらしいものではない。
また、主人公が緻密な計画の元に組織を作り上げるというパターンも、最近の異世界ものではちらほら存在する。
ストーリー自体も、よく考えればありきたりでもある。
という事で、特別新鮮な流れではないが、絵と雰囲気が良い。
特に絵は、この手にありがちな安直な感じではなく、大作感を感じさせるもの。
主人公のつかみどころのないキャラも、わかりやすさを追求して安直なキャラ設定の作品が多い中では良い感じ。
原作は「小説家になろう」発らしいが、この絵と -
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待ちわびた
例によって1年ぶりの最新刊。
毎回の事ながら、いきなり最新刊を読むと過去の話やキャラ詳細を忘れており、一度前の巻に戻って読まないといけないのはご愛敬。
年1巻ずつだと、完結まであとどのくらいかかるんだろうか?
少なくとも5年、場合によっては7~10年かかるのかも。
本巻は、次章へのつなぎの話と言った感じ。
淡々と移動し、新キャラのエピソードが入った後で新たな複数キャラとの出会いで終わる。
次巻以降、おそらく第七層へ突入していくことになるのだろう。
新たなる登場人物との出会いは、非常に興味をそそる。
一方で、相変わらず余計な作者の趣味がワンポイント入っているのはいい加減勘 -
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これはなかなか
「あさひなぐ」のこざき亜衣の次回作。
「あさひなぐ」が現代のメガネっ子を主人公とした、なぎなた部での青春部活物語であったのに対し、本作はガラリと毛色を変え、近世チューダー朝期のイギリスを舞台とする。
主人公はエリザベス1世を支え続けた重臣ウィリアム・セシル。
物語はエリザベス1世女王の戴冠の時から始まり、すぐに過去に戻って「ブーリン家の姉妹」でも有名なアン・ブーリンを中心としたエリザベス1世生誕の時の話となる。
まず、前作とのこのテーマの大きな違いがすごい。
長期連載かつ人気作であった前作の匂いを全く残さず、新しいテーマに臨むという作者の意気込みは素直に評価すべきだろう。 -
購入済み
これまたすごそう
「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」の作者さの隆の最新作。
まあ、一言でいうなら、「日常版東京卍リベンジャーズ」という感じ?
前作がすごい話だったので今回も期待をしていたが、冒頭からその期待を裏切らないようなすごい展開。
もっとも、「日常に潜む狂気」的な話から、非日常的な話になってしまった感はあるけれど。
現段階では全く先が読めず、どう展開していくのかすら想像できない。
また、どうしても「東リベ」や「テセウスの船」を意識してしまう内容も少し気になる。
が、この作者ならそれなりの内容にまとめてくるという期待を込めての点数。
一方、絵に関しては前作と同じ系統ではあるが、線がやたら -
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興味深い話
原作者に「井手久美子」とあるが、この人こそが作中に出てくる「久美子様」その人。
江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の七男で、徳川慶喜公爵家2代目となった徳川慶久の四女にあたる女性。
彼女は2018年7月に95歳で亡くなったが、その1ヵ月前に「徳川おてんば姫」という自叙伝を出しており、本作はこれを原作としているのだろう。
まず、絵は少女マンガっぽい雰囲気で、非常に読みやすい。
また、本人が原作とあってか時代考証等もしっかりしており、当時の華族の生活を知るうえで興味深い作品。
一方で、当時の華族は「夢のような貴族生活」を送れたわけではない。
実際、「久美子様」の兄で徳川慶喜公爵家3 -
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新鮮で面白いけど…
全巻読んでのネタバレ感想。
あだち充の作品は、いくつかのパターンに当てはまる。
まずは、野球漫画か否か。
前者はナイン、タッチ、H2、クロスゲーム、MIXなど、いわゆる代表作と言われるものが多い。
実際に読んでみても、安心感・安定感がある一方で、パターンはかなり限られる。
後者はみゆき、ラフ、スローステップ、いつも美空など。
王道ではないが、いつもとは毛色が異なり名作も多い。
本作はボクシングマンガであり、後者にあたる。
ボクシングはタッチの頃からもちょくちょく出てきているが、ここまで前面に押し出したのはスローステップと本作くらいだろう。
また、あだち充作品の -
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タッチのバージョン違い
あだち充の王道と言える野球がテーマのマンガ。
その中でも、本作は大きな流れが「タッチ」に非常によく似ている印象を受ける。
主人公たちの関係や運命(これはタッチとは逆パターン)、また野球部内での監督との確執等々。
その為、安心感も非常に大きい一方で、既視感もかなりある。
また、読者としてはやはり最初の若葉の印象が強く、本作の展開は完全にはスッキリしないという考えも芽生える。
そういう意味で言えば、タッチやH2、MIXなどと比べると少し評価が下がるかな。
でも、普通に面白く、またあだち充らしさも全開なので、ファンには(そうでない人も)ぜひ読んでもらいたい。
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ようやく新展開に!
ここ5巻分くらい煮え切らないグダグダな展開が続き、いい加減飽きが来ていたところだが、そこを抜け出すと話が一気に進み始めた感。
今までの遅延行為を考えると、この急展開は予想以上であり、驚き。
取り合えず、マミとの件にまずはケリを付け、次いでるかとの件を時間を割いて終わらせ、最後にメインヒロインと向き合う…というのが今後の流れだろう。
そう思うと、今の急展開は話が速すぎるので、またどこかで急停車するんだろうか?
クラファン編~21巻での余韻までのドラマチックかつドキドキする展開をもう一度取り戻すよう、期待しています。
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最近の作品に通じるものも感じる
今お気に入りのマンガ家の初期の作品集。
「佐々木君が銃弾止めた」や「シカク」には、最近の作品に通じるテイストを感じる。
ストーリーもそうだし、キャラ絵やキャラの何気ない仕草なども。
どの作品も一ひねりあって面白く、ファンにはぜひ読んで欲しい。
ところで、あとがきを読んでかなりの違和感を感じた。
「17歳で大学へ」とは、飛び級?
ただ、Wikipediaを見ると藤本タツキは1992年10月10日生まれとの事。
そして、あとがきには大学に入ったのは東日本大震災の直後とある。
となると、普通に18歳のハズ。
この単純な間違いが、わざとなのか、天然なのか。
それ -
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正統な続編
「MASTERキートン」ファンを自認する私だが、実はReマスターは今回初めて読んだ。
前作の最終話から20年後が舞台の話。
(実際は前作ラストが1994年で本作が2011年とすると、17年後?)
キートンも相応に歳を取り、それを強調するかのように老眼鏡を使う場面が多く描写される。
今回の年代設定は2011年頃。(第二話で1991年からのクロアチア紛争から20年とある)
キートン自身は大学進学後に結婚そして離婚、その後大学を中退して軍に入り、3年後にSASに入って1980年の駐英イラン大使館占拠事件で活躍したとあるので、おそらく1957年頃の生まれ。
となると、今回の物語では -
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新展開
まさに「神巻」だった前巻の再会を受け、今回はその余韻を味わいつつ6人に増えたメンバーでの新たなる展開がスタート。
ムッタとヒビトのほっとする掛け合いに、地球でのほっこりするエピソードも絡めて物語が進んでいきます。
この兄弟の安定の掛け合いに加え、人数が増えたことで描写の厚みが広がった感じ。
やはり2人だけだと話を膨らませにくく、ブギーに頼る面が多かったですからね。
一方、「好事魔多し」「一難去ってまた一難」がこの作品の特徴でもあり、今回も新たな心配ネタが発生。
前回の「腰」問題のようにフリだけで終わってくれればいいんですが…。
ところで、現実面では今ロシアと他の国々 -
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7周目完結&8周目突入!
7周目のブラック企業編(と言っても、その設定はほぼ最初だけだった気がする)のラストをささっと終わらせ、ついに8周目に突入。
8周目はアフガニスタンのタリバーンやイラク(シリア)のISとアメリカとの構図を模した流れ。
まあこのあたりはいつものパターンで悪くはない。
ただ、今回は気になる点もいくつかあった。
まず、現代に戻った時の箱崎さんとの会話。
ここで、新型コロナやロシアも絡めた話題が出てきているが、その会話内容に違和感があった。
この物語はあくまでもフィクションであり、異世界でのもの。
そういう前提があるから過去の様々な社会問題を連想させるテーマにも違和感なく入りこ -
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なかなかすごい
今までほとんど目にしたことの無いような、なかなかすごいマンガ。
ネタ自体は取り立ててすごい訳ではなく、「日常でありそうでない話、いや、ひょっとするとそれなりにありうるかもしれない話」かもしれない。
ただ、着目点とそこからの展開もありきたりのマンガとは違い、深層心理を良く突いていると思う。
ただ、タイトルが悪い。
これでは、単なる変なギャグマンガのようで、読み始める段階に至らない人が多そう。
原作小説でも、後に「キャッチャー・イン・ザ・トイレット!」に変えたそうだが、この新しいタイトルが良いかどうかは別としても、もう少し違うタイトルで良かったのではないかと思う。
絵は作画 -
購入済み
歴史考察もなかなかで良い作品
原作者「門馬司」。
この人の作品は基本的に好きではない。
「首を斬らねば分かるまい」はおかしな時代考察と無駄にエロを前面に押し出した変な作品だった。
「ストーカー行為がバレて人生終了男 」に至ってはタイトルからしておかしな作品。
ところが、本作は非常にマトモな出来で逆に驚いた。
時代考察も他の作品と違ってそれなりにしっかりしており、スケールも大きい。
(海外という場もあり、安易に大きすぎではないかとも思うが)
原作者とは関係ないが、絵も綺麗であり、ヒロインも美しい。
これはかなりの秀作と言えると思う。
こんな作品が書けるのであれば、他の作品もしっかり書いて欲し -
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良い話だった
結局最後まで購入して読んでしまった。
前半のドロドロ感が続くのかと思っていたら、話がテンポよく進んでむしろピュアな純愛ストーリーに。
そこでの心理描写はなかなかのもので、久々に読んだ純愛モノに柄にもなくホッコリしてしまいました。
もう1ひねりくらいあってもいいんじゃないかという思いもある一方で、全6巻と比較的短い話にまとめた事が結果として良かったという感じもします。
あと、お兄さんが良い人・いいキャラ過ぎて笑った。
下手をすると主人公の弟よりいい人。
トータルとして満足のいく、良い話、良い作品でした。
~ここから毒舌~
まあ実際、20歳差で女性の方が -
購入済み
どんどん謎が深まっていく
話がどんどん深くなっていく感じ。
いわゆる「風呂敷広げ過ぎ」とも違う、奥深さが増すというか。
過去に類似作がないだけに、今後どう展開していくのか全く読めず、非常に興味深いです。
ラストでなかなか衝撃的な展開も出てきましたね。
1巻の母チンパンジーの並べたカードの意味はなんだったんだろう?
「I am won」かと思っていた(正しい文法ではない)んですが、「I am W son」(これもおかしいけど)だったとか?
あと、ALAの戦闘力が大きくなりすぎている気がするけど、バックにかなりの大物がいるってことなんでしょうね。
今後どうなっていくのか、楽しみです。
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購入済み
いい感じ
取り合えず無料の1巻を読んだ限りでは、かなりいい感じ。
絵はかなりキレイで、これが初連載とは思えないレベル。
ただ、「どこかで見たようなキャラ絵」ではある。
あと、細かい設定で少し違和感があったかな。
ミニチュアである箱庭と現代の現実との場所が一致しているとすれば、縮尺が違うので移動したら位置がどんどんずれていくハズだろうとか、全く予想できない変化(バタフライ効果)である以上、「元に戻す」よりも「これ以上の大きな変化を恐れる」方が先に来るだろうとか。
「昔の日本」という見た目だけで「中世」という表現が出てくるかなとも思った(普通の人は、まず「江戸自体?」と思うのでは?)し、江 -
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祝・マンガ大賞2022 受賞!
奇才、うめざわしゅんの最新作。
絵は初期作のようなクセが減り、かなり一般的にマイルドになった印象。
ただ、中身は奇抜極まりない設定や、やりきれない想い、特殊な思想の人たちの考えなど、従来作と同じようなテイストが感じられる。
ちょっとした思想の違いの様だが、それが永遠に交わる事のない、決定的な違いにもなる。
登場キャラクターたちの考え方の違いが様々な軋轢・事件を生み、物語が進んでいく。
この先、どういう展開を見せるのか、この作者だけに全く予想できなくて楽しみではある。
(主人公の考え方が一番わからず、不気味というのがまた新しい要素)
ところで作中の「ALA」、映画( -
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なんとも不思議な感じ
なんとも不思議な感じのする話。
原作は1983年発表と古く、当時のSFや超能力ブームの雰囲気を残す。
筒井康隆が原作を書き、後に山崎さやかによってマンガ化された「NANASE」とも少し似た雰囲気を感じた。
また、悠久の時を生きる主人公というのも昔に流行ったテーマであり、「ポーの一族」のようなせつなさも感じる。
今で言えば、「鬼滅の刃」の鬼舞辻無惨や「不滅のあなたへ」も似たような感じだろうか。
ただ、本作の特徴として、本人自身が不老不死ではないというところがあげられる。
ここはなかなか概念が難しく、前半ではよく理解が出来なかったが、後半でようやく理解し、このパターンもあり -
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これはまた…
3ヵ月ぶりの新刊。
今回は今までと趣向を変え、プレゼンにおける内面を深く掘り下げたもの。
難解だが、アツくて刺さる。
一方で、カッコつけすぎ、美化しすぎてるんじゃないの?とも思う。
多分、私自身、本当はこのマンガが好きじゃないんだと思う。
アツくて、カッコよくて、まぶしく感じるから「現実はそんなもんじゃない」と反発してしまう。
本来のメインキャラであるエレンはどこへ行った?
単に広告業界のオシャレな世界、TVドラマで見る世界のように現実感のない世界を見せられているだけ。
そう、これはあくまでもマンガ、マンガの中で、狙って描かれた世界に過ぎない。
不満点は非 -
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染み入る話のオムニバス回
4巻途中~6巻まで続いた「一級魔法使い試験編」が終わり、再び北を目指して旅を続ける途中の出来事を記した巻。
単話エピソードの寄せ集めでありつつも、それぞれがほっこり染み渡る話で、この形こそ本来の「葬送のフリーレン」という感じ。
一方で、「試験編」で本作初の長編エピソードを体験し、やはりドキドキワクワクする展開に心が躍ったのも事実。
それと比べると、少し物足りない気がするというのはファンとしてまだまだかな?
おそらく次巻からまた長編エピソードへと入っていくと思われ、今後はこの「交互パターン」がしばらく続くのではないかとも思います。
どちらの形も「葬送のフリーレン」であり、優 -
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これは確かに新しい
日本の飛鳥時代をベースに、「八百万神(やおよろずのかみ)」と「鬼」をテーマにした作品。
この、日本古来の各地に根差した「多神教」をベースに各話を作り上げ、かつ個性的な神と多種多様な神器を登場させることで話を膨らませている。
この発想はありそうでなかったものであり、同じく八百万の神をベースとした「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」とも違う、新しいもの。
もっとも、影響を受けたであろう作品は色々見受けられる。
序盤のグロテスクな神の印象は「クトゥルフ神話」。
ただ、1巻でも後半になればクトゥルフ色が薄まり、より人間臭い「封神演義」っぽくなってきた印象。
さらに、1巻巻末の番外エ -
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全巻読んでの感想
結局、全巻購入してしまいました。
1巻で書いた、主に絵の違和感は相変わらず。
キャラのデザインは最後はかなり慣れたものの、やはり丁寧な描画と適当っぽい描画が混じっている気がする。
また、戦闘シーンの動きが全くダメなのも相変わらず。
また、作者の趣味で無意味に凝った車や兵器のデザイン等、さらには反米的な思想がうかがえる点等、なんだかなあという思いも感じた。
ただ、これらに関しては、今にして思えば「この物語自体、現実とは少しずれた別の地球」という事なのではないかと思う。
そう考えると、微妙なズレも全てキレイに説明が付く。
主人公たちのキャラ設定、これも中1と言うのはやはり -
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背景設定がすごい
独特な雰囲気。
まず読み始めて「まどマギじゃん」と感じた。
魔法少女が中学1年の少年少女に変わり、ロボットマンガ?になったような感じ。
ご丁寧にキュゥべえみたいなのまで登場する。
これは相当影響を受けているなと思ったが、調べてみると本作の連載が2003年11月からで、まどマギの放送が2011年1月から。
となると、逆にまどマギが本作の影響を受けている可能性が高い?
そう考えると、本作の発表当時としては非常に斬新な発想の作品だと言えるだろう。
話が進むにつれてどんどん明らかになる冷たく残酷な設定は圧倒的。
1話ごとに1人のキャラクターを深く掘り下げて描写するやり方は「鬼滅 -
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凄いね、やはり
もうすぐ50歳になろうかという私も詳しい内容は知らないような時代の作品である「ダグラム」。
今調べると、「ガンダム」の2年半後、「イデオン」の1年半後、「ザブングル」の1つ前、「ダンバイン」「ボトムズ」「バイファム」の1年半~2年前という時代の作品。
更にその後、「エルガイム」「Zガンダム」とサインライズの作品は続いていく。
ちなみに、「マクロス」の1年前の作品でもあり、いかに当時(1980年代前半)がロボットアニメ全盛期だったかが良くわかる。
そんな時代において、「ダグラム」は「ボトムズ」と並んで究極のリアル路線かつ、重くて暗い作品という評価が一般的。
一方で、徹底的なリア -
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意外にも…
怪しいレーベルの怪しい作者の作品。
しかも、単話売り。
よくある「エロだけの中身の無い作品」と思って期待もせずに読んだけど…、これ、なかなか良いじゃない!
まず絵がキレイ。
デジタル前回ではなく、手書き風の絵で、尚且つ嫌味が無く好感の持てる絵。
そして、カッコつけるだけではなく、あくまで3枚目キャラを押し通す先輩。
ストーリーに深みが無く、恋愛というか会話術に関するうんちくが多くて説明っぽさも強く感じるが、それも含めて「ギャグ漫画」と思えば十分納得。
これなら、普通に人気誌で連載できるレベルと言えるんじゃないだろうか?
少なくとも、この作品よりずっとツマラナイ作 -
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いい!
医者マンガは数多くあるけれど、精神科医というのはなかなか無く、新しい。
どうも医者マンガ・ドラマの世界では「天才外科医」が一番という傾向があるけれど、それ以外の医師にスポットを当てる作品がもっとあってもいいんじゃないかと思う。
この作品を読むと、自分自身も精神科に対する偏見・勘違いが多いなと感じる。
さらに、自分もちょっと発達障害の傾向があるのかも、と思ってしまった。
全体の話の雰囲気としては、「Dr.コトー診療所」と似た傾向がある。
天才医師が敢えて小さなクリニックで働いている点、患者にやさしく、笑顔で寄り添う点など。
一方で、1話の冒頭の4人が寄り添う挿絵に関しては、完 -
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いいね
作者ふなつかずきが「華麗なる食卓」の後、「すんどめ!!ミルキーウェイ」の前に連載していた作品。
「すんどめ!!ミルキーウェイ」とかなり似た要素が多く、こちらの方が少し対象年齢層が下で、エロ要素もマイルドにした感じというところか。
登場する女性キャラが皆かわいい点や、メインヒロインと言える存在が2人いる点、そのうちの片方が人間ではないという点などはすんどめと重なる。
この作者の作品、絵のかわいさやエロ要素はもちろん、セリフの自然さ・かわいさがすごくいい感じ。
このノリにハマると、エロだけでなく普通にギャグとして楽しく読めると思う。
一方、「すんどめ」の方は主人公キャラが強烈 -
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独特な世界観
独特な世界観に引き込まれてしまう。
他の作品で言うなら、「ドロヘドロ」の様な感じだろうか?
格差社会という基本設定自体はありがち(特にハリウッド映画などで)ではあるが、この描写は独特。
一方、ストーリーは2巻まで読んだ時点ではどうなっていくのかわからない。
ただ、「平凡な主人公と、チートな強さを持つ個性的な相手役」という組み合わせ自体は、他の作品でもよくある流れではある。
つまり、世界観の描写がキモであり、ストーリー自体は特別斬新ではないという事だろうか?
まだまだ導入部分で、今後の展開が読めないので評価はまだ微妙。
ただし、この世界観に合う人なら、強烈な印象を残す作
表示されていない作品があります
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