【感想・ネタバレ】原作版 左ききのエレン(24):最期の戰い・中のレビュー

あらすじ

天才になれなかったすべての人へーー。

朝倉光一は、大手広告代理店に勤める駆け出しのデザイナー。いつか有名になることを夢みてがむしゃらに働く毎日だった……。もがき苦しむ日常の中で、高校時代に出会った天才・エレンのことを思い出していた。

2015年、メディアプラットフォームnoteで公開されてすぐに話題を呼び、ウェブメディアcakes連載時から不動の人気を誇る「左ききのエレン」、待望の電子コミック化!「SNSポリス」「おしゃ家ソムリエおしゃ子! 」で一躍話題になった「かっぴー」が手がける、初の長編ストーリーマンガ。

『左ききのエレン』24巻 最期の戰い・中
・108話「最期の戰い③」
・109話「最期の戰い④」
・110話「最期の戰い⑤」
・111話「最期の戰い⑥」
・112話「最期の戰い⑦」
・113話「最期の戰い⑧」
・114話「最期の戰い⑨」
・115話「最期の戰い⑩」
・116話「最期の戰い⑪」
・117話「最期の戰い⑫」
・118話「最期の戰い⑬」
・119話「最期の戰い⑭」
・120話「最期の戰い⑮」
・121話「最期の戰い⑯」

■著者について
漫画家。株式会社なつやすみ代表取締役社長。武蔵野美術大学でデザインを学び、2009年卒業後は東急エージェンシーのクリエイティブ職に。アートディレクター・コピーライター・CMプランナーなど天職が見つからぬままアイデアを書き留めた絵コンテを量産する。2014年に面白法人カヤックへ転職。2015年9月、漫画を見た同僚に背中を押され、描いた漫画「フェイスブックポリス」をWEBサイトへ公開し、大きな反響を呼んでネットデビューを果たした。以降、「フェイスブックポリス」の続編「SNSポリス」をはじめ「おしゃ家ソムリエおしゃ子! 」「左ききのエレン」「おしゃれキングビート! 」「裸の王様VSアパレル店員」などWEBメディアでの多数の連載がはじまる。子どもの頃憧れた映画の脚本家やテレビ番組の構成作家など、自分が考えた物語を世に広める事を夢みて、2016年2月に株式会社なつやすみを設立した。社訓は「忙しく、遊ぶ。」。

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土壇場

アイザワ頑張った!これは駄目だったんか?よくわからない。
いかにも漫画みたいな奇跡はここでは起こらなかったということでいいのか?
意外や意外というところでトラブルが加わるとは。緊迫のヒキ。

0
2024年06月07日

購入済み

結局最新刊まで読んでみた

1~2巻の絵に酷評したけど、結局最新刊まで読んでみた。

絵に関しては、決してうまくはないけれど、手抜き感は無くなった。
一部の女性キャラの美しさも素晴らしい。

一方、なんの変哲の無い絵を描くのにまだ自信がないのか、JOJOばりのポーズを決めた人物画が非常に多い印象。
結果として、スタイリッシュにも見えるようにはなっているが。

ただね、あざとい感じがする。
本編でもいろいろ触れられているが、「どういうストーリー展開にすればウケが良くなるか、わかった上で狙って書いている」感がする。

天才と凡人。天才になれなかったけど、凡人として非凡な才能を見せる人たち。
そういうテーマで、世の中の多くの凡人読者(もちろん私も含む)の共感を得る。

また、スタイリッシュ且つ激動で最先端にいる広告・メディア業界で、仕事にやりがいを感じ、仲間と信頼し合って働く姿を見せることで、今の仕事、将来の仕事に不満のある層の憧れと共感を得る。
そういうところを「狙って」いるようで、そこがすごく嫌。

まあ、人気は出るでしょうよ。
一部の登場人物等は実際実名を使っており、現実としての要素を加味してリアル感を出している。
登場人物に、一般受けの良いエモい言葉を吐かせているし、東日本大震災を始め、タイムリーな要素も加えてより説得力を持たせているしね。

でも、これだと単なるあざとい仕事マンガに過ぎない。
古くは「課長島耕作」や「サラリーマン金太郎」などがやってきた道を、スタイリッシュにしただけではないか?
本来マンガに一番大切な、「作者の情熱、勢い」というのが感じられず、全て作為的に練られている気がしてくる。

まあ、パッと見はエモいし、アツいし、スタイリッシュだし、うらやましいと感じる人も多いんじゃないかと思う。
また、中盤からはギャグ要素もかなり増えてきて、マンガとしてはかなり面白いものになってきたとも思う。

でも、だからこそ最初に感じた「情熱、勢い」が無くなったのが非常に残念。
一般受けして売れる作品にはなったけど、大事なものを失ったというか…。
それは、エレンという本能と情熱のカタマリがほとんど表に出てこなくなったから、かもしれない。

#エモい #カッコいい #アガる

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2022年02月10日

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