すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
面白かった。
こういった頭脳戦的な作品は、形式に限らず深く考えずに楽しむのが、私の中では一番。だから、ルールを確認して頭に入れるのは勿論だけど、そこから先は意図的に進まないようにしてる。それでも少しは自分ならどうするかを考えてしまう。だからこそ、こう言う作品では自分の更に上を行って欲しい。全てがそうであったのは言わずもがな、特に表題作である「地雷グリコ」では、自分が予想したことが真兎によって行われたけど、更に上を行ってくれてすごい楽しかった。
同じような心理戦の作品として「賭ケグルイ」があって、私はその作品も大好き。比べられることもあるかもしれないけど、本作にある魅力は、主人公である真兎の人間 -
Posted by ブクログ
生活の苦労はないけど、不自由
生活の苦労はあるけど、自由
そして満たされない愛への渇望
合理性という理由で始まった結婚だけど
結局お互いの欲求だけで、破綻する関係
徐々にお互いを思い合って、かけがいのない二人になる関係
以前は矢を放っても家の中や職場学校などの閉ざされた空間の中で戻ってきたものが、今やインターネットによって、縦横無尽に飛び出し、誰彼となく突き刺す。そして自分が射った矢が、誰を射抜いたかも気にせず、射ったことすら忘れる。
櫂は火花、先生は海
この海に帰るなら怖くない
と言う最後の言葉が好き
いろいろなテーマがあって、何度も読みたい本 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「一将の弟、荻野先生に怒られて泣いてたよ」
幼馴染の咲良にそう言われた。
弟の将人は、大縄大会の朝の練習に参加しなかったことで怒られたそうだ。先生は「できない子は来て」と言っていて、将人は自分は大縄跳びは(他の競技よりは)できるという認識で行かなかったということだった。
事件はそれだけでは終わらなかった。
将人のクラスメイトが将人に大縄大会に出るなと言い、将人はそれから学校に行けなくなった。正義感の強い咲良に促されて色々なところに訴えたり、親や先生、PTAも事件に関わってきたけれど要領を得ない。
そんな中、ある先生が言った「学校はだれのもの?」という言葉がずっと引っ掛かっている。学校は僕たちの -
Posted by ブクログ
ネタバレ仏教ではそれほど重視されていない、「仏陀の生き様」を、自分の経験や体験をフィルターにして読み解いていくことで、仏教の教えが生まれた背景や理由をより強く「体感」し、腑に落とすことを目指す試み。
著者の藤田一照さんは著名な禅僧であるが、単に座禅を組むだけでなく、ボディワークなどを通じて、より体で座禅「する」アプローチを取られることで有名だ。また、一照さんは合気道をはじめとして、武術にも造詣が深い。武術の稽古も同様に自分の体感を通じて腑に落とすという営みであることから、一照さんが仏陀の生き様を「体感」することが大切だというアプローチを取られるのは納得がいくところだ。私も合気道を稽古する身。このアプロ