今までほとんど目にしたことの無いような、なかなかすごいマンガ。
ネタ自体は取り立ててすごい訳ではなく、「日常でありそうでない話、いや、ひょっとするとそれなりにありうるかもしれない話」かもしれない。
ただ、着目点とそこからの展開もありきたりのマンガとは違い、深層心理を良く突いていると思う。
...続きを読む
ただ、タイトルが悪い。
これでは、単なる変なギャグマンガのようで、読み始める段階に至らない人が多そう。
原作小説でも、後に「キャッチャー・イン・ザ・トイレット!」に変えたそうだが、この新しいタイトルが良いかどうかは別としても、もう少し違うタイトルで良かったのではないかと思う。
絵は作画担当が後に週刊少年ジャンプで連載を持つ人物という事もあり比較的見やすいが、ペン入れがきちんとされていない。
セリフも手書きのところもあり、このあたりはWEB無料マンガという感じがする。
トータルとして、2007年頃ネット上でかなり話題になっただけはある、一読する価値のある作品だと思う。