Posted by ブクログ
2017年08月06日
コムギとメルエムの出会いは何だったんだろう。コムギは目が見えなかったからメルエムを恐れずに好敵手として、純粋の対極の場に立てたのだろうか。メルエムは頭脳を活性化させる道具として、優秀なコムギを愛でただけだろうか。相手を知ると言う事は、出会った瞬間に決まってしまい、理屈や理論で掘り下げられるものではな...続きを読むく、もうそれは、ただ相手を受け入れると言う現象だけが起こっているのではないだろうか。
コムギとメルエムの最期は、それが避けられない悔しさとか、他にやり様があったと言う様な安易な発想を寄せ付けない崇高さに包まれていた。こう言う場面に出くわすと、自分の中に入れるモノにはフルイがあって、今見ているものさえどんどん振り落とされてどうでもいいものになって行く。フルイの穴の大きさは一定ではなくて、小さい時もあれば大きくなる時もある。フルイの穴をざっと広げてしまうモノ、コムギとメルエムの場面がそうだった。
ゴンの父親ジンがようやく出て来た!!
Posted by ブクログ
2014年11月25日
この作品を読むと漫画はつくづく娯楽品なんだなーと思わされる。
作者はどんな方か知らないけど、型にはまらず読者に媚びず、だけど自由な発想で読者を楽しませようとしているんだろうな。時々漫画に芸術性や深い意図を求めながら読んでしまう事があるけど、そんな気負いせずに純粋に楽しんで感動できた。こんな作品に出会...続きを読むうからやっぱり漫画読むのやめられない。
Posted by ブクログ
2013年05月03日
ジャンプの最高傑作。
少年向けなのかは怪しいが
心理戦、バトル描写、先の読めないストーリーと何度読んでも飽きない。
いつまでも再開待っています。
読まなきゃ損の漫画。
ネタバレ
Posted by ブクログ
2012年08月25日
なんというか、蟻の話のラストが衝撃的過ぎて、うまく言葉になりません。
……そういうオチなんだ……と。
何の疑問も持たず、あんなにたくさんの人を虐殺して、あんなに大勢の人を殺したのに。
最後の最後が、そんなオチだとは思わなかった……。
なななななななんで、あたし、これ読んで泣きそうになっ...続きを読むてるのー!!
びっくりした。
もうすぐ自分が死ぬかもしれないってプフの能力もユピーの能力も同時に手に入れた最強の王様が最後の最後に向かった先は、たった一人の少女の下で。
たった一人の少女もまた、その王様と共に殉ずることを厭わなくて……
何で、何で、最後だけそんなに簡単に綺麗に終わってしまったのだろうか……。
結局一番ひどいやつだったのは誰だったんだろうね……。
蟻は、人間の能力を手に入れたことで、殺戮能力と知能を得て。
知能を得た蟻は、すべてをわが手中に収めようとした。
自分の分だけではなく、他人の分まで。
でもそんな大それたことをしようと考えたのは、人間の知能を手に入れたから。
そして、その人間の知能を使って、人間を選別にかけて、より強い能力を手に入れようとした。
けれど、すべての能力を手に入れ、最強の蟻となった王が向かった先は、たった一人の少女の下で。
自分が先が長くないと知ったら、その少女の下で死ぬことを選んだ。
なんでかなー、なんでかなー。
蟻が人間を食して最初に手に入れたのは、人間のもっとも醜い部分で。
その蟻が、人間と接したり、仲間同士で接したりするうちに最後に手に入れたのは。
人間の醜くない部分だったんだ……つらい。
結局のところこれって、どういう育てられ方をするかによって善悪の判断ってすべて決まってしまうってことなのかしら? なんて難しいことも考えちゃったりして。
冨樫せんせーにいいように手玉に取られてる気がして、「ギリリ」。
でもこの結末を迎えるまでには、何もかも失われるモノの方が多すぎたとは思う。
でさ。
もう一つ言うんだったら、何もの中途半端放置の謎とか放ったらかしで、ここで終わったら綺麗だったのに……ってちょっと思っちゃった。
後日談的に始まった流れに、元気になったゴンが映って、それでサヨナラでもよかったんだと思ってしまったのに、新しい話が始まるんですね。
また長い旅になりそうです。
これっていつ終わるんですか……?(言っちゃダメ)
なんか、イルミが物騒なこと言い出してて、お姉さんは気が気ではありません。
でも、あんまりにも綺麗な終わりすぎて、ゾルディック家のもう一人の兄弟のことなんか忘れてたわー。
ていうか、やっぱり弟なのねー。
いよいよ「アルカ」が出てくるのかー……と思ったら、楽しみなような出てきてくれなくてもいいような……。
悩みどころですね。
Posted by ブクログ
2012年08月19日
「余には過ぎた者達だ…」
相変わらず面白い。ひとまずキメラアント編完結ということで。
蟻編序盤の戦力差はなかなかの絶望感でしたね。これ、今更ヒソカや旅団とか他のキャラ出てきてもこれ以上の念能力者同士での戦闘シーンは無いのでは…とか余計な心配したりしてました。この作品の前で“誰が最強”とか安い響き...続きを読むなのでいらぬ心配ですが。
終盤のゴンは凄く驚いたけど、ブレなさすぎて今後も扱いが難しそうですね、主人公なのに(笑)。
最期の締め括り方も見事でした。確かにピトーもコムギも最終的に可愛くなり過ぎて最初と描写が違うじゃねぇか!となるのも解りますが、より成長して感情豊かになった結果と解釈したいです。まぁ本人が本気でタッチを忘れるとおっしゃっているのでフォローしたところでアレなんですが。
ともあれタッチの表現域が豊かで魅入る漫画だなぁと。ネテロ会長とか老人を描かせると他の作者との画力の差が露骨に出ますね。最近は同じ顔しか描けない方が多くて残念です。イケメン、美少女ばっか、お腹いっぱいです。
現在、富樫先生は休載中ですが、ゆっくり休んで下さい。あれだけのストーリー展開とプロットを組んでおいて、物語を破綻させない作業はとんでもない時間と労力を要すると思います。ジャンプで最新章新大陸編に突入して休載発表があったのは、編集担当者が富樫先生の作品を尊重して、且つ逃がさない様に図ったのでしょう(笑)。楽しみに待ってますぜ。や、まず31、32巻や!