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Posted by ブクログ
古文の助動詞(本書では敢えて「助動辞」という名称を使う)を覚えるのに悩まされた自分としては、高校の時このような本に出会えていたらと思った。
助動詞の成り立ちについて、言葉の深層に迫り、解説してくれる。動詞「あり」が助動辞の成り立ちの根源であることがわかる。
例えば、「き(過去)+あり」から「けり」へ、「つ(完了)+あり」から「たり」へつながるなど、助動辞の成り立ちを考えることで、言葉が立体的に見えてくる。著者は「krsm立体」として、「き(過去)」、「り(現存)」、「し(形容)」、「む(推量)」という助動辞の核となる要素の組み合わせから、文法体系を考える。
現在の橋本文法を規範とした学校文法だけは言葉の芯に迫ることはできない。先人が「あり」を元にして、助動辞を作り上げていった思考を辿ることは無駄ではないはずだ。
無機質に「助動詞」を通り一辺倒に対応する意味だけで捉えることだけではもったいない。藤井文法の視点で血が通った言葉として捉えることで、あらためて先人が日本語を作り上げてきた英知の深さに恐れ入るばかりである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ心はこうして創られる
「即興する脳」の心理学
序章 文学の深さ、心の浅さ
第一部 心の深みという錯覚
でっち上げる力/現実という実感/インチキの解剖学/移り気な想像力/感情の創作/選んだ理由の捏造
第二部 即興が「心」を作る
思考のサイクル/意識の経路の狭さ/無意識的思考という神話/意識の境界/原理ではなく前例/知性の秘密
終章 自分を創り直す
心理学や認知科学の実験結果をもとに著者が導いた結論は、人の心は外部環境や過去の記憶から瞬間ごとに解釈しているインタープリターであって深遠な深層心理や無意識はないということ。
この結論を視力、聴力、感情などの実験結果をもとに脳の思考のサイクルは一つのことしか認知できず、絶えずそれを脳は実行しているだけであることを説明していきます。
マービンミンスキーの「心の社会」で、人の心は様々なエージェントにその場でスポットライトがあたるようなものと言っていますが、ニックチェイサーは、エージェントはバックグラウンド処理はせず、スポットライトがあたったときに即興で様々な認知と判断を行っているというもの。
結論では、人は過去の経験をもとに想像力を働かせてリアルタイムに処理を行っているだけなので、深遠な真実や思想・信条などないため、その想像力をフルに働かせて常にアップデートしていくことが大切と述べています。
過去の因習、過去の経験にたよることなく、新しい情報や考え方を元に最善を尽くすということが大切だということを肝に銘じました。
竹蔵 -
ネタバレ 無料版購入済み
豚丼
なんだかんだで八軒くんが皆を巻き込んでいってる感じがいいですね。この学校の先生達のノリの良さも好きです。豚丼とのお別れは号泣でした。
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