すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』はこの著者の同じ出版社の前著。特に北欧の国についてはいろいろな方が書いた類書が多数出版されており、2匹目どころか何匹目だかわからないどじょうがたくさん泳いでいるが、デンマーク人の仕事に対する姿勢と人生における仕事に対する考え方に私も思うところがあり、これも読んでみることにした。
3分の雑談についてはこの本の主に前半で触れられています。この話は、日本の職場にかつて存在した、いわゆるタバコ部屋を思い出しました。現在は建物内は禁煙が主流ですが、そうなる過程で、最近は商業ビルで時々見かける喫煙場所のようなところが会社の中にありました。仕事を離れて一服 -
Posted by ブクログ
『健やかな論理』
かなり短い話なのに、読後にずっと残るタイプだった。
主人公は、自殺した人のSNSを遡り、死にたくなる前触れを探すのではなく、むしろそこに因果関係が存在しないことを確認して安心している。
普通に投稿し、再配達を頼み、日常を続けていた人が、ある時突然死を選ぶ。
その不安定さを確認することで、「人間はそもそも説明できない存在なんだ」という感覚に安心しているようにも見えた。
この話の面白さは、「死にたい理由」だけではなく、最後に「生きたい理由」も同じように説明できないものとして描いているところ。
人は大義名分や明確な理由だけで生きているわけじゃない。
読みかけの本、明日の予定、何気な -
Posted by ブクログ
高橋源一郎さんの「ぼくたちはどう老いるか」を読んだ。簡単な言葉で書かれているんだけど、中身は深奥までずしんと響いた。
鶴見俊輔の「もうろく帖」、ハルノ宵子の「隆明だもの」、有吉佐和子の「恍惚の人」、耕治人の晩年の私小説、谷川俊太郎の死、高橋源一郎の弟の死などを取り上げ多角的に「老いる」ことについて、自分自身、家族、社会にとってどうなのかが書かれている。
この中で一番衝撃的で考えさせられたのは耕治人の私小説だった。経済的に苦しい親類もいない夫婦二人の人生の終わりが描かれている。
長年売れない貧乏作家を文句も言わずに支えてきた妻が認知症で壊れていく様子。ガスの付けっ放し、夜中にご飯の支度、糞尿の垂 -
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ネタバレ今回は、前作「後悔病棟」の続編という感じで、主人公は早坂ルミ子から黒田摩周湖へバトンタッチされた感じ。摩周湖も、病院中庭にて聴診器を拾う。実は、ルミ子が仕組んだものでした。摩周湖は、ある末期癌患者2人を担当する
。1人は高校生の桜子、もう1人は国会議員の妻貴子。
2人は、治験で試した薬が劇的に効き、退院するまでに回復する。
桜子はみなし子で、施設で生活していたが、高校を卒業したら、施設をでなければならない。
そのため、当初就職のため工業系高校に行こうとしていたが、学力が高いためまわりの大人たちにトップ校に行くよう勧められる。しかし、それは施設職員のたんなるエゴに過ぎず、桜子の将来を考えてのこと -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当に良かった〜。西加奈子、こう、言葉にできないけど知っている感情を描写するのが上手なんだよね…。
こっこは9歳、小学5年生。祖父母と両親、三つ子の姉と団地で暮らしている。幼くて聡明で猛々しいこっこの、日常と成長の物語。
基本的に文体は軽やかでコミカルなんだけど、ふとしたところに出てくる各人の優しさにめちゃくちゃぐっとくる。「みんなそうだから」に流されないこっこが瑞々しい感性で世の中を見て、感じて、成長していくこと。こっこを取り巻く人々の形のない、けれど常に薄く漂う優しさ。
表題「円卓」は家族が揃う場でずっとタイトル回収はしてるんだけど、ラストがあまりにぐっとくる。力強い筆致で書かれたこっ -
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美しいっっ!
小説を愛読していまして、ん?コミック?!と手を伸ばしました。内容は既に知っている上で読ませてもらってますが、『美しいっ』です。ユリウスの勝ち気な目元とか、ラファエルの造形美とか、ティモのキュルルンおめめとかっ!!私の中でユリウスは、もう少し儚げ美人のイメージでしたが、伊勢崎さん降臨前の性格を考えると、なるほど高飛車な感じもアリだなと受け入れられました。小説からコミックにいくと「イメージと違う!」とか「内容が抜けすぎ」とかありますが、コレは素晴らしいです。完結まで追いかけます。
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