【感想・ネタバレ】ラストイニング 8のレビュー

人生の最大の敵、それは「鈍感」である
これは野村克也さんの言葉ですが、この『ラストイニング』という野球マンガは、「鈍感」であることは野球をする上で、そして人生において最大の敵だと、そんなことを伝えてくれた気がします。
野球は他のスポーツよりも止まっている時間が長いスポーツです。だからこそ相手を出し抜くために、配球を考えるキャッチャー、そしてサインを送る監督は常に「相手は何を考えているのか、次はどう動くか」を頭で考え続ける必要があります。
本作は「出し抜くこと」「裏をかくこと」を常に考えている監督が主人公です。行間を読むのが一番面白いスポーツだからこそ、剛速球を投げるキャラが躍動する野球マンガよりも、「出し抜くこと」に重きを置く『ラストイニング』は正しいと、私は思います。「鈍感」では、勝てませんよね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

リアル度★★★★★なんだかんだで皆熱い度★★★★★
アンチさわやか・ひたむき・正々堂々。勝利至上主義な元悪徳セールスマンの監督鳩ヶ谷を中心に描かれる異色の高校野球漫画。とはいえ変に斜に構えたりヒネたとこはなく、胸熱くなってしまう面白さです。1〜10巻(以下続刊)

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