無料で6巻までを読んでみた。
人間と人造人間の確執、更には政府と軍隊の確執、そして末端の兵士の境遇…。
SFっぽく描いてはいるが、現代の紛争地帯の世界情勢を如実に反映した作品です。
特に、戦地での戦闘シーンのリアルな描写はすごい。
ここまでの細かい描写とやり場のない気持ちの描写は、無
...続きを読む数にあるマンガの中でもかなりのもの。
おそらく、この先は「政府と軍部の争い」がメインになり、SF要素が高くなるとは思うが、よくできた海外の映画のようなこの描写はすごいと思う。
マンガとしてはかなりの秀作と言える。
一方で、3巻までは200ページ程度と十分なボリュームだった作品が、4巻では37ページ、5巻で34ページ、6巻ではわずか29ページと、急に単話売りの分冊版となっている。
ネットで他媒体の価格を調べると、多くが1~3巻の定価が660円、4巻以降は220円の模様。
つまり、1~3巻では1話あたり100円程度だったのが、4巻以降で分冊化されると急に2倍の価格になっているという事。
1~3巻と同程度のボリュームに換算すると、4巻以降は200ページあたり1320円程度の価格になってしまう。
この売り方はひどい。
作品と作者には罪がないとは思うが、これでは最後まで読むのは騙された気がする。
1~3巻と同様の値付けなら、最後まで購入したいと思える作品なだけに、非常に惜しい。