あらすじ
【電子限定特典として、 描き下ろし漫画(1P)が付きます】
母の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは
大人の余裕と色気を兼ね備えたアラサーの淳。
社会人と大学生。異性愛者の同性同士。
恋愛には発展しなさそうな二人なのに
社交ダンスをきっかけに、晃介が淳に憧れを抱いてしまう。
淳は晃介を優しく気にかけ、二人の距離は縮まっていくが
亡くなった母とそっくりの顔を持つ晃介は、あることに気づく。
──淳は母のことが好きだったのかもしれない。
淳の優しさは母のため……そう思うと切なくて
晃介は、やがて大胆な行動に出る──
初めてを知るばかりの恋を花束のように抱きしめる。
大人になろうと背伸びをした、春めく“歳の差”ラブ。
※本作品は配信中の『春のデジャヴに踊れ』第1話~第5話を加筆修正し収録したものです。ご購入の際は予めご了承ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
語彙力ないせいで上手く伝えられないんですが……凄く素敵な作品でした。綺麗事だけじゃなくて現実的な問題にも目を向けていて、でもそれが上手くまとめられていて読んだ後は心が満ち足りた感じがしました。 物語としてはキャラクターの表現の仕方がとてもシンプルではっきりなところが少し珍しく感じたのと同時に現実味があって良かったです。 この作品がデビュー作だと思えないくらい素敵だなと思います。 完成されていて澄んだ水に触れたような感覚です。 久しぶりに心躍る作品を読んだというか、これまで読んだ作品も素晴らしいものばかりだったけれどそれともまた感覚でした。 沢山の人におすすめしたい作品です。
優しいお話
最初から最後まで、とにかく優しいお話でした。
性別じゃなく、人を好きになるってお話ですね・・・ただ…なんで、そんなに惹かれたのかは…いまいち。
それでも、「?」「???」と思う事も無く、スーと入ってきます。
何度か読み返すうちに、わかるのかな…
Posted by ブクログ
試し読みで以前から気になっており、カートにはずっと入っていたのですが、なかなか買うタイミングがなく今になってやっと購読しました。
結果、どツボすぎて電子の後に紙媒体でも購入しました。
悩んでいる方は迷わず買ってください!!!!(大声)
『綺麗』
この一言に尽きます。
絵はもちろん、ストーリーやキャラクターの心情や家族愛、装丁までも全てが綺麗。
歳の差ノンケ同士の恋模様を描いたお話ですが、ノンケだからこそ、
歳の差があるからこそ生まれるすれ違いや悩みがリアル。
綺麗事ばかりではない世の中で、一緒に生きて行こうとするふたりの覚悟を魅せられます。
だからといってバッドエンドではなく、スーパーハッピーエンド。
個人的には、重要な告白シーンではページ上に台詞が少ないのが読みやすく、好きでした。
久しぶりに素敵な作品に出会えて幸せです!
またいつか、淳さんと晃介の物語の続きがみれますように。
良かった…
試し読みで気になって選んだ自分を褒めたい。絵がきれいできもちが丁寧に描かれているのが良いし、2人のダンスシーンがほんとにステキ。
お父さんの言葉に泣けました…
ダンスシーンが美しい
すごく良かった本当に…!
お互いがノンケであるにも関わらず、性別を凌駕する魅力にあてられて恋に落ちて行く感じが繊細に物語として描かれていて素敵だった。
教室で好きと伝えた晃介の勇気もすごいし、簡単に好きと伝えられなかった淳さんが、全てを包み込むように最後に好きと伝えたのも良かった。
突然の出逢い
XのTLに発売日カウントダウンのアニメーションが流れてきて一気に惹かれて試し読みから続きが気になり
即購入しました!
感想は…最っっ高でした!!
おどる先生に出逢えて良かった!
推し作家さんが増えて嬉しい!今後の作品にも注目したいです。
あ、将来別れるかも
キャラクターや設定は魅力的で線も綺麗で絵柄が好みです。だからこそ少し惜しいと思いレビューを書かせていただきました。
まっすぐ読み進めていたはずなのに、所々読み飛ばしたかな?って思うような心理描写の飛びがあって引っかかります。心理描写も明確ではなく、淳さんが晃介に花先生の面影を見て惹かれたのはわかるし非常に良いきっかけだと思うのですが、そこから晃介を好きになるまでがあやふやだなと感じます。若い晃介に後悔して欲しくないから突き放したり試すようなことをしたりしていましがどうも晃介に流されて付き合っているような気がしてなりません。もちろん最初は流されたけど相手を好きになって…のパターンはありますがそれがあまり明確に描写されていないような感じです。淳さんが大人の余裕というよりは上辺だけに見えてしまい、盲目に恋している晃介がかわいそうになってきます。もちろん、とりあえず付き合ってみて、とかまずは上辺だけで相手を知りながら、とか色々な方向性のBLがありますのでどれが正解とかはないのですが、本作では全てが曖昧で中途半端なので、読み進めれば読み進めるほど「あ、これ将来別れるかも」と思うのです。子供好きで子供を望む描写がさらにそう思わせます。子供を望むけど今はお互い愛し合ってる、と着地させるならともかく、やはり特に淳さんの熱意が見えず晃輔だけが盲目な恋愛をしていて上辺だけの“好き”だけに見えて全てが不安要素でしかないです。
花先生の面影を追って晃介に興味がわいた→突いてみたら晃介の可愛い面と若さ故の不安定な面を垣間見れて興味がわいた→年齢差や社会的立場を考えると将来が不安→困難は多いが晃介を幸せにしたい一緒にいたい というシンプルな流れでいいのになと思うのです。淳さんが晃介を好きになる動機付けが薄く、揺るがないなにか1本の強い芯みたいなのが欲しい。 面影は同じだがステップが違う、一緒に踊ってるとどこへでもいけそうな気分になる、とか、唯一無二が欲しいのです。
冒頭にも示しましたが、設定も絵柄も好みです。だからこそ本作の2人には末永く幸せになってもらいたいのです。もし今後またこの2人と物語の中で出会えるならばどうか強い絆で結ばれていることを願います。