すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
この本は短編集で、物語ははじめの話の主人公「恵美」を軸として展開されていく。学校という場所を舞台に、境遇の異なる少年少女たちの一人一人に焦点を当てて、その複雑な内面を丁寧に描いていく群像劇でもある。
各話ごとの視点の入れ替わりによって、前の話ではモブでしかなかった人物が次の話の主人公になることが多く、そのシステムが非常に面白い。次は誰の話かなあ〜と最後まで飽きずに読めた。個人的には「別れの曲」が大好き。
前の話では最低最悪だったアイツも実は悩んでた、みたいに、本当に色々な思惑や悩みが複雑に、有機的に絡み合っている。どちらも正しくて、どちらも間違っているその様子は、まるで戦時下の国々を俯瞰してい -
Posted by ブクログ
『まんがパレスチナ問題』続編です。前書と同様、地図、イラスト入りで分かりやすくなっています。でも、中東情勢は複雑で難しい。
イスラエルのガザ侵攻の凄まじさは、次のように表現されています。
“がれきを片づけてると遺体や不発弾がゴロゴロ出てくる”
アフガニスタン戦争、イラク戦争、アラブの春、イスラム国
いずれの項目も理解があいまいな部分多く、児童書を併読しながら学び直しています。
アラブ世界の革命運動を読んで思ったのは、若者の行動力はすごいということです。しかし、独裁政権を倒せたとしても、民主化への道のりは厳しいということも分かりました。
ニッシムくんの言葉が、強く印象に残りました。 -
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Posted by ブクログ
あの時の青春を思い出して感傷に浸ると同時に、青春の儚さのようなものを味わえる作品。
等身大の青春物語であるからこそ、自分のものとは違う青春として読むことができる。青春はこれだ、というような王道な話ではなく誰もが経験しそうな内容であり、大きすぎるイベントも発生しないところが本当に良かった。
地元を離れて都会の喧騒に揉まれながら、大学生的な生活を続けて変にカッコつけず、それでいてどこかカッコつけているような主人公の姿が良かった。
武藤里佳子の脆さも物語の良さを引き立てていた。高校時代、文武両道をこなし弱みを握られないような振る舞いをしていた彼女の、ふと見せる幼さに惹きつけられる。尖っていて常に牙 -
Posted by ブクログ
近年、インフラ関連の事故が増えているように思う。笹子トンネル天井板落下事故、八潮市の道路陥没事故など。本書の対象ではないがJRなんかもここ最近新幹線などしょっちゅう止まっている。
高度経済成長期に建設されたインフラ、4,50年を経過し老朽化、劣化している。耐久性に優れた鉄筋コンクリートも塩害などで劣化する。
日本の急速な経済成長と山や川が多く橋、トンネルの多い、また海に近い環境がはいけいにある。
高速道路はまだマシな方で、地方自治体の管理するインフラの方が問題が多い。
筆者は土木工学の専門家。問題提起と解決策の掲示。
作るだけでなくメンテナンス重視へ、思想の転換が求められている。今まさにそこに
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