【感想・ネタバレ】アルジャーノンに花束を〔新装版〕のレビュー

あらすじ

世界中で愛されたベストセラーを新たな装いで!

幼児なみの知能しかない32歳のチャーリイはネズミのアルジャーノンと同じ手術を受け超天才に変貌する。全世界が涙した名作の新装版

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Posted by ブクログ

訳が不自然だったり難しかったり、カタカナの名前がしっくりこなかったりして外国の作品は敬遠していたが、後悔した。
脳や知能、発達とかそういう生物学的な話も普通におもしろかったし、ヒューマンドラマ的なところもよかった

後半しんどかった。理解できるようになると苦しみも増えるけれど、かといって無知のままの方が幸せなのかと言われたらうーーんって感じ。本人が幸せだったらそれでいいんだろうか

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

チャーリイはみんなと同じように人間として扱われたかった。りこうになりたかった、周りのみんなに認められたかった、仲良くなりたかったという思いが随所にあり、とても心が痛みました。
最初のひらがながたくさんの文章や知能レベルが上がった後の表現が難しかったり、読むのが大変なこともありましたが、最後まで読んで良かったと思わせられる作品でした。
どうかチャーリイが幸せを感じながら穏やかに余生を過ごすことができていることを願わずにはいられません。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

改めて読み直したくて、新装版も出たのでちょうどいいと思い購入。(まったく本題には関係ないが、値段にインフレを感じた。)

チャーリィの身に起きたことは、まったくのSF的なフィクションなのだけれど、
たった数ヶ月のその話は、人生の早回しのように感じる。
終盤の、アルジャーノンを見送ってから、彼自身もまた知能が衰えていくなかで、自暴自棄になっていく様は、自らの行く末を受け入れられない苦悩で、最後のウォレンへ自ら行くところは、死を受け入れたかのように見える。
チャーリィの最後の言葉、お世話になった皆に向けた言葉は優しさにあふれていて、自分の行くすえを受け入れてなお、そんなふうに人に優しさを向けられる素晴らしさに感動する。

いろいろと書いては見たけれど、色んな風に読める話ではあるし、だからこそ、何度も読みたい名作だと思う。
チャーリィとアルジャーノンへ花束を

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

ドラマを何回か観たので内容は知っているのですが、実は原作を読んだことがなく…新装版が刊行されたタイミングでジャケ買いしちゃいました✧*。
値段を見ずレジに持って行ったので、お会計の時に二度見してしまった…!
文庫なのに約2000円でしたΣ(  Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙

幼児なみの知能しかない32歳のチャーリイはネズミのアルジャーノンと同じ手術を受け超天才に変貌するがー…。

ドラマと原作とでは内容も感じ方も全然違って驚いたし、やっぱり原作の方がチャーリイの変化をよりダイレクトに感じられた。

かなり極端に描かれているけれど、チャーリイが経験したことは私も見に覚えがあるし、きっと誰しも経験があることだと思う。
現実の私たちはチャーリイとは違って、もっとゆっくり段階的に起こるから気付きにくいだけで。
そのことがいいことばかりではなく、知ることが楽になることではない、というのがものすごくリアルだった。
知ることで傷つく側面もあるけれど、だからこそ自分で意味づけを選べる余地も生まれる。
自分が思い出してしまった辛かった過去をどう捉え直すのか、考えるきっかけになった。

そして彼の視点から見る登場人物たちの印象が、どんどん変わっていく。
優しさだと思っていたものが、実は同情や見下しだったり、厳しさの裏に、不器用な愛情が見えたり…。
人はやっぱり一面的には捉えられないし、見る側の理解度や立場で見え方が変わるんだということを改めて感じた。

人間性の一部は知性によって拡張されるけれど、知性が上がったからといって人間性が必ずしもよくなるわけではない。
むしろ人間性は完全には後付けできないものである、ということが印象的だった。

またチャーリイの母の姿も心に残った。
子どもを思う気持ちがあっても、一歩間違えれば子どもを深く傷つけてしまうということが、私自身が子どもとして経験したことでもあるし、親として考えるとやっぱり怖い。
彼女の「普通であってほしい」という願いにはめちゃくちゃ共感した。
もちろん世間体を気にしてのことではなく、子どもが生きやすいようにという願いから普通を求めてしまうんですけどね。
彼女の気持ちの根底にもこういう思いがあったのではないかな。

賢さだけを追い求めるのも偏りであり、楽しさだけを優先するのもまた別の偏りになり得る。
人間にとって大切なのは、人と安心して関われる力と、自分で考えて選べる力、その両方がちょうどよくあることなのではないか。
だからこそ、子どもには何かを一方的に教えるのではなく、安心して人と関わり、自分で選ぶことができるような環境を整えることが大切なのではないかと思った。

読み始めは「絶対泣くんだろうな…」と思っていたけれど、意外にも泣かなかった(!'o'!)
読後、この物語を静かに受け止めた。
やっぱり結末を知っていたというのが、大きかったのかも…。
それでも失われたかのように思われたものが実は残っていて、あの経験があったからこその…というラストはとてもよかった。
私は一つの救いだったんだ、と捉えました。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

チャーリーの知能が上がっていくにつれて周りの人との関わりの変化やずれが生じていくのが感じられ、知能は人を孤独にさせるものでもあるのだと実感した。また、経過観察という名目で語られるため、字の誤りやひらがなだった文章が知能が上がるにつれて目に見えてわかるように変わっていくのが特徴的だった。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

こんなにも胸を打たれた小説があっただろうか。
孤独と愛の描き方が秀逸。
人工的に知能を与えられ、世界を知っていくチャーリイ。その世界は彼がこれまで思い描いていたものとは全く違っていた。それ故の苦悩。
さらには、高度な知能は一時的なもので徐々に廃れていくことをアルジャーノンから悟る。身につけた能力をどんどん失っていく。
誰にも共感して貰えないという孤独感に苛まれる。
もうずっと苦しい。アリスやストラウスなど寄り添ってくれる人がいる。けれどもそれを拒絶してしまう。貴方には私の苦悩は分からない、と。
こんな経験をつい最近したからか、非常に共感して苦しくなった。人それぞれ違う人生を歩んでいる。だから共感なんてものは所詮表面的に過ぎないのだが、それでも人に寄り添い続ける心がなんと尊いものか。
チャーリィには作中で様々な苦難が待ち受けるが、最終的に周囲に対する無償の愛を忘れなかった。アリスもストラウスもニーマーもアルジャーノンも、きっとチャーリィに救われただろう。
最後の一文が、この小説をこの小説たらしめており、涙が止まらなくなった。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

途中まで苦しくて、人間の醜さがテーマの話なのかと思った これは単純に主人公が成長したとか何か変わった、ではなくて、津波が山を飲み込んで更地にしてしまったが海の水位としては元に戻ったのような感じがする 
知性に比例して優しさが欠如したことが書かれる一方で、今までの無知による優しさから意識的な優しさを獲得する転換点があり、それが知性が失われた後にも残ったというのが暖かいきもちになれて良かった

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

知らない方が幸せなこともあるし、知ったら知った分だけ分からないことは増え、辛いことが多くなるのは往々にしてあることではあるが、それでも人は知りたいという飢えには抗えず、辛い道を自ら進んでしまう。
それでも、得たものを失いたいとは思えないのが、それに価値が必ずあるということを証明しているのではないか。
しかし、最終的に人が求めるのは人との繋がりであることは忘れてはいけないと感じた。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

 有名作品だが初めて読んだ。
 知的障害者への偏見、科学と人権、知能偏重、愛着不全、心理療法……いろんなふうに読める。

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アルジャーノン。このネズミから自分の人生の結末を悟ってしまうのは、あまりにも辛く、どうしようもないことなのだと思う。頭が良くなったチャーリィとそうではないチャーリィ、この2人は本当に同じ人なのか疑うくらいの変わりようだが、一概にどちらが良いとは言えない。知らぬが仏、この言葉が頭に浮かんだが、これも違うように感じる。自分のことは自分が1番知っているの代表例。また、チャーリィを取り巻く登場人物の変化がとても面白かった。パン屋の人たちはなぜあそこまで優しくしてくれたのだろう。これも同情からなのだろうか。
ついしん、アルジャーノンに花束を

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2026年04月14日

Posted by ブクログ

大好きだった!本当に高校生のうちに読めてよかった。知的障害のあるチャーリーが、ある実験をきっかけにどんどん頭が良くなっていく物語で、最初はひらがなばかりで文法も不安定だから正直かなり読みづらかった。途中で挫折する人が多いのもわかるけれど、半分くらいまで進むと一気に読みやすくなり、内容の深さにも圧倒されて大感動だった。
本を読むことの大切さ、人間関係、学ぶ意欲など、人生における大事なことをたくさん考えさせられた気がする。原作の英語版もぜひ読んでみたい!

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2026年04月04日

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