あらすじ
合理的で友達もつくらない帰宅部の中学3年生、四谷友助。そんな彼が、唐突に異世界に飛ばされ、同級生の女の子たちと力を合わせて戦う羽目に。単独行動大好き、独自の視点でマイペース道を行く四谷は、主人公としてどうなのか──!!? アンチファンタジーを謳う、ファンタジー異色作!!
ブラック労働王国クエスト最終局面! 「戴冠式」を前にして、ジャンガニーについての重大な秘密が明らかに。一方、グレンと箱崎に、四谷の“人間嫌い”の根本を気づかれていた…? 納得できない箱崎が、本音を直撃! 徐々にリアル世界が異世界に蝕まれつつある中、8周目クエスト開始! 独裁国家・アーツヌで起きている騒乱を改善すること。歌うことが好きな鈴を仲間に、新たな謎に挑む!
感情タグBEST3
8周目
新たな仲間を加えて、いよいよ8周目。
宗教にクーデターと、また重いテーマだった。この作品は本当に勉強になる。
そしてコロナの波がこの世界にも…
7周目完結&8周目突入!
7周目のブラック企業編(と言っても、その設定はほぼ最初だけだった気がする)のラストをささっと終わらせ、ついに8周目に突入。
8周目はアフガニスタンのタリバーンやイラク(シリア)のISとアメリカとの構図を模した流れ。
まあこのあたりはいつものパターンで悪くはない。
ただ、今回は気になる点もいくつかあった。
まず、現代に戻った時の箱崎さんとの会話。
ここで、新型コロナやロシアも絡めた話題が出てきているが、その会話内容に違和感があった。
この物語はあくまでもフィクションであり、異世界でのもの。
そういう前提があるから過去の様々な社会問題を連想させるテーマにも違和感なく入りこめていた。
ただ、それを現実世界でのセリフとして発言させると、一気に陳腐化してしまう。
主人公の四谷自身中3であり、自らも認める中二病だが、現代で発言させると本人ではなく作者の考えとしか思えなくなってしまう。
ここに関しては、今後も注意してもらいたいところ。
あと、周を重ねてきて主人公チームの人数が増えることにより、全員を機能的に動かすことが難しくなってきている。
おそらくそのせいで、7周目などは半数のメンバーが退場したままクライマックスを迎える羽目に。
8周目でもいきなり3チームに分かれており、既に1人は欠けているような状況。
今後もこれが続くのかと思うと、ちょっと残念。
(特に新堂・箱崎の初期からのコンビは出し続けて欲しい)
それと、キャラの絵、特に目の描き方がちょっと変わってきているような。
黒目がみんな大きくなってない?
いずれにせよ、ラストの10周目まで残り3周。
現代パートでも物語が佳境に入り始めた感もあるし、この先どう展開させていくのかも含め、楽しみに待ちたいと思う。
ところで、アニメの3期は作られないんだろうか?
麻薬ネタNGとの事で2期の6周目が違うテーマに差し替えられており、その結果マリタが存在しなくなったせいでこのままでは7周目にも不都合が生じそう。
それもあって難しいのだろうか?
7周目は坂本真綾演じる大魔法使いファティナが大活躍するので、ぜひアニメ化して欲しいのだけど…。