すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
流石は人情噺の名人、朝井まかて。いや読ませる、読ませる。道具商、つまり今の時代でいう骨董屋。しかし骨董品なんて、その昔、いや今もやってるのか、『なんでも鑑定団』で和服着た親父が「良い仕事してますね〜」とか言って高値を付けたり、これは贋作でお金にならないなどというのを見て、いや人間、欲を掻くと碌なことにならんな、国中に恥を晒すと思っていたが、この本を読んだらやってみようかなどという良からぬ気持ちが芽生えてしまった。
主人公は寅蔵、碌でも無い奴なので皆んなからドラ蔵と呼ばれている。住んでいた大坂で厄介ごとを背負い込み、親に勘当されて江戸まで出て行く。作中の大坂弁が実にいい。町田康の饒舌とはちょっ -
Posted by ブクログ
ネタバレとても面白かった。
トランプ現象の予言をしたということで再評価されたリチャードローティというアメリカの哲学者の考えを紐解いてくれる1冊。
柔らかい語り口で丁寧に説明されるので、難しいところもありつつ、とても面白く読んだ。
本質や普遍性に裏付けされた何かを求めるのではなく連帯を、という話では、人権が人間の普遍的な価値、としてしまうと、相手を人間と見做さない場合には人権がある存在として認めない、という現象につながりえるので、残酷な行為が行われることの予防線にはならない、というような指摘で、確かになぁ、と思った。人権は大事な人類の発明、概念だけれど、人権侵害だ!というときに、なんだかあまり有効 -
購入済み
感情を激しく揺さぶられる!
3巻も相変わらず感情を激しく揺さぶられた。
登場人物たちの複雑な心情や言葉遣いが刺さりまくる。
特に書き下ろしの「愛している」という言葉がない時代のシーンが本当に大好きで、言葉を使わないからこそ滲み出る溢れんばかりの情愛に胸がキュッとなった、こふで先生の描く表情や空気感の魅力を改めて実感。一読の価値ありです!
また、江戸の威勢の良さ、「口に油がべったり塗ってある人に教えるもんですか!」
「だぁれが口を滑らすだって⁈」
粋な軽口をさらりと言い合える関係や、そうした一瞬の言葉遊びを楽しめる感性も見どころの一つだ。 -
Posted by ブクログ
なんだか何気なく読み始めたこのシリーズだが、とても勉強になる部分が多く、鮫島さんの言ってることも深く理解できる部分が多くて、しっかり読んでしまっている。
きっと鮫島さんは、会社としては扱いにくい人間で、正直に言えば目先の売上だけ見て欲しい部分があると思うが、お客様が何を求めているのかという思いを常に持っていて、それを探求し続けるのがすごいし、それが新しいお客様の獲得になるんだなと思う。
自分も目先の売上なり対策に目がいきがちだが、それと同時に先も見ないといけないなと思った。
また、枡家のお母さんの話は、なんだかすごい心に染みた。
色んな思惑や策略が蠢くなか、母の愛だけは確かなものなんだなと -
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Posted by ブクログ
面白い。ポル・ポトがやばいのは知ってたけどカンボジアの歴史はよく知らなかった。
革命思想は分かるけど、理想と現実は明確にしなければというか、思想に近づけるために現実の認識を曖昧にして近づいたことにする、という方法では全く良くなっていかないと思う。
農民的に生きて全てを自給自足というのは分かるけど、その為に知識人や異を唱える者を全員殺してしまってはまともな社会は成り立たない、どんな時代にも医師や薬剤師はいただろうから。
思想自体は悪くない気がするけど、現実にどう落とし込むかが全てなんだなあ。難しい。
ストーリー自体も面白かった。ロベーブレソンの村での出来事は百年の孤独のようなマジックリア
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