あらすじ
関東大会優勝校・聖母学苑との、沖縄合宿を懸けた試験試合当日。聖母のベストメンバーと戦えることに鳩ケ谷は気合いが入る。「初回に1点取れば6割、2点取れば7割勝てる」という法則から、先制点を取るための打順にしたという鳩ケ谷は、1番打者・日高に初球から行けと指示を出すが…。
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人生の最大の敵、それは「鈍感」である
これは野村克也さんの言葉ですが、この『ラストイニング』という野球マンガは、「鈍感」であることは野球をする上で、そして人生において最大の敵だと、そんなことを伝えてくれた気がします。
野球は他のスポーツよりも止まっている時間が長いスポーツです。だからこそ相手を出し抜くために、配球を考えるキャッチャー、そしてサインを送る監督は常に「相手は何を考えているのか、次はどう動くか」を頭で考え続ける必要があります。
本作は「出し抜くこと」「裏をかくこと」を常に考えている監督が主人公です。行間を読むのが一番面白いスポーツだからこそ、剛速球を投げるキャラが躍動する野球マンガよりも、「出し抜くこと」に重きを置く『ラストイニング』は正しいと、私は思います。「鈍感」では、勝てませんよね。
感情タグBEST3
公式戦とは違う深さ
関東大会優勝の聖母学苑との練習試合。公式戦とは違い勝っても負けてもよい(合宿費はかかっているが)からこその奥深さがある
練習試合
遠征費を賭けた練習試合。各チームの監督がとう駆け引きをするかと思ったら、面白く一気に読んでいました。ラストどうなるか楽しみ。
野球の奥深さ
甲子園常連校との練習試合。進歩が見られるがもののまだまだ格が違う。高校生でここまで考えて試合してるのかなとは思うものの、野球って奥が深いよねって思わされる卷でした。