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人生の最大の敵、それは「鈍感」である
これは野村克也さんの言葉ですが、この『ラストイニング』という野球マンガは、「鈍感」であることは野球をする上で、そして人生において最大の敵だと、そんなことを伝えてくれた気がします。
野球は他のスポーツよりも止まっている時間が長いスポーツです。だからこそ相手を出し抜くために、配球を考えるキャッチャー、そしてサインを送る監督は常に「相手は何を考えているのか、次はどう動くか」を頭で考え続ける必要があります。
本作は「出し抜くこと」「裏をかくこと」を常に考えている監督が主人公です。行間を読むのが一番面白いスポーツだからこそ、剛速球を投げるキャラが躍動する野球マンガよりも、「出し抜くこと」に重きを置く『ラストイニング』は正しいと、私は思います。「鈍感」では、勝てませんよね。
Posted by ブクログ 2015年03月29日
最終巻。
ひとまずサイガクの物語は終幕です。登場人物それぞれには、まだまだ続きますけどね。後日談はサービスでしょうか。
最終戦となった準決勝。結果だけ見ると力負け。
それでも、諦めることをせずに最後の一球まで、できることをできる限りのところまで突き詰めた上での敗戦。
だから、忘れられない敗戦にな...続きを読む
かなりいい加減に見える(自分でみせている)大人を主人公にしながら、
プロではなく高校野球を舞台に熱い戦いを見せてくれた青年マンガでした。
何よりも努力や根性だけで優勝しなかったこと、その理由のまっとうさに感動します。
監督と言う仕事の意味を教えてもらいました。
名作だと思います。
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