すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
主人公の実直さが際立っていて、派手な戦闘がなくても確固たる面白さを感じられた。学園卒業後に実家へ戻り、崩れかけていた家内組織の立て直しに向き合う流れは地味ながら読み応えがあり、配下を思って動く姿勢にも好感が持てる。
文章の印象は1巻よりかなり読みやすく、固さよりテンポの良さが前に出てきた感じ。大叔父の今後の動向や波乱の気配など、先が気になる要素も残しつつ、初陣で結果を出しながら反省を次につなげようと考え続ける主人公像が丁寧に描かれていて良かった。幕間では途中で存在感を放っていた少女の正体が明かされて驚き。主人公は気が付くのかな?続きが楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前半で桜良と春樹のボケやツッコミが混じった“日常”といえる風景が沢山描かれたからこそ、彼女がいなくなった時の辛さがしみじみと感じられた。
また、余命宣告されているとは思えない元気さにはどんなものが隠されているのだろうと不思議に思っていたが、彼女自身もやはり辛くて悲しかったんだなと切なくなった。そんな彼女は春樹をきっかけに、春樹は彼女をきっかけに人生が変わったと言えるだろう。
僕の名前が伏せられていたのは結局なぜだったんだっけ。春樹が桜良の名前を呼んでいないことは気づかなかった。“彼女を自分の中の誰かにするのが怖かった。”というのがすごくしっくりくる理由だと感じた。
“君の爪の垢を煎じて飲みた -
Posted by ブクログ
ネタバレカラオケ行こ!の時は正直、こんな展開になるとはつゆほども思わなかった。
上巻の時は、まだカラオケ行こ!の時と足並みが揃っている感じがした。
それは聡実くんの感情が、恋愛の好きであるとはっきり言えないと思っていたから。
正直、このままお金を渡して終わりになっても何もおかしくはない(気持ち的には終わらないだろうけど)と思っていた。
だから下巻の衝撃たるや。。。。
恋愛の「好き」やっーーーーー!!!!!ドンドンドコドコ
女ともだちに「うん…好きやって」って言ったとき、ニュージェネレーション!!!!と尊敬に値した。
自分の気持ち、ちゃんと受け入れてる!!!!!
もちろんジェンダーの次元の話じ -
Posted by ブクログ
さくらさんのエッセイは笑えるという意味での面白さは抜群だけど、それだけでなく、“人生における大切なもの”が込められていることがある。
「インド駆けめぐり記」という短編の中の、少女と手を繋ぐシーン。
> 彼女は自分が学校に通っていることや、おとうさんやおかあさんのことなど一生けんめい話していた。私が「あなたはとてもかわいいね」と言うと、彼女はパァァと輝くような笑顔で私の手を頬に当てていた。彼女の頬は熱くも冷たくもなく、ただしんしんと生きていることが伝わってきた。栄養失調で茶色く変色している髪が風で揺れている。どうか逞しく幸せな人生を送ってほしいと願いをこめて彼女の頭をそっとなでた。(p -
Posted by ブクログ
連作短編なので、展開も早く読みやすい。
大切な人が逝ってしまっても、日常は何もなかったかのように続くコト、あんたはどう想う?と問いかけているようで考えさせられる内容だ。
「死」以外の「その日」を描いた短編も混じっており、読み手のストレスを少しだけ和らげてくれるが、ひとつの区切りに本当にケリをつけられるのか、と想いを馳せてしまう。
で、どうなった?と「その日」が読み手の想像に委ねられた描かれ方で、引きずりを持ったまま読み進めたが、最後の3編は「その日」を含めた時間の流れと残された人たちの心の移ろいや葛藤、苦しさ悲しさが描かれており、心に沁みた。
「その日のあと」に託された手紙の一文に愕然と -
Posted by ブクログ
誰かを想う気持ちが、ほんの一文字の優しさを生む。
その優しさは誰も傷つけない、心を柔らかく包み込む大きな優しさになる。
✾#どこかちょっとずつ傷ついてるやさしいみんなへ
✾著者:ほうじ茶/イラスト:植田たてり
✾KADOKAWA
#読書好きな人と繋がりたい
紙の本の素敵さについて綴っている文章。
書き出して記録して、好きだなぁ、としみじみ想った。
ひとつひとつの言葉が優しく、心を柔らかくする。
ひっかき傷さえつくらない。そんな滑らかな優しさ。
安心して身を委ねて、文字を追うこと、言葉を聴くことができる。
“打っては消して打っては消してを繰り返す。”
“夜寝る前に、よく一人反省会
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