すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレようやく読みました。
以下表題作について。
序盤:おお、余り居心地よくないね……これどうなるんだろうな。おいザネリお前。お前。おまえら。
中盤:銀河鉄道だーー! 幻想的。大学士に思わずときめき鳥捕りがなんか、何か好き。私もその鳥食べたい。
終盤:まあ死後の世界的なあれだと思っ、まって。待って? 待って。待ってわかってて覚悟してるのになんか。え? なんか凄いわかってたのにハラハラする。まって。お父さん。お父さん帰ってくるのあのあのあのあのあの、さぁ!!!!!!!!!!
ジョバンニの不幸は「父親が帰ってこない/仕事による疲労/ザネリという馬の合わない存在」が原因なのですが、父親が金持って帰っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者に好感が持てる 言葉の選び方、話題の選び方、熱意を感じさせながらも、その熱意含めた感情の扱いを心得ているような文体だと感じました。
「犯罪者」である患者たちへ、だから駄目だとか、または反対に許してやれと訴えるのではなく、「本人が努力や特訓をしなければならないが、努力をするためのきっかけを与えなければならない」とする姿勢に共感します。
また、明確に説明はされていませんが、言葉の端々から見れる著者の「犯罪というものの認識」が、「被害者を生んでしまった」ことに終始していることが好ましいです。「犯罪行為は悪」とも、「犯罪者の精神は悪」とも言っていません。その考え方は、個人的には新鮮で、感銘を受けま -
Posted by ブクログ
多くの文学作品の挿絵や『本の雑誌』の表紙を創刊から描いているイラストレーターによる、戦後に生まれた一人間としての回想録・自伝です。
戦後は戦中と比べれば遙かに平和でありながらも影を引きずる時代であり、名古屋生まれの東京・千葉育ちである著者は都市部で青春を謳歌しました。
新宿っ子と中野っ子の喧嘩(遊びの範囲)も今の子供たちには見られないものであり、この時代の東京の息吹を感じられました。
当時の若者が関りを持ちやすかった共産主義団体の回想が多いのですが、読者の年代によって懐かしんだり驚いたりと感じ方が異なると思います。
実際に本人が見て聞いて、一所懸命に生きてきた時代が綴られており、それ故に文章に -
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閉ざされた「進学校」という異界
「東大・京大・国立医学部以外は人にあらず」。 進学校という極めて狭い世界で醸成される「学歴狂」の価値観。本書は、その特殊な環境で洗脳された、個性あふれる登場人物たちの群像劇である。
■「学歴高野山」の狂気
著者が記す「学歴高野山」という表現が秀逸だ。 外界と隔絶されたその宗教都市では、神戸大学ですら高卒と同義に扱われる。社会に出ればそれが幻だと分かるが、渦中にいる当事者たちの苦悩や優越感は、紛れもなく本物。 私立進学男子校の出身者であれば、この歪んだ空気に覚えがあるはず。逆に、それ以外の世界で生きてきた読者の目に、この異様な生態系がどう映るのか興味深いところ。 -
Posted by ブクログ
デライトのポジショニング戦略
①価格訴求のチラシがない
②ポイントカードがない
③ネットスーパーがない
④クッキングサポート・レシピがない
⑤深夜営業しない
⑥マニアックな商品構成をしない
クックマートは食品スーパーを「毎日の食事の支度のためのお店」「あくまで日常使いのお店」と考えています。なので、ディスカウンターのように品ぞろえを絞り過ぎてもダメだし、高級スーパーのようにグルメに寄り過ぎてもダメ。日常生活の中での食品スーパーの役割を突き詰め、「ちょうどいい」品ぞろえをしていきます。奇抜や極端ではなく、あたりまえのレベルを上げていく。凡事徹底。永遠の磨き上げです。
限られた店舗スペースとリ -
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(上)に続きそれぞれの学校で中学生と高校生がスターキャッチコンテストに向けて話が進んでいきました。
5年位前の出来事ですがコロナ禍では人と接触するのも気が気ではなく、世界中でかなり大きな影響があった事を思い出しました。
自分はその頃から社会人で働いていましたが学生達は部活の大会や修学旅行、文化祭等のイベントも制限されて学生時代の思い出を沢山作りたい時期にパンデミックが起きてしまい楽しみにしていた学生達にとっては悔やまれると思います…
ですがこの物語ではコロナ禍だからこそオンラインでスターキャッチコンテストを行い、各学校でリモートで会話してお互いの事を知る事ができて仲良くなれたのかなと。
星座や -
ネタバレ 購入済み
両片思いも佳境に。いろいろ拗れた二人もしっかり想いを伝えてお付き合いすることに。ただ手を握るのがおそーい。笑それは大切な人だから。それにしても仲間が良い人たちだなー。母親の再婚を機に引越しを言い出しづらい姿が変化だなーと。ついつい泣けてしまった。
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Posted by ブクログ
これぞSF!な傑作エンターテインメント!!
いやー、おもしろかった。
SFってこと以外どんな内容なのか知らずに読んだけど、それがよかった。
いや、そうでなくても文句なく
面白いやろこれは。
冒頭からぐいぐい引き込まれていく感覚。
これこれ!待ってました!な、
この感覚がもう最高。
人類滅亡の大ピンチに、
唯一の突破口を見出すべく
発動されたヘイルメアリープロジェクト。
ただし、語り口はそんな悲壮感などどこ吹く風。ひたすらポジティブで、
ある意味楽天的な感じで、
テンポ良く進んでいく。
小難しい話は抜きにして(小難しい話も多分にあるのだが)、SF作品の良いところがたっぷりと詰め込まれてい
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