すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
難しい内容だったので、丁寧にメモを取りながら時間をかけて読み進めてきた。1989年から現在まで平和主義がなぜどのように変質してきたかを、分かりやすく解説している。「力による平和」などという言説が、なぜ一部の日本人にも受け入れられるのか、全く理解できないで悶々としていたが、その答えがここにあったのだと多くの点で納得した。
日本の経済発展やグローバル化、新自由主義の進展などを経て9条を基礎とする日本の平和主義がなし崩し的に破壊されてきた経過も、納得できる説明がなされている。現実的な選択として日米安保、集団的自衛権、平和安全法制を成立させていて、それが自己欺瞞であったとしても、日本は平和主義を標榜 -
Posted by ブクログ
この作品を知ったのはBL作品と聞いたからなんですが、いざ読んでみるとBLという括りでまとめるにはあまりにももったいない作品だと思いました。男同士で性行為の描写はあります。しかし、この作品は恋愛感情の話だけでなく一般的な「愛」そのものについての話だと読みました。
ネタバレを控えると、堂野は喜多川に普通の愛を教えようとしたが、喜多川の愛情は堂野にとっての普通の愛と比べるとずっと変でズレていると堂野は感じます。しかしその変な愛が堂野を救うことになる…のような話です。
スマホ中毒で最近あんまり本を集中して読めないなと感じてる人に是非読んでもらいたい。スムーズに進展していくストーリーとハラハラドキドキが -
Posted by ブクログ
映画を見てから小説を読んだ口です。
映画が余りにも良かったから。
また友人に映画と小説ではずいぶん彰子の扱いに差があるって聞いたので気になりました。
確かに全然違いました。
国宝になるまで夫婦です。添い遂げるのかと思えばそうでもなさそうな伏線もあります。
ラストは人間国宝になった喜久雄の役者を超越した演技で終わり。
すっごく映像的な終わり方。
最初から映画狙いにしては描写が複雑過ぎるから、吉田修一も狙って描いたわけでは無い?と思う。
よく此の小説を映画化したなって思う。
小説読んでから映画を見たら物足りないって思うかも。逆は感心するんちゃうかな。
喜久ちゃんと俊ぼんの深い交わりや、孤高に登り詰 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「調剤薬局までの道を歩きながら、皆はいいなとすれ違う人々を見ながら思う。彼らはさぞ幸せだろう。自分が自分にしか分からない苦悩を抱えているなんて、別に普通の事だと分かっている。この世に生きる全ての人が自分にしか分からない苦悩を抱えているのだろう。でもだから何だっていうんだろう。私は自分の苦悩だけで精一杯なのだから人の苦悩まで気にする余裕はないし、苦悩している時に今世界で一番自分が辛いと思うのは当然だ。苦悩すればするほど、人の気持ちなど考えられなくなるし、自分だけが辛いと思い込むし、周りは皆敵だと思い込む。人間なんてそんなものだ。私は自分が宇宙人だと思い込んでいるが、基本的な所では人間という域を出
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Posted by ブクログ
都内の2LDKマンションに暮らす男女4人(良介、琴ちゃん、未来、直樹)と新たに加わったサトルの群像劇。
章が進むごとにそれぞれの心のうちに抱えた闇や葛藤、気持ちが明らかになっていきました。
それと同時に、他の章での共同生活での装いと語り手であった時の本心とのギャップが全員にあるように感じました。心地よい共同生活を続けるために一定の距離感を保つ5人の姿に少し共感してしまった…。
生きていると誰にでもあるよね、こういうとき
解説で川上弘美さんがこわい小説だと書いていました。ラストが急展開で驚き!
そして、ラストを知った上で最初から読み返したくなりました!! -
Posted by ブクログ
共働きが珍しくない現在。我が家も共働き、何故か食事を作るのは私???我が家は成人した大人しかいないのに何で私が食事の支度をしないといけないんだ?「各自で好きなもの食べてくれー」と言いたくなる。本当、毎日クタクタ(。-_-。)
家族の為責任ある仕事を頑張る 米川恵理子 疲れた時のズル休みも良いもんだ。
桐人の父への思い。眠れぬ日々プラネタリウムで亡き父との無言のキャッチボールの夢をみる。仕事の悩み誰に認められたいのか?俺はちゃんとやれてるのかな?ズシン力強い重みが返ってきた 父の優しい微笑み 桐人への愛おしさが伝わる。
引きこもりの圭太 ボクシングに出会えて良かった!何かキッカケがあれば少し
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