すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレハインリッヒ・ハイネがその著書「アルマンゾル」で「本が焼かれるところでは、いずれ人も焼かれるのです」と記し、1933年5月10日にフンボルト大学にあるベルリン・ベーベル広場でナチス学生が反ナチス的図書と勝手に決めつけた2万冊の本を山のように積んで焼き捨てた。日本は第2次世界大戦中に北京の精華大学でナチスの10倍である20万冊の本を焼いた。今も共和党州であるテネシー州の州都ナッシュビルで同じように焚書が行われたが、トランプ狂信者のMAGAが遅れた野蛮な南部で本を焼いている。そのような現代だからこそこの小説を読む意義がある。
違法とされた本が燃やされ、その本が隠されている家も燃やす未来で、主 -
Posted by ブクログ
生まれながらにして運に見放された男、流れを変えるチャンスが巡ってきてもそれを掴めずに、ちょっとしたボタンのかけ違いから人生が悪い方向へと転がっていく男、真柴亮。
震災で幼い娘を津波にさらわれ絶望の淵に立つ男、二人を殺して逃亡する真柴を追いながら、彼の心情を深く理解する刑事・陣内。
震災で妻を失い、行方不明になった幼い息子を探す漁師・村木。
三人の目線で描かれる逃走劇は切迫感と焦燥感と哀切に溢れる。
自分はどこで間違ったんだろうと自問する真柴が切ない。プロローグで彼の行く末がわかっていながらも、どうか生き直してほしいと願わずにおれないこの感じは「盤上の向日葵」を読んだ時の思いに似ている。
刑 -
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ネタバレ未知との遭遇、いわゆる「ファーストコンタクト」ものSFの大傑作。
上巻6章でブリップAとコンタクトしてからは、ページを捲る手が本当に止まらなかった。
宇宙船(現代)パートと計画(過去)パートを交互に描く構成が面白すぎる。それによって、主人公の宇宙船生活を読者に追体験させることに成功している。
宇宙船という閉鎖空間で、それぞれの母星のために体を張り続けるライランドとロッキーの友情がアツすぎた。ライランドがピンチに陥れば同様にハラハラするし、ライランドとロッキーがフィストバンプする時は一緒になってしたくなる。
加えて、怒涛のスピード感で奔走する計画パートもむちゃくちゃ読み応えがあって面白かった -
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記憶に焼きつくアイデアとは、六原則に如何に当てはめていけるかどうかで決まる。
また、印象的だった内容としては、
一番うまく悩みに対処できる方法は、理想の自分を頭で想像させることよりも、過去の出来事を思い出して原因を究明していくことだということ。よく、未来の目標を定め、過去の反省は置き去りにしがちだが、必要なのはその逆であった。
よく考えれば、不確定要素が高すぎる未来のことに焦点を当てることよりも、起きた過去の事実を分析することのほうが遥かに正確性が高いため、このシュミレーション思考は当然のことではある。しかし、普段生活していてそのような発想に至るのは容易ではなかったため、非常に良い発想の転換を -
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この本で腑に落ちた言葉に固定観念(思い込み)にも何か理由があってそこに存在している。そして思い込みが私を形成している部分もあると「認めることができる」という視点です。私には「成長しないと価値がない」「夢や目標を早く見つけないと駄目だ」という思い込みが強くあったのですが,本当に必要ならそれは本当かな?と私自身に問いかけることで深い部分でどういったものを抱えていたのか見えてくるものがあったように思います。
例えば価値に関しては現状維持に満足したくなくてもっとスキルアップをすることが楽しかったから成長したい。夢や目標がないからこそ色々な挑戦をハードルを下げて挑戦することができる…とポジティブでは -
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Posted by ブクログ
ネタバレ池井戸潤らしさのある、ストイックにアツい青春小説。お気に入りのキャラクターは辛島アナ。
箱根駅伝に行く夢を一度はたたれた者たちが集まって、それぞれの理由を胸に再び箱根駅伝を目指す物語。関東学生連合に着目するとは…。驚きの着眼点に脱帽。
池井戸潤らしいビジネスのエッセンスとしては、テレビ中継を行う局を同時並行で追う。箱根駅伝に関わる人たちを多角的に描写している。この構成が、スポーツを取り扱った池井戸潤の小説であるノーサイドゲームとは異なる部分。
上巻を読んだ感想としては、池井戸潤の理想とするマネジメントが様々な場面に描かれており興味深かった。諸矢や新監督の甲斐、テレビ局の徳重に共通しているのは「
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