【感想・ネタバレ】ロメリア戦記～伯爵令嬢、魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織する～【分冊版】 1巻のレビュー

有山リョウ / 上戸亮 / コダマ

魔王を倒した直後、王子から婚約破棄された伯爵令嬢ロメリア。敵の首魁を倒し、終戦を祝う国で、ひとりぼっちの彼女だけがこれからの世を見据えていた──。見放され独りぼっち、になっても。この足で歩くのは、誰でもない私だから。原作イラストレーター本人が絵が描く、「小説家になろう」発の"戦後"戦記譚!!【第1話収録】

[あめ · ★★★★★]

面白い！

ヒロインの現実的な考えと冷静な眼差しが魅力的です。とても地道な方法を選んでるところに好感度が増す作品です。

[amie · ★★★★☆]

なかなかよさげ

「転生」ではない「異世界もの」の作品。
魔王を倒した後で主人公が干されるというパターンは、他にもチラホラ見られ、特別あたらしいものではない。
また、主人公が緻密な計画の元に組織を作り上げるというパターンも、最近の異世界ものではちらほら存在する。
ストーリー自体も、よく考えればありきたりでもある。

という事で、特別新鮮な流れではないが、絵と雰囲気が良い。
特に絵は、この手にありがちな安直な感じではなく、大作感を感じさせるもの。
主人公のつかみどころのないキャラも、わかりやすさを追求して安直なキャラ設定の作品が多い中では良い感じ。

原作は「小説家になろう」発らしいが、この絵と組み合わさることでかなり期待できそうな感じに仕上がっていると思う。


ただし、分冊版は割高。
1話あたり132円だが、2巻以降は30P弱しかない為、ページ単価が4.5円以上になる。
これが通常版だと180P前後で638円なので、3.5円強程度。
これなら相場と比べても特別割高というほどではないので、買うなら通常版をお勧めする。

＃深い ＃カッコいい ＃アガる