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本書では、「指示の基本」と「指示を通して子どもを自立させる方法」まで詳しく解説いたします!
・そもそも指示ってどうやって出す?
・指示が子どもに伝わっていない…
・子どもが全然指示を聞けない…
・もっと一人ひとりが主体的に動ける指示を出したい
・様々な場面での指示のセリフが知りたい
といったお悩みも、すっきり解決!
良い指示の例と悪い指示の例が、○×イラストでよくわかる!
また、指示を出す前の準備、指示のセリフ、指示後の確認や評価などまで
詳しくわかり、この指示で、子どももクラスもガラッと変わる!
【著者コメント】
本書は教師のための指示の技術について論じた一冊です。
指示は教師にとって非常に重要な技術の一つです。教師の指示の技術が低いと、
子どもを迷わせてしまったり、受動的にしてしまったりします。
子どもを伸ばす、教師の指示の在り方について考えました。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「一時一事」「端的に、具体的に」など指示の基本的な事項を抑えつつ、その先のビジョンを示している。
それは「指示を通して子どもを自立させる」ということ。(p.4)
教師が明確な指示をすることで生徒は困ることなく動くことができる。一方で、そのままでは児童生徒は成長はしない。なぜなら、明確な指示でないと動けないという可能性があるからだ。そして、指示が上手な人は世の中では少数派だろう。
土居先生はこう言う。
”子ども達の次の担任になる教師が、指示のうまい教師とは限りません。
そう考えると、自分が担任している間の年度だけを考えて、できるだけ子どもがわかりやすい指示を出し続けて子どもを動かして満足していてはいけません。(p.63)”
次の担任に限らず、児童生徒が社会に出た時に明瞭で明確な指示をしてくれる上司や先輩と出会えるとも限らない。そうした「分かりにくい指示」でも動けないと児童生徒自身が不利益を被ってしまう。
指示の仕方が悪い上司・先輩を責めることもできるが、指示の仕方が良くなる可能性は現実的には低い。そう考えると、「分かりにくい」指示でも児童生徒がその意図を汲み取って動けるようになることが、将来において彼らの力になるのである。
自分ならどうしていくだろうか。
そもそも、指示の基本を押さえることは、児童生徒に一対多数で向かい合っている教師にとって必要な力量だ。基本を身につけることは教師自身が大勢の生徒をまとめる力を身につけることになる。これは欠かすことができない。全体に伝わり、動かす指示を教員が出せないとクラスは簡単にぐらつく。
中学校の場合、様々な小学校から集まった生徒に対して、指示に対する生徒の理解度の足並みを揃えることもできるだろう。
何より「この先生の指示は分かりやすい」と生徒との信頼関係を築くことにつながると思われる。
そのような信頼関係を築いた前提で、「生徒の自立」にむけて、徐々に指示の基本を外していくという流れだろうか。
その時、なぜ指示のレベルを上げるのか、言い換えれば、わかりにくい指示を出すようになるのか説明していいかもしれない。これは生徒への趣意説明(インストラクション)にあたる。上記の、社会に出たときを想定したことを話して想像させるのがいいかもしれない。
その時に生徒はどんな反応をするだろうか
真面目な顔をして聞いてくれるだろうか。
それとも「いやいや、既に僕たち・私達は先生の『わかりにくい』指示で、動いてますよ?」と笑いながらツッコんでくれたら、生徒と良い関係が築けているような気がする。
むしろ、そのようなツッコミが起こりそうな関係性であったり、「わかりにくい指示をしている」というのがある種の「ボケ」として機能するぐらいに明確な指示を普段から出せていると私自身が自負していないと、指示の基本を外すことはできないかもしれない。私にとってはそれぐらい勇気がいる行為だ。
と、明確な指示ができているということに自信がない私は、指示の基本を外すことのハードルはなかなか高そうだ。
それでも「生徒の自立」を促すためには、自分の力量を言い訳にせず、自分が生徒の担任から外れたその先、卒業後のその先を見据えていないといけない。
「指示」について基本的なことを押さえつつも、「指示」の枠を越えて生徒の未来を考えるビジョンを教師に与えてくれる一冊。
Posted by ブクログ
漢字指導・音読指導とも共通するが、土居先生の著書は明確なビジョンの大切さを伝えてくれる。
「指示」は「今」の安定と「未来」の成長の両側面から考えていく必要がある。つまり、今この瞬間に必要なことを伝える「動かす指示」。この先の自立を目指した「考え自ら動く指示」である。さらに、「動かす指示」と「考え自ら動く指示」は目的がはっきりと区別されるわけではなく、グラデーションになっている。その両方が目指すところが「自立」になる。
本書に書かれていた技術を自分の言葉でまとめていくと、丁寧に伝える、ぼやっと伝える、選択肢を示す、視点を与える、問いかけてみる、フィードバックするになった。子どもたちを丁寧に見取りながら、これらを組み合わせていきたい。
「指示」とは、一見固い言葉に感じるが、本書における「指示」は一方的に伝えるものではないと考える。先生と子どもとの双方向のやりとりではないか。それが「挑発」の説明から伝わる。子どもとの信頼関係がなければ、単なる嫌味になる可能性も否定はできないと思う。日ごろから、子どもたちとの対話を大切にされているのだろう。段階的な「指示」と「見取り」を繰り返していくことが、子どもたちの成長を支える。それが、信頼関係を築くためのコミュニケーションとなっていると感じた。
学級全体を運営する上で「指示」は欠かせないものである。論理立てて整理されているので非常に参考になった。「指示」という視点から、先生としての関わり方について、考えさせてくれる一冊であった。
Posted by ブクログ
教師の「指示」に焦点をあてた本。ただ、これは教師が子どもたちに向けての話だけではなく、働く中で社内の人たちとのやりとりでももちろん、取引先も含めて、話がいまいち伝わっていない・噛み合っていないように感じる部分があるなと思う場面など、誰にでもあてはまるのではと思えるものだった。
あと、相手に分かりやすいようにと、努めて噛み砕いているばかりで、相手側が噛み砕くのを他者に丸投げているように感じてしまう虚無感についても、「自立を促さない」形になってしまっていたのかもな....と省みれた。一度には難しくても、少しずつでもまずは自分から変化できるようにしてみたい。
Posted by ブクログ
児童が自ら考えて動けるようになるために、教師側がどのような事を考えて指示をするかが記された書籍。
いいと思ったこと。2つ実践する。
①1つの指示で1つの行動(一時一事)
・・・長く言っても聞いてないから、無駄な言葉は省く。分からないから結局ざわつく。そして先生の話は聞いても分からないから、聞かなくてもいいという発想になる。まさに悪循環。
②指示を出したら評価する
・・・フリとオチが大切。生徒が指示を受けて起こした行動に対し、評価がないと次からしなくていいということになる。しっかり起こした行動に対して、価値づけて行くことが大切。
以上の2点。必ずやる
これができたら、応用編に挑戦してみる。
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