あらすじ
天才になれなかったすべての人へーー。
朝倉光一は、大手広告代理店に勤める駆け出しのデザイナー。いつか有名になることを夢みてがむしゃらに働く毎日だった……。もがき苦しむ日常の中で、高校時代に出会った天才・エレンのことを思い出していた。
2015年、メディアプラットフォームnoteで公開されてすぐに話題を呼び、ウェブメディアcakes連載時から不動の人気を誇る「左ききのエレン」、待望の電子コミック化!「SNSポリス」「おしゃ家ソムリエおしゃ子! 」で一躍話題になった「かっぴー」が手がける、初の長編ストーリーマンガ。
『左ききのエレン』25巻 最期の戰い・後
・122話「最期の戰い⑰」
・123話「最期の戰い⑱」
・124話「最期の戰い⑲」
・125話「最期の戰い⑳」
・126話「最期の戰い㉑」
・127話「最期の戰い㉒」
・128話「最期の戰い㉓」
・129話「最期の戰い㉔」
・130話「最期の戰い㉕」
・131話「最期の戰い㉖」
・132話「最期の戰い㉗」
・133話「最期の戰い㉘」
・134話「最期の戰い㉙」
・135話「最期の戰い㉚」
・136話「最期の戰い㉛」
■著者について
漫画家。株式会社なつやすみ代表取締役社長。武蔵野美術大学でデザインを学び、2009年卒業後は東急エージェンシーのクリエイティブ職に。アートディレクター・コピーライター・CMプランナーなど天職が見つからぬままアイデアを書き留めた絵コンテを量産する。2014年に面白法人カヤックへ転職。2015年9月、漫画を見た同僚に背中を押され、描いた漫画「フェイスブックポリス」をWEBサイトへ公開し、大きな反響を呼んでネットデビューを果たした。以降、「フェイスブックポリス」の続編「SNSポリス」をはじめ「おしゃ家ソムリエおしゃ子! 」「左ききのエレン」「おしゃれキングビート! 」「裸の王様VSアパレル店員」などWEBメディアでの多数の連載がはじまる。子どもの頃憧れた映画の脚本家やテレビ番組の構成作家など、自分が考えた物語を世に広める事を夢みて、2016年2月に株式会社なつやすみを設立した。社訓は「忙しく、遊ぶ。」。
感情タグBEST3
光一vs
これまで何人か実在のクリエイターが登場したけど、
このサニートライの社長は本当にこういうヒトなのか?
このプレゼンをこういう表現にしたのはなかなかの
賭だったのでは?
これはまた…
3ヵ月ぶりの新刊。
今回は今までと趣向を変え、プレゼンにおける内面を深く掘り下げたもの。
難解だが、アツくて刺さる。
一方で、カッコつけすぎ、美化しすぎてるんじゃないの?とも思う。
多分、私自身、本当はこのマンガが好きじゃないんだと思う。
アツくて、カッコよくて、まぶしく感じるから「現実はそんなもんじゃない」と反発してしまう。
本来のメインキャラであるエレンはどこへ行った?
単に広告業界のオシャレな世界、TVドラマで見る世界のように現実感のない世界を見せられているだけ。
そう、これはあくまでもマンガ、マンガの中で、狙って描かれた世界に過ぎない。
不満点は非常に多い。
でもなぜか、この現実感のないアツさ、カッコよさに惹かれ、憧れる自分もいる。
だったら現実感と切り離し、演出家の演出に乗ってしまえばいい。
そうすれば、この世界に没頭できる。
そんな感想を持った巻でした。