瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ第一章はみちるがいじめに加担してしまった後悔とまた新たにいじめが始まるかもしれない予感で包まれていましたね。一章ではいじめが始まる予感程度だったが、第二章からは本格的にいじめが始まるようになってしまいました。しかも、「このままではダメだ」と訴えたみちるがいじめられるようになってしまった。事態が深刻さを増していく章だったように思えます。第三章はみちるがいじめに心が折れ、学校に行くのをやめそうになる話でしたが、父親に頼っていいことを学んだ彼女は、学校に通い続けて戦うことを決意する流れが綺麗でした。第四章は、優子が教室ではない場所に身を置いて、安全な場所で過ごす上で感じた怠惰な気持ちが描写されていました。生きているのに生きていない感覚。時間を無駄にしている感覚。「このままじゃダメだ」と奮起するまでの流れが綺麗にまとまっていたと思います。最終章は少しだけ前向きになったみちるが瞬に向き合ったり、斉藤君が頼れる仲間を作っていたり、優子が変わろうとしている瞬の背中を押すようになったりと、完全にいじめがなくなったわけではないけれど、良い兆しが見えて物語が終わったことが良かったです。立ち向かう勇気と強さを兼ね備えたみちるや人の弱さに寄り添おうとする優子の真っ直ぐさが心に沁みる物語でした。
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Posted by ブクログ
私はもともと教師になりたくて大学時代は教職を取った。学校という世界だけでは自分の視野を狭めるのではないかと一般企業に入ったが、そのまま教師になることなく今に至っている。
本書では瀬尾まいこさんの教師として経験した日々(学生時代もチラホラあるが)を書き綴ったエッセイである。多くの生徒や同僚の教師、保護者との関わりが今の瀬尾まいこを作り上げていることが分かり、そして何より文体や出来事が温かい。読めば読むほど教師としてのやりがいや喜びの一端を感じる。辛いことも多いことは言及されているが、それでも尚、教師という職業の素晴らしさが伝わる。特に好きなエピソードは『T先生』『図書室の神様』。
教師という道も悪くない。