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Posted by ブクログ
初の台湾文学。素晴らしい作品でした。
昭和13年の台湾が舞台で、作家・青山千鶴子と台湾人通訳・王千鶴が、台湾の美食に魅了されながら仲を深めていく物語です。
日本の統治下にあった台湾の様子がわかりやすく描かれており、歴史に疎い私はとても勉強になりました。心の奥を見せない千鶴の本音が、統治する側とされる側の違いをまざまざと感じさせます。
どんなにわかり合いたくても分かり合えない状況がある。作中にある『自分の心に潜む傲慢や偏見に気付いていない、凡俗な人間だったのだ』という言葉は、まさに自分のことだと気付かされました。
重たいテーマではあるものの、ユーモアのある会話や台湾の美食がとにかく美味しそうで楽 -
ネタバレ 購入済み
既視感を吹き飛ばす面白さ
試し読みの段階ではそこまで惹かれるものは感じなかったのですが、読んでみたらものすごく面白かったです!試し読みのその先はまさにジェットコースター。卒業考査のお手伝いがあんなドラマチックな展開になるとは!
転生悪役令息による破滅回避のための原作改変は定番の展開ですし、主人公が転生した世界のことを知らない設定もよくある話。ですがレイナルドが知らないなりに破滅回避のために堅実に生きようとしてきたことで、乙女ゲームでは悪役令嬢だった子達を含め、周囲が幸せになっていることが素敵です。
それなのに『ダメナルド様バイアス』のおかげで数多のトラブルに見舞われる彼が本当にお気の毒。
そんな中でも明るく前向きで情に -
Posted by ブクログ
『ジェイムズ』のパーシヴァル・エヴェレットの新作と聞いて飛びついたが、2001年の作品だった!
それも話題になったあの ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ『21世紀のベスト・ブック100冊』でなんと20位という素晴らしい評価!
面白かった。
作家が白人なのか黒人なのか、もうそんなのどっちでもよくない?黒人はアフリカ系アメリカ人と名乗らせるのに白人はアメリカ人…?フランス系かアイルランド系かもしれないっていうのに?
芸術にいちいちそんな言い方必要なのか…
2001年から20年以上経った今も新鮮に読めてしまうことを翻訳者の雨海さんもあとがきで なげいています。
先日読書会で読んだクッツェーの『鉄 -
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