あらすじ
合理的で友達もつくらない帰宅部の中学3年生、四谷友助。そんな彼が、唐突に異世界に飛ばされ、同級生の女の子たちと力を合わせて戦う羽目に。単独行動大好き、独自の視点でマイペース道を行く四谷は、主人公としてどうなのか──!!? アンチファンタジーを謳う、ファンタジー異色作!!
生きてみんなと帰る…絶対に!! “ノフ教”根本主義のゲリラによる独裁が行われている大国・アーツヌは混乱中。人身売買組織と戦う新堂衣宇は、跪いて頭を垂れる人々に囲まれていた。――新興勢力「救世主派」誕生!? 四谷は、廃刊に追い込まれた新聞記者たちを救出。「民主主義過激派」の人物に出会い、ある方法を思いつく! 激ムズの8周目クエストに光は射すのか――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この作品やっぱりは面白い! 新堂 衣宇や鈴の行動力が人々の心を変えたりと、こんな事が今の現実世界でも出来ればと思ってしまう程です。 さすがアンチファンタジーですね( ^_^)
ちょっとうざい
5か月ぶりの最新刊。
8週目に突入し、プレイヤーの数はより増えてきた。
その分、作中で上手く動かすことが難しくなり、「何をやっているのかわからないキャラ」も増えてきた感はあるが。
ストーリーは、前巻から現実社会とかなりリンクするようになってきた。
今までは「どこかで聞いたことのあるような話」だったのが、既にまんま現代国際社会の問題点を映し出すように。
その分、それに対する解釈も読者によって異なるようになり、一部の登場人物、もしくは作者の意向が「うざい」と感じるようにもなってきた。
最後は現実社会と完全にリンクする(舞台が現実社会に移るので、ある意味当然)ようになるわけだが、あまりにもリアルになりすぎるとまた違和感も大きくなる気がする。
このあたりをどう処理し、あと3周で上手くラストまで持っていくのか、楽しみでもあり、不安でもある。