あらすじ
優勝候補・難波南洋とのゲームはいよいよ9回へと突入。
4点差を追いかけねばならないサイガクナインは
全員が驚異的な粘りを見せ、
絶対的エース・藤村に襲いかかる!!
代打・栗橋のレフト前ヒットを皮切りに2点を返し、
なおもランナーを残して打線は下位へ…!
正真正銘の「ラストイニング」、はたしてその結末は!?
人生の最大の敵、それは「鈍感」である
これは野村克也さんの言葉ですが、この『ラストイニング』という野球マンガは、「鈍感」であることは野球をする上で、そして人生において最大の敵だと、そんなことを伝えてくれた気がします。
野球は他のスポーツよりも止まっている時間が長いスポーツです。だからこそ相手を出し抜くために、配球を考えるキャッチャー、そしてサインを送る監督は常に「相手は何を考えているのか、次はどう動くか」を頭で考え続ける必要があります。
本作は「出し抜くこと」「裏をかくこと」を常に考えている監督が主人公です。行間を読むのが一番面白いスポーツだからこそ、剛速球を投げるキャラが躍動する野球マンガよりも、「出し抜くこと」に重きを置く『ラストイニング』は正しいと、私は思います。「鈍感」では、勝てませんよね。
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完結
準決で敗退。ラストバッターはポッポの弟子といえる八潮。最後の一球は手が出ずの三振。
まぁ、最終巻で準決って事は負けるのはほぼ確定だったけど。
夏大会終了後、三年のエースが引退、後が育ってないので秋大会は当然に敗退。しかも・・・・新年度からは帝大一高の元監督にチェンジ。
ポッポは夏大後に監督を降り、ブラジルへ。海外への指導という名目での避難(過去の事とか掘り返されたら面倒だから)。
ブラジルで教えているポッポに、日本の高校からの監督就任依頼で終了。
自分の弟子が監督になってない事以外は「やったろうじゃん」的なエンド。まぁ、この終わり方が一番無難かな。
しかし、44巻で一年間の話かぁ。過去編とかも有ったけど、濃厚な内容だったな。長いけど一気に駆け抜けた感じ。
リアル系な高校野球マンガではトップクラスの作品。
Posted by ブクログ
名作過ぎた…
最終巻と知りながら、勝つか負けるか分かんなかった。
彩学の保護者として1年見てきたみたいな感情になって応援してて、色々込み上げてきた。
日高大人になり過ぎだ…(涙)
甲子園編いる?とか思ってすみませんでした。
めちゃくちゃいる!!
少年マンガの熱を失わない
かなりいい加減に見える(自分でみせている)大人を主人公にしながら、
プロではなく高校野球を舞台に熱い戦いを見せてくれた青年マンガでした。
何よりも努力や根性だけで優勝しなかったこと、その理由のまっとうさに感動します。
監督と言う仕事の意味を教えてもらいました。
名作だと思います。