すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
2010年刊。四方田犬彦、57歳。書名から、彼の自分史シリーズの一冊だと思っていたが、そうではなかった。
場所はノルウェー、集中講義でやってきた雪のオスロ。山小屋風の宿舎にこもるところから始まる。自著は100冊を超えた。ここで一区切り、ひとつ、あることを試みてみよう。傍らになにもないなかで(本や日記や記録に頼らずに)、思索をする。どこまでやれるかやってみよう。
全部で17章。「職業と労働」「私はなぜ旅に出るか」「憎悪と軽蔑について」「功名心について」「世代について」「言語の修得について」「死について」……最初は無謀にも見えたのに、最後まで読まされてしまう。その筆力の冴え、その思索力たるや、さす -
Posted by ブクログ
大塚英志氏の集大成と言える内容で、新書とは思えないボリュームである。著者が追い続けていた「手塚治虫」と「柳田国男」の手法や表現の文脈が、一つの歴史的背景に収束する。本書はその特異点的「エイゼンシュテインのモンタージュ論」が、戦時下の日本でどのように「歪み」を生み、空虚な日本を形成したかを主題として説き、その大きな流れが戦後マンガの礎となった事を指摘する。
固有名詞や人物が多く登場する本書だが、平易な文章であるので読みやすい。そして何より私が感じるのは、大塚氏の本流はやはり「戦後マンガ」の文脈を理解し、後世に伝えていきたい、ということであり、それはマンガに対する「愛」である。そして、その愛す -
Posted by ブクログ
ネタバレえ!!!!!!!!
まさか、穂香さんがアナヅラさまになるとは………
結局、穂香さんに声は聞こえたのだろうか。
穂香さんのストーカーは
最終的に気づきそうだし、
何なら協力さえもしてくれそうなのが
凄いところなのよなぁ〜〜〜
このコンビ、最初は
「ホラーに合わず、漫画ぽい
濃くて明るいキャラ達だな〜」
と思っていたけれど、読み進めるごとに
だんだん馴染んできてて
掛け合いが楽しくなっていた。
なんだか、育ての父の優しさが
生みの父の暴力に負けたような気がして、
めちゃくちゃ腹が立ったし悲しいとも感じた。
それはそれとして、彼女が正義感を持って
その行為をしているのにも、複雑な心境を隠せない。 -
Posted by ブクログ
貨幣を持っていれば、どのようなモノでも手に入る「可能性」が誰にも与えられる。それが近代人の「自由」と「尊厳」のもととなる。しかし、具体的なモノに対する人間の欲望は「有限」(どれだけおししいものがあっても無限に食べることはできない)であるのに対し、「可能性」それ自体に対する欲望には「限り」がないため、「貨幣の増殖」を求める経済活動(すなわち資本主義)は止まることを知らない。そしてそれは「自由」や「尊厳」の前提となる共同体を破壊していく。貨幣が近代社会にもたらすこの矛盾について、実はアリストテレスがすでに論じていた、という。第4章で展開されるこのあたりの話が実に面白い。貨幣とは何か、という問題を考
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Posted by ブクログ
尊敬する上司にいただいて読みました!
印象的だったのは
1. 今まで蓄積したデータとその解釈が自分の世界になる
2. 世界と自分の願いは、必ずまま逆になる(世界を平和にしたい人にはそうじゃない世界が都合がいいな
ど)
3. 現実をコントロールしようとするのではなく、理想とする未来を信じるべき
1は最近すごく感じていたことで、
23は、自分を低く見積もったほうが傷つかなくてすむので無意識にそうしていた気がするのですが、本を勧めてくれた上司も言ってたし、他の本にも書いてあったし、まず信じよう!と思う勇気をもらえました
最近放置してた5年日記帳があるので、まず2週間ネガポジ書き換え日記を書くところ -
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