あらすじ
1946年にとある島で生き残りを発見。その後、繁殖や遺伝子操作によって、現代に再生されることとなった恐竜。圧倒的存在として人々を魅了してきたが、ある“事故”がきっかけでブームはすっかり下火に。そんな中、経営難の恐竜園「江の島ディノランド」に新人飼育員の須磨すずめが入社し――。「もしも」を叶える、恐竜飼育物語開園! 【電子版特典】巻末には電子書籍限定のカラーイラストを収録!
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もしも恐竜がこの現実世界にいたら… そんな恐竜好きにとっては嬉しすぎるもしもを描いた漫画です。この現実世界を舞台に、恐竜の動物園があり、そこで飼育されている恐竜たちとの毎日が描かれています。その恐竜ごとの特徴を踏まえたエピソードはもしかしてこの動物園が本当にどこかにあるんじゃないかと思わせるリアリティの高さ。
童心蘇り心踊る
珍しく恐竜が題材の漫画。
舞台は現代の江ノ島。遺伝子操作により現代に蘇った恐竜たちが恐竜園として動物園のように展示されている。だが、その絶大な人気は過去の事故をきっかけに既に下火。そんな経営難に追い込まれた恐竜園にやってきた新人飼育員と恐竜たちの物語。
精巧に描かれた恐竜がリアルで読んでいて童心をくすぐられる。監修もしっかりしていて、恐竜の生態や扱いなど知らないことが沢山で面白い。
実現不可能?
ジュラシックパークの世界を動物園的世界観で漫画化。涙あり、笑いあり、ほのぼのする場面ありの飼育員奮闘記。絵も丁寧でとても良い!
実現不可能だろうし、むしろ実現しない方が良いとは思うものの、夢のある話です。
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非常に良い!夢を叶えてくれる物語。甘いことばかりではなく、きちんと命にも触れてくれる。人間の絵柄は好き嫌い別れるかもしれませんが 恐竜の描き込みが流石!
ちゃんと優しくない面も描いてる
誰でも小さい頃に一度は恐竜というものに憧れや恐さを感じたことがあるんじゃないだろうか。その中の少なくない割合に関係するだろう名作「ジュラシック・パーク」でも似たような世界観があったけど、あちらよりは比較的成功している共存関係。ただ、恐るべき捕食者や受け止めることのできない体躯を持っていることは変わらない。普通の動物園でも同じことだけど、命を管理するということの傲慢さや制御しきれない生物という存在についてしっかりと触れていく展開になりそう。
Posted by ブクログ
発想はジュラシックパークそのもの。でもその中で視点を変えて、実存の動物園になぞらえながら、飼育の様子とか性格とかに重点が置かれているのは面白い。
Posted by ブクログ
現代に遺伝子操作で蘇った恐竜。その恐竜たちの展示飼育をする動物園「江の島ディノランド」。主人公の須磨すずめは配属されたばかりの、新人飼育員。経営も厳しい、そもそも恐竜自体がオワコンと揶揄されている状況で、彼女の奮闘と恐竜との触れ合いを描いてゆく「ディノサン」。
恐竜がオワコンとなってしまった過去の事件。遺伝子操作を成功させた須磨博士とすずめの関係など、ミステリーも散りばめられている様子ですが、何はともあれ恐竜が飼育される環境下ということが物珍しくて読みました。動物園奮闘記なんですけどね。
トリケラトプスのマサルの回がお気に入りです。
そりゃあ、3本角があってのトリケラトプスだけど、名前もそこからだけど、角折れでもかっこいいじゃないか。歴戦を物語る負傷みたいな感じで。
ま、飼育下なのでそんなのは妄想でしかないのです。でも、完品じゃないと価値がないと言うのは違う、と言い切れる花梨さんかっこいいです。
この構想だけでもすごい
「ジュラシックパーク」のように恐竜を飼育する園の物語。
ありがちな「復元プロセス」や「アクシデントによる危機」という流れではなく、あくまでもゾウやライオンなどを飼育する現実の動物園のような流れを取っているのが非常に新鮮。
この構想だけでも評価できる。
また、恐竜の生態の細かいところまで考察し、描写しているのもすごい。
本家「ジュラシックパーク」でも一部そういう場面があったが、その比ではない細かさ。
一方、「動物園」同様各地に恐竜を飼育する場所があるというのはさすがに無理があるか。
江の島という場所で72頭もの恐竜を飼育し、かつブームが去って人気がないというのは、現代の動物園をモチーフにしているのだろうがさすがに無理がある気がする。
また、とにかく新発見が相次ぎ、羽毛の有無や立ち姿の変化等大きな情報変更があるのが恐竜の世界。
現時点で最新の情報であっても、5年10年でガラッと見方が変わるという可能性もあるんじゃないだろうか?
(「ジュラシックパーク」自体、既に過去の情報となっている要素がいくつもある)
ただ、そういう点を含めても、今までにない斬新な作品であるのは事実。
Posted by ブクログ
恐竜を現代に蘇らせるというとジュラシックパークシリーズを
連想する人が多いのではないかと思うが
本作では恐怖や浪漫よりも
現実的に動物園にいる動物として描いているところが興味深い。
飼育風景もリアリティが感じられる。
場所が江の島という、島を選んでいるところも
確かにもし恐竜園を作るとしたら、立地や気候などを含めて
そうした選択になりそうだと思える。
主人公はちょっと甘い印象がありそこまで好きになれないでいるが
先輩飼育員たちのキャラが良く、面白い。
日本版ジェラシックパーク
遺伝子組み換えで蘇らせた恐竜たちの動物園ならぬ恐竜園の話。
恐竜たちについての知らない知識が満載されている。
現代に実在しない生き物の話なので真偽のほどは曖昧。
ただの恐竜飼育係のほのぼの物語かと思ったら、
遺伝子組み換えに対するアンチドクターの登場で波乱の予感。