すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレお嬢さんの「尚子」が可哀想で痛々しかった。暴力を愛する新道依子もまたある意味痛々しい。そんな二人が寄り添い合い助け合うのはある意味当然だったかもしれない。この作品は叙述トリックもあり、最終場面に近づいた時にようやく「あれ?」となってもう一度前に戻ってページを繰り直した。見事に騙されました。
読み終わった瞬間、最高品質のシスターフッドを見せてもらったありがとう、という気持ちになった。
この作品の感想としてこれを「レズビアン小説」と評している人もいるけれど、作中で新道は明確にそれを否定しているので、個人的にはやっぱり二人の関係はシスターフッドなのだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ社会派ミステリー警察ミステリーの本作は、「無戸籍」、「児童虐待」がメインテーマだった。まず読後1番に湧いたのは自分の境遇への感謝の念。今回読んで、戸籍の有無というものが存在することを初めて知った。世の中には戸籍を持つという、日本社会で一般的に当たり前と思えるスタートラインに立たせて貰えない人がいることを知り、不自由なく育ててくれた親に感謝の気持ちが湧いた。こんな一見、重いテーマでありながら、読みやすかったのは、メインの登場人物たちに嫌な人物がいなかったからもしれない。まず、主人公の里穂子は、警察官でありながら、無戸籍者達、社会的な弱者に必要以上に肩入れしてしまうような、世話焼きな人物だった。そ
-
Posted by ブクログ
深く勉強するとは、その場のノリに悪くなることである。
アイロニー(ツッコミ)によって常識を疑い、ユーモア(ボケ)によってものの見方を変える。
その無限に続く探究を終わらせるのは、自らの京楽的なこだわりである。
自分で書いているこの文章も誰にも伝わらない浮いた表現だと思いますが、本書で言われている言語に敏感になることの大事さがわかった。
出来事から距離をとって自己目的的に振る舞うことが文学やダンス、音楽、絵画などの芸術だけでなく、ビジネスにも通用する考え方だという視点は目から鱗。
めっちゃ賢い人の本は、読むのに骨が折れますがめっちゃ面白いです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの「猫」は主人公が離婚されて住む家を追われた際に拾った野良猫。人間には冷酷と言っていいほど冷たい幾ツ谷は、猫に対してだけは目に入れても痛くないほど優しい。それはしょうがない。猫の可愛さは「国宝級」だから。
そして「メガネ」は幾ツ谷のトレンドマーク。にもかかわらず、遠縁のおばの家・蔦屋敷に辿り着いた彼は、同じくメガネをかけていて、しかも同い年、同じく毒舌の性格の持ち主である神鳴に出会った。なんと神鳴は、亡くなったおばの配偶者!?さらに衝撃だったのは、おばの遺産を継ぐのは自分ではなく、もう一人の会ったこともない親戚の大学生・洋である。
遺産相続の皮算用が到着した初日目で失敗を宣告された -
Posted by ブクログ
面白かった…旅の情景、熱気みたいなものがリアルに想像できてすごく面白て、一気読み。
私の理想の旅行スタイルとは違うので、バックパッカー的な旅行者の本は共感できないと思って今まで読まなかったけど、共感できずとも擬似体験というか、すごく旅がリアルに感じられた。また、作者の雰囲気が行き当たりばったりでゆるーい感じも意外でいい感じ。ゆるいんだけど熱い、なんか不思議。今まで読まず嫌いでもったいないこたをした。深夜特急を読んで旅に行きたくなるという話をよく聞いたけど、なんだかわかったわーーーー。なぜか分からないけど、時代も好きな旅スタイルも違うのに、今すごく旅に行きたい!
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。