すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
私自身も所謂名作と言われている『走れメロス』や『杜子春』などはハードルが高いと思って全く読んでこなかった。この本でみくのしんさんと一緒に読書した感覚があり、本当に「やっと読めた……!」という達成感がすごい!
みくのしんさんの”本の読み方”が自分と似ていたのもあって、ちょっと私も泣いてしまった笑
多分みくのしんさんとじゃないと『走れメロス』も『一房の葡萄』と『杜子春』も絶対読めなかったと思う。ありがとう!みくのしんさん!かまどさん!
この読書体験は他の本では味わえないような感覚だと思う。
一番驚いたのはみくのしんさんの文章が上手すぎること(少なくとも私はめちゃくちゃ好きな文章だった)。「本当に今まで本が読めなかったの……??そんな訳なくない?」と思ったくらい。目の前でみくのしんさんが体験した『読書』を全身で表現している場面が勝手に頭の中でイメージされるような文章。好き過ぎる。 -
ネタバレ 購入済み
謎は深まる…
リディアが見かけたミミルは、今度は別の国の王太子妃の座を狙っていた?リディアの時と同じように、王太子の婚約者が自分を虐げたように周囲を錯覚させているような…。
そしてリディア謁見を求められた国王は実はハビウス?鑑定眼を持つからバンリが隣国の王太子であることを見抜いていた?
色々謎が深まってく。
結局それぞれは何をしたいの? -
Posted by ブクログ
ネタバレ太田愛さん第三弾。
渋谷のスクランブル交差点で一人の老人が天を指差して死んだ。その意味は…?
鑓水と修二に、1作目「犯罪者」の敵、政治家磯辺からの依頼が入る。この老人の意味するものを調べろと。
時を同じくして相馬のもとには、公安の前島から、失踪した部下を探すよう依頼が入る。
調べるうちに三人は、この失踪した公安の部下と、渋谷で死んだ老人に接触があったことを知る。
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国に対して反発的な報道をするとこうなるぞ、というでっちあげをジャーナリストに対して行う計画を、ある政治家と公安が立てる。失踪した公安の刑事はこれに反発し、狙われることとなったのだった。
老人ホームで出会った高光は事情を知り、そんなことを起こしてはいけないと、その公安の刑事を自分の旧友、白虎に託す。
戦時中、もはや国全体がおかしくなっていた、その時代の情報統制に高光は絡んでいたのだった。二度とそんなことは起こしてはいけないと。
最終的には最新のメディア、ネットを使用してこの陰謀は明るみに出る。糸を引いていた政治家は、依頼人磯辺の宿敵。だからこその依頼であった。
渋谷で死んだ老人は高光で、指を指した先はいつしかあった渋谷のロープウェイだった。子ども達の無邪気な笑い声を聞いた高光と白虎。こんな時代を、子ども達を、守らなければならないと誓った。そのときの子ども、時代を指差して、死んでいったのだった。
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今回扱う陰謀は「情報統制」。
1作目のような疾走感や2作目のようなノスタルジーさはなく、3作目はじっくりゆっくり腰を据えて、重いテーマをじわじわと展開させていく描き方。
テーマが戦争なだけになかなか読み進めるのが辛い…でも目を背けてはいけない。全国民の頭がおかしくなっていた時代。それを引き合いに、今の時代の情報統制について疑問を投げかける作品だった。
3作全て、強大な権力に立ち向かう一般市民を描いている。すぐ近くにある闇に対して無意識な読者に、エンタメを提供しつつ警鐘を鳴らす描き方が素晴らしいと感じた。個人的には荒削りな1作目がエンタメとしては好きだけど、3作目はもう一度じっくり読んでみたいと思わされた。
続きが出ればぜひ読んでみたい。時間を忘れて読みふけってしまう作品だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアニメ万歳!!・・・まぁ、私は一度も視聴できないまま、最終回を迎えてしまったけど。
毎巻、あんだけ感想を書いているのに、アニメを観る努力を怠るとは、ファン失格だぞ、と他の人に言われても、ぐうの音も出ない体たらくで、ともつか先生には、ただただ、地面に頭をメリ込ませるくらいのマジ土下座で詫びるべきか。
せめて、円盤はちゃんと購入しよう・・・・・・いや、決して、乳首が解禁されているって聞いたからじゃありませんよ?
当然だけど、めっちゃ面白く、現時点での最高を更新してきた。
この(8)の見所は、まぁ、ぶっちゃけ、全部だが、さすがに、それでは未読の人に刺さらんし、既読の方にも白い目で見られかねないので、やはり、絞るべき。
個人的に一番、グッと来たのは、ヤサカの過去だ・・・とてつもないレベルで蛇悪な存在だけど、その過去には悲しい出来事があったってのは、もはや、ど定番だが、本当に、良い漫画には、その手の同情を引かれてしまう過去があった方が、私的には刺さってくる。
思っていた以上に、ヤサカの過去と喪失の悲哀がデカく、読み応えが凄まじかった。
今も昔もおっかねぇのは、善人のフリが巧い外道の人間なのだろう。そんなクソ野郎が、己の積み重ねてきた罪科の重さに潰され、惨めな最期を迎え、スカッとさせてくれるのも、この『令和のダラさん』の良さなのは間違いない。
そんなヤサカにインパクトで負けてなかったのが、ハロウィンの催しで出逢った隆酣(りゅうかん)だった。
ダラさんも、ヤサカも、シリアスな空気を出せる事もあるけど、結局、現代っ子の感情に押され、振り回され、キャラ崩壊しちゃっているから、隆酣も薫と縁が出来ちゃったから、この厳格な美人のままじゃ、いられんだろうな。
この台詞を引用に選んだのは、ほんと、薫って良い子だなぁ、と思ったので。
押しが強く、その場のテンションだけで行動する、天真爛漫な美少女、いや、違う、美少年だけど、踏み込みの具合っつーか、ここまでは大丈夫ってラインを見極めるのが、実に上手い。
人によっては、小賢しい、と感じるだろうが、妖怪と関わる日常にどっぷり浸かっている人間には、そういう部分は必要だろう、どうしたって。
ニッターですら呆れるほど、ダラさんへの接し方がヤバい薫だけど、彼女がいないトコでは、彼女の過去を深く知ろうとしないモラルは、ちゃんと持ち合わせている。
そりゃ、隆酣も絆される訳だ。
だからこそ、そんな薫が、自分の命が脅かされるのではなく、自分や周りの大切な人の誇りを踏み躙った輩に、ダラさんが「!!」となるくらい、自分が鼻血を出している事も気付かぬほどのマジギレするトコが見たい、と思ってしまう自分がいる。
薫みたいなタイプのキャラがプッツンし、外道を叩きのめすシーンからしか得られない旨味ってあるじゃないですか。
「ニッターはさ」
「ニッターて」
「ダラさんの事、よく知ってるの?」
「ああ、あれが人であった時からの。あやつの持つ僅かな範囲しか妖気を探知できぬ呪具の鈴を、対象を限定し、広範囲に報せる霊鶫の術を施し、教えたのは吾よ」
「へ~~~」
「・・・それだけか?」
「え?何が?」
「・・・昔の屋跨斑の事を聞くものかと」
「いいよ、別に。知り合いが今もおるんやなって思っただけ!本人が言いたい時に聞く!!」
「ふふっ、さよか」(by三十木谷薫、岳越九十八)
もう一つ、この(8)でグッと来た台詞っつーか、会話を挙げておきたい。
これまでの会話にも、ヤサカと巴の間にある絆を感じてきたが、これらは特に強かった。
巴が今わの際だってのも、強く感じた理由だろう。
ヤサカの、悪に位置する存在だからこそ持つ情、それが辛く、切ない。
大切な人を傷付けられた事で殺意が湧くほどの慈悲など一欠けらも持たないで済む存在であったのなら、ここまで苦しむ事もなかっただろうに。
「ヤサカ、私、死ぬんやね」
「ああ」
「悔しいなぁ。焼かれて、殴られて、遊ばれて、なんのために生まれてきたんやろなぁ・・・ああ、でも、ヤサカ、あんたといた時間は楽しかったなあ」
「そうか」
「あは、そうだ、先生・・・あいつが言うてたよ、私の身体は特別やって、神様の力が宿ってるんやって。
ヤサカ、私をあげる。それで、神様になって。
そのかわり、神様、どうか、二度と私が生まれぬよう、何もかもなくなりますように」
「心得た」(by巴、ヤサカ)
「ずいぶん、大きゅうなったねぇ」
「そうか?お前に合わせたつもりだったが」
「私を抱えとる手は小さいみたいやけど、前よりずっとずっと大きゅう感じる」
「そうか」
「私は今、生きてるん?」
「いや、妖物と強く交わったせいで、一時、妖に近い存在になっておってな、もう死んでおる」
「そっかぁ。
ヤサカは妖怪だから、今は人に化けてるのやね」
「ああ、体を喰ろうた詫びに、お前の首を清めて粧すには蛇の姿では不便でな」
「あはは、嬉しいなぁ。お化粧なんて初めてや。醜女の私も、少しはましになったかな」
「?」
「ああ、眠いなぁ。嬉しいなぁ。ヤサカにこうして、看取られるなら悪くないおわりかた」
「巴、お前は美しいだろ」
「そっかぁ。
さよなら、ヤサカ」
「ああ、さらばや、吾の最初の贄よ」(by巴、ヤサカ) -
Posted by ブクログ
山白朝子さん名義の新作は嬉しすぎる〜♡
小説家にまつわる怪異的なエピソードの短編5編。
あ〜やっぱり好きだ〜♪
もう前書きから心掴まれてしまった。
実際のところフィクションなんだろうけど、小説家ってちょっと風変わりなイメージあるし、ほんとに実話ベースなのかも、、と思ってしまう。
世にも奇妙な〜っぽいゾクっとする感じのお話たち。
5編どれも 面白かった。
特に印象に残ったのは 自分の描いた人物と同姓同名で年齢も風貌も酷似した人物が偶然にも存在したという「シンクロ二シティ」。
あと たくさんの無名の新人の中から埋もれた才能を見つけ出す 「スコッパーの女」。
どちらもなんとなく途中で予想がつくのだけれど それがまた実話っぽくもあり ゾッとした。
やっぱり山白さんの湿っぽい世界観が好きだなぁ!
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Posted by ブクログ
ネタバレ白昼の通り魔殺人から始まる。4人が惨殺された凄惨な事件の犯人は事件後に薬で死んだ、と思われた。
事件で襲われながらも一人生き残った男の子は、あと10日生き延びろと言われる。通り魔殺人は実は特定の5人を殺すために起きたのか?なぜ自分は殺されなければならないのか?
謎の解明に協力する孤独な刑事相馬、元テレビ会社職員の鑓水はタッグを組み、通り魔殺人がなぜ起きたのかを明かしていく。
その影には…
ある食品会社が幼児向けの新商品を広めようと、サンプルを保育園に配布した。しかしそこには食べた幼児に謎の奇病が発生する、あるウイルスが含まれてしまっていた。
この新商品の認定には大物政治家が協力している。この事実が露見してはまずい。証拠を隠蔽しようとする食品会社は、陰謀を暴こうとするものや証拠隠滅の目撃者を、片っ端から始末していく。
登場人物の真崎は、妻と子を亡くし、どん底にいたとき、食品会社に勤める中迫と再会する。2人で食品会社の悪事を明るみに出そうと動く人物。
奇病の子どもたちのために、巨大組織の闇を明るみにするために死んでいく。つらいけれど、その信念が中迫と主人公3人組をさらに駆り立てていく。
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展開が早く、多種多様な人物が絡み合い、場面がどんどん切り替わる、まるでドラマのよう。人気脚本家の処女作というのも納得。
作戦をことごとく潰されたり、殺人者があまりにも強すぎたり、ドラマ的すぎて若干イライラする部分も。
とはいえ、全体的に疾走感と読後のスッキリ感があり、よく作り込まれた良質ミステリーだった! -
ネタバレ 購入済み
なにがあった⁈
日本の薬学研究者から乙女ゲームの悪役令嬢に転生したのがリディア。ゲームのヒロインミミルに心を移した王太子との婚約破棄と断罪回避のためにバンリとの接触を避けていたのに結局恋に落ちて婚約者になってしまった。
お互いを大切に思っていたからと安心していたら、ゲームの強制力か結局は断罪されそうになったリディアは、自分に消滅魔法をかけてバンリ名前で消えてしまう。
というのが話のはじまり。
ところがリディアは消えたわけではなく、隣国で別の人物として魔法薬の研究院となっていた。
そんな中、身辺の世話兼助手的存在のために奴隷の購入を勧められて奴隷商の元に行くとなぜかそこにバンリがいて…
色々情報と謎がてんこ盛りなスタート。
バンリはミミルに心を移したわけではなさそうなうえがっつりリディアに執着しているし、リディアはバンリの幸せを願って手放そうとしてるし、ミミルは隣国に現れるし波乱しかなさそうな展開。
所長だけが謎を知っていそうだけれど、今後のリディアとバンリがどうなるのか?
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Posted by ブクログ
下巻です。
苦難の中、人を信じることが難しくなった陽子。
身も心もボロボロになった頃、半獣の楽俊と出会います。十二国記ファンの皆さんが言っていたネズミ!と心の中で歓喜!楽俊と関わっていく中で、陽子は『生きる』ということについて自問自答していきます。
上巻では普通の女子高校生だった陽子が、少しずつ自分と向き合い、強くなっていく過程がたまりません。
陽子が王座に就くか迷っているとき、ジョウユウが語りかけてくれたシーンがとても良かったです。
内容とは少しはなれますが、楽俊の人間になった姿が最高!陽子のそばに、楽俊がずっと居てくれますように。次巻に進みます。
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