【感想・ネタバレ】ラストイニング 1のレビュー

人生の最大の敵、それは「鈍感」である
これは野村克也さんの言葉ですが、この『ラストイニング』という野球マンガは、「鈍感」であることは野球をする上で、そして人生において最大の敵だと、そんなことを伝えてくれた気がします。
野球は他のスポーツよりも止まっている時間が長いスポーツです。だからこそ相手を出し抜くために、配球を考えるキャッチャー、そしてサインを送る監督は常に「相手は何を考えているのか、次はどう動くか」を頭で考え続ける必要があります。
本作は「出し抜くこと」「裏をかくこと」を常に考えている監督が主人公です。行間を読むのが一番面白いスポーツだからこそ、剛速球を投げるキャラが躍動する野球マンガよりも、「出し抜くこと」に重きを置く『ラストイニング』は正しいと、私は思います。「鈍感」では、勝てませんよね。

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邪道野球漫画

2021年12月08日

今まで野球漫画にない要素が多々ある作品。
高校野球系であまり見ない監督が主人公の育成漫画。その育成方法も高校野球の青春要素が完全になく完全否定漫画が読んでいて面白い要素が多々ある

#タメになる

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らしからぬらしい野球マンガ

2020年12月15日

野球マンガでここまで監督にスポットを当てたものはなかったかもです。
かつて「戦に勝つのは兵の強さであり、戦に負けるのは将の弱さである」と語った人の言葉そのままに、
選手が実力を発揮できるようにお膳立てをするのが監督の仕事であることがよくわかります。
熱くなりすぎな高校野球を舞台に、冷静に熱く楽...続きを読むしめる作品だと思います。

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野球やってるとさらに面白い

2013年07月19日

野球をやった経験があるとかなり面白い。
20巻からしばらく続巻が出ていないので早く出して欲しい。

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Posted by ブクログ 2011年11月02日

そこらの野球漫画とは違います。

監督目線で語られるのは野球漫画初ではないだろうか。

内容も現実的、技術的な話題も豊富。

弱小校が強豪校を倒すというストーリーが実体験にそっくりで共感。

読む価値ありなマンガです。

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Posted by ブクログ 2011年09月11日

今(2011年)はまっている漫画の一つです。

監督視点の野球漫画。
最高です。面白いです。先が気になりまくりです。

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Posted by ブクログ 2010年10月14日

最近の野球漫画は「大きくふりかぶって」といい、この「ラストイニング」といい、野球の心理面、技術面、トレーニング方法などなど勉強になることばかり書いてあってすごい!「大きくふりかぶって」がメンタルトレーニングを描いているなら、この「ラストイニング」は技術面トレーニング方法をちゃんと書いている。素晴らし...続きを読むい。「ドカベン」等、水島漫画の時代は終わった感か。「ダイヤのエース」といい、最近の漫画はレベルが高いなぁ〜

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

アクション的に派手な演出はないにもかかわらず、作戦や駆け引きで十分に見所を作る本格高校野球漫画。監督や選手はそれぞれキャラが立っており、感情論に流されないドライな作風も魅力。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

周りに読んでいる人があまりいなくて寂しいです。これも立派な野球漫画なのに!
他の野球漫画とは違い、監督視点なのがおもしろい。また、他の野球漫画は選手自身がものすごくて、自分で考え自分でゲームを作っていきますが、これはまさに高校生らしく、監督がチームを作り、選手を作り、という過程が細かく描かれていて、...続きを読むその辺も見所です。
ビッグコミックスというのもありますが、どちらかと言うと大人が楽しめる野球漫画かなあ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

─汗と涙ぁ・・・んなモンいらねぇ。

高校野球漫画なのだがこんな言葉飛び出してくる。


「勝ち続けなきゃ意味がない」

「負け試合のくやしさで夜中に目が覚める…そんな思い、したことあんのか?勝つってのはそういう思いの結果なんだよ。」


「高野連や先生を喜ばせる野球をやるつもりはない」


一体ど...続きを読むんな漫画なんだ。本当に高校野球漫画なのか。


こんな疑問を持った人も少なくないはず。

なぜなら一般の高校野球のイメージといえば
「正々堂々」
「ひたむき」
「さわやか」
といった感じでしょう。

しかしそんなものを全て取っ払った野球スタイルを持つ監督がいた。





昔は甲子園に出場したこともあり、強豪校だった、彩学こと私立采珠学院高校。

だが今は予選一回戦敗退という結果ばかり

そこで学校は
「次、甲子園にいけなかったら野球部を廃部にする」

と言い出した。


このままでは確実に廃部になってしまう・・・

そこである人物に監督を依頼することに。

その人物の名は、ポッポこと「鳩ヶ谷圭輔」

彼がさっきの、高校野球の常識ではない言葉を次々と繰り出す監督である


この野球部を廃部にしないために、ポッポは今までの常識を覆す野球を始めた─



最初は、野球漫画ということでただなんとなく手にとってみたが、内容を読んで驚いた。

自分の野球の考え方とはまったく違った考えを持ったポッポがいたからだ。



彼の勝利に対する強いこだわり。

そのために考え出される新しい考え方。



別に高校野球そのものを否定した漫画ではないし、とても興味深い漫画でとても面白い

野球を違った角度から見るということも大事なんだなと思った。

一度は読んでみる価値のある漫画なのでおすすめします。

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部活とは?

匿名 2023年12月08日

一年以内に甲子園出場出来なければ廃部となる母校の野球部監督に就任した鳩ケ谷(ポッポ)。
ポッポはそれまで詐欺的商法で稼いでいたが、彼が人生を踏み間違えたのは高校時代、野球部地方予選準々決勝での主審の恣意的誤審。
いわゆる高校野球は教育の一環、球児は行儀良く爽やかであれと言う、大人の押しつけの高校球児...続きを読むの姿。
個人的には、今の高校野球の強豪が県外から有力選手をかき集め、県代表とは名ばかり、一方では選手が足りずに他校との合同参加と言う
思い出参加しか出来ない状況は高校部活として「どうなのよ?」とは思うが、それを審判の立場でグラウンドで選手に押しつけるなよ。
お前の教育で、一人の人生狂ったやん。
そんなアウトローな監督が、廃部寸前のチームを奇策で一年以内に甲子園出場を目指す。
まぁ、ポッポの考え方も極端なんで、審判と足して二で割れば丁度良いとは思うけども。

#アツい

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面白い

2021年12月03日

中原裕の、現在までのところ「奈緒子」と並ぶ代表作と言える作品。

監督というポジションにスポットを当てている点が珍しい。
(ただし、原秀則の「やったろうじゃん!!」など、前例がない訳ではない)

今なら、競技は違うが「GIANT KILLING」のような感じと言えばわかりやすいか?

...続きを読む練習方法や、個々の選手の個性をどう扱って伸ばすか、また試合中の采配など、なかなか見どころが多く、面白い。

一方で、「そこまでズバズバ読みが当たるかよ」という点や、主人公である監督が一見ワルっぽいという所などは、この手のマンガとしてはよくあるパターン。
このあたりがちょっとマイナスかな?

もっと単純に主人公に共感できるという意味や、登場キャラの個性などの面では、この作者の次回作となる「WILD PITCH!!!」の方がよりアツくなれる作品だと思う。
絵も、WILD~の方がより洗練されているしね。

その意味では、この作品とWILD PITCH!!!では、同じ野球がテーマであり、また双方とも新しい切り口をもとにしているが、マンガとして目指しているところが大きく違う気がする。

当作品は、主人公の読みの深さを傍観して感心するような内容。
WILD~は主人公に共感し、一緒に応援するような内容という感じ。

#ドキドキハラハラ #タメになる #アガる

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Posted by ブクログ 2010年06月27日

異色の高校野球漫画。ひたむき・さわやか・正々堂々、という高校野球に対する我々のイメージをひっくり返す!

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Posted by ブクログ 2010年03月12日

野球漫画のなかでは今のところ一番好きかなあ。
派手な描写はないのにすごく引き込まれる。

野球やってる人でも読めるらしいです。

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Posted by ブクログ 2010年01月05日

なかなか好きなタイプの野球漫画でした。監督が何考えてやってるんだーとかも読んでて軽く思ったりして楽しかった。
あとはいろいろと気が回る八潮くんが好きです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「奈緒子」というマラソン漫画を長く続けたことでこの作家にはある種の“色”が付いてしまったように思う。家族や仲間への純粋な思い、マラソンという孤独なスポーツのストイックさというものを長いこと描いたことで、簡単に言うと地味ながらも味わい深い作品を書く作家という風に認識されたように思う。その作家が描く新作...続きを読むということで正直期待していなかったんだが、おそらくそのイメージに作家自身もうんざりしていたのだろう、今回はあざといまでの変化球を投げている。物語の構成も毎回過剰な引きで終り、次がどうなるか期待させるような展開を意図的にしている。高校野球という舞台で部員との心の交流や挫折、ショウリの喜びを描くというような正攻法をあえて避け、現実味のない荒唐無稽なアイデアを次から次へ出し、世間ズレした主人公である監督のいいなりに部員たちは動く。そして、その描き方は今のところかなり上手く行っているように見える。そういう風に描くことで、妙に熱くもならず、なにより読んでいて単純に楽しめる。現在2巻まで出ているが、今は部員の補強と練習を主に描いている。これからどうなるのか地味に楽しみにしている

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