【感想・ネタバレ】ラストイニング 6のレビュー

あらすじ

関東大会優勝校・聖母学苑との練習試合に、善戦むなしく3対5で敗れた彩学。これでも1回戦コールド負けの半年前と比べれば大きな進歩なのだが、選手達はロッカーで悔しさを顕わにする。一方、鳩ヶ谷は聖母・桐生監督と別室で懇談していたが、その別れ際、桐生は部屋の外にいた美里を「ゆり子」と呼びかけて…。

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人生の最大の敵、それは「鈍感」である
これは野村克也さんの言葉ですが、この『ラストイニング』という野球マンガは、「鈍感」であることは野球をする上で、そして人生において最大の敵だと、そんなことを伝えてくれた気がします。
野球は他のスポーツよりも止まっている時間が長いスポーツです。だからこそ相手を出し抜くために、配球を考えるキャッチャー、そしてサインを送る監督は常に「相手は何を考えているのか、次はどう動くか」を頭で考え続ける必要があります。
本作は「出し抜くこと」「裏をかくこと」を常に考えている監督が主人公です。行間を読むのが一番面白いスポーツだからこそ、剛速球を投げるキャラが躍動する野球マンガよりも、「出し抜くこと」に重きを置く『ラストイニング』は正しいと、私は思います。「鈍感」では、勝てませんよね。

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感情タグBEST3

匿名

無料版購入済み

歴史の偶然が現在を作り上げるのだと改めて思わされた。確定した未来なんてない。未来は己の手で変えられるのだ。

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2025年04月09日

ネタバレ 無料版購入済み

沖縄合宿

聖母学苑との練習試合完結。いよいよ沖縄合宿スタート。スタートは浮かれていた部員たちだが、合宿は想像以上の様子で

#笑える #アツい

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

この作品の主人公は部員たちではなくあくまで監督である鳩ヶ谷だ。彼の戦略で甲子園出場というハードルを越えるという物語なので、部員を育て磨き上げ戦略を組み立て勝つために試行錯誤する部分が魅力の中心になる。その為、高校野球漫画というよりも成り上がり的な広義のテーマも読み取れる。その点で言うと、この巻は部員たちの日常的なシーンが多い為少々物足りないかもしれない。しかし、部員たちを自分の色に染め上げるのではなく、自然な成長を促す鳩ヶ谷の指導方針が明確になっているともいえる。

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2009年10月04日

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