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Posted by ブクログ
心霊×リーガルミステリー
…といっても、完全に非現実のファンタジー系ではなく、限りなくリアルに寄っていて、心霊要素を実に上手く混ぜ込んだミステリー。
死者の姿が視える検察官と弁護士が協力して、死者の死の真相に迫っていく。
罰せられるべき生者が裁きを受けない限り、死者は成仏できず現世に留まる。
死者がいる=死に至らしめた“犯人”がいて、まだ本当の意味で解決していない、ということ。
既に被告人がいて判決が決まっているのに、死者が成仏できない、というのは、真犯人が別にいるということを示す。
でも「死者が成仏していないから犯人は別にいる」なんて説明では当然受け入れられないので、納得を得るべく、検察 -
Posted by ブクログ
一度だけ、死者と生者を再会させることができる「ツナグ」。この物語では、その不思議な役割を担う人物を通して、残された者と亡き人の想いが静かに交わされていく。
再会の場で交わされるのは、特別な言葉ばかりではない。ずっと胸に残っていた後悔や疑問、言えなかった一言。そして、読み進めるうちに、死者との再会は"残された人が気持ちを整理し、この先を生きていくために与えられた時間"ということに気づかされる。
続編(『ツナグ 想い人の心得』)では、「ツナグ」という役割を担う側の視点からも物語が描かれる。
生者と死者のあいだに立ち、数えきれない再会を見届けてきたからこそ見えてくるものがある。
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Posted by ブクログ
ゆる言語学ラジオからのつながりで、川原繁人先生をば。研究者である著者のアウトリーチを標榜とする多作ぶりには敬服いたします。
「日本語の秘密」というタイトルが醸し出すおどろおどろしい秘匿性はなく、飾らない日常の言語にまつわる疑問を各界の第一人者との対話で紐解いていくというスタイル。専門用語も最小限であり、卑近な例を散りばめてくれているので読んでいて躓くということは少ない。
最近の個人的ホットトピックである短歌関連で、俵万智との対談は興味深い。五七五七七の語調に単語の拍で合わせるのではなく、音節で捉えるという発想。これによって書き言葉では字余りにみえるものでも、声に出して読むと違和感がない。「
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