ブックライブの高評価レビュー

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  • 馬渕流!投資の世界地図 経済の全体像をつかみ、金融市場を読む感度を磨く

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    投資における総合的な視点を与える良書。
    ファンダメンタル分析とテクニカル分析の本を読んで少し投資を分かった気になっていたが、軽薄だった。
    経済・金融の動きこそが全ての根底にあるとこの本に気付かされた。
    日本経済だけでなく世界経済(特にアメリカ)が日本株に与える、甚大な影響とそのメカニズムについて一般人にも伝わるように工夫して書かれている。
    これを読んだことで、経済関連のニュースで専門家の解説してることの意味が少しづつ分かるようになってきた。

    分かりにくい部分の理解の助けとして、比喩表現で噛み砕いて伝えようとする著者の想いが諸所に感じられた。
    ポエミーでありながら、事実を淡々と我々に突き付ける。投資、延いては物の考え方を根底から変える力のある本。
    AIには創り出せない「著者(人間)の想い」が反映された、時を経ても廃れない傑作。

    (しかしながら、投資/経済/金融系の基礎知識がない全くの初心者は途中で挫折する可能性が高いかもしれない。
    脚注は豊富にあるのだが、どうしても分からない単語はあると思う。都度検索しながら最後まで読める初心の方はぜひ読んでほしい。
    挫折し2度と本書を開かないことを憂慮する方は、それは余りに勿体無い良書なので、先に投資/経済/金融系の易しい入門書を幾つか経てから、読んで頂きたい。)

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    2026年09月28日
  • 頭のいい人が話す前に考えていること

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    タイトルの通り、頭のいい人が書いている本だと思える、わかりやすくスラスラと読める読みやすい本だった。
    自分もよくざっくりとした質問をしがちだったので、内容を細分化して必要な項目を質問するなど、コミュニケーションコストを意識していきたい。

    つい自分のことも知ってもらった方が親しみが湧きやすくなるかもと、自分のことも時折話題に絡めて話してしまうことがあるが、相手から聞かれない限りはぐっとこらえて聞き役に徹しようと思う。

    ひとつ「本当にそうか?」と思ったのは、妻に青と白の服どっちがいいか聞かれた時の応え方について、「率直にどっちがいいと思ってるの?」の返答するのはそんなに上手く返事がくるかなーと思った。
    我が家なら「それがわからないから聞いてるんでしょ!」と怒られそうだ笑

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    2026年09月28日
  • クライマーズ・ハイ

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    実話をもとに、でも一つの小説としてすごい読み応え。リアリティ。
    マスコミにとっての命の重さと軽さ、親子関係の難しさ、他の人に対する責任、仕事に対する情熱と責任、組織の中での立場に辟易している心情。嫉妬と足の引っ張り合い。

    墜落事故を題材にして、がんじがらめのなかでもどう生きたいのか、どう生きるべきなのかを問うてくる。

    あまり語られていない主人公の妻弓子や息子・娘の心情にも、寄り添われているように感じた。最後弓子と悠木の現在の生活や、出てくる子供たちや女子大生の17年後(今)が落ち着くところに落ち着いていてホッとした。

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    2026年09月28日
  • アーサー・ラザフォード氏の揺るぎない愛情【電子限定版】【イラスト入り】

    購入済み

    最高でした

    めちゃくちゃ面白かった〜!!エミーのキャラがとっても良くて好きです😊キャリアウーマンでバリバリ仕事ができるのに鼻にかけてなくてバッサリアーサーを一喝できる人柄がもう最高で〜す♡

    #ハッピー

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    2026年09月28日
  • 殺し屋の出世術

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    期待通り、前作以上に面白かったです!
    理論、アクション、仕掛けだけでなく、登場人物それぞれに魅力があったりとエンタメ小説として面白すぎました。このシリーズは今後も続いてほしいです。

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    2026年09月28日
  • 大公様の花嫁は危険な香り 13話

    購入済み

    寝ぼけ眼か

    散々苦しんできたお家の事情
    何故か大公には感じるらしい香り
    言葉に出来ないこころの声が寝惚けて口にして
    大公にどう解釈されるのか…
    そもそも契約って形にする以外術はなかったのか
    女性に興味を示さなかった大公には望めないか
    でもロゼリンへの牽制には皇帝が驚くほどの
    豊かな表現されてるみたいだけど

    #深い #共感する #胸キュン

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    2026年09月28日
  • 【NEW!!】あなたが出品されました

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    とあるフリマアプリに出品された口紅

    他人の人生を覗き見られるアプリを見るのが日課だった女子大生が、ある日突然自分の所有物が勝手に売られていることに気づく。
    いつのまにか自分の人生が売られている恐怖、どこから見ているのか、目的は何なのか。

    最後にわかった真相に心底ゾッとしました。

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    2026年09月28日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    ネタバレ

    とあるお嬢様たちが通う大学のサークル「バベルの会」を巡る5つのミステリ短編集。
    ほとんどが使用人視点で語られているのだけど、全ての結末にどんでん返しがあって、驚きまくりました…
    4つ目のお話の最後、料理が苦手な使用人に教えたお米の炊き方、「はじめチョロチョロなかパッパ赤子泣いても蓋とるな」がまさかの伏線になっていて、恐怖に陥れられた…

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    2026年09月28日
  • キングダム 72

    ネタバレ 購入済み

    前巻で李牧本人の囮作戦で飛信隊は罠の土塁攻略にで蚊帳の外。王翦軍大ピンチなのは変わらず。 司馬尚が怪物並に強すぎる。王翦まだ余裕ぽいけど亜光に加えて田里弥まで死にそう。瀕死状態でも戦い続ける亜光がめちゃくちゃ格好いい。倉央&糸凌のラブラブ関係は好き嫌い多いかも(生々しいので私は苦手)。青歌のカン・サロは糸凌にトドメ刺さない美徳あるキャラでジ・アガとの関係性も素敵。
    青歌は李牧に無理やり大戦に引き込まれた側で憎めないのが辛い。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2026年09月28日
  • 夏井いつきの超カンタン!俳句塾

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    学び満載の本だった!

    〈本から〉
    オープンエンド
    俳句は間口が広くてだれでも気楽に入っていけるけれど、一度入ったら奥は深い。そこが俳句の優れた点だと僕は思うのです。(茂木健一郎)

    俳句のしくみを知ろう
    ①五七五
    ②季語が入る
    ③切れ(切れ字)がある

    俳句は五七五の間を一字ずつあけず、一行で縦書きにするのが原則です。

    季語
    (略)
    季語は便利な言葉ですが、一つの句に季語は一つ、「一句一季語」というのが定石になっています。季語は俳句という舞台の主役にあたる言葉です。

    切れ
    俳句における「切れ」は、詠嘆や強調を表現するとともに、カット(映像)を切り替える働きもします。代表的な「切れ字」でもある「や」「仮名」「蹴り」は、調べるを整える働きもします。

    微小な変化をとらえるというのが、やはり俳句の命だと思うのです。

    脳科学では、脳について「一つのことで訓練した回路は、ほかのいろいろなことにも応用可能である」という考え方をします。(茂木健一郎)

    どんな試練も「句材」になる
    物の考え方がすごく前向きになるというか、プラス思考になっていくのを感じます。(夏井いつき
    )

    人生の中で、辛い出来事に出会ったときには、せっかくこんなに辛い経験をしたのだから、何句か作っておかなければ、と考えるんです。(夏井いつき)

    日常の中にある出来事を、短い形でパッと切り取ることで、ちょっとだけ幸せになるということが身につくと、現代に生きる人たちにもすごく役立つ、助けになると思います。(茂木健一郎)

    俳句が一句完成するまでには、自分の言いたいことが充分に表現できたなというところまで推敲を重ねて整えていく場合と、何かの拍子に一発でポンとできるとき、この二通りがあります。いずれにしても、「できた」と自分で感じた瞬間の達成感はとても大事なことだと思うのです。(夏井)

    俳句の作り方には、大別すると①一物仕立て ②取り合わせの二つの方法があります。
    紅梅や枝々は空奪ひあひ   鷹羽狩行
    白梅や父に未完の日暮あり  櫂未知子

    「取り合わせ」は、ある季語に、それと一見関係のない季語以外の言葉を取りり合わせる作り方です。これにより、相乗効果が生まれ、連想が広がることから「二物衝撃」ともいいます。

    夏井 散文を作る脳と、韻文を作る能は違うと
       いうことですか。
    茂木 そうだと思います。基本的に脳は、
       モジュール構造になっているので、
       処理する情報の性質が違えば違う回路、
       もしくは回路の組み合わせによって
       処理が行われるので、当然違います。

    「季語とは関係のない十二音のフレーズ」を、私は「俳句の種」と呼んでいます。

    先輩俳人の方々は「俳句には生憎という言葉はない」とおっしゃいます。俳人は、雨が降ったら降ったでその風情を喜ぶ。風が吹いても喜ぶ。俳句の目で眺めたら、人生はどんなことがあっても、「生憎」ではない。

    散文のように、正しい意味を伝達するというのとは違うところに、詩歌の世界は存在します。(夏井)

    いいたいことをそのまま表現したり、説明したりすれば、散文になります。俳句は一行の詩ですから、思いは季語や事物に託して表現します。限られた字数の中でどれだけ読み手の想像力をふくらませられるか。「こんなこともいいたい」「これも盛り込みたい」という思いをどんどん捨て去っていく。その作業に尽きる思います。(夏井)

    茂木 夏井先生が「才能アリ!」とされる
       俳句ってどんな俳句なんですか?
    夏井 発想が面白いか。うまく描写されて
       いるか。その上で一行の詩になっているか
       どうかを見ます。

    「類想類句」

    「に」という助詞は後ろに静的な動詞がくるときに機能するものであり、「で」は後ろに動的な意味を持った動詞がくるということがわかってきます。
    「炬燵『に』」といったときと、「炬燵『で』」といったときの違いを、理屈で理解できると、どちらを使うのかというときに迷わなくなるのです。

    基本の型
    中七は七音に収めるのが定石です。

    季語の入れ方
    作者の気持ちを表現してくれる季語を探しましょう。
    作者の意図を表現してくれる季語を見つけましょう。

    表現を明確に
    だれの動作なのかを明確にしましょう。
    具体的な言葉を使うことで場面が見えてきます。

    感情語に注意
    喜怒哀楽を表す言葉はそのまま使わず、読み手に想像させましょう。
    「つらい」という感情を述べるのではなく、具体的な現場を描写しましょう。

    効率のよい言葉選び
    情景や場面が浮かびやすいキーワードを探しましょう。
    語順を工夫することで映像が浮かびやすくなります。
    作者の状況を明確にする動詞を使うことで躍動感が生まれます。

    抽象名詞の是非
    明確な形を持たない抽象的な表現を使うのはソン。より具体的な言葉を探しましょう。

    助詞の効果
    「に」を「や」に置き換えたことで生まれる効果を味わってみましょう。
    重ね塗るペンキの文字暮早し
    ↓
    重ね塗るペンキの文字や暮早し

    助詞「で」を「に」に置き換えたり、あえて助詞を取ったり、ケースバイケースで考えましょう。
    管理室で仮眠しており去年今年
    ↓
    管理室に仮眠しており去年今年


    詠嘆の助詞「かな」「や」の違いを味わってみましょう。
    一円を合わす作業に氷柱かな
    ↓
    一円を合わす作業や夜の氷柱


    動詞の効果
    言わずもがなの動詞を省略し、より焦点を当てたい事物の表現に字数を託しましょう。
    雪の日に届く朝刊ゆびのあと
    ↓
    雪の日の朝刊にある指の跡

    表現の精度
    複合動詞を上手に使えば時間の経過を詠み込むことができます。
    誘導の帽子に積もる雪深く
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    誘導の帽子に雪の積もりゆく

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    2026年09月28日
  • 月の影 影の海(上) 十二国記(新潮文庫)

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    よく書店で棚陳や平積みされてるのを見てて、
    気にはなっていましたがスルーしてました。
    この度、ふとファンタジー名作を読みたくなり、
    気になってた本作に手を伸ばす…。

    めっちゃ面白い!!
    文体が自分に合っているのか、
    世界観が波長に合ったのか、
    描かれている描写から、絵が目に浮かぶんです。
    自分なりの映像イメージを掻き立ててくれる!
    そんな素敵な文章。
    読んでいる感覚としては、
    若かりし頃に読んだ『ロードス島戦記シリーズ』
    はたまた、北方謙三の『水滸伝シリーズ』あたり。
    作品は全く違う雰囲気ですが、
    それらの作品から受けたインパクトと
    近しい印象を、本作に持っています。

    さて、第一巻。
    主人公の陽子の置かれている状況と同じく、
    読者にも全容ほとんど見えてこないままに、
    話は進んでいきます。
    陽子に降りかかる数々の災難や理不尽に、
    心苦しさを抱きながら読み進めました。

    私は特に蒼猿の精神攻撃がしんどい。
    自分の力不足や不安や人への不信感に、
    飲み込まれそうになる時に、
    同じような思考に振り回されることがありますが、
    そんな時の自分と重なって、
    じわじわと苦しみが伝わってくる…。
    きっと物語のどこかで、
    蒼猿の存在の意味とか、乗り越えたりとかが、
    陽子が成長する大きなポイントになるのでしょうが、
    そんなところも楽しみにしながら
    次の巻も読んでいこうと思います。

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    2026年09月28日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    全編読み終わってはじめてタイトルの意味がじわ~って心に染みてきました。こういう本好きです。人にススメたくなる本です。
    物語に出てくる人物だけが特別なわけじゃなく、誰しもがその人なりの背景から生まれた52ヘルツの声を聴いてほしいと思っているんじゃないでしょうか。
    他人なんかどうでもいい、自分さえ良ければいいと考える人が多い世の中にあって、声を聴いてくれる存在がどれほどありがたいことか考えさせられました。
    妻にもっと感謝しますm(__)m

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    2026年09月28日
  • なぜ日本が世界に必要なのか

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    西洋の敗北で有名である「エマニュエル・トッド」による最新訳本(2026.9現在)です、これで8冊目となりますが、記録を見ていたら、今から4年以上前の2022年に、現在の状況(ウクライナ、イラン)を踏まえて「第三次世界大戦」状態になっていると看破しているのは、すごい洞察力だと改めて感じました。

    国際連合は、第二次世界大戦の連合国が造った枠組みであり、同盟国が反乱することを抑える仕組みなので、ロシアやアメリカが絡んでいる紛争には全く効果がないのも仕方がないということも徐々に理解できてきました。この本の大事な部分を肝に銘じてこれからのニュースを理解する必要がありますね。

    以下は気になったポイントです。

    ・21世紀において 米国の戦争のスタイルは 技術的には飛躍的に洗練されたが戦争の概念は「非対称性」という植民地主義時代の球体 以前のものに回帰した、軍事力の圧倒的優位という「非対称性」の中で 植民地主義的侵略者側の人的被害は極めてわずかな数に抑えられる一方で、 侵略される側の人的被害は膨大な数に達している。 しかしこの植民地主義的な妄想への回帰 がイランに対する米国の大惨敗を決定づけた。米国が地上戦 なしに空爆 だけで勝利を目指す 中でイランがホルムズ海峡を封鎖し 湾岸 ショックを弾道ミサイルの協議の下に置いた結果、 ウクライナ 戦争ですでに枯渇しつつあった米軍の兵器 在庫は中東でさらに浪費され 米軍は鬱じゃない状況に追い詰められた(p4)

    ・ロシア イラン 中国は米国を がんじがらめにするために今や「連合」を組んでいる、帝国として公開課程にある米国は現在進行している世界大戦で勝利することはできないが完全に撤退することもできない、 なぜなら撤退は「敗北」を意味するからだ、 その敗北はアメリカ国民の贅沢な 消費生活を維持するために世界に経済的に規制し世界から 富を搾取してきた「アメリカ帝国 システムの終焉」を意味することになる (p5)

    ・自然人はドイツでは死滅した それゆえに この国は ナチズムを生み出した、一方日本には自然な人間、 人間らしい人間が今も生き生きと 存在している、 だからこそ日本人は戦争を拒否できると信じる (p13)

    ・こんにちは 我々が西洋に見いだすものは全く別のものである、以前は西洋のリベラルな価値観= 工業生産、 繁栄、 自由、 男女や 米国における黒人と白人の平等、であったが 偽装や価値観を誰も語ることがなくなったのが今日の西洋である、 まず 深刻な現実を直視する必要がある、 それは「 国内産業の空洞化」「 生活水準の低下」「 自由の後退」である(p28)

    ・ウクライナ 戦争の直前 ロシアとベルラッシュの GDP の合計は西側諸国のわずか3.3%であったが、 西側諸国が ウクライナに十分な量の兵器を供給できなかったのに対し 3.3%の方が多くの兵器を供給できた。 つまり この戦争は西洋の 生産性 不足という現実を露呈させた、 同時に 我々が習慣として用いている GDP という数値がもはや物を製造する真の生産力を示してないことも 露わにした(p31)

    ・生産力の衰退は何に起因するのか、 それは 米国・ 英国・ フランスといった西洋の主要国における エンジニア養成の能力の欠如に由来している、人口 が米国の半分以下のロシアの方が 米国よりも多くのエンジニアを輩出している、 これがウクライナ 戦争でロシアが米国に勝利した最大の要因である、 いまだ エンジニア 陽性 能力を維持している日本とドイツはむしろ ロシアに近い状況にある(p32)

    ・西洋の抽出をなしてきた 米国と英国の力強さの源は、 プロテスタンティズムという宗教が持つ「教育の力」であったが このプロテスタンティズム(= 読み書きを重視し 大衆の識字化に貢献)の消滅 が米国における教育の崩壊をもたらした(p33)

    ・ロシア軍が ウクライナに侵入したのは事実であるが、 歴史的な現実を見れば ウクライナを取り込んでロシアの国境にまで至る「 NATO の東方拡大」 ウクライナ人 自身によるウクライナのドンパス地方のロシア系住民に対する武力攻撃、こそが ウクライナ 戦争の真の原因である、 この戦争は基本的に防衛戦争である、という ロシア人の理解は完全に正しい認識である 、筆者に言わせれば ウクライナに武器を提供して戦争を誘発した米国と欧州 こそが 侵略者であるというのが 客観的な事実である (p37)

    ・プロテスタントでは 現世には何の魅力もないとされてきたため に 宗教のゼロ 状態を見出したが、カトリックは宗教としてそれほど厳格ではなく より寛容で人間味のある宗教で「この世界は美しい」という考え方を受け入れる 宗教である、従って カトリックでは偶像は拒絶されず 芸術的な 傑作 に満ち溢れている (p42)

    ・トランプは2つの不可能性に直面している、 すでに敗北している戦争を続けられないが 自らの敗北を認められない。 さらなる 対ロシア制裁を口にする一方で ロシアよりの和平安の受諾を ウクライナに 強要する という 一見不可解なトランプの言動はここから理解できる 、トランプ 政権が ウクライナ 戦争から少しずつ 撤退している様が見て取れる、 しかし 米国の敗北であるという事実は 隠しながら、そうしている。 敗北の責任をゼレンスキー 大統領とウクライナ 国民に押し付けたのは そのためである、 十分な資金と武器を ウクライナに供与しなかったとして責任を欧州諸国に押し付けているのも同様である(p55)

    ・ アメリカは中国に対する経済面で敗北した、 関税 攻撃で中国に圧力をかけようとしたが レアアースの対米輸出規制で反撃されると トランプ大統領は即座に中国に譲歩した、イランへの攻撃はロシアと中国の大国に敗北したという現実をごまかすための目くらましであった(p108)

    ・イランはイスラム 聖職者の国ではなく エンジニアの国である、 だからこそ 彼らは大量の弾道ミサイル や ドローンを製造できた。無人機 「シャヘド」 は、ウクライナ 戦争に革命をもたらしたイランの発明品であり、 ドローンはすでに「現代戦における決定的な要素」になっている(p122)

    ・現在の米国エリート層は「パワー」「プロフィット」「プレジャー」 という 3つの P を最大化するために生きている、 この3つを最大化できる人間こそ 一番優れた人間だと思い込んでいる(p137)

    ・ゴルバチョフ とえりチンによる15年間の大失政によって崩壊してしまった ロシアを再生するために不可欠なのは、 政治 経済 軍事ではなく「子供の教育」 プーチン の凄さがある、彼は教育が疎かになると 国家は滅ぶと信じている(p147)

    ・ ウクライナ 戦争とイラン戦争、 この2つの戦争は別個の戦争ではなく 第三次世界大戦の「南部戦線= イラン 戦争」と「北部戦線= ウクライナ 戦争」 という 同じ戦争の2つの戦線と捉えるべきである、4年前に概念として用いた「 第3次世界大戦」 がより具体的な姿を現してきた(p165)

    ・トランプ大統領やバンス 副大統領がイスラエルのネタニヤフ首相や 閣僚を激しく避難しているが、 これは「この敗北は我々を この戦争に巻き込んだ イスラエルのせいだ」という責任転換である(p166)

    ・現在 北部戦線でウクライナが軍事施設や石油関連施設など ロシア 領内のかなり奥にまで攻撃対象を拡大できているのは、米国が提供する軍事情報のおかげである、 南部戦線で米軍とイスラエルに対するイランのドローンやミサイルによる攻撃化 効果的だったのは、 ロシアが提供する軍事情報のおかげである。 これはウクライナ 戦争の初期段階でロシアがイランから提供されたドローンに大いに助けられたことも関係している、米国のミサイル 備蓄を総合させるという点で イランとロシアは共同戦線を張っている、さらに 北部戦線で米国と戦う ロシアを経済面で支えているのは中国で南部戦線で米国と戦う イランを経済面で支えているのも 中国である(p168)

    ・米国とイスラエルの高価な ミサイルがすぐに枯渇したのに対し安価な 弾道ミサイルとドローンを大量に 温存し 持久戦を辞さない イランの構えが 和平交渉で強気な姿勢につながっている (p170)

    ・リビアの政権は カダフィーの死によって崩壊イラクの政権もサダムフセインの軍事的敗北によって崩壊した、 しかし いずれも アラブ諸国の特徴として 脆弱な政治システムしか有していなかった、 しかし ペルシア系で シーア派のイランはこれとは根本的に異なる 社会である、 仮に ハメネイ氏が暗殺されてもイランの国家体制が崩壊することなどはありえない、 分厚い エリート層と彼らが共有する 愛国心が国家としての イランを支えている(p171)

    ・筆者がウクライナ 戦争の当初から「 西洋が敗北し ロシアが勝利する」 ロシアが勝利すると ロシアが勝利すると確信できたのは、人口が 米国の半分以下のロシアの方が 米国より多くのエンジニアを輩出しているという事実からである、 戦争が長引くほど必要になるのは高価な 最新鋭の兵器よりも大量の安価でシンプルな兵器である、 こうした兵器をどれだけ多く 製造できるかという生産力の戦いになる (p175)

    ・現在の GDP は 実際の生産力を測る指標としてのリアリティーを失っている、今日の米国の膨大な GDP には「 平均寿命の伸びに貢献していないのに高額すぎる 医療費」「 訴訟大国の法外な弁護士費用」「 世界一の収容人数を誇る 刑務所」といった 決して生産的とは言えない サービス部門の GDP がたっぷり含まれている、今日真の生産力を示すものは GDP ではなく「 エンジニアの数」(p175)

    ・非西洋圏で植民地化を免れた国はごくわずかで、日本・タイ・イランのみである(p177)

    ・中国において 少子化が進んでいるが 人口減少による優秀な労働力の不足は、化学工学系の高等教育の履修者の継続的な増加、 AI やロボットによる労働力の代替によって しばらくの間を補われる、 高い技能を持つ 労働力が本格的に減少し始める時期は「2080年頃」である、逆に言えば 中国には2080年まで 米国と対決するための時間がたっぷり 与えられている (p193)

    ・ 明らか なのは、 ウクライナ・ いらん 戦争がある時点で「西洋の敗北」幕を閉じるということである、 これは西洋と敵対する 陣営が勝利を収め、 16世紀以来続いてきた 西洋による 世界支配がついに終焉を迎えるということである。 真の平和は「米国の派遣システムの完全な 崩壊」の後にしか訪れないであろう(p195)

    ・日本は政治的・軍事的な意味において未だに米国の従属 状態にあるが、 米国のシステムから完全に独立した「 言語」「文化」を有しているが故に「強力な文化的自律性」を併せ持っている、 このことが 政治的な 従属と背中合わせの「 知的自立の潜在的可能性」(p215)

    2026年9月27日読破
    2026年9月28日作成

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    2026年09月28日
  • こうやって頭のなかを言語化する。

    Posted by ブクログ

    非常に読みやすくシンプルな本。

    結局は具体↔︎抽象ができれば、言語化力も上がるよねという内容。実践してみたが、自分が普段感じてることがうまく言語化できるようになってる気がする。

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    2026年09月28日
  • メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

    Posted by ブクログ

    すっごいカッコいいおばあちゃんが出てくる。

    田舎町で見つかったバラバラ死体。
    身元不明、見つかった惨状も違和感が残る。
    岩楯警部は新しい相棒と共に捜査を行う。
    一方、法医昆虫学者は通常運転。夥しい蝿もなんのその、昆虫の違和感を突き詰めて真実に辿り着く。
    なんとも言えない真実に、そこまでやるか!?と納得できない部分もあるものの不完全な大人たちのエゴが裁かれるのはスカッとしました。

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    2026年09月28日
  • 陰陽師

    Posted by ブクログ

    映画を見たから興味があった。
    お二人……想定よりずっとマブダチ、なかよぴだね……。読みやすい文体で、摩訶不思議な冒険をしている2人を応援できるのは楽しい。
    そして笛吹の坊ちゃん、すっごいいい人だな。
    読んでいて、この人すっごい善人だ。と感心したから。あまりの善に読んでいて心洗われるかと思いました。

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    2026年09月28日
  • 山田くんとLv999の恋をする(10)

    Posted by ブクログ

    【既刊10巻まで読破】
    最初は『ネト充のススメ』のような作品なのかなと思って読み始めましたが、良い意味で全く別物でした。とにかく山田がカッコいい。

    付き合い始めてからの山田は、まさにヒロイン限定のヒーロー。それを無自覚にやってのけるのが恐ろしいところです……。
    付き合う前と後のギャップが凄まじく、付き合ってからはタイトルに偽りなしの「Lv999級」の甘甘なイチャイチャが楽しめます。こういう尊い関係性を見てほっこりしたい方には間違いなく刺さる作品です!

    現在は休載が続いていてそれだけが残念ですが、未完で終わらず最後まで完走してくれることを切に願っています。

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    2026年09月28日
  • あぁ、だから一人はいやなんだ。4

    Posted by ブクログ

    やっぱりあさこさんって素敵。強さと繊細さを持ち合わせていて、そうなりたいなあと思わせてくれる方です。あと2冊も楽しみ!

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    2026年09月28日
  • 愛知怪談

    Posted by ブクログ

    愛知県の怪談を集めた本。
    ・枯れ尾花の恐怖
    ・お弓橋
    ・切り刻む
    あたりが特に面白かった。
    枯れ尾花の恐怖はオチがなんとも言えず、日常に潜む狂気を感じられてよかった。
    お弓橋は悲恋の物語でこれをベースに一本物語を書けそうな魅力があった。
    切り刻むはそれこそ横溝正史の一つにありそうな人間の欲と妄執が詰まった話だった。

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    2026年09月28日
  • 婚約破棄された悪辣オメガは義兄公爵に執着される: 2【イラスト特典付】【ブックライブ・ブッコミ限定特典付き】

    匿名

    購入済み

    悪辣オメガのふりしてるところが個人的に面白かったですw
    ティモも言ってたけど、私もティモのおとうとかいもうとの誕生待ってます!!

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    2026年09月28日